なぎのあとさき

日記です。

初動

2019年10月27日 | 日々のこと

たいふうだかにゃんだかちらないけど、にゃんとかするのがちもべでしょ!
あたちをこんにゃめにあわせて、どーちてくれるにょよ!

ボーゼンとしつつも、猫たちと無事に朝を迎えられたことに喜びを感じ、家に戻ると水がひいてたので、無事だったテーブル上に猫たちの居場所を急ごしらえして家に戻った。

ビーはすぐ、ぐっすり眠って、こんな状況でも猫は家がいいんだなぁ、と、病院に預けることも考えてたけど、家で寝させておくことに。

モンちゃんは怯えがおさまってなくて、これまで見たことない表情、ちょっと目を細めるような面白い顔してたけど、写真撮る余裕はなかった、と思ったらちゃんと撮ってた。


にゃんかしゅごいよるをすごしてきたんだぜ!
やっとおうちにかえれたけど、にゃんだかいつもとちがうんだ


さすがのおれも、つかれたぜー

家の中は、いろんなものが水に浮いて移動して散らばりまくり。床もモノも泥水まみれ。
どっから手をつけていいかわからない。

弟と甥っ子、Eちゃん、上の階の人たちが来て、水のかきだしをやってくれた。
何すればいい?と聞かれても、私もわからないので、何でもやってー、と。

何しろ私は掃除が大の苦手。どうすればいいかなんてわかるわけない。ダーも同じ。
弟が、びっくりするほど頼りになって、掃除をしきってくれた。
甥っ子も、大人と変わらない力持ちで、重い荷物を運んでくれた。

ほんとはゴム手袋、マスク、長靴でやるべきだったのに、そんな気も回らず、素手素足でやっていた。

それに奥の部屋から順にやってくのが効率が良かったんだけど、奥に猫の居場所を作ったため、手前をきれいにしてもまた奥の泥水でまた汚れる。
てこずった。

猫のご飯場所、水場、トイレがいつもと違うとこにあるので、ビーはご飯を食べない。水も飲まない。
モンちゃんは怯えた顔してても、パクパク食べた。

知らない人々がどかどか来るし、窓も玄関も開けっ放し、私は猫たちが気になって、手を止めるひまもない中、ちょこちょこ様子見てた。

お昼はYちゃんの差し入れのお弁当を外で頂いた。ご飯食べるモードにならなくて、あまり食べれなかった。
ダーも、文字どおりご飯が喉を通らなかった。

Eちゃんは、いてくれるだけで、声を聞いてるだけで癒された。
腰わるいのに、いろいろやってくれた。
夕方、M子ちゃんも差し入れや掃除グッズを届けてくれた。
ほんと、みんなありがたかったなー。
初日、ざっくり全部の部屋の水出しはできた。

マンションの住民たちの人となりが一気にわかって、ちょっと面白かった。
同じ被害に合った1階の住民たちと何度も外で会って話してたけど、みんな笑ってて、明るかった。

Aさんがすぐに罹災届けをまとめて取りに行ってくれて、まとめて提出しに行ってくれて頼もしかった。

上階の人はいい人は本当にいい人で、手伝ってくれたり、必要なものないですか、と声をかけてまわってたけど、ほとんどの人は我関せずの東京砂漠だった。

ベッドのマットレスも浸水してたから、リビングにブルーシート敷いてお客フトン敷いて寝たのかな。よく覚えてない。
停電が続いてた。
暗くて夜は作業できないから、残りのお弁当を食べて早めに寝た。

浸水に比べたら、停電なんて大したことなかった。ほとんど気にならなかった。

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配電盤が水没したらしくて、エントランスでは電力会社の人がせっせと水を吸い上げていた。

月曜日、雨。
ぐっすり寝たビーは、起きてカリカリをむしゃこいしたので一安心。水も飲んだ。

一刻も早く泥水を拭いて、猫の動線を作ること。
それに浸水の水は、雨水管から溢れた水に油も混ざってて、時間が経つにつれ臭くなる、私はサバイバルには強いほうだとわかったけど、臭いにおいだけは無理。

浸水したものは捨てて、床を拭く作業がこの後延々と続く。
朝からご飯も風呂もトイレも忘れてひたすら捨てて、拭く。
買い物行くひま、ネット見て注文するひまなんか全くない。

ママに来てもらうのは気がひけた、というのも、ママは私よりショック受けそうだったから。でも、引き出しや押入れの中の作業となると身内にしか頼めないし、掃除のことで誰より頼れるのはママだ。

パパママに来てもらった。
ママはほぼ手付かずだったキッチンと格闘してくれた。
私は猫の動線作りと、リビング掃除をパパとした。

ダーが何してたのか覚えてないけど、ダーは「保険の書類がない!」とか頭抱えてパニクっていて、しょーもなかった。

消臭グッズを買いに薬局に行って、浸水の水はキッチンハイターか逆性石鹸で消毒しなくてはいけないと聞いて、逆性石鹸は売り切れだったのでキッチンハイターを使うことに。

水拭きの後、ハイター拭きすると臭いが消えた。パパは股関節が悪いので気を使った。リビングを一通り拭いて、寝る場所が前日よりまともになった。

ママは角煮や野菜もいろいろ入ったお弁当を作ってきてくれていた。
食欲のことも忘れてたけど、ママのご飯は本当に美味しくてたくさん食べれた。
花火で親孝行できたと思った1週間後に、何十倍にして返されてしまった、親は偉大なり。

停電は続いてて、暗くなってパパママが帰った後、銭湯に行くのを楽しみにしてたのに、ダーとケンカになった。

結局行った。
昭和感満載の銭湯で、ランドリーで洗濯もした。
エアコンも壊れてて夜は寒いので、お風呂であったまって最高に気持ち良かった。

ダーの遠方きょうだいLINEで、雑巾のためのいらないタオルと古新聞の支援のお願いをした。

ダーはパニクってしょーもなかったけど、私も自分じゃわからないけど疲れきってた上、後で気づいたけど鐘前だったので、たぶん相当変なテンションで、何かとダーにキレてた気がする。
帰り、家まで歩きながら、なんとか仲直りした。

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