なぎのあとさき

日記です。

ミニマルへ/6日目

2019年10月30日 | 日々のこと


昨夜は、押入れに避難させてた殿モンチの祭壇を作った、玄関に!
棚類がないので、安全な場所が靴箱の上だけだったので。
ネコメンタリーで竹内さんが、玄関に猫の遺骨を並べていて度肝抜かれた、「帰ってくるとき迷わないように」といってた。
殿モンチは2匹一緒に布をかけてるので、パッと見は遺骨とは分からない。
まわりにいろいろ飾りつけ。

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今日はいい天気。
モンちゃんは朝の散歩に出たけど、また納得いかない顔で戻ってきた。外でも家でも大忙し!きれいに敷いたシートをスパーンと蹴っ飛ばす。

押入れ用の衣装ケースが届いて、服もかなり片づいた。

被災は肉体疲労はすごかったけど、メンタル面は鐘前がからんだ時以外、ふだんとそう変わりなかった私だけど、一つ大きく変化したことがあって、物を持たない暮らしをしたい!と思うようになったこと。ダーもそう思うようになってる。

2人とも、もともと物に執着がないわりに捨てられない性分で、おかげで腐海掃除に苦戦しまくった。

今回、大量に物を捨てたら、部屋も広くなるし、掃除しやすいし、どこに何があるか分かるし、いいことだらけ。
本が周りにないのはちょっと寂しい気もするけど、読みかけの本が数冊あれば、、、といっても、無事本は押入れにごっそり入ってるけど。
捨てて後で後悔するのは本なんだよね。
ダーは一度捨てたドラゴンボールを買い直して、今回また捨てたけど、後にまた読みたくなるだろうなー。

なので、買い替えも最小限。

夜、冷蔵庫を借りにお隣に行って、お土産までいただいた。

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ふむふむ


いしょがしーんだぜ!

6日目、18日金曜日。
体重計が届いて、さっそくビーを測ったら、0.3キロ減ってた。
1週間で0.3は一大事だけど、台風の日からこれだけの環境の変化のもとでの下痢と食欲不振の後では、想定内ではある。

前日に和室の腐海除去が完了してやっと、猫のご飯場所、水場がもとに戻って、その頃からビーはカリカリを食べるようになった。
ご飯場所、水場の位置は猫にとってやっぱり重要で、勝手に移動されるのはたまったもんじゃなかったのであろう。ウンチも固まりはじめていたんで、病院には行かずに様子見。


被災した猫たち


19さいになってこんにゃめにあうとはね!にーたんあたちをまもってね!

この後、腐海除去が進み、猫の居場所が増えるにつれ、ビーは、どんどん調子を取り戻していった。猫って思ってた以上に強いなぁ、と日々実感していた。

下痢については、メルカゾールあげ損ねが一度あったので、そのせいだったかも。


ちゅーるもつづけてはたべにゃいからね!

この日はリビングの隅ずみまで掃除。
オーディオラックもどかして掃除、そのために浸水したアナログを捨て、無事CDも棚から出す。
まだ日本にレゲエのレコードが少なかった頃に集めてた、ロックステディやダブ、ジャッキー・ミットゥーたち、ジャケがダサくてかわいいのに。
一応、中の盤は新聞紙に包んで保留。
ママ「もー全部捨てなさい!」「ママには分からないよ!レゲエを愛する人の気持ちなんて」「ホコリかぶってるのがわからないわ!」「ごもっとも、、、」
ターンテーブルの上も物だらけで、最近アナログ聞いてなかった。


さらば我が青春のレコードたち

本も、私「老後に読もうと思ってた本がー」、ママ「老後にそんな細かい字なんか読めないわよ!」「ごもっとも、、、」

リビングの隅っこは猫砂が腐海をガードしていた、、、フローリングの目地をタワシでこすりつつ、いや、これまで猫がウンチをこすりつけたとて、目地なんか気にしたことなかったぞ、、ゲロだって、、ヤニに比べたら腐海なんてサッと落とせるぞ、、

↓これはさすがに腐海汚れ


ムッフー!いしゅうがするぞ!


モンちゃん!足に泥がつくからやめてー!

ママも浸水関係ない壁の汚れが気になって、せっせと壁磨きしてくれた。

リビングのハイター拭きの後、余力があったので倉庫部屋の床もハイター拭き。
ママは疲れきってしばしダウン。
夜はUber Eatsでケンタを出前。雨の中15分で来てくれた。ビーはいつものようにケンタをかぎつけて輪に加わり、衣を取った中の白い肉を食べた。

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7日目、19日土曜日。1週間が過ぎた。
ママは3泊して、血圧の薬を忘れてきてたので土曜の朝に帰った。
ママも私も体力的に疲れきって体のあちこち痛くて、帰り際「Nが心配だわ」と、泣いていた。
ママのことは何があっても一生私がめんどうをみよう、と思った。もともとそのつもりだったけどね。

保険会社の人が来て査定して、ひと安心。

週末だったので、初日に来たみんなが勝手に来てくれた。

ダーと私は寝室の掃除。
弟と、部活が終わって自ら「来たい!」といってくれた甥っ子には、外の洗い場でオイルヒーターなど、洗い物を頼み、新品のようにきれいにしてくれた。

エアコンは室外機水没で動かないんで、オイルヒーターはこの後めちゃくちゃ活躍。

あと、ベッドフレームはスチールなので無事で、その上に置くベッドボードは布張り部分が浸水して気持ちわるかったので、なんとかはがして木だけの状態にならないだろうか、とお願いしたら、見事にきれいにはがしてくれた。

ベッドもこの後、マットレスはないけど大活躍する。

Yちゃんも、ゴボウとカボチャの煮たのとかまた作ってくれて、弟家族にも一生頭あがらん、へいこらします。

Eちゃんがドンクのパンとソース、コーヒーでお昼を用意してくれて、和みの一時。ぐちゃぐちゃなキッチンをきれいにしてくれた。


空気のわるさもだいぶおさまり、部屋でご飯食べれた。

最初のほう、ろくに使えなかったダーもやっと掃除のコツをつかんでたけど、二人でやってる寝室掃除は暗くなるまで続いた。

いろいろと進展し、全部屋の床掃除も終わり、Eちゃんのお茶をみんなで飲んで楽しくおしゃべりして、モンちゃんも混ざって愛嬌をふりまき、夜はMちゃんがおにぎり、フルーツ、除湿剤など届けてくれた。ママも夜までいたら、もっと安心して帰れたのにな。


ありがたき差し入れ

ビーもウンチ固まってご飯食べてるし、私も鐘が落ちついてイライラすることもなくなった。

夜、私が寝た後、ダーは人知れず毎晩ビーをポンポンしてたらしい。

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秋雨/5日目

2019年10月29日 | 日々のこと


被災から2日目の朝、寄り添ってた二人。


ねーちゃんがおれをきょひらない!

また雨。この10月はよく降るなあ。梅雨がおして秋雨が今来てるのか。

今日は朝のスムージー復活。野菜不足を一気に解消できる。

仕事も通常に戻り、久しぶりににゃんたに会った。冬に向けて太り始めている。

冬へと季節が動くとき、ビーは鼻水くすくす、まず小青竜湯、止まらなければビブラかな。ご飯はナマリもカリカリもよく食べた。冷蔵庫がないので、ナマリは小分けにしてお隣の冷凍庫に入れさせてもらっている。お隣はすごく気さくでいい夫婦で、旦那さんは定年すぎて悠々自適な人なので、あがりこんではおしゃべり。お隣も着々と家具が新入荷している。

超お気に入りTシャツ、初めて着たその日に、ビーを抱っこしたら爪をぶっさして2ヵ所穴を開けよった、、、そんくらいするよね、ストレス多かったもんね、ちもべ業にうちこんでるわけにもいかなかったしね、、、

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5日目、17日の火曜日は、初日に畳を捨て、泥出しと水拭きだけしてた和室をハイター拭き。押入れの下部分はほぼ浸水してたので、物をどんどん捨てた。
紙物と服がほとんどで、入れっぱなしで忘れてたような物ばかりで、一気に片づいてスッキリ。
押入れ内の泥出し、水拭き、ハイター拭き。

ダーは、初日にケガした指が腫れてきて痛いというんで、病院へ。腐海は雑菌だらけだから、放っておくのは心配だけど、ダーはガラケーなので、病院探すのも被災写真撮るのもLINEでダーの弟妹たちと連絡取るのも私なのに、この猫の手も借りたい時に病院行くかねー。私がキレるのもしょうがない。

鐘が鳴って、貧血で頭痛も腹痛もひどくて、ママが使い慣れないキッチンで鍋の取っ手のプラスチック部分を焼いて、ただでさえ悪い空気がより悪くなって、この日は一番ひどい状況で、今思えばしんどさのドン底だった。

ビーはリビングに避難させてたけど、あまりの空気の悪さに、猫用マスクとゴム手袋があればいいのに!と思いつつ、何度も様子を見ていた。
ブルーシートの上にたたんだ布団の上に置いた毛布の上で、爆睡してた。
ご飯も食べず、ひたすら寝てた。外の空気が吸えるように、布団ごと窓の前にずらした。

そして最難関、本箱解体。
一番下の本は浸水したので全部捨てた。浸水してふくらんだ本で本箱も壊れたので、無事な本も取り出して整理。本の量、尋常じゃないので気の遠くなる作業。捨てるのと捨てないのを選別して、ママに紐でくくってもらい、捨てに行く。絶版で手に入らない本や、時間かけて手に入れたクレーの日記、深七の全集との別れは残念。浸水した本は重くて、背中と腰が痛くなってきた。

モンちゃんは、本箱解体に興味深々、本を出して空いた棚に入って、Uターンできずパニック!

あいてる棚には入るしかねえ!
モンモン探検隊!モンモン探検隊!

さあこれどかすぞ、という物の上に必ず乗ってるモンちゃん。
「モンちゃん!」と、8キロボディをまず持ち上げ、どかしても、すかさず戻ってくるのを持ち上げ。あまりに作業が進まないと、部屋から閉め出すけど、空気の悪さなんかものともせず、ムッフー!アスレチックワンダーランドなんだぜ!と、こんな状況でも目いっぱい楽しんでるモンちゃんは、救いの天使だった。猫ってすげえよ。

本箱どかしたら、すでに乾いた泥が残ってた。このあたりから、浸水の泥水を、“腐海”と呼ぶようになった。
水ってちょっとの隙間でもたやすく入りこむ。水の怖さを思い知った。

ダーが帰ってきて本箱本体も捨てて、部屋が広くなった。
その後で床の拭き掃除。ついでに浸水関係ない壁も拭いたり、窓枠拭いたり、一部屋に1日がかり。

Mわこちゃんより、ママ友たちから集めてくれたタオルと古新聞の入った、宅配業者が腰抜かす重さの巨大物資が2箱届いて、1箱の半分を1日で使いきるほど掃除した。

和室がきれいになって、もともとの猫のご飯場所が戻った。

全身バッキバキになったので、ランドリーがてら銭湯に行った。ママもジャグジーにあたって喜んでた。何年ぶりかに背中を流した。湯上がりのコーヒー牛乳がうまい。

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10月終わりの週末/4日目

2019年10月29日 | 日々のこと

ここにいなちゃい!

10月終わりの週末のこと。
キンモクセイが濃い。今年は花つきがとてもいい。
富士山が冠雪、例年より遅かった、これでもう大きい台風はこないだろう。

25日の金曜に保健所の消毒がすんで、一段落。
消毒すむまでは床面積を広げるため物を置きたいとこに置けなかったのが、やっと生活場所をととのえられるようになった。

いずれリフォームもしなきゃならないけど、体力的に疲れてるし、冬場は乾燥してカビもそんなに生えないだろうから、ここからはふだんのペースでいくことにした。

土曜はお昼にビーの定期検診。(前の日記にも書いたけど)
先生に浸水の話、患者さんにも多かったそう。
ビーは鳴きっぱなしだったけど、あの夜を越えたんだから、病院なんてどってことないよね。
―んにゃわけにゃい!
あたちいまにゃーばすにゃにょよ!
かえりたいわ!

先生、ストレスにならない程度に耳掃除しますね。
下痢はストレスで甲状腺炎が出てたんじゃないか、というと、甲状腺炎はそんなにストレスは関係ない、ストレス性の下痢はよくある、と。
免疫力が落ちることはなかったので、良かった。

午後はニトリに、ベッドのマットレスを買いに行った。マットレスも下のほう浸水してたんで、初日に捨てた。
流浪してるお米のため、米びつも購入。

夕方はCとIKEAへ。
ポエングのクッションや、小さいラグ、ランチョンマット、猫のフード入れなど購入。即決できなかったものも多いので、また行く。
Cは買ったばかりのラグを駐車場でおっことして汚泥まみれにしてた。

日曜は、午前中はマンションの理事会。なれなれしい管理人さんは、あまりに評判わるくてクビにされたらしい。
被災にあった1階住民はみんな来ていて、みんな痩せていた。

上の階の人は不便さをいろいろ訴えてたけど(エレベーターも動いていない)、快適さよりまず安全の確認を急いで欲しいところ。なんたって、建物の基礎の外側部分に、陥没してるとこがあるんだから。

午後は、Eちゃんと河原でお茶。2週間経ってやっと河原にいく余裕ができた。
サツマイモとチーズのペンネを作ってきてくれた。



川はまだかなりの増水、中洲がない。暴れたねえ、多摩川。それが自然だ。
水は澄みはじめてるとこもあって、魚もいた。
鵜や鷺のほか、川蝉らしきグリーンの鳥も。

夜は服の整理。
お気に入りはほぼ無事。夏ワンピ全員無事。
タンス2つ捨てたので、服も流浪中。

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猫はここだ!って場所を見つける天才だ。

浸水4日目、16日水曜日。
朝、ダーと大ゲンカして、どついてメガネをぶっとばし、壊した。
われ鐘直前、私のイライラはMAXで、近所に丸聞こえの怒号を飛ばしてしまった。

それはさておき、ビーにはステロイドを飲ませたけど下痢が治らず、少し吐いてしまったので、hさんに体重計と、ついでに私のドライヤーの支援を頼んだ。
ネット見るひまも全くないし、急ぎなので、その辺の電気屋から送ってもらいたくて。

電化ほぼ壊滅してても、停電しててもわりとヘーキでいたけど、最初に必要なのは体重計だった。ビーの体調管理のため。
ドライヤーはなきゃないで、海帰りもいつも濡れたままだけど、急に朝冷えるようになって、あると嬉しい。

hさんも若いの連れて手伝いに行く、って言ってくれたけど、人に指示出してるひまもないし、若い男の子たちに引き出しの中見られるのもちょっとな、なので遠慮した。

Y子ちゃんもプロ級の物資を送ってくれた。S子さんも。
いつもの各社宅急便の人たちに、大変ですねー、と同情された。


拭ーいたテーブルに足跡つける!
モンモン探険隊!モンモン探険隊!

捨てて拭いて消毒の作業はノンストップ。チェストの一番下の引き出しも浸水して、白のトレーナーは捨てた。いくつか色物は、バスタブにワイドハイター入れてしばらくつけおき。

しかし、連日天気がわるくて山ほどの洗濯物の処理には参ったけど、参ることはほかにも山積み。庭は雨でもいろいろ出しっぱなし。

ママが一人で泊まり支度して来てくれて、キッチンの続きをやってくれた。
私は倉庫部屋のクローゼット下。

泥水をチリトリなどでかき出す、きれいな水をかけて、タワシやデッキブラシでこする、雑巾で拭く、隅っこは歯ブラシで汚れをかき出す、雑巾に汚れがつかなくなったら、タライ1杯にキャップ2杯のキッチンハイターを入れたハイター水で拭く。
すぐに昼がきて、すぐに夜がくる。

夜は、フライパンですき焼きを作ってくれた。美味しかった。



寝る前に、支援のお礼と状況をLINEやメールするのも疲れきってて大変だった。
日中はゴム手しっぱなしで携帯チェックもできない。
家がごっちゃごちゃで、携帯はすぐなくなった。保険のため被災写真撮らないといけなくて、そのたびに「携帯がない!」

友だち、親戚からの物資は本当にありがたかった。物資がなかったら途方に暮れてた。
こんな便利な掃除道具があるのか、と教えられた。

困ったのは、多摩川氾濫のニュースを見て、「大丈夫ー?」と聞いてくるメール。「浸水した!」と返しても「大変だね、がんばって」だけの人たち!
一言、「何か必要なものある?手伝えることある?」と聞いてほしかった。
被災してみないとわからないけど、はじめの一週間、必要なものはいくらでもあった。使い古しのタオルやゴミ袋、新聞紙もすぐ足りなくなる。
ペットボトルの飲み物やインスタントの味噌汁でも送ってもらえれば助かった。
区はなんもしてくれないし。

プロ級の友だちや心強い身内たちのおかげでなんとかなったけどね。
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キッチンととのう/3日目

2019年10月28日 | 日々のこと

こんにゃとこ、あったかちら?

ビーたまも、家の見回りする元気が出てる。私が一息つけるようになって、ビーは私を呼びつけるようになった。
ベッドに寝転ぶと、肩の上に乗る。
かわいんだから、ビーはぁ。

怒涛の10月もあと4日。
今日はビーはナマリもカリカリもよく食べた。

28日の定期検診では2.7でちょい体重減ったけど、状態よいので血液検査はなし。
免疫力が落ちた感じもない。
よく水を飲ませて、とのこと。
また耳掃除をしてもらって、ビーはプリプリして何度も私によじのぼって背中にまわった。

hさんよりライブの誘いがあって、朝からアガッて、アガりついでにモンちゃんの散歩を解禁。
隣の庭は一部陥没して穴が開いてるし、どこのおうちの庭も様相が変わってて、モンちゃんは、にゃんかおかしーぞ???という納得いかない顔で戻ってきた。
モンちゃん、浸水後の泥まみれの草を平気で食べようとしてたけど、そろそろ草も雨で洗われた。
エリザベスやルリマツリもきれいに咲いている。

たまに着物姿で出掛けていく奥様と、被災をきっかけに話すようになった。
着物の着こなしが素人じゃないな、と思ってたらお茶をやってたそうで、今日は泳いでくるわ、というのを聞いて、私もそろそろ行く気になった。

アイリスオーヤマのメタルミニでラックを作って、食器棚を捨ててから流浪してた食器やキッチン用品が落ち着いた。
浸水関係ない流しの引き出しの整理と掃除、ただの経年汚れが恐ろしいことになっていた。
―これ、腐海(浸水汚れ)じゃないよね
―言いがかりでしょ
ここに食材ヘーキで入れてたんだから、腐海なんか騒ぐほどでもないよね、、

掃除しないできたツケが爆発してるので、一事が万事、やることが多い。

メタルラックの棚は、ロバート馬場ちゃんのキッチンみたいでいい感じ。男のキッチン。

が、冷蔵庫がまだ来ないんで、お隣のGさんに借りていて、朝晩上がりこんでいる。小津の映画で見てた長屋暮らしみたいで、なかなか楽しい。
オシャレ夫婦の旦那さんはゴミを選り分けながら、どーせなら楽しみましょーと笑っていた。

晴れたので洗濯機も3回まわしたり、無印に小物買いに行ったり。

夕方は18日ぶりに泳ぎに行った。
1キロ泳いだ。泳力衰えてなかった。筋肉
は限界越えて使ってたからな。
身体伸ばしてスッキリ。

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時は遡り、浸水から3日目、火曜日。
3連休が終わり世間は仕事。ダーと私は一週間の休みが取れた。

ビーの調子が少し落ちて、嘔吐と下痢があって、ご飯も食べない。

浸水なんて後になったら笑い話ですむけど、これでビーに何かあったらしゃれならん。
かといって、つきっきりで食事管理できる状況でもない。

洗濯物が異常にあるので、近所のカフェの洗濯機を借りに行った。優しい女将が、寝るとこなかったら泊まりに来なさい、と。

ダーが町づくりセンターや区の会議所に行ってる間に、リビングのテーブルの上にメイクコーナーを作り、身だしなみを整えた。
連休中はみんな、着のみ着のまま、ノーメイクを気にする余裕すらなかったけど。
洗面所とお風呂場を整えた。

この日は二人だったので、大してはかどらなかった気がする。

Cは初日に来ようとしてくれたけど、高速の封鎖で動けず、物資だけ送ってくれた。
私はなにが必要かもわからなかったけど、「浸水はなんセンチ?電気は?水は?」と聞いて、「よしわかった」と。

で、届いた大きな箱には、山のように除菌シートやキッチンペーパー、毛布、湯たんぽ、頭につける懐中電灯など、必要で品切れのものが全部入ってて、ダーと開けてみて感動。
ダ「プロなの?」

除菌シートはアルコールフリーもたくさんあって、猫にも使える。

徐々に調子を取り戻し始めたモンちゃんは、家中を物色し始めて、泥の残ってるところにあえて飛び込んでいく。
そして、きれいに拭いたとこに足跡をつけてまわる。
泥のついた肉球を、除菌シートで拭く。
いつも殿をこうやって拭いてたな、と懐かしかった。

殿とモンチの祭壇は、上の方にあったのでもちろん無事。
昔読んだシンセミアの水害のシーンで、遺骨がプカプカ浮いてる場面があった気がするけど、そんなことにならなくて良かった。

夕方、洗濯物を取りに行った際、カフェでビールとおにぎりをご馳走になった。
半身不随のお兄ちゃんほかと談笑。居心地良かった。乾燥機であったまった洗濯物抱えて寝っ転がったら、即落ちしそうだった。

夜に停電復旧。
停電に慣れきって、部屋に入るたび電気つけるのを忘れていた。
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初動

2019年10月27日 | 日々のこと

たいふうだかにゃんだかちらないけど、にゃんとかするのがちもべでしょ!
あたちをこんにゃめにあわせて、どーちてくれるにょよ!

ボーゼンとしつつも、猫たちと無事に朝を迎えられたことに喜びを感じ、家に戻ると水がひいてたので、無事だったテーブル上に猫たちの居場所を急ごしらえして家に戻った。

ビーはすぐ、ぐっすり眠って、こんな状況でも猫は家がいいんだなぁ、と、病院に預けることも考えてたけど、家で寝させておくことに。

モンちゃんは怯えがおさまってなくて、これまで見たことない表情、ちょっと目を細めるような面白い顔してたけど、写真撮る余裕はなかった、と思ったらちゃんと撮ってた。


にゃんかしゅごいよるをすごしてきたんだぜ!
やっとおうちにかえれたけど、にゃんだかいつもとちがうんだ


さすがのおれも、つかれたぜー

家の中は、いろんなものが水に浮いて移動して散らばりまくり。床もモノも泥水まみれ。
どっから手をつけていいかわからない。

弟と甥っ子、Eちゃん、上の階の人たちが来て、水のかきだしをやってくれた。
何すればいい?と聞かれても、私もわからないので、何でもやってー、と。

何しろ私は掃除が大の苦手。どうすればいいかなんてわかるわけない。ダーも同じ。
弟が、びっくりするほど頼りになって、掃除をしきってくれた。
甥っ子も、大人と変わらない力持ちで、重い荷物を運んでくれた。

ほんとはゴム手袋、マスク、長靴でやるべきだったのに、そんな気も回らず、素手素足でやっていた。

それに奥の部屋から順にやってくのが効率が良かったんだけど、奥に猫の居場所を作ったため、手前をきれいにしてもまた奥の泥水でまた汚れる。
てこずった。

猫のご飯場所、水場、トイレがいつもと違うとこにあるので、ビーはご飯を食べない。水も飲まない。
モンちゃんは怯えた顔してても、パクパク食べた。

知らない人々がどかどか来るし、窓も玄関も開けっ放し、私は猫たちが気になって、手を止めるひまもない中、ちょこちょこ様子見てた。

お昼はYちゃんの差し入れのお弁当を外で頂いた。ご飯食べるモードにならなくて、あまり食べれなかった。
ダーも、文字どおりご飯が喉を通らなかった。

Eちゃんは、いてくれるだけで、声を聞いてるだけで癒された。
腰わるいのに、いろいろやってくれた。
夕方、M子ちゃんも差し入れや掃除グッズを届けてくれた。
ほんと、みんなありがたかったなー。
初日、ざっくり全部の部屋の水出しはできた。

マンションの住民たちの人となりが一気にわかって、ちょっと面白かった。
同じ被害に合った1階の住民たちと何度も外で会って話してたけど、みんな笑ってて、明るかった。

Aさんがすぐに罹災届けをまとめて取りに行ってくれて、まとめて提出しに行ってくれて頼もしかった。

上階の人はいい人は本当にいい人で、手伝ってくれたり、必要なものないですか、と声をかけてまわってたけど、ほとんどの人は我関せずの東京砂漠だった。

ベッドのマットレスも浸水してたから、リビングにブルーシート敷いてお客フトン敷いて寝たのかな。よく覚えてない。
停電が続いてた。
暗くて夜は作業できないから、残りのお弁当を食べて早めに寝た。

浸水に比べたら、停電なんて大したことなかった。ほとんど気にならなかった。

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配電盤が水没したらしくて、エントランスでは電力会社の人がせっせと水を吸い上げていた。

月曜日、雨。
ぐっすり寝たビーは、起きてカリカリをむしゃこいしたので一安心。水も飲んだ。

一刻も早く泥水を拭いて、猫の動線を作ること。
それに浸水の水は、雨水管から溢れた水に油も混ざってて、時間が経つにつれ臭くなる、私はサバイバルには強いほうだとわかったけど、臭いにおいだけは無理。

浸水したものは捨てて、床を拭く作業がこの後延々と続く。
朝からご飯も風呂もトイレも忘れてひたすら捨てて、拭く。
買い物行くひま、ネット見て注文するひまなんか全くない。

ママに来てもらうのは気がひけた、というのも、ママは私よりショック受けそうだったから。でも、引き出しや押入れの中の作業となると身内にしか頼めないし、掃除のことで誰より頼れるのはママだ。

パパママに来てもらった。
ママはほぼ手付かずだったキッチンと格闘してくれた。
私は猫の動線作りと、リビング掃除をパパとした。

ダーが何してたのか覚えてないけど、ダーは「保険の書類がない!」とか頭抱えてパニクっていて、しょーもなかった。

消臭グッズを買いに薬局に行って、浸水の水はキッチンハイターか逆性石鹸で消毒しなくてはいけないと聞いて、逆性石鹸は売り切れだったのでキッチンハイターを使うことに。

水拭きの後、ハイター拭きすると臭いが消えた。パパは股関節が悪いので気を使った。リビングを一通り拭いて、寝る場所が前日よりまともになった。

ママは角煮や野菜もいろいろ入ったお弁当を作ってきてくれていた。
食欲のことも忘れてたけど、ママのご飯は本当に美味しくてたくさん食べれた。
花火で親孝行できたと思った1週間後に、何十倍にして返されてしまった、親は偉大なり。

停電は続いてて、暗くなってパパママが帰った後、銭湯に行くのを楽しみにしてたのに、ダーとケンカになった。

結局行った。
昭和感満載の銭湯で、ランドリーで洗濯もした。
エアコンも壊れてて夜は寒いので、お風呂であったまって最高に気持ち良かった。

ダーの遠方きょうだいLINEで、雑巾のためのいらないタオルと古新聞の支援のお願いをした。

ダーはパニクってしょーもなかったけど、私も自分じゃわからないけど疲れきってた上、後で気づいたけど鐘前だったので、たぶん相当変なテンションで、何かとダーにキレてた気がする。
帰り、家まで歩きながら、なんとか仲直りした。
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19号の夜

2019年10月24日 | 日々のこと


K地くんが久しぶりにメールくれて、殿のことを伝えたら、親と暮らした年月より長いね、と言われてそれに気づいた。
その間スキンシップは対ヒトどころではない。誰より親密な間柄。

木曜の河原は小さめのアオサギがいて、川の水は澄んで水位が低く、魚の群で水面が盛り上がっていた。たまに跳ねた。

モロイ読了。
後半はモランがモロイを探すため、息子を連れて出かけ、戻ってくる。

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19号はすごいと木曜からEちゃんが騒いでいて、衛星動画を見たら確かにすごい
、でかい。目が厚い。見たことない衝撃映像。史上最強と言われてる。

Eちゃんは水買った!電池買った!携帯バッテリーも!とハイテンションでLINEを次々くれるけど、私はローテンションなまま、仕事帰りにスーパー行ったら見たことない行列で、売り場に近づけないし、気圧のせいかだるいし眠いので買い物はすぐに諦め、すいてたカルディでカップ麺、お菓子、サバ缶など買ってみた。
サバ缶はいざとなったらビーも食べれる。
あと八百屋でリンゴ。

ビーは元気にお目めくりん、とさせて、台風接近も気にならないみたい。
私のほうが頭痛いし耳鳴りがした。

で、12日土曜日、日中は暑くて夏日、ダーも休み。私は実家の心配ばかりしていて、自分たちはなんとかなるっしょ、と特に備えもしなかった。お風呂に水貯めたくらい。

夕方、家の前の道が冠水し始めた。
マンションの住民たち、消防庁の人で土嚢を積み上げた。
が、一番道路側の家の庭に水が流れこんできた。

一階通路にも水が入り、家に戻って玄関前に土嚢をおいたけど焼け石に水、玄関の浸水が始まった。

うちの区は、避難所はペット不可とされてるから避難の選択はなかったし、家にいてやりすごすつもりだった、が。

玄関の浸水は、かき出してもかき出しても収まらない。
さらに、庭側からも浸水してきて、電気が消えた。

水はどこまでくるかわからない。ここにはいないほうがいい、と私はビーを連れ、ダーはモンちゃんを連れ、適当に猫のご飯とお薬、お菓子、タオル、お金など持って家を出ようとしたら、玄関が開かない。
庭側の窓から出て、端の家の庭まで行ったら鍵が閉まってたので、乗り越えた。8キロのモンちゃんしょって。
で、上階に行った。

階段の踊り場で、風雨はなんとかしのいで、荒れ狂う19号を見ていた。
多摩川氾濫の恐れ、と、ひっきりなしに避難勧告が放送されている。

ビーがかごの中でずっと鳴いてるので、かごから出して抱っこした。
モンちゃんは怯えて、バッグの中で固まったまま目をぱっちり開けていた。

日中暑かったのでTシャツにカッパだけで、しかも湿っていて寒かった。
カッパの中に入れて抱えているビーが暖かかった。
暴風雨の中、外に連れ出されたビーは、だんだんイライラしてきた。
抱っこしててもフシャーッと鳴く。
私はひたすらなだめていた。

どれくらいそうしてたかわからないけど、上階の親切な人が声をかけてくれて、猫ごと家に入れてくれた。おにぎりと、ギョウザと、猫の水飲み用の器を用意してれた。

モンちゃんは怯えて固まってるのに、バッグを少し開けてカリカリを差し出すと、顔だけ出して食べた。

人のおうちなので、猫のウンチシッコが気になる。2匹ともこの日は寝てばかりだったから、夜のおトイレに行ってない。
台風のピークが過ぎた頃に、なんとか家に戻れないかと、庭から家に戻った。

家の中は畳が浮いて大惨事だったけど、バスルームは無事だったので、そこに猫トイレを運び、避難所を作って4階のおうちで待っていた猫たちを連れて帰った。
二人とも、チッコ完了。

狭いバスルームに連れてこられて、またビーはイライラ。フシャーッ!必死になだめる。

で、一息つくまもなく、なぜかまた浸水の水位が上がり出して、バスルーム手前の洗面所にじわじわ水がきた。
Nちゃん、これ水来てるの?
来てるね、やっぱりだめだ。
このときは、マジホラーだった。
再び、2匹連れて外へ。

そのあとはもう、ビーを抱っこして、モンちゃんは安全なエレベーター前に置いて、ほかの1階の若い夫婦と、道路の冠水を眺めて笑っていた。
シャイな感じでこれまでろくに話したことのない旦那さんは、ワインで酔っぱらっていた。

道路は膝上まで冠水してたけど、人がジャブジャブ歩いてた。チャリの若者たちも通った。
ポストの足がどれだけ見えるかで、水がひいてきたのを見ていた。

1階のしっかり者のお宅の息子が、家の前の水をかきだして、道路の写真も撮っていた。

台風が去り、澄んだ夜空に満月1日前の月が輝いていた。それはそれは見事。雲もきれいだった。

寒いので、親切なおうちに猫たちも連れて戻り、寝た。

恐ろしい夜だったけど、ビーを抱っこして、一緒に無事にあの夜を越えられたことが、何より嬉しかった。ビーを守り抜くことだけ考えていた。ほかに何もいらなかった。家の浸水も大して気にならなかった。若くて頑丈なモンちゃんはどうにでもなると思ってバッグに入れっぱなしだったけど(4階の通路で一度だけバッグから出してダーが抱っこしていた)、ビーは日々ストレスに気づかう19歳。
ビーはご飯は食べなかったけど、水を飲ませて、あの状況で投薬もこなした。

次の朝は晴れて、キンモクセイが香っていた。

この日から、怒涛の片付けの日々が始まった。つづく
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モンちゃんのココ

2019年10月09日 | 猫トーク


モンちゃんの、、


ココ!

モンちゃんは、ドアが少し開いてたら、ココを隙間につっこんで開ける。
網戸が少し開いてるときも、ココをぐいぐいつっこんで開ける。前足なんて使わない。
カリカリの箱も、隙間にココをつっこんで、中身をくわえて出す。
モンちゃんはなんでも、〈モンちゃんのココ〉で切り抜ける。ココワングランプリがあったら優勝だ。

モンちゃんは、アゴの下を撫でると、〈モンちゃんのココ〉がふつうの猫以上にふくらんで、ヒゲがまっすぐ前方に伸びる。

あたちはビーよ。
猫の中の猫っていわれてる。
最近ね、あたちの専属ポンポニストの帰りがおそいにょよ。
やっと帰ったと思ったら、あたちにポンポンするよりさきに、ハラヘッターってご飯たべるの。

しょんにゃの、あたちには通用ちない。膝の上にのってご飯をじゃまちてやるわ!
今メシくってるから!後でな、じゃにゃいわよ。
レレイをさんざんまたせて、しょれはにゃいわよ!
にゃんどでも膝にのるわ!
そしたら、ご飯食べにゃがらポンポンちてたわ。
この際、にゃがらポンポンでも勘弁ちてあげるわ。
そのかわり、食べ終わったら本腰いれて、専念ちてもらうわよ!

と、食後1時間、ポンポンさせられていたダー。
「こんなにして骨盤ずれないのかな、、、」

鼻はだいぶ落ち着いたけど、小青龍湯は3日くらいつづけた。
殿の残したハイパー漢方もひとつ。免疫力アップに期待できるので。

下痢は日夜の1回だけで、治ったもよう。

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日曜、朝ごはんの後でパパママは帰り、ダーは仕事、私は待ってましたの海へ。

昼すぎまで雨が降ったり止んだりしてたけど、高速走っていて、海の方の空の明るさを見て、バイブスいと上がりけり。
アワダチソウが一気に咲きはじめて、会話を止めた。
 
海についたら、雲が割れて日も射した。
北風があって、シルバーたちが口々に、今日は寒いよ!
これで寒いなんていってたら、この先どーすんの。
 
潮は冷たくないので、下ラッシュ上タッパー。
澄む。風で水面は細かい波。

岩についてすぐ、細くて小さめのイワシの大群が、きらきらと目の前を横切った。
どこまでも途切れない。
イワシは小さい子の群や、中くらいの子の群など、サイズごとにいくつもの大群がいて、群を見てたら別の群が重なって、イワシ天国だった。
奥の岩の裏にはシラウオの群もいて、シラウオはイワシとは泳ぎ方と色がちがっていて、こちらも青い水の中で淡いシルバーにきらきら、揺れるように光って、見とれているとそこにイワシ群が横切ったりして、魚たちが私の体を撫でるように、縦横無尽にかすめていった。日が射すたび、視界のぜんぶが青や緑にきらめいた。
 
群ごしに兄さんも現れて、追いかけると沖へ向かう。兄さんのツレも近づいても逃げない、いいやつだ。お顔はブスだけど。
ボラはトドクラスが3匹。
ウツボも大きいのがいて、Cに追い立てられて、岩に頭からつっこみ、頭かくして尻かくさず状態でじっとしていた。

ほかにメジナ群、ソラ、フグ、ベラ、黒のチョウチョウウオ、カゴカキもいっぱいいた。

凪の海だといくら泳いでも疲れないので、自分の限界がよく分からない。
寒くなってきて、上がった。

浜では風が強くて寒くて着替えるのも一苦労、砂がズババババと顔に当って痛くて、ゆっくりはできなかった。

10月の海は、澄んでてぬるくて魚がたくさん。全身、頭のなかも、ほどけるわ。
 


ミニスでソフトクリームを買い、Cはダッシュボードの上に立てるように置いたまま、トランクをバン!と閉めて、ソフトクリームは落っこちた。

お寺は、ジョロウグモがそこらじゅうに巣を作っていた。
一の鳥居の奥で、また甘く煮つめたような、何かの匂いがした。

暗くなるのが早くて、6時代には東京に戻っていた。
宝の持ちぐされの宝について、Cとトーク。

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巨匠のプレゼントの件は「冷静に考えたらやりすぎ」という話になったらしい。
N西くんにこの話をメールしたら、「ブランド物に色紙なんてクソのやること!センスがねえ!Hさんの小説ちゃんと読め!」ときて、ホッとした。それから、こんなんどーすか?とプレゼント大喜利メールがきておかしかった。20代の子たちからは出ないセンス。若いって、マジメなんだな。

その巨匠の新刊を買って、河原に行って読んだ。
曇ってて、タンクトップだと4時すぎには寒くなってきた。

筆写をすることで思考が変化してくる話。
無意識は個人で閉じない、無意識の記憶は、世代を越えて受けつがれる。
無意識を通して、K島さんが、生き返ってくる。

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上弦の月が過ぎて、殿の2度目の月命日。
白い百合の花を飾ったら、思いのほか匂いが強くて、ビーたちはいやだったかもしれない。
日中は、また、送ったその日のように暑くて、強い陽射しだった。
殿、って思うだけで、全身を包み込むような暑さだ。いつも抱きしめていた殿は、今は私を抱きしめてくれるのだ。
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花火の日

2019年10月07日 | 日々のこと

にゃんだこのおとー!

10月5日、土曜は花火。
30℃越えの真夏日になった。
花火中、家の窓は閉めておいたけど、夜にビーは大声で鳴いた。やっぱり甲状腺はストレスが関係してるのかな。

モンちゃんは合図花火が上がると窓の前に走り、振り向いて私をびっくりまなこで見ていた。

本番中は家にいないので、どんな様子なのかわからない。

ビーはこのところ、ちょっと吐いたり、8
日曜の夜は下痢したり。
寒暖差が大きくなるととたんに要注意。
鼻水もまだ続いてて、免疫力がやや下がってる。
体重は2.9で変化なし。
カリカリをよく食べている。

ママが来て、「ビー」と呼ぶと、箱から出て来てママの前に来たので、覚えてたんだね、かわいいね、といってた。

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花火はもともと、私とダーの夏の楽しみで、早めに河原にいってのんびり、暮れゆく夏空を眺めて、まだかなー、と花火を待ち、始まったら見るだけだった。パパが仕事でほとんど家にいなかったころ、一人ひまなママを呼んであげたら大感激して毎年呼ぶことになり、パパが仕事引退してパパも来るようになり、なぜかパパの友人二人が来るようになって、なんだか大ごとになっちゃって、けっこう疲れた。

花火が始まったら、音も光も目の前で、ウワーッ!!と盛り上がったけどね。
川崎側もまた進化して、世田谷との差がさほど気にならなくなってきた。
色も増え形も増え、川崎定番の丸い花火がほとんどなかった。

前の晩、河原に場所とりに来たときに、オリオン座がドーンと見えてギョッとした。カペラにおうしのアルデバラン、プレアデスもくっきり。あちゃー。
アンタレスは8時頃には沈んでいく。



ピクメニューは好評。アボカドディップ、ナスとジャコのディップ、生ハムとヨーグルトとクルミのディップ。キノコソテー、パプリカときゅうりと玉ねぎのピクルス、ウインナーとベーコン。
イケアのハッシュポテト、ブドウ。
ワインに合って美味しかった。

昼間、ドンクのパンを焼ける時間に買いに行ったのに焼けてなくて、待たされたあげくに焼けなかった、などのトラブルで時間なくなった。バタール2本買えたけど、今後は当日の買い物はNG。

開始より、できるだけ早く行きたかったのになんだかんだ1時間前になってしまった。始まるまで時間がなくて、あんまりゆっくりできなかつた。

お酒も二人のときは2、3本で良かったのにそうもいかない。わるい人たちじゃないけど酒飲みなので、つい飲んじゃったせいで、むだに疲れた。花火は宴会、なんて私とダーとママは思ってないんだよね、ただ見たいだけ。

三人でのんびり見てた頃が懐かしい。勝手にパパが人を呼ぶので、ママも怒ってたけど。もう年に一度の親孝行って思うしかないのかな。

みんなが楽しんでくれたんだからいいわ!というのが度量のある大人の女なんだろうけど、私に大人げなどない。

早く海に入りてえ。

Eちゃんはあの嵐が2年前なんてうそみたいつい最近のことみたい、っていってたけど、私はその感じはなく、ずいぶん前のことのように思える。

モンちゃんは夜、外に出たがらずにおとなしく、早めにベッドで就寝していた。

パパママは孫の試合帰り(立ち見)に来て最初クタクタになってたけど、元気に12時すぎまでしゃべっていた。
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30℃越えの10月

2019年10月05日 | 日々のこと


台風18号は温帯低気圧に変わってたはずだけど、金曜の早朝は風の音がすごかった。
ビーは何度もくしゃみして、鼻水が喉にいって咳も出てた。

抗生物質のまえに、小青竜湯をカプセルにつめて飲ませた。それからすぐおさまってたけど、漢方ははっきり効いたかどうかはわからない。

嵐のあとは晴れて蒸し暑く、真夏の暑さで、ビーは人用トイレにこもった。
台風の気圧変動と蒸し暑さは、要警戒。

夜は、カリカリとイワシの茹でたのをこまめによく食べたあと、朝に小青竜湯を飲ませた12時間後くらいして、また鼻がつまり出した。で、また飲ませた。

今は静かに落ち着いて寝てる。
やっぱり効いてる感じ。

私も今日はうすら頭痛かったな~。眠いし。耳鳴りはげしいし。
今週は、別の会社の人にデザイン頼まれて、やり方がいつもと違うし、時間もない中で出したものを、すごく喜んでもらえた。指示の要領がわるくてどうなることかと思ったけど。

あと巨匠の誕生日が近くて、みんなで渡すプレゼントの件で、若い人と意見があわなくて疲れた。若い人、一人1万出すとはりきって高級ブランド品に色紙つけてって、大げさというか、ちょっと押しつけがましいというか。私も巨匠には殿に立派な花もらったばかりで、いくら出してもいいんだけど、高級ブランド品ってなあ。相手は20代の男の子たちだから、あんまり意見するのも小姑みたいでやだし。
Fさんが、若い人とはわかりあえないっていってたのを、実感しちゃうな。
この年になると、いつも使うバッグなんかは自分で選びたいし、高価なものってもらいたくないし、プレゼントはいくつあっても困らないものがいいんだよな。

40すぎたら自分の誕生日がどうでもよくなり、むしろ見てみぬふりになり、そうなると、人(大人)の誕生日もどうでもいい。若い人とは誕生日の概念が違う。肝心なのは猫の誕生日だけ。

でも、はりきる若い人にかなうわけない。簡単にこっちが折れるわ。
アメトークのおじさんたちトークにもろウケ。リンス流したっけ?マスカラつけたっけ?薬飲ませたっけ?(←これはダメー)

そんなこんなで人と関わることが多くてつかれる金曜だった。
早く海に入りてえ。

その前に、明日は花火。
夏のうちに花火が見れそうだ。
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時間ってどういうものかしら

2019年10月03日 | 日々のこと

ホトトギス満開

モンちゃんに追いつめられてたトカゲが庭に出る階段の下にまだいて、モンちゃんが外に出たら焦って逃げようとしてたけど階段を上がれないみたいだったので、柄杓ですくって植え込みに逃した。
元気に素早く動いてて、今回も無事で良かった。
モンちゃんは気づいてなかった。

フェンスの隙間にトレリスを立て直し、これでもう通れないだろ、と思ったらまたいつの間にかモンちゃんは通り抜けて隣の隣の庭にいた。
今度はトレリスを二重にしてみた。

ビーは涼しいと私にべったり、朝も私の顔にくっついてほんとかわいい。
今朝は何度かくしゃみしてた。
甲状腺はすっかり落ち着いたけど、季節の変わり目は鼻炎に要注意だな。
ステロイドは6日に1回にしても下痢はない。

ご飯はカリカリは食べるけどウエットは食べない。
秋刀魚を素焼きにして骨取ってお湯で塩分をできるだけ流してあげたら、むしゃこい!

ペットフードが10%になったのは気にくわない。値上げが嫌とかじゃなくて、動物のご飯を食品に入れない政府のメンタリティが嫌。
パスモとかの還元もやる気がしない。
説明読んで登録、とか、そんなことに時間を使いたくない。人の時間を奪わないでほしい。

今は映画ひとつ見るのもネットで調べて予約して、効率のいい行き方調べて、って、余計に時間をとられてる気がする。ふらっと行って、整理券もらってお茶飲んで、友だちとしゃべったり、一人なら本読んだりしてたの頃のほうが、自分の時間をすごせてた。便利さの押しつけとともに、かえって時間がなくなってる気がする。

花火に向けて食材を買い込んだ。去年は揚げ物を揚げすぎて茶色弁当になってしまったので、今年はピクニックで培ったおしゃれディップとバケット、ワインのお弁当にする。

S子さんが栗きんとんのお菓子を今年も送ってくれた。

台風の風が湿度を運んできたみたい。
今日は曇ったり日がさしたり。
河原でオイディプス王を読んだ。面白くて一気に読んでしまった。
あらすじはとうに知ってたけど読むのはたぶん初めて。知っててもハラハラする展開だった。2500年も前に書かれた物語が、こんなに面白いなんて、人の感情って変わらないんだなぁ。いや、過剰な情報やインフラや便利さがないからこそ、この短さでこのカタルシスになってるのか。出てくる人はまともな人がほとんど。歌つきの劇を見たいものだ。

私の体調は夏からずっといい。
プールも週2行って凝りとか痛み全くない。
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ビーの9月検診

2019年10月01日 | 猫トーク

あたちはビーよ
しゅきなものはあおざかな
きらいなものはびょういんよ!

H&Mでまたデニム2本購入。
先月まで自分の買い物は常に控えめモードにしてたリバウンドか(うそです。夏物ワンピ10枚買ってます)、9月は下着に始まって花苗、アイハーブ、イケア、デニムまで買いたいもの全部買った。
消費増税に脅迫されたせいもある。10%なんてFU×Kだよ。もう何も買わん(うそ)。

9月は日没が早まるのとともに一週間すぎるのも早くなって、最終日。
暑さが続いてるのは助かる。余裕のタンク。秋物出す気なし。

ビーの検診は、何の問題もなし。心音が正常になり、一時高まった甲状腺亢進は落ち着いた。
体重も変わらず、触診、体温、目も問題なくて、先生もやることがあんまりなかったので、耳掃除をものすごく丁寧にやってくれた。
ビーはもちろん、丁寧な耳掃除など望んでいないので、ニャーニャー鳴いて私によじのぼろうとし、涙目になってしまった。

待合室でもいつものことだけど、かごに両手入れて撫でてないと鳴きっぱなしで、ワンコ勢がワイワイやってるのもビーの不安をかきたててる気がして、Cくんの、病院には行ってないんだ、という声も響いており、調子いいビーを毎月連れてくることもないか、と、「次回は少しあけてもいいのかなぁ」「なるほど、秋はわりと大丈夫なんですよね、夏に比べたら」と先生。

次回は2ヶ月後。
私は毎月診てもらうほうが安心だけど、ビーの心底嫌そうな様子見てたら、自分の安心のために検診するのは飼い主のエゴか?と。ビーは問題ないんだから。

2ヶ月後っていったら11月終わり、冷え込みが始まるので、家でしっかり様子見てよう(マジ)。

ステロイドは、今の量はずっと続けられる量ですが、7日に1回まで減らしてみてもいい、と先生。
「ビーはまだまだ長生きすると思ってますけど、このまま5年とか続けても大丈夫なんですか?」「はい、大丈夫です」(笑顔)
で、6日に1回にしてみることに。

夜はカリカリとナマリを食べた後も、私の鯵の干物を狙っていた。

ほんで次の日、10月1日夜、カリカリとナマリをたくさん食べた後、本棚に上がってどばっと吐き戻し。
ナマリあげすぎた!下僕ちゃんとやれ!

食欲しっかりあるのですぐに取り戻せると思うけど、2ヶ月の間に体重が減ることのないように、週1回は体重チェック必須だよ!

この秋も元気に迎えられたことに感謝。
秋といっても今日は10月なのに30℃あって夏だった。



おれはもんちゃん!
しゅきなものはこのせかいのぜんぶだ!
きらいなもの?きらいってなんだ?
しらねえ!

きょうはとかげをおいつめたぜ!
とかげはしっぽをきりはなして、しっぽがぐるぐるうごいてたんだ。
あのうごき、たまんないんだぜー!
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