日付は戻り、
7月3週目の週末。
梅雨が明けた頃のこと。
汐入の駅でおりて、
ダイエーでたこ焼きを買って、
JRの駅の方までつづく公園に行ってみる。
海に面したボードウォークになっていて、
海をはさんで米軍のベースがある。
ベンチに座って、
夕暮れに色を変えていく静かな海と、
大きな軍艦や潜水艦が「イモリの腹のように」
光っているのを眺める。
海の逆サイドもきれいに整備されていて、
広い敷地にバラがたくさん。
花はもうなかったけど。
5月に来たらきれいだろうな。
ドブ板通りへ。
昔はなかった「ネイビーバーガー」を
何件かのお店で売り出していたけど、
通りの雰囲気は昔のまま、変わらない。
ダーはスカジャンのお店で立ち止まっていた。
三笠公園まで歩く。
だだっぴろい車道は車も人も少なくて、
海風が吹き抜けていて気持ちいい。
公園では噴水と音楽のショーをやっていた。
水の出方のパターンが数えきれないくらいあるみたいで、
水がさまざまに形を変えて、飛沫が上がり、
とってもきれいで見ごたえがある。
ただ、音楽の方が歌謡曲なのが残念。
ラヴェルとかのクラシックとか、
マニュエル・ゴッチングなんかだったら
かなりいい感じな感じなのに。
ショーの後はしばらくミストを噴出。気持ちいい。
海を眺めるベンチで一服。
オレンジピンクの雲も眺める。
日が沈むころには、
米軍基地のオレンジ色の街灯が、
宵の空と海ににじむ。
どこよりもノスタルジーを感じる景色。
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次の日は、早起きして甥っ子たちと
山に行ってみる。
木の樹液が出てるところに、
でかいスズメバチがひっついていて怖かった。
草木のにおいが、むうっとたちこめる。
それから海へ。
東京湾の内湾から外湾に変わるところらしく、
砂も白っぽく、水も澄んでいてきれい。
泳いで、浮かんで、もう幸せ。
すでにクラゲがいっぱいいたけど気にしない。
甥っ子も「海サイコー!」といって、
そろそろ一度あがろうか、といっても、
「平気!」と海から出ない。
一度出てもすぐに、
浮輪を持ってずんずん海に戻る。
7月の海の水はまだ冷たいのに。
砂浜に穴を掘ってプールを作ると、
知らない男の子たちが「入れて」といってきて、
一緒に遊ぶ。
周りの子供も真似してプールを作りはじめ、
プールがいくつも並んで作られていた。
途中でママがおにぎりを持ってきてくれた。
北海道の辛口の塩鮭、美味しい。
夕方、初のヒグラシの声も聞く。
帰り道、駅に向かう途中で、
夕焼けをバックにした富士山を見る。
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日焼け対策がテキトーだったので、
けっこう焼けた。
でも、いいんだ、海も太陽も大好きなんだもん。
ダーもその後一週間くらい背中が痛いといっていた。