エキナセア パープレアどんどん咲いてきた
3月はスッカスカだったここがこんなになって
ここもこんな
ムスクマローも咲き始めた
バラの二番花もぽつぽつ
こんなになってたら、人になつくひまがない
よーしよし
どんだけ!
一番はコーネリア
グルス アン アーヘン
緑がきれい
ナデシコ奥の猫草に一面種がついた。
4日目の木曜日、朝、ケージの掃除をしてたら、マオちゃんはするっと外に出た。
おそるおそる、ゆっくり歩いて、モンちゃんのところまで行って、鼻くんくん。
モンちゃんはジェントル対応。
モンちゃんがケージに入ろうとしたら、ついてきてケージに戻った。
さーはいってはいって
マオちゃん、私のことも怖くないとだいぶわかってきたようで、ケージから出てどこかに籠城する心配はなさそう、(この部屋、籠城する場所もないし)なのでその日の夜から少しずつ、ケージの外に慣れてもらうことにした。
ケージにかけた布も、少しずつ外して、周りにある物に慣れてもらう。
夜も、自分から出てきた。
私の前からさっと逃げてケージ裏へ。オモチャをふるとピュン!と素早く出て来て、またさっとケージ裏へ。
で、ケージの周りをぐるぐる走り回って遊んだ。ぐるぐるぐるぐる。
走るスピードはだんだん速くなって、楽しそうに何度も何度もぐるぐる。
ケージから外の世界に出て、
あたち、こんなにはやくはしれるの!
あたち、こんなにすてきなあしをもってるのね!
という言葉は持たないマオちゃんだけど、生きる歓びできらきらしている。
こんな瞬間に立ち会えるなんて、とジーンとくる下僕。
それからも毎晩、マオちゃんは嬉しそうに楽しそうにきらきらと遊ぶので、そんな瞬間はこれからずっと続く。
何か音がしたりすると、急いでケージに戻る。
Tもテレワークで家にいて、夜にせっせと遊ぶうち、思ったより早く、Tにも慣れてきた。
夜中はTがケージの横で寝てるのだが、ケージから出たマオちゃんはすごいオテンバぶりで遊んでたらしい。棚から私のPCを落っことしたとか。
5日目、朝イチまだ一発シャーかます。
この日は二人とも出社だったので、午後の数時間はモンちゃんと二人でお留守番。
仕事から帰ってからは、寝るまで遊んでいた。
だんだん私の前に出てくるようになり、撫でるとごろんもするようになった。ナデナデは好きみたいで、たまに気をゆるすと細い体をのばして小さくコポコポ鳴らしている。
モンチみたいだなー、とかビーとは対照的だなー、とか殿も新猫が来たときジェントルだったなーとか、みんなの記憶がかけめぐる毎日で、新猫がきて天にゃんたちの記憶はますます鮮やかになり、新猫は天にゃんたちの分までかわいがられて、みんながwinwin。
知らなかったけど、中国語で猫をマオというそう。
モンちゃん、たっぷりの昼寝から起きるとデデデーッと走り回って遊び、高まるとすぐ、背中にタテガミが立つ。
短い毛なのでタテガミもちょんと立つのがかわいい、栗みたい。
モンちゃんは、好ききらいなくほとんど何でも食べてるけど、総合栄養価食のウエットの黒缶とカルカンだけは食べないみたい。はっきりこれが好き、というのはよくわからない。
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10月のはじめ、台風14号は上陸するのかと思いきや、東にそれて南下。富士山が冠雪したら台風上陸しない説は当たった。
が、影響はあって週末は雨が降りつづき、雨に弱い金木犀の花は一気に散った。
日曜には雨が弱まり、高速では西の空の端っこで雲が切れて光が射していた。
アワダチソウも咲きはじめた。
海についたら青空が広がった。
台風の時化残りもなく、ほぼ凪。潮色は濁ってるけどきれい。
ボードで岩まで行って、岩にボードを置いて岩の周りを泳いだり潜ったりして、離れたところにいたCを見ると、陸の方を指さしていて、見ると、葉山の低い山の上に大きい虹が出ていた。
海に浮かびながら見る虹は、最高。ビーたまがお発ちになって1ヶ月の虹だった。
太陽が雲に入ったり出たりを繰り返すのに合わせて、虹も消えたり出たりしていて、日没まで虹は見えた。
お寺では、木星土星と火星がまた並んで見えた。虫の声は元気いっぱい。
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ビーの旅立ちから1ヶ月、私はふつうに元気に暮らして、新しい季節を楽しんでもいるけど、まだ整理はつけられない。食事記録も壁にはりっぱなし、介護食も置きっぱなし、病院への挨拶もしないまま。
肉体がなければ世界を感じることができない。肉体を置いてったビーは、今世界の側になったということなのか。それなら私はいつもビーに触れているのか。
ビーの名前を呼びながら、そんなことを思いながらも、外を歩いてるとき、ビーが早くも生まれ変わって現れないかと目を凝らしている。できれば同じ柄、同じ顔、同じシッポで。
モンチや殿は、長いこと頑張ってくれて本当におつかれ様、しばらく天国でゆっくり安らいでいてほしい、私がいくまで仲良く待っててほしいと思っていたけど、ビーは1ヶ月も経たないうちから生まれ変わってまた私のとこに来てくれないか、今度はモンちゃんの妹になって、仲良くしてほしいと妄想までする始末。
どの子もこよなく愛してるけど、ビーは私の憧れで、どうしても特別で、殿もモンちゃんもそれはわかってた。モンチは気にしてなかった。
殿の絵も描いてみた。
むむっ、なかなかりりしく描けたな!
ビーを描くと勝手に補正が入って実物から遠ざかることが多いけど、殿は余計な補正が入らないから良く描けてる、とT。
にゃにこれ、ふん!
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失われた時を求めては、12巻に入り、消え去ったアルベルチーヌへの想いを語る語り手と、ビーへの気持ちがところどころ重なり、読みながらビーのことをずっと思っている。アルベルチーヌの使っていたピアノラや、一緒に過ごす時に座っていた肘掛け椅子が目に入るたび、それらの物がアルベルチーヌの出奔を新たな言葉で告げようする、語り手はそれが苦痛で忘却を願っているが、そこは全くかぶらない。ビーがいた私の枕元もビーの歩いた河原の草の上も、季節が移ろうごとにビーの出奔を私に告げるのは、寂しいし涙も出るけど苦痛ではないし、寂しくてもいいからビーのことをひとっつも忘れたくない。
○生きていた姿が突然リアルに浮かんできて、✕✕ちゃんの体をすぐ近くに感じる
というのは、未明のT争(2度目)。序盤は友人のお葬式の話だけど、湿っぽさはみじんもなく光が乱反射するような明るさ。
やっとたいようにあえたぜ~
くさがだいすきなんだ、おれは
Tは、トイレ掃除がラクになって寂しそうにしていた。
猫は調子がわるくなってくるとまずトイレの粗相が始まって、それは長く続く。
ビーはちゃんとトイレに行ってたけど、軟便の日が多くてトイレの踏み台や、前の砂落とし台の上ですることが多くなってた。
なんて、ビーの具合が悪かったのなんてほんの一瞬のことだけど、そんなことすら懐かしい。