なぎのあとさき

日記です。

桜と悪夢と現代思想

2022年03月29日 | 日々のこと

3月28日、やっとここまで咲いた。今年は遅め。


ラナンキュラス ラックス ハリオスさんも咲いた。


けっこう迷ったけどこの方に来てもらって良かった。
クリームレモンイエローの明るい顔立ち


アリアドネもずっときれい。
夕方になると開いてた花びらが少しずつ閉じて、ひらひら感が増す。グラデーションもパールみたいな艶も見入ってたら止まらない美しさ。

きれいだきれいだとは聞いてたけど、思ってた以上だった。今年は2株でとどめたけど、来年はアプリコットのエリスを、2月上旬に、絶対かう。リキュアとティーバも。


ベロニカ オックスフォードブルーも咲いてきた


ふんふん
みどりがおおきくにゃってきた


一定の距離をしっかり保ってるまーりん。
私とTと二人がかりで毎日遊んで楽しそうなのに、呼んでも顔そむけたり、近づくと逃げたり、ツンしかない。いつになったらデレってくれるのか。

でも布団の中でゴロゴロいうこともある。数分間でハッとした顔で出てくけど。


ビーも好きだったゾゾ箱はまーりんもお気に入り

アイソのかけらもふりまかないけど、夜になると遊んでほしくてヒモを運んできてポトリ、ニャーン!ニャーン!


絶大な信頼を寄せてるのはモンにいだけ

モンちゃんは包容力のかたまりだからねー。わかるよー。
私もこのところモンちゃんにすごい助けられた。

3回目ワクチンで熱出て寒気がしたときも、イヤなことがあって寝付けないときも、モンちゃんは私のとこに来て体をくっつけて寝てくれる。
モンちゃんが密着してるときは、もう最大級の幸せしかない。

庭で春の芽だしの見回りしてるときもモンちゃんは専用シートの上にごろんして側にいる。
出かけても、モンちゃんのことをちらと考えると、帰ってモンちゃんの胸ぐらに顔つっこみたくなる。
6才になって、ますます特別な猫になった、上の3ぴきと同じように。
モンちゃんはもともと相当特別なんだけどね。モンチを送ったあとの私をぽーんとひっぱりあげて、殿ビー介護中も送った後もいつも私を支えて、支えというか暖かく明るく照らして包み込んでくれてる感じで、ほんとに太陽みたいに。

夢に体が大きくて可愛い顔した知らない若い男の子が出て来て、すごい楽しい夢で、誰だったんだ?と思って、あ、モンちゃんの擬人化だ、と思った。すごーいいい笑顔してた。


専用シート

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鐘が重くて5日めでも貧血頭痛がしてる中の3回目ワクチンだった。
初モデルナで明け方寒気がし、朝37.3
くらいの熱。大した熱じゃないけど数年ぶりの悪寒。寒気してるときにモンちゃんに抱きつくとあったかくて気持ちよくて、服反応さえ楽しかった。

昼頃には熱も下がり、夜にはプールとサウナへ。

プールは何日かぶりで、泳いですぐはきつい。泳いでるうちに水の抵抗が弱まってきてどんどんラクになる。

鐘7日目もまだ貧血から回復してなくてぼんやり頭痛。イブがすごい効いた。

土曜日はお花見で、風時々雨だったので屋内で。20代~60代の20人くらい、誰もマスクしないで6時間。思ってた以上にみんなコロナ気にしてなかった。気にしてたら何もできない、それより他方向に動いていたいみんな。
オミクロンは軽症とはいえ死者数は増えてるのだが。
途中、ぶらぶら花見に河原に出たけどまだ1ぶ咲き。ユキヤナギ満開でいい匂いがした。風強いといって皆すぐ屋内に戻ったけど、私はあの程度の風ならてっきり外で飲むと思っていた。
強風をこらえて外にいるのってわるくないから、といって同意する人はいない。
2年前と全く同じことをする子どもがいた。
その後ゲリラ雨も降り、低気圧激しくて夜は寝れないほどの頭痛で、でもお酒入ってて薬も飲めずにいたらモンちゃんが来て、寝れた。

そして日曜日は思い出したくもないことが起きた。なので詳しくは書かないけど私の軽く出た発言にCが激おこ。30年の付き合いでこんなことは初めて。
何度謝っても全くとりつくしまもなく、問いつめられ、責め立てられ、ちびりそうなほど怖かった。お互い話が通じなくて。ちびらなかったけど涙が出た。海は早々に切り上げて帰った。

まだ明るかったので、Tをつれてその辺の桜を見ながら、経緯を聞いてもらった。それで少し落ち着いた。
Nちゃんもそれくらい怖い、と。
もう会う気がしない、というと、そんなことでもう会わないなんて不寛容すぎてびっくりする、と。

人は差異でできている。私は差異の中に仮固定され宙づりになっている。
すべてはつながっていて、途切れてもいて、少しずつ変容していく。
人は違ってるから面白いって、最近なにかのCMでいってたな。

この週末は理事会もあって今回はTが出たのだが、細則に異常にこだわって、1対ほかで意見を頑固に譲らない某氏の話は、厄介だけど面白い。前回私が出たときと同じことをずーっといってたそうだけど、寒いエントランスでするほどの話じゃない。
理事の役割は監視や管理じゃなくてみんなが快適に暮らせるように考えることだと思うけど、そういっても、彼には全く通じない。聞こえてない。

差異のなかに人はいる、差異を受け入れなければ生きていけない。

Cと私もほとんどの部分で似てはいない。私はなんでも言葉で説明できると思ってない。なので理解できないことがあったとしても、話し合ってもあんまり意味がないと思ってる。

人はだれしもディオニソス的なものをもつ。無意識にそれが表に出てくることもある。そのことで相手がむかついたりイラついたりしても、それまで長い歳月をともにすごした相手なら、話し合いがうまくいかなくても個々で気持ちを落ち着ければ、もうそれでいい。人は差異でできている。すべてわかり合うことなんて、できない。それが寂しいなんてことはない。もともとそうなんだし、すべてじゃなくても何かでつながってるから。

とか、磯丸水産でTと話してるうちに恐ろしい一幕から抜けて救われた。外だと、家よりいろんな話ができていい。
この一件で、私は前より人に優しくなれる気はする。

磯丸水産、安くてそこそこうまいんだけど、イケスはやめてほしい、タイ類は見てられない。

でもふとしたときに思い出すと、あの時間は悪夢でしかない。実のところ、あんなに責め立てられるほど私がわるいことしたとは今だって思ってない。早く終わらせたくて、めんどくさいから何度もあやまった。
涙でたときもびっくりした。はじめなんの涙がわからなかったけど、たぶん単に怖いときの涙だった。激しいジェットコースターに乗ったときに勝手に出るような。そこまで人を追いつめるのは、やっていいことなのか。

が、Tにいわれて思い出すと、私もTに同じようなことをしたことはあった。
だから何がいいとかわるいとか、もういい。雨は降るがままにせよ、風に吹かれて生きろ。

ずぶ濡れになっても、モンちゃんが乾かしてくれる。
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桜は咲いたけれど

2022年03月22日 | 日々のこと



じゃーん!こんなに鼻に砂粒がついて、気にならないなんてことあるのだろうか

長い棒の先に長いひもがついた4連ネズミのオモチャが最近のブームなんだけど、遊んでてひもがモンちゃんのジグザグ鍵シッポにひっかかってしまった。

モンちゃんはパニクってテーブルの下に走り込み、ひもがテーブルやイスの脚にからまってさあ大変。
ひもがピンと張って、モンちゃんは身動きとれなくなった。

鍵シッポに何かひっかかると、ビーは「シャーッ」と激怒して、外すためにシッポをつかもうものなら私の手にグサッ!と爪を刺したりガブッ!とかみついたりしたもの。

モンちゃんのシッポをつかむと、「ファー」と困ったような小さい声で鳴き、私の手にカプ!とかみついたその噛み方が、なんていう優しい感触。超甘々がみ。こんな噛まれ方、かつてされたことがない。

モンちゃんのシッポはカギ3つの複雑な折れ方で、うまくほどけなくてますますパニクったモンちゃん、また走り出してしまい、イスの脚にひっかかり、「モンちゃん、私がなんとかするから大丈夫だよー」と取り押さえ、ひっかかれるの覚悟でシッポを強くつかんだら、「ファーン」と力なく鳴いて今度はちょん!と私の手に爪を、たてるのではなく当ててきたその優しさ。優しい、優しすぎる。

モンちゃんがマオちゃんとケンカしてるときも、このくらいの優しさで甘噛みしてるんだろう。

殿も私に爪をたてたことはないジェントルにゃんだったけど、モンちゃんもあまりにジェントルで感動。

ひもはぶじにほどけたけど、モンちゃんはけっこうへこんだ。2、3分だけど。



まいったぜー

その後は何事もなかったかのようにお皿前スタンバイ。

その少し後、ゴゴゴゴと謎の音が聞こえてなんだろな、と思ってたら地震がきた。

マオちゃんはベッド下に逃げ、モンちゃんは網戸の外を見ていた。
音は地鳴りだった。2度目の地震が始まるときにまた地鳴りの音。ふだん聞いたこともないすごい音で、怖かった。

ガクブルでモンちゃんを抱えてテーブルの下に入ったのだけど、モンちゃんも珍しいイカ耳になっていた。

よく考えたら、猫はむりにテーブル下に入れるより放しておくほうが自分で身軽に逃げるのかもしれない。

でも私の体の下でモンちゃんはじっとうずくまっていた。

地震止まれーと祈りながら、コロナがあってウクライナで戦争が始まって、その前にはあの台風もあって、何か大いなる意思が人類をつぶそうとしてるんじゃないかとかまじで思った。

関東では大事には至らなかったけど、東北地方のことを思うと震えた。怖かった。

何ができるかって、ウクライナにも被災地にも、猫や動物関連の募金をしよう。

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河原の護岸工事が終わって、コンクリートで固められた味も素っ気もない土手ができていた。夏に子どもたちが遊んでた川縁や中洲があとかたもない。長年私の憩いポイントだったテトラポットもなくなった。まあ、多摩川は広いので、少し歩けば自然のままの土手が続くんだけど。河原もこの10年でどんどん様相が変わった。

自然のままの土手は初夏すぎると草丈が高くなりすぎて入れなかったけど、コンクリート土手は季節問わず水面近くまで降りられる。水面を眺めることができれば、コンクリートでもよしとする。味も素っ気もないけど読書ポイントになりそう。

ためしにコンクリートのブロックに体をうまくはめて、新刊の現代思想の本を読んでみた。この本は日頃なんとなく考えていたあれこれにつながる思想がわかりやすく書かれていてとても面白い。

◯自然と文化が入れ子になった泡立つような状況の中で、我々は生きていかねば、ならない

◯自然と文化は相互に依存し続け、主従が入れ替わり続ける。毒にも薬にもなる両義的なもの

デリダの章より。何かを決断するときに、切り捨てた選択に対する未練を大事にすること。自己は他者性がサイダーのように泡立つ世界で仮固定されているもの。

河原は菜の花やハマダイコンが咲いてきた。中洲は工事の後で緑っけがなくなって砂利になってるけど、そのうち緑になってくるだろうか。

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今月の鐘はめちゃめちゃ重かった。痛み止め飲んでお腹にカイロはってても、2日間みっちり激しい腹痛、体じゅうの血が全部出るのかってくらいの出血、3日目は貧血でふらふら、意識朦朧、ぼんやり頭痛もした。

その状態で海へ。由比ヶ浜は風もなくて、潮がひいて干潟みたいになったところは水も暖かかった。

浜でも新刊の現代思想の本。ドゥルーズの章。世界は差異でできていて、同一性は差異より先にある。それぞれの差異は、木の根っこみたいにつながっている(リゾーム)。あらゆる事物は差異化のプロセスにあって、生成変化の途中である。すべては運動のただ中にあり、始まりも終わりもない。

海の後、お寺に行っても空が明るくて、ふらふらで具合わるいのに、山の上まで行った。虫が灯りに吸い寄せられるような感じで、足が止まらず階段を上った。

鶯、ガビ、リスが鳴いてた。桜はほんの一輪ずつ咲いてたけど、日没後の寒さできゅっと縮こまってた。紅木蓮は今年は花がいつもの半分もない。

貧血で歩いても体が暖まらず、車内も換気のため窓を開けてるので頭から冷えきってしまい、車に酔って気持ちわるくなった。ふつうなら家で寝てるべき日。

CはCで肩に石灰がたまり炎症を起こして激痛だった、と2週間ぶりに会ってしばらく病気の話。

春分の日はKの命日で毎年お墓参りに行くのに今年は行けなかった。行こうとしたけど、コロナの濃厚接触者になって間もないので両親に会うのは心配でやめた。


ママがしっかりお参りしてくれた

私は空にお祈り。天国でみんなで仲良く楽しくしててね、そしていつか会えますように。

コロナで10日間の経過観察が終わる頃に鐘が鳴り、鐘4日目には貧血の症状もおさまって、よーやく元の生活に戻ってサウナ行ける!と思ったら、電力不足で営業時間短縮ですと。おまけに今日は10℃切ってる。春なのに。

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なんだかなーな1週間

2022年03月15日 | 日々のこと


つやつやの花びら


3.5ポット苗だし今年はそんなに咲かないかなーと思ってたらどんどん蕾が出て花が咲く
神さまの名前にふさわしいお花


町いちばんの花が似合う男

家のなかの変化に敏感に反応し、人間信頼度18%から一気に3%くらいに戻ってしまったマオちゃんだけど、地道に遊んだり撫でたりちゅーるふるまったりして18まで取り戻した。
寝室でごろっとしてると、私の胸に乗り上げてくる。


のりあげといて、この目のそらしかた!

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もともと外で家族以外の人と会うのを控えてたのに、家の中で家族とも会話控えめ食事も別々となってくると、さすがの私も状況をポジティブに受け入れるのに限界がある。
せっかく作った料理を、別々の部屋で黙食って、なんのじょーだんよ。

仕事が在宅になったことのメリットが大きかったので、これまでそんなにコロナで嫌なことは個人的にはなかったけど、ここにきて本当にめんどくさい厄介な病気だと思い知った。

Tは換気すると花粉が超絶つらいらしくまめに換気してない感じなので、換気して、というと、めっちゃしてるよ!と逆ギレして扱いづらい。
本人は周りほど自覚がないのか、そこに置く?ってとこに使ったマスク置くし、いちいち注意するのもしんどくていらつくことが多かった。

いっそ黙って一人暮らしの気分を味わってみようかな、とも思ったけどそう簡単にはいかず、ふだんプライムビデオ見たりしてるくつろぎ部屋を隔離部屋にしたので、映画やドラマは一切見れないし、ごろっとする場所は寝室しかない。

猫のトイレと家の掃除はふだん通り1日も欠かさずTがやっていた。
暖かいので毎日毛布やファブリック類をかわるがわる洗濯した。

なんだかんだでもうすぐ世田谷の待機期間の7日になるけど、なんだかしーんとした、うすら寂しい日々だったな。家族を隔離し接触を避けるというのは、これまで考えたこともなかったことで、実際に経験してみて、なんてつまらんことよ。受け入れはするけど、そこにどーやったって楽しさは見いだせないよな。

といいつつ、そんな中唯一、楽しめたのは読書。テレビの誘惑がないのではかどった。
フロイトにサックス先生に霊性の本と、今の手持ちが学術書が多かったので小説を読みたくなり、去年途中でやめてた別れる理由を頭から読み返した。

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語り手と妻の京子、絹子の3人のおしゃべりとともに、絹子の内縁の旦那の山川と湖で暮らす元妻、語り手の前妻で病死した陽子と娘光子と息子啓一、軽井沢に住む友人の恵子とその夫会沢、さらに京子の元旦那伊丹とその子どもなどなど、登場人物がどんどん追加される。
その誰一人、共感をよんだり好ましいと思える人はいない。
今の世の中じゃ考えられないくらい、妻たちは子どもに執着がなく、むしろ放棄したがってて、自分勝手で男に依存してカン通もする。男もとりたてていいとこなどない。
人に面白いよーなんて一言で言える小説じゃないけど非常に面白い。
昨今SNSの隆盛で何が本音かわからない世の中だけど、虚飾と欺瞞をとっぱらうと人ってこんなふうなのかも。
みなのいうことやることが生々しい。
内容とか意味とかはどうでもよくて、次のページの展開さえ全く見えない変な小説が、どろどろと生成していく面白さを味わってればいい。
400ページが7冊もあるので、終わる心配がなくてコロナ禍に最適。

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自宅待機ちう、何の支障もなく仕事できるのはありがたいことだけど、サウナでさーっと気分転換できない中ストレス案件多かった。

デザイナーの仕事はゼロイチでラフを起こす作業が一番楽しくもあり大変でもあり、そこから色の配合の1%にもこだわってさんざん試行錯誤した末にデザインを出すのだが、それを見たお客さんはその場の思いつきでここ青っぽくしたらステキじゃない?とかいってくる。そこ青っぽくしたら全体の調整が必要ってことはわからない。

お客が数名のグループだと、最初の案を見てそれぞれがセンスを競い合うかのよーに、いろいろ要望を出ししてくる。
デザインの肝は引き算なんだが、あれもこれもと欲張って盛り込もうとする。
お客の要望を無視するわけにもいかず、むりくり修正する作業はマジめんどい。
自分のやりたいようにできず、素人の要望でどんどん最初の案がダメにされていくのは毎度ストレス満載なんだけど、安くはないお金をもらって作るっていうのはそういうことなのだと、自分に言い聞かせる。
ただ、もーどーでもいいやーって思った瞬間に、その制作物に飽きてしまって、やる気なくなるのがツラいところ。納品まで最善はつくすけど。プロとしてーー。

さらに、会社で使ってるサーバの障害で、運営してるいくつものホームページが見れなくなるっていうトラブルまで発生。サーバはヨーロッパの会社なので状況もわからないまま。ロシアにサイバー攻撃されたか、とかキナ臭い噂とびかってるし、一時はどうなることかとヒヤヒヤしてたけどほぼ24時間で復旧。お客さまからのクレームはなし。

二人だけの会社だと制作もやりながらこういう何から何までを自分たちで考えて対応してくんだから、すごいよねー。頭フル回転。よくがんばってるわ、私も相方も。正直コロナどころじゃなかった。あーサウナ行きてえ。
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にゃんて春

2022年03月14日 | 猫トーク


ポカポカにゃー


たまらんのにゃー



ほぼ満開


この八重の子は去年は葉ばかりさんだった気がする


サクラピンクさん

紫のクリローも咲きはじめた、いつのまにか増えて数株になってる


ラックス アリアドネ、2月上旬に買って良かった
今の開花株はお値段が倍する


木に足をかけて毛づくろいするのがツウにゃ!


河原の桜や白木蓮も一気に咲き出した。土曜日、待ちにまった20℃。

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水曜、Tがなんか熱っぽいといって、でも近所の蕎麦屋なら行く、と蕎麦屋に行って、珍しく暖かい蕎麦を注文してはいたけどビール飲んでたのでまさかと思ってたら、次の日病院に検査しに行って、陽性だったとLINEがきた。
私は家族なのでゴリゴリの濃厚接触者、食べかけの暖かい蕎麦も二口くらい頂いた。

てか、Tはこのところほとんど家にいて、私はといえば精力的にプール、サウナ、買い物、海など出かけているので、私からうつったのでは?
まあ、私は何の症状もないので、無料検査キットに申し込み、とりあえず自宅待機。

Tは熱があったのははじめの1日で、翌日は解熱剤がきいたのか下がってたけど、熱がないのに軽く悪寒、咳、だるいなど調子はわるそう。

一部屋にいてもらって、まめに除菌と換気をお願いして、家の中でもマスク生活が始まった。
今はもう慣れたけどはじめは除菌シートやスプレーを増やしたり、これみよがしにマスクしたり、共用してた歯磨きのコップを分けたり、病人相手にそんな仕打ちをするのは気がひけた。
食欲はモリモリで味覚の異常もないから、体より精神的にショックだったんじゃないかな。
具合どう?ときくと、最初のうちは「どうっていわれてもー」とかごにょごにょしてるんで、熱計って自分の症状くらい説明せい!人間なんだから言葉つかえ!人間なんだから!笑
3日目にはだいぶラクになったそう。

仕事の相方のおうちは娘が陽性で、我が子を隔離して除菌してなんて、できるのかそんなこと。娘さん、ふつうにいじけてたそう。

猫たちは私とTの間を行ったりきたりしてるけど、お互いベタベタ撫でて、媒介にならないだろうか、とかもある。ナデナデはするけど、吸うのはしばしやめよう。

コロナ判明して2日間くらい、家の中の異様な空気をマオちゃんは感じとったみたいで、ベッド下に隠れてしまった。あんなに遊んでたTとも遊ばない。マスクしてると誰かわかんなくなるとこがある、おちゅむちっさいので。

晴天の霹靂で自宅待機となり、仕事に支障はないけどプールとサウナはお休み。週末の海もなし。はじめは出かけたくてウズウズしてたけど、3日もすると仕方ないと諦めもついて、別れる理由、精神分析入門、むうさんの新作、サックス先生の幻覚の本など並読。マオちゃんも元どおり遊ぶようになった。
モンちゃんは何も変わらず、急に気温の上がった春の日向ぼっこを満喫している。

支援物資の巨大ダンボール2つと、水6本が届いた。ありがたいけど、それだけでは生活できないので(都は除菌グッズやトイパなんかの支援はない)、要な買い物には出ている。

ジムがないとひまなので、マダイのポワレ、豚のしょうが焼き、鍋などしっかり作ってお盆にのせてTの部屋に運び、別々に食べる。
うまいものたくさん食べて体力つけるのはうちの療養の基本。

土曜の夜、ひまなのでヘナ染めをし、頭にヘナを塗ってラップとタオルまいてそのまま寝たら、朝方、頭が冷えて目がさめた。軽く寒気がして、軽く喉も痛い。ずっとうまかったタバコの味が今ひとつ。

やべー!検査キットはいつ届くんだ!と事務局に電話した日の夕方に届いた。申し込みから4日って遅くね?
結果、私は陰性。この微妙な風邪症状は、毎年春先になる恒例のやつみたい。まぎらわしい。寒いうちはヘナは日中あったかくしてやらなきゃだめね。

7日間は自宅待機して、7日目くらいに何かしら変なとこあったらもう一度検査しようかなーと思ってるところ。
濃厚接触者には保健所から連絡があるはずだけど何の連絡もないのは保健所パンク中なんだろうか。
7日間といってもどこから7日なのかもよくわからないし、検査キットひとつじゃ足りないよー。

家族が陽性でもほかの家族は陰性っていう場合も多いみたいで、抗体の差なのか、よくわからない。かかるときはかかる、ほかの病気と同じ。ただ、周りの人まで巻き込んで外出できなくなるのはとても厄介。
今は卒業式まっさかりで、出れないのはつらいだろうなー。

この状況になってみてわかったけど、ほんとにわからないことが多い。情報はあふれかえってるのに、必要な情報が見えない。
感染源もわからないまま。
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春男モンちゃん

2022年03月09日 | 日々のこと


むふふのふ

3月3日、モンちゃん6才になりましたー!おめでとー!わーい!
明るく元気に8.6キロの巨体に育ったモンちゃん。
天気のいい日は庭で日向ぼっこして、春が来たのを楽しんでいる春生まれの春男。


去年の5才の誕生日はうちで目に見える猫はモンちゃんだけだったのが、今は妹ができて、モンちゃんは気が向いた時に可愛がっている。マオちゃんが甘えてくる時は、腕をまわして舐めてあげてる。たまにケンカもするけど、ベースは仲良し。
気のいい優しい素直ないい子のモンちゃんが、みんな大好き。

モンチは殿の金魚のフンとなり、いつも殿のあとについて真似してたものだが、マオちゃんも気が向くと甘えるくらいでベッタリくっついてるわけでもない。いい関係に見える。

この日、庭の沈丁花がやっと咲いた。今年初、匂ったー。やっときたー!

ひな祭りに実家ではお雛様を飾り、ちらし寿司とはまぐりのお吸い物、甘酒まで用意していた。行きたかったなー、コロナがまだ多くて行けなかった。

第6波は感染源不明の人が多くて電車も乗る気になれない。
仕事の相方も家族に陽性が出て、引き続きズームと郵送でなんとかする。

十分なんとかなるし、仕事相手にわざわざ会うより楽ではあるけど、人と会わないと今一つ緊張感がないのは、いいのかどうなのか。

広報紙ふたつ納品、今回もぎりぎりの修正が多くて大変だったけど、終わりのほうの修正はMさんがやってくれて、私は次の会報紙の準備、新規チラシの仕事も入った。なかなかヒマにならないけど、落ち着いてはきた。

家でできるとはいえ、仕事するとなんだかんだ疲れるのでプールとサウナは欠かせない。遅い時間にくる顔ぶれはだいたい決まってるけど、今のところ挨拶するのはおじさん二人のみ。

5日は啓蟄。
海は風速10メートルで、春一番だったのかな。
ボンボンベッドを持って浜に出たけど、ベッドごと飛ばされそうな風。
砂が顔面に打ち付け、お茶も飲めない、タバコも吸えない、何もできない。
靴脱いだりもできなくて足を浸けられず。写真も撮れない。

強風だけど海は台風の波とは全然違ってぐちゃぐちゃの風波だったけどサーファー多かった。
水に入れなくても全身潮と砂まみれ。冷えた。

明るいうちにお寺についた。
白木蓮のつぼみが大きくなっていた。ここの沈丁花はまだ。
毎年楽しみな淡ピンクの梅が咲いて、匂いが格別。
山の途中の河津桜も満開、スミレも咲いた。風景が明るくなってきた。
上のベンチでストレッチ。
変な低気圧が多いからか、モンちゃんを腕枕して寝たからか、肩甲骨の付け根が痛かったけど、1日で治った。

Cがついにスマホに。初日はスマホ見てたら気持ち悪くなって投げた、といってた。

しかし冷たい風と砂の吹き荒れる海でも、ハゲ山に囲まれたお寺でも、Cと私はいつも笑っちゃうほど楽しいのに、これから気温が上がるにつれてどうなるんだ。笑いが止まらんだろう。

金曜日くらいからさらに気温が上がる模様。

ジムが休みの水曜日は外食デーにして、行ったことのない店にトライしている。今週は前から気になってたお蕎麦屋へ。
白魚と空豆の天ぷら、だし巻き玉子、ぶっかけそば、どれも非常に美味しくて、お店の人もきれいで感じよかった。
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春よこーい

2022年03月02日 | 日々のこと


毎年、一番のりで咲くクリローのサクラピンクちゃん


3月がきたけど沈丁花も河原の早咲き桜も咲いてないので3月という気がしない。

寒さで延び延びにしてたレイニーブルーの植え付けを、2月末にやっと行った。


2022年2月22日は2が6こ並んだ猫の日だった。特に何をするってわけでもないけど、にゃんとなくめでたい。


ご飯より遊びが好きなマオちゃんは、日に何度か激しく走り回る。
摂取カロリーが消費に追い付かないみたいで、ふつうに食べてるものの全然太らない。体重は4.1で、痩せてるってほどでもないけど、余分な脂肪がない。
モンちゃんのダイエットカリカリをメインにしてから、ますます細くなった気がする。

なかなかちょうどよくはいかないもんで、ビーやモンちゃんは2歳くらいですでにポッチャリ、モンチとマオちゃんは小柄な上にほっそり。
ほどよい筋肉でバランス良かったのは殿くらい。

ちゅーるでカロリー調整もできるけど、寝てても何しててもちゅーるを出すとモンちゃん8.6キロも飛んでくるので、痩せたいモンちゃんと太りたいマオちゃんの食事管理はこれから試行錯誤。

マオちゃんの主食は胃腸の弱い子用ロイカナに戻し、モンちゃんはマオちゃんのお皿のものを食べないように気を付けるしかない

2ぴきのお皿は離れたところにあって、モンちゃんがマオちゃんのご飯を食べるとTが叱るので、モンちゃんも(ここのご飯は食べたらいけないらしい)とちゃんと理解しているのだが、人の目がないと、さり気なく食べている。
叱られたときの、アーイトゥイマテン顔がちょっとビーに似てる。
殿は叱られると逆ギレしてたな、といつも2ぴきとともに天にゃんたちが顔を出す。


誰もが一度はブームになる冷蔵庫にぴょん。心なしかどや顔。


オルラヤの新芽の上でお昼寝

モンちゃんもこの頃、仕事中の私の仕事椅子を陣取ってみたり、神棚にのぼってみたり、ちょこちょこ私の困ることをあえてする。おりて~、といっても聞いてくれない。
人の困ることを全然しないできた優等生モンちゃんも、今になって反抗期?全然いいけどね。
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海は冬の間は由比ヶ浜が多かったけど、23日の祝日に久しぶりに葉山へ。
シルバーたち、釣りのおじさんたちが総出でお出迎え。
今は澄んでるよー、といわれるけど、まだ潜れない。

桟橋の上に座って日向ぼっこしてたら、マスク越しにもふわっと潮の香りがして、マスク外してクンクン。一気に気分爆上がり。
空気の香る季節になってくるとマスクなんて邪魔でしかない。

月末の26日にようやく15℃まで上がった。15℃ってイメージしにくい気温で、風がなければまあまあ暖かいけどたいてい風が強い。

海帰りに寄るミニスの隣の庭に、すごい数のスズメがいた。


河原には、冬にくる黒カモではなく、カルガモっぽいカモがこれまで見たことない数来ていた。

お寺の赤い梅の花がやっと咲いた。

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時間SF短編集を読了。
様々なタイムリープ小説を読んでると、過去から未来へ一直線の時間のとらえ方のほうが錯覚に思えてくる。
もともと一直線とは思ってないけどね。錬金術師の話とか戦場から家に戻る話とか面白かった。
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ジムに行ってもマンションの理事会に出ても、人のことをよく見てて人のやることを気にしてる人がけっこう多くてびっくりする。
私は人なんてものは地にしてしまうので、直接ぶつかってでもこないかぎり全く気にならない、見えてもいない。美しい人は図になるけどめったにいない。動植物はすべて図。

昨今の監視社会がうっとーしいと思ってたけど、喜んで監視する側の人間がたくさんいるってことみたい。

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仕事はひとつずつ納品が完了してはいるけどまだ繁忙期が続いていて忙しい。
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