ダーの足の上でお昼寝
ダーの足の上でお昼寝
箱のくぼみから私をじっと見てるビー
春爛漫、20℃を越える暖かい日が続きつつ、4月下旬。桜は葉桜になって、緑が活気づいている。
ビーは、ステロイド2日に1回から、2.5日に1回にしてみて、大丈夫そう。
下痢してない。
相変わらず、窓際の箱にほぼ一日入って寝ていて、そこから顔を出して、水を飲んだり、カリカリやササミを食べたりしてる。
にゅーっと首を伸ばして、カメみたい。
きゅうにあちゅくなったわね
ビーも今はかなり偏食で、殿にあげてるレトルトを見に来て、一瞥して立ち去るときの冷たい顔!
昨日もウエットはあらかた無視した後で、ササミとカツオのたたきをよく食べた。カリカリはシーバをよく食べる。
殿は、体重は3.4キープしてるし、適当に元気もあって、昨日はナデナデされながらぶるぶるいってたけど、せっかく食べた晩ご飯をほとんど吐いてしまった。
翌日の24日(水)に来る低気圧のせいだったかもしれない。
ずっといい天気が続いてたけど、24日から曇りや雨の日が増えて、気圧の変化が激しくなりそうなので、36時間ごとのセレニアを再開したほうが良さそう。
カレンダーにはス(ステロイド)、ホ(ホエキ)、セ(セレニア)の予定が2週間先くらいまで書いてある。
1.5日に1回とか、2.5日に1回とかややこしいことをしてるのは、医師の指示ではないんだけど、了解はもらって、薬はなるべく少なくしたい。
殿は、1年くらい前よりは、薬を飲んでくれるようになったけど、それでも私が薬箱に触る音で逃げるし、うまく喉に落とさないとふっとばす。
最近、ヒュッ、ハッ、ホイの3拍子(ナダル参照)で、口をあける、くすり落とす、口を閉じてお水をシリンジで入れる、ってやると、うまくいくことが多い。
何事もリズムが肝心だ。
ライスフラワーよく咲いてる
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21日の日曜は、蒲田のホールで某先生のスタジオ発表会。
間違えてわざわざ京急蒲田まで行ってしまい、歩いてJR蒲田方面に向かった。
発表会といっても主役はプロのダンサーたちで全幕をやるので見ごたえ十分。
コッペリアの全幕を見るのは初めてで、人形っぽい動きや演出も面白いコメディで、楽しかった。
この手の喜劇系のバレエのストーリーって、若い男女が結婚するまでのお話で、小津の映画みたい。
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月曜は午後に河原に出て読書。
ちょうどいい気候で、本がよく読める。
川にはカモやウがいた。
「失われた時を求めて」は、3巻を読了し、4巻に入った。
3巻の終わりからの「土地の名、土地」では、語り手はバルベックという海辺の町へ祖母と出かける。
母とのしばしの別れや、慣れない土地に慣れないことなどを、またぐじぐじ言い出す。
ジルベルトと別れて2年が経っていて、通りすがりの牛乳売りの娘に恋してみたりと、大きなことは起こらない部分だけど、ここでの小さなことが、後々の物語に響いてくるらしい。
祖母が語り手の靴を脱がせようとするのを制止して、自分で脱ごうとしたときに、祖母が「上着とショートブーツの最初のボタンに手をかけた私の手を押し止めた」ことや、ホテルのネーム入りの固く糊のついたタオルなど。
○海に行くのは人に会うためではなく、そういうことのためならパリでたっぷり時間がある、知り合いはつまらない礼儀や挨拶のやりとりで貴重な時間を無駄にさせてしまう、その時間はことごとく、大気のなかで、波を前にしてすごすべきである、
という祖母の考えは私とまるかぶり。もしかすると一度目に読んだときに、おばあちゃんの考えが私に入りこんだのかもしれない。
4巻に入る頃には、そんな祖母はヴィルパリジ夫人と交流をはじめ、グランドホテルの生活にも慣れてくる。
ヴィルパリジ夫人のほかの宿泊客は、3巻ではほとんどがうさんくさい。
海辺のホテルなのでときどき海の描写が出てきて嬉しい。
このはこがいいにょよ
4月15日の月曜から、やっと20℃越えるようになった。
河原の桜はまだ咲いていて、桜吹雪も舞った。
やっと、桜の元で「失われた時を求めて」を読めた。
読んでたのは、語り手がベルゴットとご対面するところ。
あったかかったので、猫たちは庭に出て日向ぼっこした。
夕方、ビーの定期検診。血液検査なし。
ずっと食欲旺盛で下痢もなく、お水も飲んでるしお口もいい香りで調子のいいビーは、体重変わらず、触診や聴診も問題なく、お耳掃除してもらってすんなり終了。
ビーは終始嫌そうな顔してるけど、お耳掃除は絶対に気持ちいいと思う。
ステロイドは2日に1回から3日に1回にすることに、合意をもらった。
ビーは元気にニャーニャー鳴きながら、行って帰って来た。
モンプチとろり缶のほかに、ササミのほぐしたのもよく食べる。
寝室で寝るのがブームなので、寝室や、寝室の前の廊下でニャーニャー私を呼んで、駆けつけると満足してベッドの上で寝る。
夜私が寝るときも、枕に来て一緒に寝る。
外に出るのも好きで、網戸の前で「ニャーン」と言うときは、抱っこして外に連れていくと、ごろごろいって気持ち良さそうにしてる。
こうして調子のいいビーとの暮らしがこのままずっと続くだろうと、油断しきってた16日の深夜(1時すぎ)になって、ビーは下痢。
さらに食べたものを大量に、一気に吐き戻し。
3回くらい吐いて、最後は水だけ。
その後また水を飲んだけど、また吐いた。
3時くらいには落ち着いて、私の枕に来て寝た。
久しぶりの連続嘔吐だったけど、今回は引きこもらずに、私の枕に来たから、安心して私も寝た。
このときモンちゃんが私の横で寝ていて、モンちゃんとビーは頭を寄せて寝ていた。
モンちゃんは枕の上に前足を乗せて、ビーに手を伸ばしてるようだった。
水曜の朝、ビーはケロッとした顔をして、私を見つめてはなにか訴えるような感じで、いろんなレトルトにダメだしをして、ササミほぐしをよく食べた。
ステロイドを久しぶりに2日あけたところでこの反応だったので、3日に1回にするのは早かったのかも。
先生も、間隔あけて下痢するようなら2日に1回にして、と言ってた。
ええ、即戻します。
ステロイドはリバウンドが怖いとは聞いてたけど、まさに今回のはそれだったと思う。
殿はまた、サーモンに飽きたのか、と思ってたらそうじゃなくて、Yマートのサーモンが美味しくなかったみたい。
Tストアで買ったのならいくらでも食べる。
ダーはそれを見て、「殿、そーゆーとこ、良くないよ」というけど、殿は聞いてない。
朝とか時短のため、お刺身を包丁で刻むのではなく、私が軽く噛んで細かくしてあげていて、そうするとよく食べる。
冷たくなくなるし、余計な脂も落ちていいんだけど、朝から空きっ腹にワサビも醤油もつけない刺身を口に入れるのはちょっと、うっ、となる時もある。
Yマートのサーモンは特にうっ、だった。
私がうっ、とるような、風味の抜けた刺身は、食べない殿だった。
水曜夜、仕事から帰ったら、ゲロも下痢もないし、ビーはちゃんとお出迎えしてくれて、モンプチ缶をよく食べたので大丈夫そう。
ステロイドはまだ減らせないっぽいな。
むむっ!にやんだこれ?やんのか?
庭のシラユキゲシ
エリナカスケードもたくさん咲いた
窓辺の日向に置いた段ボール箱の前で、殿はしばらくじっとして、箱を見つめ、見つめに見つめ、前足を入れようとしてやめ、と、しばらく迷ってから、やっと箱に入った。
簡単に言えば、殿はちょっとボケてるようなとこがあるけど、品がよくてかっこよくてかわいいのに変わりはないし、幸せをくれ続けていることにも変わりない。
こうして、私の側で老いていく姿を見せてくれることが、私は幸せだ。
ゆっくりゆっくり、年を重ねていただきたい。
「いたいよモンちゃん!」と私が反応すると、待ってました!といわんばかりに、「コッチきて!」と走っていくときに、いろんなものをふっとばしたり、なぎ倒したり、大きい音をたてたりする。
本棚の上から、いろんなものを落としながらジャンプしたり。
私が休みの日は昼にも外に出るし、夜はほぼ毎日外に出てる。
うちのマンションは、1階の庭がつながっていて、庭の両端には鍵付きのドアがあって、子猫が通れるくらいの隙間しかないので、庭の外には出れなくなってる。
なので、遠くに行く心配はない。
でもこの辺り、最近もタヌキを何度も見かけてるし、タヌキ界では疥癬流行ってるし、やっぱりあんまり外に出すのは良くないんだけど。
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13日(土)は巣鴨へ。
腹側(意識的な動き)と背側(無意識の動き)の話から、お母さんがトイレに入って次の動作に移れなくなった話から、外の猫が死ぬ時、意識はどうなってるのか、死は主観的経験なのか、の話。
この話が強すぎて、ほかの話をあまり覚えていないのだった。
今読んでるタコの本にも、殿の老いにもつながっている話。
その日はダーが仕事だったため、懇親会で軽く飲んだ後、打ち上げは1時間だけで帰った。
カリカリ多めに入れといても、遅くとも9時半までには晩ご飯にしたいところ。
出かける前にリフレしといてよかった。
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14日(日)は海へ。
この日まで最高14℃くらいの寒さが続いていた。
由比ヶ浜。曇り、風が強くて寒いけど、南西の風で、冷たい風ではなかった。
ゴリゴリのオンショアでベシャベシャの波だったけど、サーファーがけっこういた。
足だけ入ってヨガ。
八幡様に行ったら、白藤がとっくに咲いてたみたい。
つるが短く切られて、手に取ってかげなかったけど、近くにいるとふわっと香った。
源平池には、小さい魚の魚影があって、動きを見てると鯉の稚魚かも
お寺の牡丹
お寺も珍しく明るいうちについた。
高校や境内の桜はまだ花が残っている。
タケノコはあんまり出てなかった。
枝先に花の残る桜
あらゆる木々の芽吹きの緑が眩しい
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失われた時を求めて 3巻「花咲く乙女たちのかげに」
語り手は、ついに、スワンの家族と仲良くなって、昼食に呼んでもらえるようになる。
月曜から寒かったけど、水曜は10℃いかない、という春にあるまじき寒さで、東京で雪が降ったらしい。
あたちにちょーだい!
ちょーだい!
帰り道
夕陽に染まる
クヌギ
ピンク濃いめの山桜
暮れかかるソメイヨシノ
純白の山桜、一味違う甘い香り
おかえりモンちゃん
かえるのか?
かえらないのか?
どーしよっかにゃ
朝は、庭に出て草をお食べに
もっとたくさん咲いてたのに~!
シラユキゲシも咲いてる。
ライスフラワーも!
残念な剪定。