デ・パルマ「パッション」
その手の業界によくありそうな地味な話。
タラシ男もその手の業界にいそう。
途中の創作バレエは良かったけど、
全体的に地味。
上司のレイチェル・マクアダムスは
美人だけどまるで美しく見えないのが
その手の業界っぽい。
映画の後はしごがやってなかった。
銀座で珍しくHipHopのDJライブしてて、
かっこよかった、さすが銀座。
ダーと先日のヨコスカDJを思い出して苦笑。
表参に移動してゴールドラッシュに行ったら閉店で、
結局じゃんがら。超久しぶり。
ハロウィンで扮装する若者が、
表参道にも渋谷にもいっぱいいた。
怪我メイクがあんなに流行ってるのは、
この時代が病んでるのを自覚してるのか。
上半身裸の、夏のオレの生き残りもいた。
で、次の日も渋谷に出向き、
ハロウィンに相応しい、極上の扮装映画。
カラックス「ホーリー・モーターズ」
めちゃくちゃ、やりたい放題で面白かったー!
ドニ・ラヴァンの動き、たまらん。
どのシーンもパリが迫ってくる感じで面白かったけど、
特に好きなのはお墓~地下のシーン、
モーション・キャプチャー、楽隊、
ポンヌフ上からショットなどなど。
窓の外からのサルもかわいかったー!
大きい犬?の歩いてくるのもかわいかった。
デ・パルマの地味な演出の消化不良が
思う様消化できた。
しかもこっちは夢でなくすべて現実。そして芸術。
映画の後はカフェ。
私のほうが年上なのに
財布に千円しか入ってないって最低。
そして海へ。
十月の終わりの週末、
潮澄みまくり、凪。
足の付け根まで水に入って目を凝らすと、
いた。あの優越感。
長い触手をたなびかせ、
こちらに向かって来た、と思ったら引き返す。
いなくなった、と思ったら戻ってくる。
一瞬、全身をピンクに光らせたりする。
カサ部分を水の上にちょっと出したりもする。
何なんだ。漂ってるだけじゃない。
意思がありそうな、なさそうな、
未知との遭遇感。宇宙人か。
宇宙人のモデルになってるしね。
「宇宙戦争」のマシンもクラゲっぽかったし。
あいつら、侵略とかゲスなことは考えない。
ただ気持ちよく生きることを追求し、
地球環境に合わせて進化を遂げた。
実は人類の誕生以前から、
地球は宇宙人を受け入れていたのだ…
何体も目視して泳ぐのは諦めた。
あんなのが跋扈してたら魚だっていなさそう。
準備運動を始めてたCも、諦めた。
クラゲ最強。
森戸でクサフグの行列、
小さい魚のカップル、
一瞬イカに見えた魚もいた。
「今はもっと大きくなってるはずだよね」
「イカにとっても、あの日は青春の1ページだね」
工事のおっさんに声かけられる。
お寺はミスティ。
Cは忘れ物のストールを取りに行って、
今度はピアスをなくした。
まだボーッとしてるみたい。
10月28日のこの日、
ルー・リードがこの世を去った。
つい前日ダーと1st.の話したばかりだし、
十月入ってヴェルヴェッツもソロもほぼ毎日聴いてたし、
アイポでもトランスフォーマーばっか聴いてたところ。
トランスフォーマーとケツのライブとanother viewは
日本の女子一聴いてるかも。
ヘロ●ンを妻にして71歳まで生きたのは、
生命力が強い、というべきか。
ルー・リードは、とにかくかっこいい。
曲も声もサル顔も生き様も。
Give Thanks,and Love!