年の瀬になっても日中は暖かい。
28日は葉山で水に入って歩いた。
潮はよく澄んで、風は少し。
魚がときどき跳ねた。
岩まで行きたくて、冬季船舶計画について話す。
Cは夏頃からたくましい体型になってたけど、
最近体重を測ったらベスト体重プラス10キロだったらしく、
急なダイエットで3日で4キロ落としたらしい。
お寺に行って、久しぶりに山の上まで行った。
山のふもとの空気は冷たかったけど、
階段をのぼりきると暖かかった。
山に沈む夕陽と、富士山も見えた。
夕陽を見てる私とCの間にわりこんで、
えんえん写真とってるオバちゃんがいた。
何も見えてないんだろう。
リスが元気でよく鳴いていた。丸々太って。
私は風邪は治ったけど咳が出るんで、
サウナに行きたくて江の島へ。
サウナの後プールで泳いで、
温泉にも入った後、Cは動けなくなった。
急なダイエットしながらの海山温泉で、
しまいには脱水症状になったらしい。
駐車場でしばらく休んでから、
なんとか復活して東京に戻った。
月の上の方が斜めにつりあがって、
下は丸くてビーの目みたい。
29日は仕事納め、柚子狩り。
スーパーでご馳走のお買い物。
30日は由比ヶ浜へ。
海は淡いブルーで、空も青くて、潮よく澄む。
風もほとんどない。
1週間前にも見た、波の子がいっぱいいた。
低いウネリでイナッコ?の群が波乗り。
じゃぶじゃぶ歩いて、浜でストレッチ、ヨガ。
海藻が打ち上がって磯の匂いが強かった。
山へ。まだ赤いモミジが残っている。
水仙、蝋梅の匂いをクンクン。
土や焚き火の匂いもしていた。
上までいくと暖かくて、
体がぽかぽかした。
日が少しずつ長くなっていて、
一週間に4、5分ずつ伸びていくらしい。
それが今年はやけに実感できる。
上の上の展望台まで行って、白い大木にも会った。
大島が大きく見えた。
山を降りたところの鳥居の中の白梅が3輪開花。
年内に咲くとは、早い。
それに一株に一輪ずつ、なぜかツツジが咲いている。
リスのほかにもヒヨやらピッピピーやら
いろんな鳥が鳴いていて賑やか。
ベンチでストレッチ。
ちょうどよく三茶について渋谷に行って、
今年の4月に他界したオリヴェイラ「アンジェリカの微笑み」。
最近、清も山田洋次も蘇りの話を撮っていて
ちょっとかき乱されそうで避けてたけど、
アンジェリカもある意味、蘇りの話だと思ったけど
オリヴェイラなら、ぜひとも今年中に見たかった。
で、やっぱりすごく、面白くて、よかった。
なにしろ、こちらとあちらの世界が近くて、
どちらも美しくて、あちらはさらに夢のようだ。
主人公はうなされてるし、あらすじだけ聞いたら
怪談とかホラーっていってもいいんだけど、
あちらの世界いが、楽しい。
アンジェリカが美人で、目を開けて微笑む顔がよかった。
あんな風に、写真を見てる背後で、
いたずらっぽく笑っててくれたら、楽しい。
写真の目が開いて、ニャーンと口開けてくれたら。
なんか、オリヴェイラの映画って、ふざけてる。
なぜか笑える。
Cくんは、小津っぽいと言ってた、そんな感じ。
突然現われる猫の、鳥を見上げる演技がすごく自然で、
猫が出て来ると猫ばっかり見ちゃう。
終わりの歌がしばらく離れなかったけど、
お茶した後は二人ともすっかり忘れてて、
思い出せそうにない。
そして今日は大晦日、
朝5時に起きて前々から頼まれてたおせち配りを手伝って、
受けとりに来る方々はお上品な年配の方ばかり。
その後で、去年につづいて大晦日河原ピク、
私は軽いお茶のつもりだったけど、
Eちゃんは、誕生日のお祝い、と
素敵なお料理をいろいろ用意して来てくれた。
頭痛で調子悪いみたいなのに。なんていい子。
揚げ野菜やスープ、豆やニンジンのマリネほか。
眠くてふらついてたけど、ビタミンたっぷりのお料理で元気に。
海の方の空に入道雲が出ていて、くじらみたいな雲は途中で消えて、
日がさして、二人とも大喜び。ヨガの立ちポーズを一緒にやる。
小さいカモの群(子ガモ?)がいっぱいいた。
Eちゃんはダウンの下に6枚も着ていて自分でウケていた。
私は寒かったらパスしようと思ってたけど、
Eちゃんはパスする気なんてなかったらしい。
別れ際にお礼の気持ちをこめて握手したら、
強く握り返してぶんぶんふっていた。かわいい。
晩ご飯はこれから、家でのんびりダーと猫たちと、
毛カニ、懐石やさんのおせち、タイのお吸い物、年越しそば。
喪中だし、何でもない感じで過ごすつもり。