なぎのあとさき

日記です。

冬至まわり

2013年12月26日 | 日々のこと

お隣のお家が引っ越し。
生まれたときから何気に見守ってきた
Ⅰくんも4歳。
今どき珍しいくらい人みしりしない子で、
しょっちゅううちの庭にボールとか投げ入れてきた。

引っ越しの朝、
「引っ越しちゃうんだね、さみしーよ」
と言うと、Ⅰくんは笑いながら
マンションの廊下を転げ回り出した。
ママ「こんなに照れてるの、珍しい」
かわいい。頭撫でまくる。

Mさん「クリスマスケーキ買う?」
私「どうしようかなぁ。Mさんは?」
「買わない!高いもん!お金ないの!」
というMさん、イヴの日にケーキは買わなかったけど、
今年初めて娘たちにクリスマスプレゼントを用意した。
上の子はもう小3。
娘たちは(うちにはサンタは来ない)とはなから期待してなくて、
朝起きた時、枕元のプレゼントに気付かなかった。
Mさんは「あれ?窓開いてるよ」と小芝居を打ち、
娘たちはプレゼントに気づいた。
小3娘「こんなに汚いうちもサンタさん来てくれたんだねぇ」
プレゼントの服は大して喜ばず、
「これ、サイズ大きいし、ママにじゃない?」
でも、百円のシールに大喜びだったそう。

八幡様で見たスッポンそっくりの、
スッポンの化身にラチられた。
振りほどけない。
自分でも「○○とオレとは、月とス、」
と2回くらい言いかけていた。

Kちゃんちに1年ぶりに行って、
絵を見せてもらった。
今回は仕事のグチもなく、
えんえん恋バナ&鍋。

ママが駅まで来て、
スカートを買ってくれて、
生パスタのランチ。うまし。
外で会うとママは若い。
家とは大違い。

海はチンチンに冷たい。でも入れる。
太陽が低い。富士山がよく見える。
Cは前々から欲しかった
守ーの猫画集と如く5をくれた。

クレラー・ミュラー展。
モネの森の道の絵が良かった。
遠い記憶のような、
夢で見たような、懐かしい光。
シニャックの風景画もいい感じのが一枚。
夜明けの港のような。

ゴッホも数点。
モンドリアンの海も良かった。

帰りに表参道でゴールドラッシュ、
ケヤキのイルミネーションで人だらけ。
つい思い出すムスカのセリフ、
「見ろ、人が、、、」

猫たちは食欲がすごい。
モンチが「ア、ア」と鳴く声は雉のようだ。

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木枯らし吹く毎日のふと晴れた日

2013年12月19日 | お散歩

長者が崎へ。
高速の紅葉もいきなりハゲ模様。

海は土日の時化が嘘のような凪。
(日はターナー)
目の前には今年初、富士山の全貌。
「Oh my god!」が止まらない。
C「Happy Birthday!」
太陽も暖かくて好きなだけ、
浜辺でごろごろ。水にも入る。
空には龍神様。
お腹のあたりが膨らんでて、
鱗、頭、鬣もあった。
鬣につかまって空を飛ぶ。
ゆーっくりHP回復して、
「海はいいねぇ~」

森戸へ。潮澄む。
チビ、ボラ風、メジナ風など
いろんな魚の群たちがいっぱい!
和風のお庭にいつものデブ茶猫。
そこに初、水仙が咲いてた。
C「Happy Birthday!」
2人でしゃがんでくんくん嗅ぎまくる。
夕陽は、逗子まで続く。

お寺につく頃は暗かったけど、
階段に工事用のライトがついてたので
上まで行って天狗たちに挨拶。
寒さを感じない。フワフワ。

移動中の車内やお寺の境内では
童貞バカガキなんかより
ハイレベルなドシモトーク。
絶対男の人に聞かせられない。

今日の上品な方のトーク

「京都!
南禅寺の湯豆腐!」
「浮かんだけどさ」

「ムッハハハハハハ、
あたしもいっぱしのオヤジ笑い繰り出すとは」
「このままいくと40コ下と結婚して
クラプトンになってくんだよ」
「今なんか見えた気がする」

「あたしたちもbitch卒業したねぇ」
「Sounds like saaaad!」
「結婚と同時に」
「あたしは離婚と同時にパートナーと出会って」
「結婚じゃないんだ」
「あれはbitch婚!」

東京に戻り、苺のジュースで、
「Happy Birthday!」
何回言われたか数えきれない。

帰ると、淡いイエローのバラの花束。

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ターナー!

2013年12月17日 | 日々のこと

鎌倉で忘年会。
インターバルに某くんと
御成通りを通って海へ。
強風、波ぐちゃぐちゃで膝まで。
水はブルーグリーン、
波打ち際は泡立って波の花。
ふしぎと寒くはなかった。

スッキリ、爽やかに二次会に戻る途中、
駅前で某親子にばったり。
鎌倉に住んでるような嬉しい感じ。
二次会に戻ると、調子に乗ったバカ男子の
リビドーが炸裂。
バカ男子、東横線でも
通報寸前の大ハシャギ。

自由が丘で3次会、
終始、しょーもなさすぎるドシモトークで
リビドー注入される。

次の日、二日酔いというより
男子リビドーが残る中、上野へ。

ターナー展。
海と大気と光をこれでもかと描いたターナー、
ずっと好きだったけど
まとめてオンリーの展覧会は初めて。
すぐにリビドーは吹き飛ぶ。
毎週金曜には海の夢を見る。
地中海見たことないのに
ノスタルジーが凄い。
特に月と金星の夜の絵。

ターナーは1775年、ロンドン生まれ。
後の印象派を予告する絵がいっぱいあった。



《バターミア湖、クロマックウォーターの一部、カンバーランド、にわか雨》1798年発表 
油彩、カンヴァス 88.9×119.4cm

つい先日夢に見た虹にそっくり。
夢は山の上からの角度だったけど。



《スカボロー(版画集「イングランドの港」のための原画)》1825年頃 
水彩・鉛筆、紙 15.7×22.5cm

実際は晴れてたのにド時化の海を描いたターナー。
海面のぼこぼこぐあい。



《湖に沈む夕陽》1840−45年頃 油彩、カンヴァス 91.1×122.6cm

後の《印象 日の出》を思わせる。
ずっと見ていたいような絵。

習作も習作には見えない完成度だった。

ほかに失明寸前の光とか、
やりすぎ、盛りすぎの絵も多くて、
リアリズムをどんどん越えてたけど、
色彩と、海と大気と光をここまで愛した絵を
好きじゃないわけがない。

時間足りず。
客はおじさんが多かった。

帰りは公園のスタバで茶。
木々はすっかりハゲ模様。
バカ男子にこってり付き合った後で、
夜の公園を歩きながらさり気なく気づかい、
エスコートしてくれるダーが
とてもいい男に見えた。

フタコに戻って乾杯!

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Like a little girl

2013年12月16日 | 日々のこと

殿が私の顔にぴったりくっついて眠る。
ビーが割り込んで私の顔にくっついて眠る。
次に殿が割り込んで、の繰り返し。
ビーが私の鼻に顔をのっけて寝ていて、
ビーの涎が私の目に流れこんでいた。

ホトカの上はテトリス状態。

意識してSCRATCH ATTACK!聴いたら、
やっぱりクラゲ感ゴイスー。
宇宙!

シラサギ、アオサギは数が増えて
水辺で楽しそうにやっている。

風の強い日、
駅のホームから河原を見ると、
ススキの枯れ草が明るいブロンズに光って
波打つ。穂もまだある。
横にいたご婦人(82)と季節の話はずむ。
その前日、表参道では、
予約に遅れそうで走ってるのに、
イヤホン付けてるのに、
周りに人いっぱいいるのに
老婦人に道を聞かれた。

カラーのMくん、
常にローテンションで声も低いのに
猫に嫌われて、襲いかかられるそう。

「魔法少女まどか☆マギカ」(初)

テレビの総集編的な映画版。
面白かった!
一人も悪人が出て来なくて
キャラがみんないい子でここまで
怖くて切なくて悲しくて楽しいアニメが作れるとは。
特にキョウコが好き。
ほむらもまどかも
今さら私がいうまでもない。
サヤカも一番ふつうの少女らしい少女。
Qべえも、私はきらいじゃない。
好きでもないけど。クラゲと一緒。
宇宙!

まん丸な目がモンチを思わせるけど、
モンチには感情がそろってる。
うれちー、たのちー、こわいー
ちっぽちゃわらないで!
むかちゅく!ちゅき!

Cが少女と処女をアタマから否定するけど
私には意外と少女性がある。
仕事のラブリーでファンタジーなデザインは
けっこう得意だし、夢想好きだし、
ドキドキして眠れない夜もあるし。
クラスの男子がバカすぎて
いつも女子だけで遊んでた頃。
今でもその頃の友達の夢を見る。

ジム帰りの空、
天頂におうし、オリオンもビカビカ、
双子座には木星。
シリウス、ぎょしゃ座のカペラも明るい。

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Forever Young

2013年12月11日 | 日々のこと

窓の外のバイカウツギやコーネリアのつる、
タニウツギは紅葉もせず枯れてきてるのが
ほとんどで、一部黄色。今花はない。
沈丁花はいつもイキイキ。
斜め後ろにはモンチがいて、
冷蔵庫の上にビーがいて、
暖房の下に殿がいる。
みんな私からは見えないところ。
でもいる。幸せでしびれる。

モンチはフライパンを舐めるのを日課にし出した。
さんざんアピールした後で急に気配を経ち、
流しに行ってシンクに上がって
三角コーナーや食器、鍋類を入念にチェックし、
フライパンに残った油をザリザリ舐める。
音がして見に行くと
すぐにシンクから飛び降り逃げる。

マグロのカマ焼きを買ってきたら、
ビーはくりくりの目で膝に来て、
見上げる顔のかわいさたるや。
食後のテーブルに身を乗り出して
残った残骸をくわえてダーに止められると、
モンチも来てマネして
テーブルに身を乗り出してくわえた。
モンチの顔よりずっと大きい
マグロのカマをくわえた
モンチのかわいさたるや。

殿はいつも上品だしストイック。
ネタにしづらいけど、
いとしさのかたまり。

河原には黒い鳥が逗留中。
鵜かと思ってたけど違った。
手前にいた鵜と波紋が違う。
黒い鳥の波紋は大きくて
一本ずつ太い。
鵜の波紋は細くて軽い。
小魚跳ねまくり。

いつもデタラメに熱唱してた
ボヘミアン・ラプソティほかの
歌詞を覚える。

三茶で、ロックな話。
ボブ・ディランは72歳の今でも
がんがんライブやってるそう。
ロックのカリスマ中のカリスマが
その歳まで生きてるのはなんで、と思ったら、
彼はすでに精霊らしい。
私がライブで見たときはもう、すでに。

黒いボブもそうだ。
30越えて生きてたのは精霊だ。
でも宇宙から要請が来て、いったん離れた。
かわりに宇宙は地球に
スペース・エンペラーを配置。
というか、ジイサンはもとからいた。

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海に行く以外、
なんも手につかない日。
海はベタ凪。浮かびたい。
でも膝下まで。キーンと冷たい。
ミスティな空のもと
海は白っぽく光っていた。
無風で、しばらく砂浜でゴロゴロして、
フワフワ。

若宮王路、トークテーマは童貞と処女について。
主に童貞について。
12月だし、とジョン・レノンをちょっとかけてみたけど
すぐにカーティスにチェンジ。
お寺の境内でする話じゃない話止まらず。
トイレ掃除の男女がキャッキャしてた。
1の鳥居の中のイチョウが黄色、
山は色とりどり。例の木を舐めるように見上げて
久しぶりに明るいうちに天狗のベンチへ。
エロスが濃くてさらにフワフワ。
富士山は雪模様。リスが木を上ったり下りたり。

サウナ、プール、温泉で溶ける。
プールでも下トーク止まらず、
近くにいたオッサンに聞こえてたらしい。
岩の上に大きなサギがいて、
だんだん首が前に倒れては、戻る。
立ったまま居眠りしてるみたいだった。
2階の屋外プールが冬季休業なんてヒドすぎる。
Cはオバサンに絡まれてフロ上がりに症例の分析。
私は仕上がってずっとフワフワ。
次の日仕事に行ってギアチェンジに数時間。

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ユーフーの鐘

2013年12月04日 | 日々のこと



5月のころのフレンチレース。
今はジャルダン・ド・フランスやエリザベスが色濃くてとてもきれい。
アイスバーグも一輪、すごくきれいに咲いた。

朝方ビー殿が私の枕で
押し合いへし合い。
そこに私のアタマも交ざる。
モンチは足元で寝てる。

今日は暖かくて、
3匹順番にだっこしてお外。
みんなが満足したら河原へ。
モロコいっぱい跳ねる。
本は「城」
助手の猫っぷりがカワイイ。
金星と猫爪月が並ぶ。

すとんと日が沈んで真っ暗に。
紅葉は、サビ色に。

由比ヶ浜はスネくらいのウネリ。
鐘でも迷わず膝まで。すぐ慣れる。
小さいウネリの中に中くらいの群。
ユーフー初の鐘は厳しくて、
猫たちも順番にゲー&ピーで
みんなして乱れがちだった。
海にいて落ち着いた。
アイツらはそろそろポリプか。
プラヌラか。
地球は海の方が陸よりだんぜん広い。
アイツらはまっすぐ海を選んだ。

若宮王路に入ると、
なぜか毎度エロトーク。

お寺は三の鳥居まで。
雨降ってないわりには
気がたっぷり、満ち満ち。
引き返す頃に鐘とお寺の鐘の競演。

ビーの下痢は珍しいけど
一日自らご飯を控えめに寝て過ごし、
2、3日後にはいつものビルが建った。
私のご飯の時は膝に乗って
私の口の中に入りそうな勢い。
殿は一回ゲロっただけで、
ふだんどおり。
モンチのお腹もまた不安定。
すごい目力で威張ってるけど。



8月のころのモンチ。
かわいいんだ!
美しいんだ!神なんだ!

招待券をいただいて、
劇団四季のJCSを観に行った。
ミュージカルって興味なかったけど
面白かった、これが。
ユダがほぼ主役で
かわいさがじわじわ来た。
ジーザスは美人!
磔姿もとてもきれい。

「ペコロスの母に会いに行く」

駐車場で待つ母の手を取って、
二人で家に帰るシーン、良かった。
寝ている母の顔を描くシーンで、
主人公が泣き出す少し前に涙が出た。
悲しさは、愛しさそのもの。
絵を描くことは、愛すること。
お祭りのシーンも、良かった。
あんなふうに、死んだ人に会えるなら、
すごく楽しいのでは。
知世きれい。
笑えて泣けるいい映画。

ちょうど読んでた
「うるわしき日々」にも、
認知症になる奥さんが出てくる。

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