なぎのあとさき

日記です。

にゃん況報告

2012年11月30日 | 猫トーク



ん?行くんだ

朝ダーが出かけようとすると、
ビーが「ん? 行くのね」と目をきらっとさせる。
ダーがぐずぐずしてると、「まだいるんだ」と遠くから冷めた目で見る。
出かけた後は、さっそく私を「ニャウー!」と指名し、
さあ抱っこちて、それからおいちいもの、次はおちょと行くの!と好き放題。
ドアをきっちり閉めずにトイレに入ってると、
前足でちゃっと開けて入って来て、
膝に乗って肩に乗って、背中にまわって香箱座り。

私が出かけようとするときは、
玄関の前で道をふさいだり、倉庫部屋に入って隠れたりするのに、
かわいい子!

ダーもトイレ掃除したりおやつあげたり
お水入れたり結構いろいろしてるんだけどねー。



殿ちんは、私が呼ぶと、まず前足をひとなめ。
お庭に下ろしても、まず前足をひとなめ。
ほかの猫とおもちゃで遊んでるところを通りかかっても、まず足をひとなめ。
何か行動する前に前足をひとなめして
さて、どうするか、と考えてるみたい。
殿らしい、気品あふれるしぐさ。

私のお腹ふみふみするときの無の表情と手つきは、
うどん職人を経て匠の域に。



たかまる~!

崇めすぎて高まるモンチ。
ガン寝から目覚めると、ちょっとつり目の顔で私に
「ニャ!」(何ちてくれんの?)
「なーに、モンチ」
「ニャ!」(何ちてくれんのっていってんの)
「モンチ、どったの」
「ニャ!」(きいてんのはこっち!)
「ごはん?」
「ニャ!」(いらにゃい!)
特に何がしたいってわけでもないけど、何かしろ、と。
私がうっかりしっぽを触ると、
「カッ」(ふざけんにゃ!)
羽のおもちゃを出すと、目が真っ黒に。

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河原のゆりかもめは魚を獲るのが上手くなっていて、
魚を捕まえると頭を縦に3回くらい振って飲みこんでいた。
コサギとカモもいっぱい来てる。

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家の前の道の、桜の紅葉がとてもきれい。
庭のコブシも今年はきれいに色がついて、
もう新芽も出てる。
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長年やってたヒーリングのクラスが
1時間のパワーヨガになって、いい感じ。

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Hey,Mr.Rain

2012年11月27日 | お散歩

連休後半、日曜日はいい天気。
朝11時にCが来て、夜11時過ぎまで遊んでた。
私は仕上がってたけど
Cは風邪&折り返し、体中こってるっていうわりに、
I'm happy!といって遊んでいた。

葉山に向かう高速は紅葉が美しい。
海は風もなく、ほぼ凪。流木がたくさん。
ジーンズをロールアップして膝下まで水に入り、
冷たさの向こう側へ。ヨガもする。
ジーンズ越しに太陽がじりじりした。
短パンなら腰まではいけたな。

久しぶりに八幡様。蓮の葉がもうない。
カメスポットが工事中、人もいなかった。
コサギが数羽。

海から一度家に戻ってから、
Cが、来るとき星がすごかった、
という談合坂まで行った。
月夜で星はほとんど見えず、月に大きな傘。
秘境も紅葉も暗くて見えず、
谷間の村の灯りだけどこまでも続く。
サービスエリアでほうとう。

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月曜は天気崩れる。女心と秋の空ってね。
寒いけど、紅葉の木々や葛、ススキも残っていて、
まだ冬というには早い。寒暖差がはげしくて春みたい。

連休中は家でも外でもAnother Viewヘビロテ。
晩秋の雨の日はHey,Mr.Rainがしっくりきて
そんな寒い日も悪くないと思った。

ゲリラ雨でお昼から暗い。
山から霧が吹き出ていた。
先にお寺に行くと雨が本降り。
海は珍しく大時化。荒海。逆巻く大波。
由比ヶ浜、七里でも雨が強くて車から降りられず、
江の島へ。

シッケシケの海を見ながらプールで泳いで
温泉、サウナで5時間くらいいたらしい。
途中で雨は止んだけど、海はずっと荒れていた。

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秋のおわりの雨

2012年11月25日 | お散歩

11月末の連休一日目は
ママと待ち合わせて温泉&岩盤浴。

猫3匹に乗られて寝てるからなのか、
寒くなったからなのか、
仕事のせいなのかなんなのか
背中が痛かったけど、
小雨降る海、波のはじけるボードウォークで
冷たい風にビュンビュン吹かれたら
とたんに身体が軽くなった。

祭日で混んでる話だったけど
夕方以降はそうでもなく、
海前のナトリウム泉ですっぽり。
岩盤浴はじわじわーっと気持ち良くて
身体と頭の痛みが消えていく。
最後にゆっくり、露天風呂。

帰ってオニオングラタンスープ、
鯛としいたけのご飯、牛肉ゴボウ巻き、
茶碗蒸し。

次の日は山に入る。
雨上がりで湿度もあっていい匂い。
入ってすぐリスを見つけた。
幹にいて、頭の向きを一瞬で180度変える。
何度も変えたあと、別のリスを追いかけて走って行った。

ゆずの木のところに行くと、
すっかり誰かに持ってかれた後。
でも別の木を見つけてなんとか3つとると、
ママはとても喜んでいた。
大きくて、実の付き方が変わった
ムラサキシキブのあるベンチで一休み。

雨が上がったばかりで人が少なくて、
一人で散歩するおっさんばかり。

つくし谷を抜けて、神社に出た。
お参りしておいしいお水、
お地蔵さんの水琴は、
とても美しい曲に聞こえた。

海に出る。潮が満ちてかざ波。
風が強くて寒いので、
あまり立ち止まれない。

観音崎をまわってトンネルを抜けると、
風が止んで日射しが温かくて、
海も凪になっていた。
猫ちゃん公園に上がると
ちょうどご飯をもらっていた。
海の方に降りて、
かわいい赤い実を見つける。

砂浜に降りてブーツ脱いで水に入る。
水がきれいで砂が白くて
あまり時間がかからず一歩向こう側に。

ママがお尻が寒いというので帰る。
橋の上からお魚眺める。
たくさんいた。
二日間でコリが全部とれて仕上がった。

帰ってチーズパン、ポテサラ、目玉焼きとモヤシ、
インゲン、ウインナーなど。

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7月中旬のこと

2012年11月23日 | 日々のこと

冬に夏の日記を書く試み。

◆7月中旬のこと



暑さで行き倒れる猫たち。
モンチはお腹を上にしてることが多い。
ビーは朝晩スカイツリーを建てる。

まだ蚊がいなくて、日射しは強いけど爽やか。
海の日の3連休からついに、30℃超え。

本は「冥途・旅順入城記」
石をたたくような声で鳴くイタチ、
ブラマヨ吉田そっくりな疱瘡の男、
しゃくれた犬のいっぱいいる町、
白子をふんずけて脇をつかまれくすぐったさに笑いこけ、
神様のことでむしゃくしゃ、などなど

東横線に座ってたら、
途中の駅から乗ってきたパパママが
私の真ん前に立ったからびっくり。
駅を降りたときの空気。
その日は手巻きずし。
なぜか明け方まで寝られず、鳥たちが
鳴き始めるのを聞く。
ピーピー、カーカー、ホケキョ、ピーヒョロロに混じって、
今年初、ヒグラシの声。

次の朝、まだ優しい太陽のもと海で泳ぐ。
海は青くて澄んでめちゃきれい。
そんなに冷たくもない。
泳いで浮かんで風波に揺れる。
パパは腰痛いのにムリしてつきあってくれたみたいで、
なんだか悪かった。私の気のすむの待っててくれて。
その後仕事もあったのに。

強い日ざしを避けて、14:30過ぎ、
今度はママとお散歩、草原で一休み。
アガパンサスの群生が満開。
緑が深まり、草いきれの匂い。夏の匂い。
ママはたまにイラッとくるこというけど、
ママと一緒に散歩してイレイトウあたりで
海を見ながら一服するのは
とてもすてきな、幸せな、いい時間。
パパもママも大好き。

噴水公園から道路に出て、
にゃんこ公園。ちょうどご飯タイム。
人が多くて一匹だけ。
海は風で荒れ始めていた。
橋の上から海を見て、橋の下でもう一度水に入り、
幼稚園の脇道からスーパーへ。
冷たいジュース飲む。



フロックス、ピンクも咲いた

クーラー掃除をプロに頼んですっきり。
天気予報の降る降る詐欺に何度も騙され、
梅雨らしい日のないまま今年も梅雨明け。
そして猛暑に突入。
いい感じ。にへらっとするほど。
夏をかみしめるように暮らしていても、
もう7月中旬。

プール帰り、夜道に蝙蝠がいっぱい。

モンチにライバル?!



にゃらんの子猫が超かわいい。うみー!
たーまにゃー!にゃーにゃにゃー!



殿とビーはだっこでお庭。
モンチには雑草のおみや。

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はじめまして

2012年11月20日 | お散歩

秋の高尾、二年ぶり。この秋一番の冷える日。
行きの甲州街道でイチョウの紅葉が見事。
都内とは枝ぶりも色も全然違う
ケヤキ、カエデもいっぱい。
街路樹のきれいな道路は古い道が多くて、
戦後に作られた郊外の道路は
見るものなし。

リフトの下で、見知らぬおばちゃん
「ここが一番きれい!」
愉快にリフトに乗ってると、別のおばちゃん
「ここが一番きれい!」
おばちゃんのキメ台詞なのか?
私やCのボキャブラリーにはない言葉。

平日とは思えないほどまぁ人が多かったけど、
はずれを探して落ち葉を踏む。
紅葉はちょうど見ごろで、いいタイミングだった。

人が多くて自然がなりをひそめてたけど、
天狗に会ったくらいから足取りが軽くなって、
ぴょんぴょん歩いて頂上の広場に着いた。
動いてると、寒さもなんてことない。

頂上も人が多くて、
はずれスペースもちょっとしかなかったけど、
そこでタヌキを見つけた。
気づいてたのは私だけ。
広場の外の草むらの手前にいて、
「なん」と小さく声をかけたらすぐにこっちを見た。
タヌキは草むらに逃げていき見失ったかと思ったら
人のいないところで振りかえって
私の方をじっと見ていた。
丸々した胴に短いあち、
小顔で目がまん丸で、とてもかわいい。
晩秋になるといつも気配だけ感じてたタヌキちゃん、
本物にお目にかかれたのは初めて。
猫にやるみたいに「イッ」って目を細めたけど、
タヌキはまん丸の目でじっと見るばかり。
長いこと見つめ合っていた。
ここから先は、あたちのテリトリーよ。
来る?
って誘ってる感じがした。
ビーたまに似てるし、目つきはモンチにも似てる。
ベンチに座ってたCを呼ぶと、
タヌキちゃんは草むらの中へ逃げた。
キャーキャー鳴くメジロに似たハトくらいの大きさのトリも見つけた。

日も沈んでヒト気もなくなって、
やっとくつろげる、とのんびりしてたら
本当に暗くなってしまい、
天狗のところまでは街灯もない道を
足元をたしかめたしかめ歩く。
お月さま、ニカッと笑っていた。

海に行くと抜け感がすごいけど、
山は充填される感じがすごい。
土に還る一歩手前の葉っぱの
葉っぱでもあり、土でもある濃い匂い。
それに、木の匂い。

身体がとても軽かった。
木の上へ上へと伸びる力に乗っかってる感じ。
空が近くなった感じ。

なんとか終電に間に合ったゴンドラで、
向き合った席に来たおっさんが
リュックしょったまま座るから顔が近い!
加齢臭!
夫婦なのかわからんが、間近で聞く
会話のセンスがまたどうしようもなくて
(こりゃ~儲かるわ、とか、歩いた甲斐があった、とか、
私とCのボキャブラリーにない言葉の応酬)、
オチがついた。旅につきもの。

海に行ってもオチがつかないのは、
日常だからかな。

この日も食べるの忘れて遊んでて、
家に帰ってからすき焼き。超うま。

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クリーミィ!

2012年11月19日 | お散歩

いい天気。
ダッフルコートで葉山の海へ。
風があって、風波少々。
泡がきめ細かくて、クリームみたいな波。
砂とクリームの感触が気持ちよくて
だんだん冷たさが消える頃には、
向こう側に一歩踏み込んでる感じで
ジーンズの裾が濡れても気にならない。
海が全身を通った。
ほかに女の子二人、
裸足で水に入ってずっと遊んでいた。
ビーチベッドに寝ながら太陽浴びる。

森戸神社にお魚を見に行ったら
潮が濁っていて1匹も見えず。
富士山はずっとてっぺんに雲がかかっていた。
夕暮れ、ほぼ全貌が見えたのに、
てっぺんにはやっぱり雲。
消波ブロックの上を進んで、夕陽を見る。

お寺、鳥居まで行く。
天頂にペガサス。
ベンチでヨガとストレッチ。
出たばかりのお月さま、笑っていた。

食べるのを忘れて遊んでて、
血糖値が限界まで落ちたところで
洋ナシのデニッシュ、めちゃうま。

雲が出て、お月さま、にやっ、とした。
にまっ、というか。

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お日さまいっこあれば

2012年11月18日 | 猫トーク



星座に猫座がなくて、干支に猫年がないのは、
神座や神年がないのと同じわけなのでしょうか。



ちらないち



きょーみないち

ギリシャ神話に出てくる人は
いっぱい星座になってるけど、それはおいといて。

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最近モンチの圧が毎日はげしい。
あちょぼう、か、モンプチ入ってない!の圧。

私がモンチを天上人として崇めているのを
モンチも察してるらしくて、
ものすごい上から目線で
ニャ!(あちょんであげる!)
といってる感じ。

しもべ上等の私はともかく、
最近はダーにまで圧をかけてる。
見た目は子猫だけど、
圧の迫力が大人猫らしくなってきた。
遊んでるときの真っ黒すぎる目と
身軽すぎるぴょんぴょこした動きはやっぱり子猫だけど。

殿ちんが私のお腹ふみふみするがままにしてたら、
10分くらいふみふみしっぱなし。
後でお風呂で見たら爪のチクチク刺さった後がいっぱいついてて、
ダーもNちゃんかわいそう!なんていっていたけど、
そんなの一日で消えるのでよし。

ビーたんはお腹の湿疹の具合が良くなって、
きれいに毛も生えそろってきた。
朝は私の口元にびったりくっついて寝てる。
目を開けたらアップでビーのあごの下とか。
ベッドの上で羽のおもちゃで遊ぶと、
すごいジャンプして、走って行く。

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I love the sun!

2012年11月13日 | 日々のこと

秋が深まったあたりから、
日曜が雨っていう周期になったみたい。

寒い中由比ヶ浜まで行って、
傘さして波打ち際まで歩いた。

べた凪で海の色は明るくて
春の海みたいな色。
霧が出てるけど水平線まではっきり見えた。

傘で視界も悪くて寒かった。
私たちの他に二人くらい人影。

七里ガ浜でもうちょっと海を眺める。
江の島は霧でかすみ、その先は何も見えない。
味覚がおかしくて、ポテトの味がしなくて、
2度にわたって塩かけてもらった。

作家ストライクゾーンの話。
二人とも、好きな作家はみんないけるらしい。
二人とも、コオヤジの谷崎はいけて、
マッチョでも三島はちょっとムリ、
百先生は、お願いしたい。
現代では、町田康が大人気!

お寺も寒かった。
特に一か所ですごい冷気を感じた。
いつものベンチが雨で濡れていた。

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月曜はいい天気。
人の少ない河原でごろっとしてワンピ読みつつ
太陽を浴びて、超いい感じ。
目の前でカモメが小さな魚を捕まえて、
ほかのカモメ3、4羽がそれを狙って追いまわし、
捕まえた子が魚を落とすと、
別の子がすかさず捕まえる、というのを繰り返してた。
ダーウィンで見たグンカンドリと一緒。
泳いでる魚を捕まえるのはよっぽど難しいんだろう。
といってもあちこちで跳ねてるんだけど。
平日で人が少なかったので、
真っ白なコサギもたくさんいた。
中洲にはカモがたくさんいて、猫みたいな香箱座りをしてた。
それと、初めて見るペンギンみたいにでかい鳥も一羽。

16時近くにCが来て海へ。
着いたとき、本当にぎりぎり太陽の赤が
空に残ってたけど、だんだん星空に変わった。
水平線の上にアンタレスと射手が見えた。
風波で荒れ模様。
ブーツを脱いで足をつけてみる。
外が寒いので水がぬるく感じる。

お寺でヨガ。
鳥居の奥で星が良く見えた。
天頂からペガサス、アンドロメダ、ペルセウスの秋の御三家。
カシオペアも天頂に近い。

C「冬のいいところ、副流煙がうまい」

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初冬のカフカ

2012年11月12日 | 日々のこと

いい天気で、河原の少し下流へ。
小菊ほか野の花が何種類も咲いて、太陽が眩しい。
テトラポットの隙間に、メダカ大の魚の群れ。
もっと大きい魚の群れもいて、
ちょっと近付こうとするとすぐに逃げる。
かなり離れてるのに、なんで分かるんだろう。
水の中から外なんてよく見えないのに。音かな。
ダー「Nちゃんが行ったから逃げた」
「Nちゃんが離れたら戻った」と何度もいうので、
きらわれ者の気分に。

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新宿へ。
大好きな某作家の講座に参加。
大好きな著書がいっぱいあって、
一年中何かしらの本を読んだり読み返したりして、
とにかく大好きな作家なので、
はじめて生でお話してるところを見て、
嬉しくてしょーがなかった。
噂通りのきさくな方で話もテーマも面白くて、
行って良かった。
バイブスも最高で笑顔が素敵で
好きだ~という気持ちが止まらず、
一時間半あっとゆーま。
ますます大好きになって帰ってきた。

カルチャースクールなんて初めて行ったけど、
若い人から高齢の方までいろんな人が来ていて
いい雰囲気だった。
みんな机に文庫本を出していて、
端末的なものを使ってる人は皆無。だよね。

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晩秋の星ぼし

2012年11月08日 | 日々のこと

朝、ビーが枕にいて、
私の顔にあごをのせて寝てる。
がわいい~。
一つの枕にでかい猫が2匹
なんとか乗っかって寝てるのもかわいい。
モンチは足元に埋まって寝てる。

とうとう立冬。yes yes y'all!
長いこと咲いてた庭の百日紅も
ついに枯れた。
ジムで、同じことして夏は平気なのに
筋肉痛になった。

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夜の2時頃、庭に出ると、
ま正面(東南)にオリオン座。
両腕もよく見えた。
下にシリウス、その横に子犬のプロキオン。
カストル&ポルックスも簡単に見つかる。
身体の部分は横たわって見える。

天頂にはぎょしゃとお牛。
お牛には木星が明るく光っている。
木星には39こくらい月があるそうで、
そのうちの二つは水星くらいの大きさだそう。
アルデバランまわりは、
双眼鏡で見ると星がすごい。

双眼鏡で空を見てて、この辺、天の川っぽいな
と思って星図を見たらやっぱりそうだった。
オリオンの頭の上あたり。
じっと見てると、いっしゅんふっと見える。

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十一月はじめ

2012年11月05日 | お散歩

河原には小菊、あざみのほか、
数種類の野の花が咲いてとてもきれい。
淵には、メダカくらいの小さな魚がいっぱい。
太陽から一筋の夏の糸が垂れていて、
ぶら下がると、今にも切れそう。

次の日、海へ。
凪で風もなく、潮はとてもきれい。
短パンに着替えて水に入る。
はじめのうちは冷たくてキャーキャー言ってたけど、
しばらくしたら慣れてきた。

小さなうねりに、小魚の群れが見えた。
さらに探すと、もっと大きい白ブルーの魚が2匹。
きれいでかわいくて、寒いのも忘れて追いかける。

子どもが靴を吐いたまま遊んでいて、
素手で魚を捕まえた。やるな~。
「魚捕まえた~!」とママに見せに走る子どもを
パパが追いかけて、「逃がしてあげて!」
すぐに逃がしていた。
その子どもはうまいこと、ズボンも靴も濡らさずに遊んでて、
やるな~、と思ってたら、
やっぱり仕舞には膝くらいまで水をかぶり、
叫びながら走って行った。

腰まで水に入ったけど、
それ以上はちょっと無理っぽかった。
水はそうでもないけど空気が冷たい。

お寺の脇の道を歩いてたら、
焚火のような、香ばしいような匂い。
初冬の匂いだ。あ~。

暮れてすぐ、まだ真上に大三角形。
白鳥まわりにすごい数の星。
じっと見てたら、やっぱり天の川が見えてきた。
わし、矢、イルカ、ペガサス。
わしと白鳥の間の下の方に見えたのは、
たぶん水瓶。

東京に戻ると、お牛に木星。
なんとなくぶらぶらしたくてキャロットタワーに行き、
夜景見つつお茶。


大手を振ってバイオ4。
ちょー面白い。

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その後

2012年11月04日 | ビーに降る愛の歌 2002

ひっさしぶりに読み返して続きが気になったので、「ビーに降る愛の歌」
その後の顛末をUPします。昔書いたメモで、なんか私も若い。
10年も前のこと。


 

ビーがいなくなってから毎日ビーの夢を見た。いつも夢の途中でこれは夢かもしれないと思って、頬をつねると全然痛くないので夢だと気づいた。
目を覚ましてビーの寝床を見て、ビーがいないことに慣れることはなくて、毎朝泣いた。

ビーがいなくなってから一週間が過ぎようとしていた。猛暑が続き、一滴も雨の降らない真夏日が続いていた。日曜、仕事が休みで、午前中はゆっくりビーを探して歩き、観音様でビーが元気でいることを祈った。

Tと二人でビーを探して近所を歩いていると、殿がついてきた。殿は楽しそうに、某高校の塀の上に上がった。そして、塀の向こうに下りてしまった。高い塀で、上には有刺鉄線が張られていて中が見えない。
「殿! 戻ってきて!」「殿!」
「ナー」
Tに肩車してもらって塀の中を見ると、殿はすぐそばで目をきらきらさせている。
「殿までいなくなっちゃったら、もう生きていけないよ」
ビーが家に帰らないことは、自分の自信を打ち砕いていた。

ビーが来て、まだ2年しか経っていなかった。
初めて出逢ったとき、ビーはまっすぐ私の膝に来た。ビーは自分で私を選んだと自負していたのに、たった2年でビーは私のもとを去った。愛するものを守れない私に、生きる価値はないと思った。そんなネガティブな考えが浮かぶと顔や腿の肉をつねっては追い払って、ビーを探し続けていたけれど、もし今殿までいなくなったら、自分の存在理由を完全に見失うと思った。

某高校の敷地は広い。夜になると、人も車いない校内で、野良猫たちが遊んでいるのをよく見かけた。木や草が生い茂り、狩の獲物も多そうで、遊んでいるうちに、塀のどの辺りから中に入ったのか分からなくなるかもしれない。

殿が遠くへ行かないように、殿の名前を呼んで引きとめながら、Tが塀の上に上がった。でも有刺鉄線が邪魔で中に入れない。
「殿、戻って来てよ」
「殿~」
「あの、どうかされたんですか?」
白いYシャツの青年が声をかけてきた。
「僕、この高校の卒業生なんですが」
「うちの猫が中に入ってしまって、出てこないんです」 
「そうですか。門衛に頼んで中に入れてもらいましょうか」
「お願いできますか?」
青年は校門まで走って行き、少しして戻ってきた。
「今日は日曜なので門衛は休みでした」
「そうですか」
「でも、僕も在校してたとき使ってたんですけど、鉄線が途切れてるところがあるので、そこから中に入れますよ」
「ほんとですか」
「僕が入ってつかまえてきましょうか?」
「あ、それだと多分逃げちゃうから…。俺が入ります」とT。
有刺鉄線の途切れたところからTが中に入り、殿を塀の外に誘導し、無事に殿が帰ってきた。青年にお礼をいって、殿を家に連れて帰った。
青年は、爽やかな笑顔で去っていった。

ビーがいなくなって、「もしかして悪い人に…」と考えてしまうこともあったけど、ビーを探していて出会う人は皆いい人ばかりだった。犬を連れたお姉さんも、学校の守衛さんも、電話の問い合わせに出てくれた人も皆、私の気持ちをくんで、きちんと話を聞いてくれた。
チラシを見て電話をくれた人も、残念ながらビーではなかったけれど、親身になってくれた。イタズラ電話は一度もなかった。区の掲示板に勝手に貼ったチラシも、とがめられる事も無く貼りっぱなしになっていた。感じの悪かったのは交番の巡査と、例のペット探偵くらいだった。この世界はいい人ばかりで、悪い人などめったにいないと感じて、「もしかして悪い人に…」という考えは日に日に消えていった。

殿を家に入れてから、ビー探しを再開した。
これまで、某高校は周りを一周して、塀の外からビーの名前を呼んでいたけれど、中に入って探すべきだと思った。この日殿がさも楽しそうに中に入っていくのを見て、ビーもこの学校で遊ぶのが好きなのだと気づいた。ビーが道に迷ったとすれば、某高校の中で遊んでいて迷った可能性が高いような気がした。
「今日は中入れないけど、明日、学校の中探させてもらうよ」
「うん」
「もっと早く中に入ればよかった」

夜中までビーを探したけれど、どこにも姿がなかった。 

次の日、早起きして某高校の校門に行き、事情を説明して中に入れてもらった。
夏休み中の校内では、ところどころで生徒たちが部活動に励んでいた。
敷地が広く、塀際には木や草がワイルドに生い茂り、廃墟のような倉庫など、猫が遊ぶにはもってこいの環境で、きっとどこかにビーがいると思ってビーを探した。
物置小屋や、溝、植え込みなど、猫の潜んでいそうなところで何度もビーの名前を呼んだ。ビーが出てきてくれるように、立ち止まって何度もくりかえし名前を呼んだ。
1周しても見つからなくて、もう1周してビーを探した。
家と反対の方角にある塀から外に出て道に迷ったのかもしれない。もっと広い範囲でビーを探してみようと思った。
学校の職員に断って、学校の塀にも貼り紙を貼らせてもらった。

殿には申し訳ないけど、殿までいなくなることが怖くなり、日中は家にいてもらうため窓を閉めておくことにした。
窓を閉めたら、私の留守中にビーが帰ってきてもすぐに家に入れないけれど、ベランダで待っているだろうと思って、水とカリカリを出しておいた。

家に帰って窓を開けても殿は外に出ようとしなかった。窓の外のお皿のカリカリはそのままになっていた。殿もなんだか元気がなくて、外には出ないでベランダの方ばかり見ていた。

近所の小学校の守衛さんが、「似た感じの猫がいた」と電話で教えてくれたので、急いで行って見ると、ビーに似たサバトラ柄の、しっぽの長い猫が私をじっと見ていた。
「ビーに会ったら、家に帰るように伝えてね」とテレパシーを送る。 

次の日、ベランダのカリカリがなくなっていて、期待に胸を躍らせてビーを待ったけど、カリカリを食べたのは前々から家のベランダに出入りしているトラだった。

十日が過ぎてもビーの姿はなかった。私はろくにメシも食わず、ビーを探すことと殿の世話のほか何もする気が起きず、日に何度も泣きわめく日が続いた。探し疲れて帰る頃には、真夏なのにいつもオリオン座が見えていた。
この頃からTが私ほどビーのことを考えていないような気がしてきて、信頼できなくなったりキレたりする自分が、廃人に近づいているのを自覚していた。
NくんやJも私を心配してくれたけど、CとT以外の人に会う気にはならなかった。

そんなこんなでビーが帰らなくなって十四日目、気分転換が必要だと世田谷花火大会に行った。今ひとつきれいとも思えない花火が、目の前で上がっていた。

家に帰ると、ベランダで「フウウウウ」と唸る声がした。
女の子猫らしい、高い声は紛れもなくビーの声だと思ったら、本当にビーだった。
ベランダに駆け寄って窓を開けて
「ビー!」
ベランダに上がって来たトラを追い払おうとしていたビーは、私に気づくとすぐに走り寄って来た。トラは私を見て逃げて行った。
「ビー!おかえり!ビー!」
抱き上げるとビーは、いなくなる前よりずっと軽くなっていて、身体が骨ばっていた。
ビーを抱き上げたまま、自分の頬を思い切りつねると、痛かった。一度では信じられず、三度つねっても痛かった。
「ビーが帰って来た!」
T「ビー!どこいってたんだよ!馬鹿猫が~!ビー~!」
殿はビーに向かって「シャー」っと鳴いた。一声鳴くと、その後はいつもどおりの殿に戻った。
ビーはかなり痩せていたけれど、怪我もなく、衰弱しているわけでもなく、元気だった。

ビーを床に下ろしてビーの大好きなホタテ入りの猫缶を開けた。ビーは私の顔を確かめるようにじっと見てから、ご飯を食べはじめた。皿に顔をつっこんで、がつがつ食べるビーの背中を撫でながら、歌った。

One love one heart,let’s get together and feel alright.
One love one heart,give thanks and praise to the load,and I feel alright.
Let’s get together and feel alright.

ワンラブ、ワンハート、一緒にいれば、いい感じ!神様、どうもありがとう!

ビーは1週間ほどでブリンブリンのビーに戻った。骨ばっていたのが嘘のように、あっという間に。本当に元気で、病院に連れていく必要もなかった。

その後も三茶時代は外に出してたけど、今にいたるまで、ビーは一晩帰らないってことはない。

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