海の前に神社に寄り、
ふるさとの自然と家族の健康を祈る。
海は、港から一周。
二人とも歩くのが速くて、
私はのろのろ後から、
アイポでDesmond Dekker聞きながら歩く。
濃い青の海に、太陽の光が、
惜しげもなくキラキラ。
緑がおとなしいこの季節、
ここまでキラキラしてくれるのは海だけ。
ウミウや、カモのような鳥(多分ユリカモメ)がたくさんいた。
川と違って、カモたちは波で上下左右に揺れるので、
ロックステディを聞きながら見ていると、
踊ってるみたい。
砂浜に、縦に伸びたコンクリートの盛り上がりがあり、
その突端に立つと、両側に波が押し寄せ、
周りを海に囲まれ、目の前は青だけ、
海の上に立ってるみたいになる。
風が適度に強く、キラキラが眩しくて、
ずっぽり吹き飛ばされる。
そのままいつまでもそこに立って、
海の一部になっていたい。
ダーやCと海に行くと、
気兼ねなく二人してボーッとし、
そろそろ寒いかな?という頃合に、
どちらからともなく、「行く?」ということになる。
けど、パパ&マモンは、
貝を探したり、対岸の房総半島を見たりと、
何かしている。
山へ行っても、花材やアシタバを探してるし。
私があまりにもただただボーッとし、
世界に溶け込む感じを満喫していては、
心配されそうな気がしてしまう。
せめてカメラでも持っていれば言い訳になったのに。
「ママたちは団塊の世代だから何かしてなきゃ気がすまないの?」
「そうよ!」
帰って、パパの手作りピザ。
とても美味しかった。
ママは実家の庭の猫のお墓を、
小さなお寺のように整備してくれていた。