なぎのあとさき

日記です。

道の右にも左にも

2013年11月28日 | 日々のこと



ベンチの隙間から顔を出すツワブキ

麻紐で手作りおもちゃを作ったら
ビーもよく走って遊んで
久々、前足をハの字に広げてジャンプ!
かわいいんだ!
殿もモンチもよく遊ぶ。

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11月後半、いい天気、ヨコスカへ。
潮はよく澄んで
子フグがいっぱいいて
砂浜にも来ていた。
橋の上からはイワシらしき大群が
淡い青緑に光っていた。
メジナらしき魚の群も。
イソギクが満開で蜂蜜の匂い!
猫公園には冬に向けて
まるく太った猫たち。
といってもヨコスカはやっぱり暖かい。
タモクラ効果か、観光客みたいな人多数。
「この道はどこに出るんですか?」
どこだっていーべ!

温泉&岩盤浴の後、
ビールも何でも美味しくて
夜はぐっすり。

次の日、11時から山へ。
山に入る手前の丘の上のベンチから、
遠くにキラキラの海。
枝の先に咲く、梅みたいな形の桜。
花びら丸いけど、咲き方は桜だった。
山に入ると西も東も分からなくなって
道の右にも左にも遠くに海が見えて、
めちゃめちゃ気分が良い。
果樹の森から神社に降りて
お参りと水琴を聞いて、
海に出て岩場に座って
目の前に眩しい海を見ながら
ママが用意してくれた
おにぎり、レンコン天ぷら。
長い黄色い嘴の黒い鳥が
せっせと渡っていた。
岩場に小魚の大群。
浜に出てじゃぶじゃぶ水に入る。

また山に入ると、近くでゲタゲタの音。
見ると、リスが木の幹を走り降りていた。
やっぱりリスだったのか。
見晴らし台に行く途中にあの兄猫がいて、
落ち葉を踏んで大きな音をたてて歩いていた。
子猫みたいなキョトンとした目は変わらないけど
大きくなって、逞しくなったように見える。
カニカマをあげても匂いを嗅ぐだけで食べなくて、
一緒にいた茶トラちゃんがぜんぶ食べた。
お友だち、できたのね。
見晴らし台にはジュウガツザクラらしき大木があって
高いところに小さいピンクの花が咲いていた。
丘の日向でごろん。

本は「うるわしき日々」

次の日、鎌倉に向かう途中の山が紅葉していた。
桜の紅葉がピンクがかっていてきれい。

由比ヶ浜は風波、潮澄み。
膝くらいまで水に入る。
チン、とした冷たさの後
すぐにその向こう側へ。
ヨガもやってすっきり。
妖精さん復帰、
やたら喋るようになった。

雨が降り出し、
お寺は傘さして上まで。
雨の匂い。
たまに見かける狐のおじさんがいた、
と思ったら、Cは
お婆さんだった、と言う。
狐の夫婦なのか。

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「稲妻」

音楽と風景が、
一瞬で感情を変える。
粂子かわいい。涙。
成瀬の映画で一番好き。

「娘・妻・母」

逃げ足の速い大介。
原節子のゆるぎない女帝ぶり。
かわい子ちゃん(仲代)をたぶらかしつつ、
京都のボンに母付で嫁ぐことに決める
36歳・未亡人。
保険金なんて、みんなにくれてやるわ。
大介と同じく映画的特権か。
彼女に勝てるのは笠しかいない。
ラストシーンがとてもいい。

「乱れ雲」

海で泳げない季節、
「ボート欲しいよねぇ」
「あたしたち加山に向かってる?」
加山はこの頃から加山だった。
「ぼかぁ、夏が好きです!」

司葉子が勤める旅館の女将が森光子で、
大介はまたしてもジゴロ。妻子持ちの。
大介が行方不明になって、
えええ~??と思ったあとで、
シレッと画面に現れるのがいい。

「乱れる」

続けて加山もの。
ラスト近くの、電車のシーン。
だんだん、近づいていく二人。

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小春日和

2013年11月22日 | 日々のこと



小春日和ってやつだな!

高尾下山の筋肉痛は二日続いた。
四つん這いで歩く方がラクだった。

朝ダーが家を出る時、
ビーはベッドで丸くなったまま
顔を上げもしなかった。
体力を温存していたのだった。
私だけになって、
冬物やらなんやら出し入れしてたら、
倉庫部屋やクローゼット、
押し入れを開けるたびにスルッと中に入る。
入ったらいけないの分かってて。
入っては引っぱり出しの繰り返し。



にゃんのこと?わかんにゃーい!猫だから!

モンチはふだん洗面所には入らないけど、
私をマークしてる時は、
私が洗面所に入ると
スネにふわっとモンチが触って来る。
私が足元を見る頃にはモンチはもう
洗面所の外に出ている。謎の行動。

今朝はベッドルームの窓をこじ開けて
ビーと殿が外へ。
庭の方に回って帰って来た。

金木犀と蝋梅の間にひとつ
いい匂いの花を見つけた。
柊の、白い小さい花。

河原は小虫群が多くて、
それを狙う小魚がピンピン跳ねていて、
その小魚を狙う鵜たちが潜ってはモグモグ。
サギもいろんな種類が来てる。

ダーウィンより

ハイイロガンのヒナが
体を左右に揺らして走るのがドかわ!

庭はジャルダンドフランスや
マルゴ姉妹が濃い色で咲いて
緑も深い色で鮮やか。
とてもきれい。



うまい草がないなー



でもどっかにあるはず!おれは行くぜ!

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武劇場より

「あの夏、いちばん静かな海」

ロケ地が馴染み深いし、
海を感じるすっごくいい映画。ラストは涙。
サーファーにも80年代ってあったんだ、
というダサいファッションな中、
真木蔵人だけ80年代に見えない。
インタビューの真木蔵人ナイスバイブス!

「BROTHER」

小津が同じような家族の話を撮り続けたように、
武にはやくざ映画を撮り続けてほしい。
この映画の寺島はどのシーンもかわいすぎ。
ドかわ!

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秋の加東大介まつり

「七人の侍」

「はい」と即答する大介、
生き残って息を切らす大介。
しかし、百戦錬磨の侍には見えない体型。
三船、ナイスケツ!
雨の合戦シーンは2月の大雪を
溶かしての撮影だったそうで、
ケツ出すのは寒かったろうなー。

「女が階段を上る時」

話の展開的に加東大介の部分は
なかったことになってるけど、
大介と過ごした次の日が一番幸せに見える。
大介には大介にだけ与えられた
映画的特権があるのだろう。

「あらくれ」

七人の侍であんなにカッコ良かった
志村喬はエロオヤジだし
あんなにゾロだった宮口精二は情けないし。
ジゴロ暮らしのあげく浮気する大介。
いきなりビンタする大介。
それに負けない秀子の取っ組み合いが可笑しい。

「小早川家の秋」

水色の提灯まわりの幾つかのシーンの後で、
雁治郎はもうあっちの世界の人に見える。
寿命+αの部分。
「もういいかい、もういいかい、
 もういいよ」から、
孫の男の子が見る、後ろ姿。
大介の出番がけっこう多くて嬉しい。

「妻の心」

成瀬の映画にしては地味な話で
大介もふつうに、らしい役どころ。
でもとてもいい映画。

(すべて数回目)

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愉快、愉快!

2013年11月19日 | お散歩



夏の間よく咲いてくれたカラマツソウ デラバイ

南風で暖かい河原。
夕暮れ時、
小さい魚(モロコ?)がピンピン跳ねる。
真っ黒い鵜が数羽いて、
真下に潜っては水面に出て、
嘴をモグモグさせていた。
鵜が潜るたび、大きい波紋ができる。
すぐ側にいた、白い大きい鯉らしき魚も
大きい波紋を立てて、
波紋が重なる。波紋疾走!

日曜は葉山、
西の風強くて波ぐちゃぐちゃ。
風で砂粒が目に入るので、
ゴーグルして髪を結んで波打ち際まで行って、
足を水に浸けた。潮温ふつう。

お寺は、すごい人!ザ・紅葉?
展望台まで行く。
海から吹く西の風が強くて
気が、う、薄い。
よく流れたし、通ったけども。
ヒメツルソバ満開。

出始めの金星は
すぐ近くにあるみたいに見える。
月も近い。
江の島に行って、
エスカー乗り場前展望台から満月。
風波で夜の海に光が散り散り。

浅草へ。海で通った体に豚の脂流し込む。

今日の一言

「キンニクガ、アリマセーーン!
トリカエテクダサーイ!」

「ノー・バイブス、
but オヤジ・エナジー(韻踏んでる)」

休日を避けて高尾山へ。
八王子過ぎると台風の塩害もなく、
木々は美しく紅葉していた。
海周りの山と違ってやる気を感じる。
横須賀や葉山の山は台風が来るとすぐ
ハゲ散らかすもんね。



高尾の前に、相模湖でボート。
周りが全部水で、愉快、愉快。
湖を囲む山々の紅葉は
まだ始まったばかり。
Cの漕ぎっぷりが逞しかった。
血流が大事なので私も漕いだ。
水は澄み、
船着き場にはオイカワの群がいた。
昭和の風情でいいところ。



皇帝ダリア、素晴らしい花付き!



Nんちは、4月7日の誕生日に具合を悪くして
それから半年、準備の時間をくれた、とC。
それはNんちがくれた時間でもあるし、
いつもの山や天狗や海やみんながくれた時間でもある。
同じことだ。

高尾に着く頃には日が暮れた。
リフトは下りが満席で、
上がって行くのは私たちだけ。

薄暗い中、天狗たちにご挨拶。
二本並んだ大杉の幹、
それに暗い中で見る天狗の面、、、
雄雄しい山だ。
街の灯りの上に、出たばかりのほぼ満月。
オレンジ色。
街灯りのないところも、
地平線が少し光って見えた。丸く。

真っ暗な道を歩いて下る。
体がフワフワして全然疲れない。
それに全く寒さを感じない。
しかし闇のなか溝にはまってこけて
ヒザコシ打撲。
もっと早く行けば良かった、
と毎年思うのだけど。
タヌキは気配だけ。

帰りの甲州街道、
今年のイチョウはド黄色に紅葉。
グラデーションの木がほとんどなくて、
ド黄色!!

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晩秋

2013年11月16日 | 日々のこと



箱座りしてると猫らしい女王二人。
昨日の夜はビーがモンチに「ブブーーーッ!!」3連発してた。



11月半ば、立冬過ぎて一気に
ユーフーがにおう。
匂ってるうちはまだいい。
薄紅の小さいシクラメンが
今年も咲いてかわいい。
河原にはコサギやアオサギの
群がよく来てる。
チョコがうまくて食いすぎる。

夜殿は毎晩お腹フミフミする。
それも私がメシ食った後、
満腹の時を狙って来るので、
ふまれながら「ウッ」となるけと、
どんなに苦しくても
殿をどかしたことはない。
ダーの腹ではやらない。

モンチは腹時計がやけに正確で、
夏からの流れで今も朝8時半に起こしにくる。
寒くて布団から出られなくなってきて、
せめて9時までは寝てたいので、
「あとちょっと待ってー」というと
挑戦的な脅すような顔をする。
「助けてー、モンチにやられるー」というと、
ダーが起きてひとまずカリカリだけ入れに行ってくれる。

今年いっぱいで閉店する
表参道の喫茶店でKくんと茶。
店のマダムは美人で笑ってても、
なんかコワイ感じの人。
ケヤキがいろんな色に紅葉。
でも台風でちりちりの葉も多い。
銀だこ持って公園、
まだ銀ナンの匂いがしていた。
Kくんはワイドショーっぽい話ばかりして
私はすぐ帰りたくなった。
帰りにノドグロの干物をくれた。

ビーはこの頃何を食べていても
行儀よくトナリに座る。
パスタでもお好み焼きでもうどんでも。
「ビーの好きなもん何もないよ」と言っても
どかない。根気よく何か出ないか待つ。
ノドグロの頭や骨の柔らかいところをあげると、
顔が煌めいた。

ポランスキー「水の中のナイフ」
2回目、筋は忘れてて、
緊張感だけ覚えてた。
女優の顔が好み。

「秋刀魚の味」(数回目)
岩下志摩の歳が随分年下になってて
ちょっとびっくり。
初めて観た時は歳上だったのに!
何度観ても隅々まで面白いけど
笠が「母さんに似てる」話をするところが
なんか良かった。
加東大介はもっと出てる気がしたけど
1シーンだけだったのが意外。

「残響」読み返す。
ヒヨドリが桜の花を落とすのを見て
さやかが渡辺さんのことを考えるところで
ずっとK鳥さんのことを考えていた。
ゆかりの感じが自分に似てると思ったけど、
美奈恵に近くなってるかも。
読んでると、音楽が聞こえてる本。

「ほかの可能性を排除してそれがたった一つの現実と
了解されるとき人はリアリティを見出し感動する」

っていうのはベロッキオの映画にそのまま当てはまる。

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ちゅかまえてごらんにゃ!

2013年11月12日 | 日々のこと



いえーい!



アイツふざけんな!!

アンテナ工事で人が来ている間、
ビーと殿は興味深そうにうろうろしていた。
頼んでもないのに工事があって、
流れでひかり回線に切り替えることになって、
ダーがすったもんだしていた。
ややこしい世の中だ。

海に向かう高速で紅葉始まる。
なぜかアイツらの顔が見たくて、葉山へ。
でも、潮が濁っていて見えなかった。
風の形に水面がへこむ。
とてもゆっくりな風が見えた。
大きくなった鯵鯖っぽい魚が
何度も高くジャンプ。たくさん。

海は晴れてたのに山の上には真っ黒な雲。
黒い雲をバックに山が西日に光って、
珍しい天気。
雷のことを思い出す。ちょうどこの季節。

由比ヶ浜は割れた波が海の方に飛沫を散らす。
沖には鳥の群。
C、筋肉がどうのこうの言ってる。

途中で大粒の雨、雷はなさそうなので、
傘さしてお寺。
上に着く頃には止む。
犬のSちゃんが濡れた毛皮を
私のジーンズに擦りつけてくる。
ずっと撫でられていて離れなくて、
「暗くなっちゃうよ」というとスッと離れた。
かちこい。
変な天気だったんでおじさんも虹を探してたそう。

それからプール、サウナ、温泉で仕上がる。
カモミール&リンゴ。求めてた香り。

夕暮れ、西の空に金星、
日が落ちると東の空に木星。

ベロッキオ「眠れる美女」
答えのない問いを前に、
人を動かすのは一瞬の感情。
それがとても生々しく感じられるのは
寄りのカメラのせいなのか。
それは常に変化するので、
尊厳死とか、重そうなテーマだけど
軽やかで、テンポも良くて、
愛に満ちて、面白かった。
音楽も良かった。
着地してそうでしていない、
そして人生はつづく感じの
ラストもとても良かった。
あの医師が好き、
と甘木くんも言ってた。

甘木くんと「未明の」トーク。
ちょうど同じころ読み終えて、
ちょうど同じ部分を読み返していた。
話はすぐに脱線し、
お互いの家の猫たちや
ジャメイカのジジイの異常な元気や
加東大介についてなど、熱く語っていた。
甘木くん「この本読んだら自分でも何か書きたくなった」
私は、なぜか日記を書きたくなった。
本の終わりの方で
横須賀が出て来た気になってたけど、
横浜のパブだった。

朝、ビーが勝手に出てったテイで散歩に行った。
今日は寒くてビーはすぐに家の庭に戻って、
沈丁花の奥にいた。
手を伸ばすと逃げるような素振りを見せて、
でもしまいには捕まっちゃったテイで
だっこされる。
このめんどくささ、なんたる幸せ。
ダ「何の茶番?」
ビーだけ外に出て殿が騒ぐので、
ダーがだっこして気の済むまで外にいた。
その後は3匹ともホトカでごろん。



まだ夏のころのモンチ

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ダーウィンメモ

イルカは、ナマコをおもちゃにして遊ぶ。
オスは、ジャンプの後でどれだけ水中が泡立つか、
でかっこよさが決まるそう。
食べかけの魚を、ロウニンアジに見せびらかした後で
破片を分けてあげる。
ふるまうのが好きな殿みたい。

オットセイも遊ぶのが大好きで、
子どもはみんなで河口から
川をのぼって森の中の滝つぼで遊ぶ。
大雨で増水しても楽しげに滝に突っ込んでいく。
水族館でオットセイに芸を仕込む女の子は、
「オットセイが楽しんでいるかどうかが一番、
顔をよく見れば分かる」と言ってた。

ウツボは、口の中にも口があって
まったくのエイリアン。
口をパクパクすると同じリズムで
口の中の口もパクパクしている。こえー。
孵ったばかりの子どもは、
透明でひらひらしている。
宇宙人はクラゲだけじゃなかった。

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今月の始まり夢は、
スーツ&ハット姿のかわい子ちゃんと、
近所の階段を降りる夢。

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いとし涙

2013年11月07日 | 読書メモ

河原で、何年かぶりにカワセミを見た!
でもすぐに上流へ飛んで行った。
前に見たのは開発前でホバーを初めて見た。

庭にはシジュウカラのカップルが来て、
木の枝や地面に芋虫がいないか物色している。
モンチが網戸越しにその様子をじっと見てたけど、
シジュウカラは全然気にしない。

植木屋が持って来てくれた
トロリウスとサマーソルベットを植え付け。

殿ビーは私の首や脇の下とか、
体温高めのところにくっついて寝る。
起きぬけ、肩と背中がガチガチに痛い。
モンチはホトカで一人で寝ていて
ホトカが切れると目が覚めて、
周りに誰もいなくて「アー、アー」と
高い声で鳴いた。
「モンチ、こっちー」と寝室から呼ぶと
鳴くのをやめてすっとんで来て、
ベッドの下から私を見上げてぷるるるるる。
眠いのでそのまま寝て、
視線を感じて目を開けると、
同じ姿勢のまま私を見つめていた。
身に余る幸せ。
でもまだ寝る時間なのよー。

「未明の闘争」読了。

冒頭のビックリガードは
大学時代しょっちゅう歩いてたので
懐かしくてするっと入れた。
アキちゃんや和歌山の話も面白くて、
笑えるところもいっぱい。
一人の人が書いてると思えないピンチョン感。
前半は河原に行って読むことが多くて
少し読むごとに多摩川の流れを見ながら
あれこれ考えるのも楽しかった。

鳴海が消えてから、
横須賀~キングストン、
そして外猫たちときて、
どんだけー、っていう盛り上がりで
一気にラストまで読んだ。
読み終えた後も
寝るまで涙が止まらなくて、
寝て、起きてもまだ鳴り響いていた。

カンバセイション・ピースも
2回読んで2回とも泣いて、
それは実家の庭や庭のお墓に眠る猫や
今周りにいる猫たちへの
愛しさがあふれての涙だった。
未明の闘争の涙はそれにくわえて、
どこかで会った野良猫たちや
会ったこともない外猫たちへの
愛しさがあふれての涙だった。
愛しいぶんだけ悲しい。
「悲しいのも楽しいのも同じでしょ?」

これまでの時間や自分の身体だけでなく、
その外側の空間、過去や未来、
あったこと、なかったことを越えて響く。

鳴海とホッシーの歳の差がちょうど15歳!
本当に昔、作者と山下公園デートしたみたい。
私は自分が28になるまで
30過ぎの男は対象外だったけどね。
(28になったとき、自動的にダーが30に)

すごい小説だ。また読もう!!

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お魚たち

2013年11月05日 | 日々のこと

しながわ水族館へ、
夏に会った魚たちの名前をチェックしに行った。
岩場に必ずいた、
全然逃げないオレンジ横縞はニシキベラ。
砂色に近くて透明に見える群はやっぱりシロギス。
あと小さいオレンジの群も、せっかく判明したのに忘れた。
ショーで、イルカたちのがんばりにうるっときた。
ジャンプも泳ぎもすごい迫力。きれいな筋肉。
ダーウィンを見たCによると、
イルカはジャンプも揃った動きも
がんばらなくてもできるらしい。
ヒナちゃんは輪くぐりを少し失敗して、
おねーさんに「もう一回!」と言われたけど、
「もうやらない!」と飛ぼうとしないのが可愛かった。
その分ホップくんがきれいにくぐった。
クラゲコーナーも充実しててもっとゆっくり見たかったけど
時間がなくなってしまった、
連休中ですごい混んでた。
子供の声は気にならないけど、
子供に怒鳴る大人の声がうるさすぎ。



アザラシは、どうみてもビーそっくり。



周りの公園もしっとり気持ちよくて、
木々は紅葉。と同時に次の芽も出てる。

雨のなか海へ。BGMはトム・ウェイツ。
C曰く、近づきたくない相手とは
一定の距離を保つのがいいそう。
逃げようとすると見つかるそう。
由比ヶ浜に出ると雨は止んで、
水に足を浸けた。潮温ふつう。
若干のウネリで少し濁り。
江の島に移動し、温泉に向かう途中で
大雨に当たった。
またしても、買ってまもない
ムートンブーツびしょ濡れ。
帰り途やっと少し、Nンチの話をした。
ふしぎなくらい気配がないそう。



こないだの散歩帰り。
手前にいるモンチがビーを威嚇中。

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美しき諍い猫

2013年11月01日 | 日々のこと

いい天気で仕事が休みだったんで
猫たちを外に出した。
私が出したのではなく、
猫たちが勝手に行ったテイで。
私が出した、となると、
出てもいいんだ、
じゃあ出せよ!出せよコラ!
ということになるんで。
モンチは物干し台の上に干した
座布団の中綿の上に乗っけると
とても気持ち良さそうだったけど、
座布団ごとストンと庭の地面に落ちて、
そのまま走って行った。
それからちょっとして
すごい音たてて庭の際走りして
3匹がまとめて帰って来て、
窓の前まで来てビーとモンチがマジゲンカ。
部屋に入ろうとするビーを、
モンチが窓の前でファイティングポーズで
すんごい形相で「ガアアーーッ!」
ビーも構えて大声で「ブシャーーッ!」
外猫のケンカでもきかないようなガナリ声。
その後ろでは、殿が涼しい顔。
ナマリをちらつかすと
ビーもモンチも造作なく部屋に戻った。

ビーが三角コーナーからアジの開きの
顔部分をくわえて逃走。
何かくわえる猫ってなんてかわいいんだろう。
どことなくワルそうな顔がかわいい。
アジの顔はきれいに食いきった。

モンチはお腹ぽっこりがおさまって、
背筋や腿にしなやかな筋肉が戻った。
痩せた姿を思い出すたび、
無理やり入院させた医者を思い出してむかつく。
炎上させたろか!

「未明の闘争」がいつの間にか残りわずか。
過去だけでなく未来に響いてる感じが
ちょっと怖くなったけど、
過去も未来も、同じこと。
朝、著者がゲストで出たラジオで、
マギー・メイを初めて聴いた。

天気がいいんで木曜にも由比ヶ浜、
潮はぬるくてクラゲもいなくて、
澄んでて、行けたな。Cがいれば。
足を浸けただけでも気が済んで、
その後、稀にみるかっこいいオヤジ、
Gさんとスタバで茶。
内緒ね、と言っていろんな話をしてくれて、
どれが内緒だったか分からなくなった。
登場人物も多くて途中で分からなくなった。
中にはシビアな感じの話もあったけど
Gさんはどこか楽しんでる風で、
ヤーマン、ノープロブレム。

SPEC見返したり、「天」観たり。
ニノマエくんカワイイ。
私が欲しいSPECはいうまでもないけど
触った物の時間が戻って若返るやつ。

ダルデンヌ兄弟「ある子供」
クズ男が愛に目覚めるいい映画。
川のシーン寒そう。

タモクラの横須賀トンネル特集でラストを飾ったのが、
実家近くの大好きな場所だった。
ダジャレBGMで馬堀の道でワンラブかかるし!

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