なぎのあとさき

日記です。

南仏の香り

2009年11月26日 | 日々のこと



雨と晴れが一日おきの
変な気候な中、
かわいく咲いた山吹色のバラ。



丈夫で花期の長いノボタン。
ぐいぐい水を飲む子なので、
ユーフーの間に鉢から下ろさなくては。



メガテンⅢは、
暗い夢を見てるような世界観。
ダーが合体とレベル上げをやってくれるので、
私は気持ちよくストーリーを進める。

ゲーム、面白いんだけど、
始めて一週間ですでに
4時に寝るのが当たり前になり、
次の日うっかり昼まで寝てしまうと、
起きてから4時間半で日が沈んでしまう。

貴重なお日様を浴びに、
河原に行く。
今日は暖かかった。

堤防工事が再開。
河原沿いのほとんどの家に、
「堤防工事反対」ののぼりが立っている。

お散歩する人はけっこういて、
税金のムダ工事に腹をたて、
工事で奪われた木々、
鳥や魚を近くで観察できた川の水たまり、
いつもいた猫の姿を思い出すと、
胸がしめつけられるように
痛むことだろう。

そしてイヤでも目に入る青い虚塔、
エゴの象徴・×子玉川ライズを見て、
うんざりしてるんじゃなかろうか。

地域の誰もが反対してるのに、
いやおうなしに工事が進められる。
バビロンの端っこ、
景色はどんどん歪んでいく。

そんな思いにかられつつ、
対岸の川崎側の麗しい緑と
青い空と、
西日に輝く中洲の枯れ草やススキ、
サギたちを眺める。
B.G.M.はベト8。
コーヒーが美味しい。

ハンドクリームトリオを買いに
ロクシタンに行くと、
平日なのにレジに列が。
ダ:トリオ?トリオなんているの?
いるんです。匂いのしない季節・ユーフー、
南仏の花や果物のかぐわしさが
必要なんです。

坂道の上では、
イチョウが西日をあびて
金色に光っていた。
B.G.M.はジョアン・ジルベルト。
ボサノバは春とか初夏に
聞くことが多いけど、
晩秋の暖かい日にもぴったり。

再放送の唐沢版「白い巨塔」を見た。
それぞれの「どうしようもない思い」が
垂れ流しだった70年代の巨塔と比べると、
こぎれいになった現代版。

住民たちの「どうしようもない思い」を無視して、
どうしようもないことはどうしようもないと
いわんばかりに工事は進む。
こぎれいなのと、
カラッカラでペランペランなのって、
何が違うのか。
この国はどうなってしまうのか。

そんな国より、
みんなリュベロンに憧れる。

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晴れの海、小雨の海

2009年11月26日 | お散歩



萩のお土産を持って実家に帰る。
秋の野山の花でこしらえた
マモンの生け花が見事。

お料理もどれも美味しくて、
お部屋も庭もきれいで、
ママってスゴイんだなぁ、と思う。



次の日は、
海の公園まで行って、
朝ご飯に三重のお弁当。
少し風が強かったけど、
海前の朝食の美味しさときたら。



山は今の時期
凶暴なスズメバチが出るそうで、
遠慮がちに歩く。



ヨコスカの山も、
紅葉しないで枯れてる木が目立った。



晴れて、青々とした海。
空が青いから。
もう、ユーフーの海の色。

で、金のネックレスを実家に忘れたので、
ママにあげる服を持って、
次の週も実家へ行き、
また、美味しいご飯にあずかる。

ママはお腹の具合が悪いのに
ご飯をたくさん作ってくれて、
自分でもたくさん食べていた。

夜、テレビ電話で猫チェック。
異常にかわいい。
ダーはノリノリでメガテンの話をしていた。

次の日、小雨降る中、
煙草買いがてら
一人で海まで行く。
澄みきった海に突き出た
コンクリートの柱の上に
大きなサギみたいな鳥がいて、
首を身体にうずめていた。

天気が悪いので
こんな日は人もいないだろうと
油断してたトンビが
ベンチの上でボーっとしていて、
私と目が合うと
面食らったような顔をしていた。
トンビはクチバシの辺りだけ
白い毛が生えてるところも
ビーに似てる。

天気が悪くても
スッポリと美しい海に浸されて
いい気分。
アイポで、B.G.M.はKAYA。
ユーツーのボブとはいえ、
海ならオールシーズンいける。

海の上の橋を歩いてると、
またトンビが道路の端にとまり、
ぼーっとしていた。
橋の正面に見える山は、
きれいに紅葉していた。
港にはカモがいっぱいいて、
ここでもトンビが砂浜に下りていた。

この前天狗に挨拶したからか、
鳥たちが寄ってくる気がする。

帰るとパパに
一人で海にいて退屈しないの?
といわれたけど、
思えばもう何年も、
退屈なんて感じた記憶がない。
むしろ、いつも時間が足りない。
ひまつぶしのエキスパートになると、
ひまはいくらあっても足りない。

電車で読む本は、
「審判」持ってるのに
うっかり買っていたカフカ「訴訟」。
軽いタッチの訳も、
思ったほど悪くない。
F先生の漫画みたい。

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殿、顔が怖すぎる

2009年11月20日 | 猫トーク


アホーン



おいコラ!



おれ様の箱だっつーの



フッ
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来たね~

2009年11月20日 | 猫トーク



モ:兄ちゃん、あったか~い!
殿:お前もな!



ビ:寒いし、まぁ、許したげる

ビーには顔を向けずに寄り添うモンチ。
猫団子の季節に突入!

家の周りのイチョウ、
黄色くなる前に枯れてる。
残暑が長かったせいかもしれないけど、
開発前はこんなことなかった。
都心と変わらなくなってきちゃったなぁ。

雨と寒さでついにゲーム解禁。
メガテンⅢマニアクス、
初日から8時間。

引きこもりはよくないので、
夜、雨が止むのを見計らい、
ヨガに行く。

ジム行く前と行った後で顔が違う。
血行ひとつで顔色も表情も肌も変わる。
寒いときこそ、運動って大事。

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「白痴」

2009年11月18日 | 読書メモ

ドストエフスキーは
十代のころ片っ端から読んだので、
私の血になって流れてるんじゃないか、
と思えるくらい小説の世界にスッポリはまった。

といっても、
初めて読んだときもそうだった気がするけど。

忘れてた登場人物も多かったけど、
どの人物も、魅力たっぷり。
トーツキイを除いて。
ひとクセもふたクセもある激情家で、
根はいい人ばかり。
かわいそうだけど、美しい人たち。

特にかわいそうなガーニャ。
ナスターシャに足蹴にされ、
作者にも散々ないわれような上、
アグラーヤにまで?!

初めて読んだとき
ナスターシャ・フィリッポブナに
心酔したもんだけど、
読み返してみると
レーベジェフも、イヴォルギン将軍も、
コーリャも、リザヴェータ夫人も、
アグラーヤも、
エヴゲーニィ・パーブロヴィチも、
ロゴージンも好きだ。
イポリートだって憎めない。

ガンカは、
まぁふつうかな…

またいつか面白く読み返したいので
内容には触れない。

白痴 (上巻) (新潮文庫)

白痴 (下巻) (新潮文庫)
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そうはいきません、殿

2009年11月16日 | 猫トーク



ここを



こうすれば!
窓が開くんだぜ
おれは知ってるぜ

すごい力を出せば、
網戸ストッパーも外せることを知った殿。
これで私の見てない隙に、
窓を開けて2度ほど脱走した。

この頃は、
私のいるときしか
ここの窓を開けないので、
殿ちんが怪力で網戸ストッパーをずらし、
窓を開けても、
私がすぐに閉める。

それでもへこたれない殿、
しつこく繰り返すので、
腕がますますムキムキに。

11月が早くも半分終わって、
ちょっと、寒くなってきた。

今月はスキンケア月間。
湯上りにボディバター&オイルで、
しっとり、うっとり。

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気に入りまちた

2009年11月16日 | 猫トーク



どう?モンチ



はい?



モンプチのクッション、
気に入ったみたい。

このクッションにダーがもたれてると、
モンチはなぜかぐいぐいと
クッションの下に入ろうとする。

四つんばいになってビーの後をついて歩く、
猫ごっこ。
たまに、ビーが見てないときに、
モンチとやってみる。

ビーと猫ごっこすると、
ビーは猫の先輩風をふかして
先頭きって歩いてくれるので、
私はビーの一挙手一投足を、
無心でマネすればいい。

ところがモンチは、
私が四つんばいになると
コポコポいって喜ぶけれど、
私のまわりをぐるぐる回りだし、
先に立って歩いてはくれない。

私もどうしていいかわからず、
その場でヨガのアップドッグや
ダウンドッグのポーズをしてると、
必ず私の身体の下に入りこみ、
目が合う。
あくまで末っ子スタンスをゆずらない
モンチだった。

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小夏日和、萩びより その3

2009年11月16日 | お散歩



お城跡へ。大きなお堀。



殿様ゆかりのお茶室があって、
抹茶をいただく。
お庭は荒れ気味で、
ツワブキがそこらじゅうに咲いていた。



お城の中にある、焼き物のお店のにゃんこ



お城の裏に回ると、
海を見渡すポイントがあって一服。



お城の帰りは海岸線のチャリ道をサイクリング。
そしてまた、
タオルもないのにブーツと靴下を脱いで
水に入る。
その後で、砂の上を歩いているうちに乾く。



ダーの高校まで行って、
時間ぎりぎりまで遊ぶ。

今回もエンジョイするばかりの里帰りだった。

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小夏日和、萩びより その2

2009年11月13日 | お散歩

明神池から市内に向かって少し歩くと、
海沿いに広い公園があったので一服。

それからバスで少し移動し、
バスを降りて歩いて東萩の駅へ。
明るい海と河口近くの大きな川、
豊かな緑。風光明媚。



駅でチャリを借りて城下町へ。
途中のアーケードで子供たちのイベントをやっていた。
アーケードを抜けると、
道も、建物の壁も白が多くて、
まぶしいほど明るくてきれいな城下町。



いろんなところで見かけた実。



横丁サイクリングは気持ちよかった。
風情のある街角が、美しい。



ずっと半袖のワンピース、
ダーはTシャツ。
暑くて、途中で夏みかんソフトを食べた。



遠くの山もきれい。



この辺のお店で、釜飯のランチ。
私は鯛、ダーはウニ。
お醤油を使わない、
塩とワカメがベースの釜飯で。
磯の香り。



色とりどりの葉っぱ。
あまり見たことのない木。



広い駐輪場に、
夏みかんの木。

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小夏日和、萩びより その1

2009年11月12日 | お散歩



ホテルは坂の上にあって、
お部屋からもお風呂からも海の見えるいい景色。

前の晩は、ホテルの晩ご飯はパスし、
ご両親と妹夫婦&子供たちとご飯。
ダーとダーパパはトークが盛り上がり、
私は超カワイイ姪っ子たちと
両手をつないで楽しかった。

ホテルの広い和室でひと息ついて、温泉。
露天風呂は夜も朝もサイコーに
気持ちよかった。
人もいなくて、海が見えて、
ナトリウム泉でデトックスもして、
鐘前とは思えない調子の良さを取り戻す。

夜、温泉から出ると、
ちょうどダーも出てきたところだった。



朝、久しぶりの旅館の朝ご飯、
おいしかった。
ホテルから坂を下ったところにある
明神池。



池といっても海の水で、
澄んだ碧色の水が美しい。



大きな松の木。



風穴のにゃんこ



置いてくぞ~!



待って~

たくさんの猫たち。



たくさんのトンビ。



そしてたくさんの魚。
海水なので、海の魚がいっぱい。
クロダイとか、高級そうな魚もいっぱい。
元気に跳ねてる子もいた。

お店で餌として売ってるパンを買って、
投げると魚たちが集まって取り合い。
トンビも急降下して、パンを見事にキャッチ。

地元の人、外国の人も、
パンを投げていた。



ご飯に目を光らせるトンビ。
ビーに似てる。

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秋の海

2009年11月12日 | お散歩


11月上旬、
Tシャツでも暑いくらい。
すぐに裸足になって、
ジーンズをまくって水に入る。



ダーの実家、もっと近かったら、
もっとしょっちゅう来たいようなところ。



こんな海、毎日見たい。

朝5時半に家を出たので、
ほぼ徹夜。
おまけに空港にもホテルにも
お迎えがあったので、
息をつくひまもなく、
ダーの実家についた。

お昼の後、さっそく海に出て、
ごろんと横になっているうちに、
ヒットポイントみるみる回復。

私が横になってる間に、
ダーは寝てる私の横顔を砂に描いていた。
黄桜のカッパの奥さんみたいな
なかなかの美人。



砂の上のビー



殿(ダー作)



モンチ(合作)

モンチは一番描くのが難しい。
美しすぎるから?



小さな貝がかわいい。
乾いた砂はふわっふわで、
雲の上を歩いてるみたい。
足の裏に、この上なく優しい。

海岸線を歩いていたら、
砂浜に大きなウミガメのむくろがあってびっくり。



いつまでも見ていたい、
こんなにきれいな海の
広い海岸線に二人だけ。



キャンプ場のほうに行くと、
手作り感あふれるシャワー。
ドアが全部ちがう。



ベスポジで午睡中のにゃんこ
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里の秋

2009年11月12日 | お散歩



静かな静かな里の秋



色あざやかなお花



色あざやかな実



葉っぱも色めく里の秋





澄んだ紫色のノボタン



元気いっぱいの小菊



八重の小菊とミツバチ





枯れ野にパッと咲くコスモス

ダーの実家の周りで見たお花。
日本の秋の美しさを、
とっくりと味わう。

澄んだ青い空。
空気が最高のごちそう。

道を歩いてると、
足元でカサコソと音がする。

バッタみたいな虫が、
センダン?という木から一斉に羽ばたいて
びっくり。



狸のいそうな里の秋



つか、暑いッス!



たしかセンダンの木。
金色の実がたくさん。
ダーの通学路だった
私のお気に入りの道は、
秋はいっそう素敵だった。

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顔をころころするやつです

2009年11月12日 | 猫トーク



何だ?



それは何だ?







何だこれは?

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イスとり合戦

2009年11月12日 | 猫トーク


もう、兄ちゃんたら~



あたち参上!



おいおい



殿さり、緊張感が残る
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素晴らしきヒマDay

2009年11月07日 | 日々のこと



殿~帰ってきて!



聞こえんな

少し前、殿が脱走。
私の手の届かない駐輪場の奥で、
これみよがしにごろんごろん。

二度寝が気持ちいい季節。
昼ちょっと前に起きて、
ダーを送り出し、
寝室をのぞくと、
猫たちが三度寝中。
モンチにいたっては、
朝ご飯にも起きずに寝っぱなし。
前足に頭を入れて、
真ん丸の貝状態。

殿は私に気づいてドルルルル…
ビーのふわふわあったかボディの強烈な磁場に、
吸い込まれそうになるのをなんとかかわす。

仕事の電話があるかもしれないので、
何のためらいもなく携帯の電源をオフに。
早くも冬眠モードなのか。

景気づけに、
Electric Ladylandを爆音でかけ、
庭仕事。
クレマチスのつるをがんがん剪定。
よく伸びて、よく咲いてくれたので、
感謝の気持ちをこめて。
夏を生き延びたシクラメンと、
スミレ、ゲラニウムの鉢の土を整える。

ブドウ畑の葉は黄色くなって、
もうだいぶ散った。

一服しつつ、再放送の唐沢版「白い巨塔」
(大河内教授がかっこいい)
を見てると、3匹起きてくる。

3匹ともご飯食べて、
空を眺めて、いろんな音を聴く。
庭に、スズメ大の、
ほっぺの白いグレーと白の鳥が
4羽来ていて、みんなで釘づけ。



ひゃっほ~

河原に行くと、
オレンジとブルーのグラデーションの空。
灰色サギの群れ。
BGMはボブ・ディラン、Before The Flood。

連休中の風の強い日、
ダーと河原に来たら、
鳥たちがパレードしていた。
カラス、コサギ、白い大きめのサギ、
グレーのサギ、黒っぽいサギ、
カモメ、スズメ、カモたちが、
それぞれ群れを作って、
多摩川の上を縦横無尽に飛び交っていた。
生暖かい強風が吹きあれるので、
どっちに行っていいかわからなくなったみたいに。

タマタカで、
お土産スイーツ選び。
外に出るともう暗い。

夜はヨガとプール。
スチームサウナが気持ちいい。
ジムの帰りに駅でダーを見つけ、
12時近くに秋刀魚、浅利のお吸物、
豚バラとモヤシとニラ炒めでご飯。



そして夜はえんえんと起きている。

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