河原

ここ数日、河原には人が多くて、
隠れていた三毛子が、
また同じ場所に戻ってきた。
シーバをあげると、
とたんに可愛らしく鳴き出した。

散歩中の2匹の犬が、
川に入ってバシャバシャと走っていた。
思ってたより川は浅いらしい。

ホットパンツのような
ギリギリの短パンをはいたおっさんが、
川に入って中洲に行き、
茂みに寝転んでいた。
釣り人は、何も釣れてる様子がなかった。

遠くにビルも見えるので、
牧歌的とまではいかないけど、
いつもゆっくり時間の流れる
河原で読む「それから」は格別。
その後、いつもより大きく見える夕陽、
まだ明るい空に三日月。

神話クラス

モンチが冷蔵庫の下で何か狙っているので、
何かいるのかと思ったら、
殿の毛玉ボールだった。

C「モンチのかわいさは、
伝説なんて生々しいものではなくて、神話よ」



まさに神話





ときどきトカゲ

花

アスチルベに似てるけど、
背丈が私の身長くらいあった。

花

公園の花たち。
薄暗くなるまでベンチに座っていた。

この日はフランス戦があったせいか、
公園に人影は少ない。

花

グラン・パレ近くの公園は、
いろんな種類の花がいっぱい。

公園

コメディ・フランセーズの後は、
メトロでオペラに移動。

暑さですぐに喉が乾くので、
カフェのテラスでコーラ。
ご飯を食べていなかったダーは、
カルボナーラ。普通。
カフェで食べるなら、
他国の料理より、
フランスのメニューの方がハズレが少ない。
日本人の多い地域だけあって、
ギャルソンのおじさんも、
カタコトの日本語を話していた。

カフェを出て歩いていると、
大きな袋を抱えた肌の浅黒い女が、
袋から化粧品を次々にばらまきながら、
血相を変えて駆けてきて、
後ろから３人くらい男が追いかけてきて、
女はすぐにつかまり、
「no-n!」と悲痛な叫び声をあげていた。

オペラからヴァンドーム広場を通り、
テュイルリー公園、コンコルドを越えて、
結局シャンゼリゼまで歩く。
美しい建物、街並みが次々現れるので、
歩くのがやめられない。
日本でいえば、赤坂見附～渋谷くらいかな。

グラン・パレ近くの公園のベンチで、
納得いくまで語らう。
ロメールの映画の恋人たちみたいに。
パリに来て雑念の消えた私は、
愛し愛されることだけを求めていた。

涼しい風

虫よけスプレーをして、
庭での猫トイレ掃除を復活。
クレマチスのロウグチに初めての蕾を、
ダーが見つける。

大スタのテラスでアイスラテ。
日中でも涼しい風が吹いている。
コハルは上京する妹のために、
車にチャイルドシートをつけて、
「なんであたしが！」
夢に小木が、という話。
恵比寿の子供服のお店で、
ママとペアルックの子供服を買う。

代官山でウインドウショッピング。
秋冬ものばかりで、まだ興味なし。
シェルイのテラスで冷たいお茶を一杯。
タマタカにも行ってマックス、
アニエスなどチェック。

松茸ご飯を作る。
ダーは４杯くらい食べた。
ビーはししゃものしっぽ３尾をもらって、
満足したかのようにほかの部屋に行った
と思ったら戻ってきてテーブルに上がり、
空になったししゃものお皿を丹念に調べる。

一人になると

オルセー美術館の後は、
また橋を渡り、カルーゼル凱旋門、
ルーブル美術館を通って、
コメディ・フランセーズまで歩く。
さすがに観光客が多く、
怪しい免税店なんかもあってごみごみしている。

コメディ・フランセーズの辺りで、
ダーが仕事の打合わせをしてる間、
カフェのテラスで、一人で過ごす。
お茶、コーヒーとお水、ハーブの、綺麗なオムレツ。
街ゆく人を眺めたり、「スワン家の方へ」を読んだり。
ちょっとトイレに立った隙にマイセンライトが消えていた。

この辺りのカフェは、高くてあんまり美味しくないという噂で、
確かにちょっと高かったけど、
カフェの中にいたスーツの店長らしき人が、
アラン・ドロンのようないけめんだった。
ブルーグレーの瞳で、甘い微笑みを浮かべて、
とろけるようなフランス語で「トイレは階段の下です」といわれ、
ポーッとなった。

パリはいけめん率が高く、
どこにいても、視界に常に最低でも１人は、
多ければ２、３人、俳優レベルのいけめんが。
それも、昔ながらの、
髪ファサー…みたいな王子系のいけめんだ。

お茶に飽きると、サントノレ通りをぶらぶらして、
セレクトショップ、コレットに行ってみた。
soldes中とはいえ、ちょっと手の出ないお値段。
ショップの店員さんがまたゴージャスないけめん揃いで、
特におしゃれブラダは究極だった。

ぶどう

ダーが日曜休めたので、
初めてお隣のぶどう園のぶどう狩りに行く。
1年成長を見守ってきたぶどうは、
想像以上に甘くて美味しい。

お屋敷町のサルスベリの大木を眺めながら駅に出て、
マック持って川へ。
鴨が７、８羽いて、
１羽だけ、親子と離れて一人でいる鴨がいた。
パパ鴨なのか、ゆるい流れに流されてみたり、
岸の草をぱくぱく食べたり、
やたらのん気で、
ちびまる子ちゃんのヒロシ的雰囲気。
ダーは、昔じいちゃんが、
怪我した白鷺を保護したら、
次の朝には消えていた話。

ロストにはまり、
見終わっては、ダーがチャリで借りに行く。
見た直後は一人でいるのが怖い。
口直しに、田中の湘南ブラり旅。

あまり玉、ビーの受難

二日徹夜明けのダーが夕方まで寝たおして、
暗くなってからツタヤに行った帰り道、
川の方で大きな花火が上がっていた。
急いで河に出ると、
大会に出てもおかしくない大きな花火が、
間隔を開けながら少しずつ上がる。
余り玉？？？
もう花火は来年まで見れない、
と思ってたのにラッキー。
一つ上がるとしばらく間をあける、
っていうのも、昔の花火みたいでよかった。
人影は少なくて、草むらからは秋の虫の声。
終わるとき、合図の花火も上がった。
合図の花火も余分に作ってあったのか、
続けて3回上がった。

河原に出るとき、
シーバを1本持っていこうとすると、
音を聞きつけたビーが、
おやちゅなのね！とすっ飛んできた。
悪いけど、これは河原に持ってくの、と行こうとすると、
あたちのチーバをどこに持ってくのよ！と納得いかない顔。
川から戻ると、床にシーバの空の袋が1本転がっていた。
ビーはベッドにいて知らん顔。
私はまーいいか、と思ったけど、
ダーはビーをだっこして説教しながら、
そのままお風呂に入り、まさかの入浴。
お風呂でしか聞けない悲鳴を振り絞る。
ビーが毛をなめるのを殿が手伝うのが美しい。
ビーはシルクの手触りに。
排水溝には、とろろ昆布みたいな柔らかい毛がたっぷり。

深夜

夏の花フロックス。

この前、下町方面に行った帰り、
久しぶりに深夜のヒルスタに寄った。
深夜でも、余所行き風の人とか
普通に生活中の人とかいろいろいて、
なんとなく楽しい場所。
暑い夜で、マンゴーフラペが、
この夏一番の味だった。
2階でジャン・ルノワール物色。

昼寝

日中、猫たちは毎日違う場所で寝る。
ビーはベッドの上、ベッドの下、たんすの上。
殿は和室だったり、倉庫部屋だったり。
モンは二人の間を行き来して、
二人の真似をして側で寝たり、
私のところに来たり、窓の外を眺めたり、
ちょろちょろしている。

雨が降って

校了と編集部引越しが重なって徹夜明けのダーは、
昼過ぎに一度帰って、
鮭と肉じゃがでご飯を食べつつ、
作品がいくら売れても、
編集にはなんも返ってこねー、と
珍しく仕事の愚痴。
そんな中でもかばんに猫缶を常備。

私は10時間の爆睡中、
明け方大雨が降ったと聞く。
日中は涼しかった。

ジムのプールで泳ぐ。途中から水トランス。
コハルは昨日寝てない、というわりに、
調子よさそう。
ジムを出ると雨。
すぐ止んで、また少し涼しくなる。
帰りは車で、ふだん通らない道に迷い込み、
テラスのあるカフェを発見。
雨あがりでテーブルが濡れてたけど、
ラテを一杯。美味しかった。

ロザンネイ

フウロ草ロザンネイは、
初夏からずっと咲いている。

庭が蚊だらけなので、
猫トイレ掃除は室内で済ませ、
庭もほとんどほったらかし。
でもエリザは次々咲き、
フレンチレースもよく咲く。
暴れ放題だったガウラは、
ここに来てピンと姿勢よく立ち始めた。

喧嘩するぜ！

誰かがピンポンを鳴らすと、
私が動くより先に、
モンチが小走りにベッドの下に走りこむのがおかしい。
しばらくすると、また小走りに出てきて、
窓の前の特等席に直行。

夜、ベッドにいるとビーが来て、
ウモーと鳴く。牛か！
遊びたいみたいなので、
ボールで遊んでいると殿が来て、
ビーを追いかけ出した。

殿ちんは最近夜になると、
ほかの猫に喧嘩を売っては追いかけまわしている。
夜の気温が落ちて、
遊びたい心が活発になったみたい。