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置きカリカリを減らし、
心なしか減量したビー。
窓の上にジャンプも再開。
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ビーの旧トイレの掃除をこまめにしていたら、
殿も旧トイレを使うようになり、
まねしてモンチも旧トイレを使っていた。
トイレ分けたいのに、堂々巡り。
ランジェ侯爵夫人、読了。
映画は思ってた以上に原作通りだった。
セリフもほとんどまんま。
導入の「フランス貴族ってやつは」の講釈が、
バルザックらしく長々と続いたけれど、
夫人がアルマンを見つけてから、
ラストに進むにつれ加速的に面白くなった。
貴族のこきおろしも面白かった。
この皮肉たっぷりなところが、
プルーストにはない、バルザック節。
社交界に出入りするうぬぼれ男や、
女の虚栄心、サロンの下劣さ、空虚さに対する、
冷ややかななこきおろし。
貴族社会の偽りの恋愛の、
倒錯した快楽もよくわかる。
○愛(amor)と情熱(passion)は、
まったく異なった精神状態である。
愛は、強い結びつきであり、
無限の時間の端から端まで拡げられた欲望は、
時間を同じ色で染め上げる。
つまり、人生は天上の青の色を帯びる。
情熱は、悩める人々があこがれる愛の形であり、
愛の永遠の予感で、希望にすぎない。
情熱は同時にいくつかを抱くことができるけれど、
愛は一生のうちに一つしかないものである。
愛に目覚めてからの夫人は美しかった。
モンリヴォーも相当、
作者お気に入りキャラみたいで、
映画以上に危険なライオン男だった。
ロンクロールもいけてる。
夫人の結末について、
少しは説明があるかと思ったらなくて、
映画はほとんど原作通りだった。
バルザックではおなじみの、憤死?
いうまでもないのか…。
読みながら、ダーに情熱があった頃を思い出した。
M通りにいた頃、Nちゃんにふられたら死ぬって。
その頃の私は、公爵夫人のように聞き流していた。
情熱がなかったのは私の方だったのか。
大切な記憶。
今は天上の青だから、いいか。
最近は二人で、
「はりさけそうな~胸んだよ~」が大ブーム。