まだ夏

昨日の夜、
殿はイライラして暴れていた。
私の仕事が忙しくて、
帰るのが遅かったからか…。
大好きなブラシでブラッシングしたり、
ポンポンしたりすると、
一応黙ってされてるけど、
終わるとまたイライラを復活させて、
家具で爪をといだり、
網戸に上ったりする。
なかなかしつこい。

でも今朝はご機嫌で、
寝起き、ソファでボーッとしてると、
膝に来てブルルンブルルン。
ベッドに連れて行って撫でまくっていたら、
ビーが来て、
「にゃーーうーーうぅーうぅー」
（朝ご飯はーーーー？）と、
情感たっぷりに鳴いた。
ツンデレ猫の殿は甘えるのをすかさずやめて去る。



欲望に一直線のビー。
ニャーニャー鳴いて自己主張するので、
イライラをためこむことはない。
ゴミが外れてる…。
毎朝庭で摘んでくる雑草に対する食いつきはスゴイ！
一人で3匹にはあげようとすると、
ビーがバクン、バクン、と全部食べちゃうので、
ダーと手分けしてあげる。

モンチはマイペースに、
朝はかわいらしく私につかず離れずついてまわり、
夜は頭をひっくりかえして寝ている。
イライラすることも、
情感たっぷりに鳴くこともない。
「アーーーー」と目を細めて鳴くことはあるけど、
情感をこめてるわけじゃなくて、
なんとなく、反射的に、適当に、
という感じ。



仏像にも負けない神々しさ。

今日、仕事場で、Ｎさんって猫っぽいよねー、
と口々にいわれたけど、
一概に猫っていっても、いろいろいるんだよ～、
と思ったけど説明すると長くなるのでしなかった。
自分でも、ビーにそっくりなのは分かってるし。

月末、仕事場ではみんな疲れきり、
やたらとため息が聞こえる。

今回は、とある女性が、
掲載予定の顔写真が気に入らないとだだをこね、
急きょ記事が差し替えになり、
担当した某川さんはため息つきまくり。

これまで仕事でアイドル、女子アナ、素人まで、
いろんな女子の写真を撮ってきたけど、
かわいい子ほど写真はノーチェック、
笑顔で「ありがとうございました」といってくれて完了。
ブスってほんと、内側からブスだなぁ、と思う。

デザイナーの某美ちゃんも、
社長の暴言と疲れで、
ため息つきまくり。

みんな寝不足で体調不良、部屋も散らかり、
心臓に負担がかかり、
ブラしてるのが苦しい、とまで。

私も今週はキャパ超えの仕事量で、
自分でも会心の集中力でなんとかこなしてるけど、
ため息は別に出ない。
今日は仕事から直行して、
筋トレ＆ヨガ＆ボクサで、
仕事で使った脳と同じくらい、
身体も使ってスッキリ。
部屋は散らかってるけど。

ただ、季節の変り目から、
風邪をひき、ホルモンが変調をきたし、
ないはずの食欲が出たり、
化粧のノリが悪かったりした。

今日は日中、日が差して暑い中、
iＰＯＤでFilaとかExodusとか聞いてたら、
笑いがこみ上げて来た。
外を歩いてるだけで笑っちゃう、
夏、ああもう大好き。

夏を彩るお花たち

挿し芽で３鉢になったペチュニアのうすずみ。
夏の後半からたくさん咲き出した。



おなじみ、実家の庭から来たルドベキア。
今年は背が低め。



フロックス。あまり日があたらないのに、
ちゃんと咲いてくれた。

8月の終わりの週は、
これまでの借りを返すかのように雨ばかり。
仕事ｗｅｅｋで忙しく、
真夏の短さを思ってしみじみする余裕もない。
脳のギアを入れないと。

北京オリンピックは、
時差がほとんどなかったせいか、
ダーも私もいつになくちゃんと見た。
印象深いのはやっぱり、
北島康介とヘルプスの華麗な泳ぎ、
ボルトの長くてすごい脚。

ポニョのアテレコがブーム。
殿の真似をして、
脱ぎ捨てられた靴下にからみつくモンチ
「モン、靴下、好きー！モン、変態になるー！」
負けじと洗い物カゴに入り浸る殿
「殿、洗ってない洗濯物、好きー！殿、変態だからー！」

驟雨

窓辺のモンチン



家にはのび太とジャイアン風しずかちゃんと、
スネ夫とドラえもんがいるけど、
モンチはドラえもんのキャラにとえると、
ねがい星が近いかな。

ゲリラ雨って、
風情のない言葉だけど、
この夏の雨は本当に、
風情どころじゃない。

昨日はこの夏のゲリラ雨に、
初めて真っ向からぶつかった。
雷も激しく光り、
近くに落ちる音も聞こえ、
駅やスーパーでは大勢がたちすくみ、
雨が弱まるのを待っていた。

私は猫らに会いたい一心で、
土砂降りの中、ままよと飛び出したけど、
雨はともかく雷が怖かった。
ジーンズはずぶ濡れ。

今日は秋の風が吹いている。
夏に溶けて蒸散ぎみだった心を、
キュッとしめる風。

秋は秋で来るけれど、
昨今、夏は11月まで続く。
るりまつりが咲いてるうちは夏。

久しぶりに、某ナちゃんに会った。
女っぽいところを感じさせないのに、
色気のある子。なんか好き。

夏の公爵

真夏に咲いたコンテドシャンパーニュ。



咲き進んだところ。ひらひら。

この夏ほどサングラスが活躍した夏はなかった気がする。
ホワイトデーにもらったサングラス。

昨日は、久しぶりに、夜の銀座へ。
小ぬか雨が降ったり止んだり。

近所に戻ると、早くも秋の虫の声。

お盆明け

ジョン・クレアの蕾。
盛夏でも次々新芽が出てくる。

玄関の横の窓を網戸にしておくと、
出かけるときや帰って来た時、
殿かモンチが窓から覗いている。
異常に可愛い顔で。
モンチは人が通るとサッと逃げるけど、
モンチ、と声をかけると、
私だ、と分かるのか、逃げない。
4年も一緒に暮らしてるんだし、
そろそろ私を覚えてくれないと。

5連休して、仕事から遠く離れ、
専業主婦気分を味わう。
調子の悪かったCDプレイヤーを、
やっと修理にも出す。
梱包用のプチプチシートを探して用賀まで行き、
ダイソーで見つける。
OKに行く道、街路樹のサルスベリが、
色とりどり。

先週までは、前に進めないような暑さだったけど、
今日はチャリに乗ってると、
どこまでも行けそうな、
気持ちのいい暑さだった。

風邪はひいた次の日病院で薬をもらい、
その次の日にはほぼ治った。

明日からは怒涛の月末。
考えたくないけど。

花火

葉山のお蕎麦屋さんのお庭。
美味しいおそばを食べた後、
この景色を見るのが楽しみ。



畳の上が好きな殿ちん。

夏休みの５連休が、今日で終わり。
土曜は多摩川の花火を見て、
日曜には涼しい風が吹いて、
今日はまた夏の陽射しが戻ったけれど、
湿気が少なくて、夜には涼しい。

花火は雨予報だったけど、
当日のお昼に河原を見に行くと、
すでにレジャーシートだらけだったので、
あわてて場所を取る。
暑さで溶けそうになりながら。

帰ってお弁当を用意して、
ダーは早めに会場に行き、
夕方パパママが来て、河原へ。

花火が始まるまで、
空が暗くなるのを待つ時間が好きで、
いつも少し早めに行く。
半分凍ったビールが美味しい。
合図の花火のドンドン！という音にワクワク。

天気は持って、
今年もベスポジで花火を観て、
イエーイ！と叫んでしまうほど綺麗だった。
五輪風の花火もあった。

夜はオリンピックの陸上。
ジャメイカの選手。

パパママに会うのが久しぶりのにゃこらは、
最初はモジモジして、
順番にうろうろしに来てたけど、
徐々にうちとけ、3匹とも、
みんなのいる部屋でごろごろしていた。

特に殿は輪の中心に来ては、
パパの足にもたれて寝たりするんだけど、
甘えてるところにビーが来ると、
ピョン、と飛んで去る。ツンデレ猫。

ぼんやりイリュージョン

鳥がモンチそっくりな猫をくわえて飛んできて、
モンチが2匹になる夢を見た。
鳥に首の後ろをくわえられ、
キョトンとした顔が、
かわいすぎる。
モンチが増えてとても楽しかった。
と、ダーに話すと、
モンチならありうる、細胞分裂しそう、、、
モンチだらけの家、いいなぁ～。

激暑でただでさえ朦朧としてるのに、
風邪でさらに頭がボーッとする。
扇風機の前でお腹出して寝てたせいかな。
木曜から5連休なのに、ぼんやり。
オリンピック見たり、ドラえもん読んだり。



猫たちとゆっくり過ごせるので、
こういう何もしない連休も、全然いい。

庭は、蚊取り線香を３つ焚き、
朝は花柄摘み、夕方に水遣り。
猫の好きな雑草が今年は少ない。
激暑のせいか、アリやアブラムシ、
ダンゴムシも少なくなった感じ。



ハリポの最終巻を読みたい、と思い、
図書館に行くと、50冊の本を1100人が待っているそう。

夏本番

ビーちゃん。
寝室はクーラーがなくて扇風機だけ。
でもビーはよくベッドの下で寝ている。
リビングでクーラーをつけると、
いつのまにか出て来て、床でごろんすることも。



殿もクーラーはそれほど好きでもないらしく、
クーラーのない部屋の畳の上でよく寝ている。



モンチは、クーラーの直で当たる、
ソファで寝てることが多い。
一番肉も毛も少ない子なのに、
一番暑がりなのか。

先週の金曜は、この夏一番の暑さ、
ということで、本当に暑かった。
取材で三宿あたりに行ったけど、
朦朧とするばかり。

夜、プールから帰ると、
北京五輪が始まっていた。

土曜にダーを連れて実家に帰り、
晩ご飯はチラシ寿司、春巻き、サラダ。
夜は近くの港に行って、花火。

パパが買いすぎた、と思った花火だけど、
火をつけるときれいではまり、
止まらなくなった。色も音もいい。

一気におしゃべりできるようになった甥っ子は、
花火に飽きると船に夢中に。

ダーが足をつかんで逆さにするのを喜んで、
甥っ子はうつぶせになっては、「持って」
手にチュッとしたり、
「いくつ？」と聞いてきたりも。

次の日は、みんなで海に行くのに、
なかなかお昼の支度ができないのを待ちきれず、
「お散歩、行く？」という甥っ子。
外に行くとダッシュで駆け回り、
みんなの支度ができる頃には、
泣いてグズっていた。

海でお昼、ビールと餃子、おにぎり。
クラゲが列をなし、
東京湾の水は黒いわベタつくわで、
もう汚い。でも気にせず泳ぐ。

真っ昼間に行ったので、
陽射しが尋常じゃない。
いつも陽射しを避けて夕方に行くけど、
炎天下の海もいいな、と思う。
今年も焼いちゃった～。

海パンがないから、と及び腰だったダーも、
結局短パンで泳いでいた。
泳いでは浮かび。

甥っ子は、浮き輪で泳ぐのが楽しそう。
はしゃいでテンションＭＡＸ、ギア３ｒｄ．、
しまいに転んでがん泣き、テンションだだ下がり、
の繰り返し。
プレゼントした服は、よく似合っていた。
何を着てもかわいいお年頃。

ダーと二人で残り、さらに泳ぐ。
帰りは少し遠回りをして、
サマージャム95を歌い、
海を眺めながら歩く。

家に戻りシャワーを浴びて生き返り、
2階の喫煙所でチルアウト。
美味しんぼを読みつつ、
庭の木に止まったツクツクホーシ、
ヒグラシ、アブラゼミの蝉しぐれを聞く。
夏真っ盛り。

ルドベキアの庭でバーベキューをして、
初秋刀魚も焼いて食べる。
スイカを食べて、東京に戻る。

連休中もほとんど記憶が朦朧。
蜃気楼みたいな夏の日々。

1泊して戻ると、
ビーは「もう離さない！」といわんばかりに、
私の膝にしがみついてきた。

モンチはすっかり私たちを忘れて逃げ回り、
その夜は触れもしなかった。

殿ちんは、留守は俺が守った、と、
誇り高い雰囲気。
よく、猫は永遠の3歳児といわれていて、
かわいさでいえばそうかもしれないけど、
賢さでいえば実は大人より賢い猫もいる、とふと思う。

今クール見てる唯一のドラマ、「四つの嘘」。
永作を見てると、なぜかほっと和む。
白いシャツとジーンズの感じとか。

ミッドサマデイ

暑い？知ったことか。
俺の定位置はここなのだ。

溶けモン。

八月、青い空から、
強烈な日差しが照りつける。
昨日も暑かったけど、
今日の方が暑いような気がする。

某研究所の取材、楽しかった。
珍しい植物を見て大喜びな私たちに、
元教授の先生もノリノリになって、
次々いろんなものを出して見せてくれた。
海底の木の流木、青いチョウチョの羽の額、
アルマジロの楽器、蚕が歩いてできたウチワ。
生のモグラ。
キツネザルのオリにも入れてくれて、
サルたちは好奇心旺盛で、
サンダルの足にチョン、と触ってきたりする。
びっくりしたような目がモンチそっくり。
毛がふわふわだった。

黄緑のトカゲもかわいくて、
撫でてみると、おとなしくしていた。
泥だらけだったリクガメは、
シャワーの水をかけてもらい、
気持ちよさそうだった。
人に囲まれて、ひるんでたのに、
菜っ葉が出てくると、
がつがつ食べ出した。

ビーは昨日、カツオ節の袋を破り、
私が帰ってもベッドの上から動かないので、
顔を近づけて「ビー」というと、
目を閉じて下を向く。
そろそろいいかな？と顔を上げるたびに
「ビー」というと、
目を閉じて下を向く。

殿ちんは、いつも私が庭に出ると
「俺も出せ！」と騒ぐのに、
今は暑いせいか、畳の上で伸び、
存在感を消している。

モンチは常に、天上的なかわいさで光り輝く。
ぐったり寝てても、起きてても。
キッチンや洗面所、倉庫部屋など行ったり来たりする、
私の周りをつかず離れず、
うろうろ。ドンキーコングのデディみたい。

一人をポンポンすると、
伸びてたはずのほかの二匹も寄ってくるので、
日に何度もポンポン祭りが開かれ、
会期は延長に延長を重ねる。

七月セールで服熱が落ち着き、
八月に入ってランジェリーブーム来た。
ゾラのボヌール百貨店を読むと、
19世紀のヨーロッパの女の人の、
レースや刺繍にかける意気込みがよく分かる。
イタリアやフランスのランジェリーが、
格段に可愛いくて機能的なのは当たり前なのだ。
歴史が違うから。

服熱は落ち着いたはずなのに、
甥っ子の誕プレを買いに行き、
気がつくとセールワンピを２枚。夏物に弱すぎる。
もう服のお店には行かない。

髪がジャングルのようになり、
ドライヤーをかけてもかけても乾かなくなり、
バッサリ切ってもらってすっきり。

八月！

久しぶりに観たトトロの猫バスは、
やっぱりビーに似てた。
足の長さとかしっぽの感じとか。
ビーは中身が詰まってるけど。

キャットタワーをとことん使いこなすモンチ。
殿もたまに爪とぎ。

ダーのお誕生日は、
仕事から早めに戻り、
タマタカで刺身＆ウナギ＆枝豆に、
オテルドスズキのショートケーキも買って待つ。
隠してたプレゼントの服も気に入ったみたいで、
白のシャツもピンクのシャツも着まくっている。
サイズもぴったり。
ダーのＴシャツ洗い歴が長いので、
サイズは見れば勘でだいたいわかる。

土曜は、渋谷でエスちゃんと待ち合わせ、
マーケティングのバイト、20分6000円。
その後ダーと会って、和食屋でビール。
夏になって外食が多い。

日曜は、夕方から、Ｃと海へ。
Ｂｏｂ『SURVIVAL』の季節。
夾竹桃が、これまでにない花つき。
葛も出始めていた。
用意してたゴザもクロックスも、
タオルもみーんな忘れてきた。うっかり。
それでも、海辺に座って、
海を感じつつときたま夕陽や、
本に目をやり、気持ちがいい。
海からは薄い霧が立ち上り、
潮風の塩が濃く、
ザクロフラペのストローが塩味に。

本は百先生の「残夢三昧」。
他の随筆でも読んだことがある、
戦時中や戦後直後を描いた話、
何度読んでも、いい。
連れて逃げたメジロの「チチ」と鳴くところで、
いつも泣ける。

東京に戻り、三茶で餃子を買い、
ジャバチップフラペ。フラペが水代わりに。