あたしはアブリ子。夏のサンセットの色よ
連日の葉山、ベタ凪、潮ついに澄む!
はなれ岩周りにつくと、
脇腹をチクッとされて、
奴らか?もう出たのか??と思ってたら
C「Nちゃんの後をチョウチョウウオがついてきてる」
仰向けに浮かんで休もうものなら、
背中をつつかれる。
泳いでたら、目の前にその子が躍り出てきた。
私「ブクブクブク」(チミだったの!)
黄色と黒の縦じまの子。
ふりかえって、私を見る。
その子は気が向くと私の前に出て、
尾ヒレをピラピラさせて
私を先導するように目の前を泳ぎ、
ふり返って、また私の体の下に入る。
そのままずっと一緒に岩周りを泳いだ。
その子の後をついて泳いでいて、
ブルー系の20㎝くらいの魚とすれ違うと、
その子は立ち止まってふり返って
(あたちのナビ、どう?)
私「そのまま前にいてー」
「かまないでねー」と、
水中でブクブクその子に言っていた。
あの目、あの甘噛み、あのピラピラ感、
あのしつこさ、そしてあの美しさ、
モンチそっくり。かわいすぎていとしすぎる。
5~6㎝のブルー系の細い魚の、
大きな群が目の前を横切った。
視界全部のキラキラが長い事続いた。
ベラ、イナダ、水玉のフグもいた。
はなれ岩の上までミンミンの声が聴こえた。
2週間前そこで会ったオジサンにまた会った。
彼は2年前に海にめざめたそうで、
泳ぐのが上手い。
私たちの話に入りたそうだったけど、
私たちは会った魚たちの話に夢中になってしまい
オジサンにかまう余裕なし。
森戸に行くと橋の上からボラ親子、
アジらしき群、黒い丸い魚の群。
日が出て、また海に入りたくなった。
お寺、上まで。
ヒグラシ全盛、満ち満ち、ふわふわ。
ミック夫婦と、少し離れた枝にジュニアがいて
鳴きかわしていた。
「サーファーの5時待ち見に行く?」
「イイゼ!」
「もっかい海に足浸ける?」
「イイゼ!」
と、行ったり来たりしてたら、
バイクのGさんにバッタリ。
夜の由比ヶ浜はウネリがひいてぬるかった。