なぎのあとさき

日記です。

夏の始まり、一日すっぽり

2005年04月30日 | 映画の話(ネタばれ)

GWが始まった。
といっても、周りは普通に仕事してる人ばかり。
ダーもほぼ毎日仕事、Cも5月2日まで仕事、
会社もGWなんて無関係に仕事。
でも私としてはこのチャンスに息を抜きたいので、
木曜に原稿を出し切って今日は休み。

休みの日、自然に目が覚めるまで眠り、
起きてからのんびり家事、猫と遊び、身支度をして、
それが終わってから何をするか考える。
予定はなしで、その時何をしたいか、で動き出す。
今日は、うっかり鬼武者3を始め、
ちょこっとやったら目も神経も疲れたので止めた。

昼過ぎに徹夜明けのダー帰る。
ダーが寝てしまうと、ボブを聞きながら、
「気狂いピエロ」のDVDを音無しで眺めながら、ボヘーッとすっぽり。

いつの間にやらお隣のブドウ畑には、
青々とした葉っぱが棚いっぱいに広がっている。
今日は夏日。半そででも暑いくらい。
窓を開けてても暑い。
猫たちもちょっと歩いては床の上にごろん。

ネット通販で頼んでた猫グッズあれこれが届き、
丸型爪とぎをさっそく開ける。
マタタビの粉をふりかけると、モンチが来てごろんごろん、
殿も来てモンチを追い払ってごろんごろん。
もう一つ開けると、ビーも来てごろんごろん。
モンチが来てビーをパンチしてごろんごろん。
3匹とも爪とぎに抱きついて遊んでいた。
古いボロボロの爪とぎを捨てたいけど、
そっちもまだ使ってるので捨てられない。

Cが来て、ボブを聞きつつ、
ストロベリーローズのお茶。
家を出て、三茶でおにぎりを二つ買って新宿タイムズスクエアへ。

ペドロ・アルモドバル「バッド・エデュケーション」=写真。
濃い。色も空気も内容も。
最初から最後までドキドキしっぱなしで、
すっぽりハマった。
おにぎりを食べるタイミングなんて1度もない。
絵はすごく綺麗、緑、赤、青、肌の色。
俳優もカワイ子ちゃん揃い、少年の歌もすごい。
しかし、気持ち悪い部分の印象が強すぎ。
夏の幕開けに、ふさわしいというより、
いきすぎな暑苦しい映画だった。

この映画の後で、聖なるボブを聞く気にはなれず、
ジェイコブ・ミラー。
小さい音で控えめにして、
映画の濃ゆーい余韻にもんもんとしてたけど、
窓を全開にして風を浴びながら星を眺めていたら、
ジェイコブがすっぽりハマる一瞬があった。
夏が来たのだ。
ジェイコブのアグレッシブな歌声が、
「夏が来たぞ、コラァ!」と歌ってるみたい。音量を上げる。
「夏が来た~!」「夏だ~!」

沈みかけの月を見つける。
昨日とほぼ同じ方角に、昨日より1時間くらい遅れで浮かんでいた。
半分よりちょっと太めのぷっくらした月。
満月もいいけど、影のある月もいい。
目黒過ぎたあたりで道に迷う。
ガードレールにまきついた蔦が大きなつやつやの葉っぱをひろげ、
モッサモッサしていた。

地図見て方向つかんで駒沢通りに出て、三茶のスーパーで買い物。
シャスミンの植え込みの匂いをかぐ。
「すごい」「すごいね」「すごいよ」「ボキャブラリー少な!」
夏の始まり、1日すっぽり。

CS「刑事まつり」。
黒沢清監督の、不気味でおかしくてすごかった。
青山真治のも面白かったけど、清ファンとしては、
一度くらいサングラスとって欲しかった。内Pじゃないんだから。声がセクスィ。
ほかのは、早く忘れたいようなシロモノでした。
人の作ったものの悪口は趣味じゃないけど、
作った人もそう思ってるんじゃないでしょうか。
ダー「この映画を映画館に見に行かなかった人は勝ち組ってことで」

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ビール

2005年04月29日 | 日々のこと



最高気温27度、夜になってもあったかい。

明日休むために、今日は残業。
その後、ドンちゃんとJ町で飲み。
生ぬるい風、看板の灯り。
給料日後、連休前だからか、
飲み歩く人でにぎわっていた。
テーブルを道に出して、屋台で飲んでる人もいる。
ビールのうまい季節! 珍しく仕事の話。
気がつくと私はラスタファリズムについて熱く語っていた。
ときどきやっちゃう。
若い子には「なんか宗教?」とかいわれることも
(ラスタファリズムは生活様式です)。
ドンちゃんはなぜか爆笑。

ボブ・マーリーはいってます。
その国、その時代にあったラスタファリズムがあるから、
好きに解釈して欲しいと。
私も気持ちはラスタマンです。
JAHと自然と自分は一体です。
どんな出会いもJAHのおぼしめし、Jah guideです。

痔は全部仮病で、連休とって温泉に! と聞いてビックリ。
小芝居なんて言葉、実生活で初めて聞いた。
この前Dがいってた小悪党ってのも、めったに聞かないけど。
イカサマくさい、じゃなくてイカサマ野郎?
「Nが違う会社だったらガンガンくどくのに。あ! 会社辞めなよ!」
「もってくまでをシミュレーションしてみたんだけど、
Nはめんどくさそうなんだよね~」
でもなんだかんだいっても、ドンちゃんは彼氏のいる人を口説きはしない、
と思う。少し酔っ払って気持ちいい。

そういえばこの前Cが、
「ダンナは枯れても緑の部分が残ってる」といって、
そんな葉っぱの様子をありありと思い浮かべて妙に納得したことがあった。
実際見たわけじゃないのに、視覚の記憶に。

帰り道、オレンジ色っぽい大きい月が沈んでいく。

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猫と庄造と二人のおんな

2005年04月29日 | 日々のこと



ちゅぎはどこにいこー

「猫と庄造と二人のおんな」(2度目)読了。
猫はかわいらしく、いじらしく、美しい。
バカでアホな庄造と、嫉妬や底意といった負の感情が渦巻く女二人が、
猫の美しさをさらに際立たせている。
哀れを誘うほどの猫の美しさに比べると、人間の愚かでで醜いこと。

猫といちゃつく庄造や、
一緒に暮らしはじめて猫に魅了されていく品子の様子はリアル。
庄造も品子も、人に対しては抱いたことのないほどの情愛を猫に感じている。
猫と暮らしてる人は皆そうなのかも。
猫のかわいがり方が「異様」なんて書かれてたけど、全然普通。
ただ、猫を手放すとこは信じがたい。
庄造ほどの猫好きが、信用ならない女に猫を渡すなんて、
実際はありえないと思う(私なら信用できる相手でも渡さない)。
でもそれを物語の仕掛けにして、
かわいくて賢くて情緒あふれる1匹の猫を描き出しているんだから、別にいい。
庄造は加東大介で読んだ。人んちの台所で鶏煮ちゃうあたり。

この春は、ずっといい気分で毎日過ごしてきたけれど、
昨日「仕事がぬるい」と上司に怒鳴られ、
さらに簡易裁判所からの通知、
マンションの駐輪場の有料化の3段構えで気分を害した。
「ずっとついてたのに、ツキが途切れたみたいでやだな~」
ダー「Nちゃんが『ついてない』っていうことなんて、
ほんと~に小さいどうでもいいことだから! 
だいたい仕事のことも裁判所のことも、
もとはといえば自分が悪いの、わかってる?」
「はい、わかってます」
「俺なんか、もっとどうにもならないような理不尽な問題を
いーっぱい抱えてるんだよ」
「ええ、わかっております」

私は何をするにもぬるいけど、
これくらいでちょうどいいと思ってるので、
改める気にはならない。
人の命を預かる仕事はこれではいけないけれど、
私の仕事はモノ(情報)を作る仕事。
世の中にはモノも情報もあふれすぎてるんだから、
ぬるいくらいでちょうどいいのだ。

晩ご飯は餃子楼の餃子、納豆、ご飯。

今日はモンチがあちょぶ気満々で鳴くので、紐つき棒で遊ぶ。

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フライングCAYA

2005年04月27日 | 日々のこと



殿がめずらしく毛づくろい



おれだってたまにはするぜ

火曜日。ブーのお土産、六花亭の板チョコ。
久しぶりに会ったドンちゃんが、
立ち上がってじーっと見下ろすので
「なんですか?」「何でもないよ」というのを何度もくりかえす。

今日こそはジムへ! という気持ちでCに会ったのに、
会うと二人してジムから話をそらそうと、別の話題を次々に繰り出す。
テーマは妖精さん、男の女友達、
「性懲りもない」について、
会ったばかりの中型犬と視線が絡み合っちゃった話、
しわしわゴリラの話、やってもないのにやった感の話、
犬の絡みでおっさん話、ジムに対するモチベーション話、
猫と庄造話、Yさん話などで力尽きるまで笑う。

結局しゃべってるのが一番楽しくて、
しゃべるネタのある日はほかのことに手が回らない、
というのはいかがなものか。結局今日もジムをサボっておしゃべり。
景気づけに体重を計ると、おかしな数字が。

鹿児島の野菜いろいろと、アイムスの試食パックをたくさん頂く。

帰り道、夕立ちが止んでmistyな夜。
ビルの間に満月過ぎの大きい月。
霧が薄くかかって光がぼんやり。
気温は低いけど、湿気が夏めいているので、
ちょっと無理してCAYAを聞く。
misty morning、CAYA熱唱。
sun is shiningにはまだ無理が…。
車を降りて、藤の花を眺める。
そこの藤は、大きな木に巻きついて、
車道にせり出すように伸びていて見事。
酔わせるような甘い香り。

「ジャマイカとはいかないまでも、いい感じで暮らしてるよね~」
「Year man!」

うちに帰って、四足になって猫たちと家中を歩き回って過ごす。
モンチンはカリカリのご飯を食べた後、
長い舌で口の周りをべろんべろん嘗め回して、
(あ~、食った食ったぁ~♪) 
私と目が合うと「はっ」と我に返った顔になり、
身を乗り出しながら短く「にゃっ」。
私が両肘を床について目線の高さをモンチに合わせると、
途端にんぶるるるる。 

晩ご飯をぐっと我慢してベッドに横になってアイシーを読んでいると、
足元にビーと殿が仲良く並んで丸まり、
枕元にはモンチが丸まって寝た。

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かわいさの集大成

2005年04月27日 | 猫トーク



かわいすぎて神々しい!

殿は膝の周りをうろうろしながら、
「うぅ…にゃ~」と鳴く声が雅楽のよう。
膝に乗りたそうにうろうろしてるのに、
膝に乗せても、ほかに猫や人がいると
(膝になど乗らん!)と嫌がる。
立ってだっこしても、
すぐに足を下に向けて降りる体勢になり、
(今降りるところだ!)という格好でだっこされている。
そこに妹猫が来ると、
(降りるところだったんだ、だっこなんか冗談じゃない)といった体で、
私の腕を蹴って床に降りる。

モンチは最近撫でられブームで、
背中を撫でられるとごろり~んごろりん。
さも気持ちよさそうな顔で私を見上げる。
細くしていた目を開けると黒目がまん丸。
ビーのことを「この世界におけるかわいさの集大成」と思ってたけど、
モンチも集大成だ。つまり猫は皆かわいさの集大成ってことらしい。
モンチは遊ぶ時間が少し減って、撫でられる時間が増えた。

ビーコはごくたまにしか遊んでくれない。
でもだっこすると、ふるるると満足するので、何度もだっこする。
木の上で生活する猫科動物オセロットさながらに、
枝がわりの腕にビーを乗せ、木になった気分で棒立ちになったり、
ゆっくり家の中を歩いてみたり。

雨が降ったり止んだりの1日。
ジャスミンが咲きはじめて、空気はますます甘い匂い。

Wake up and turn I lose.

夜になって雨が止むと、夏の匂いがした。
夏が近づくと、頭が働かなくなる。
何も考えず、空気の匂いをかいだり、
花を眺めたり、猫とぞろぞろ歩いたり。

月曜は終日取材、Yさんの仕事ぶりを眺めてて退屈しない。
その後飲み。ビール1杯目は美味しい。
焼酎の水割り1杯で目が回る。
10時頃には家に帰り、あいのり見てたらダーも帰る。
嵐のバカっぷりにダー大喜び。
桃の紅茶を飲みつつ、桃のヨーグルト。内P。

今日はCの誕生日。
前に借りてDVDに傷をつけてしまったSATCシーズン4に、
ゴダールの『軽蔑』を添えてプレゼント。

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週末の猫たち

2005年04月25日 | 猫トーク



ここからみるとぉ



いちゅもとちがう!おもちろいのにゃー

モンチは背中を3本の指で強めに撫でると、
ぶるんぶるんいいながら目を細くして、
撫でられるがままに倒れて、
右にごろん左にごろん、
前足を上に伸ばしたり下にキャイーンと伸ばしたり、
(イエーイ!)とばかりに転げまわる。

殿はそんなモンチをじっと見て、
眉間にしわを寄せて面白くない顔をして、
折を見計らって飛び掛かかる。
毛を真ん中に逆立て(モヒカン風)、
しっぽを太くしてモンチを追いかける。

また別のとき。
モンチは、寝てる殿の頭に通りすがりに両手でパーンチ。
殿が怒って立ち上がってモンチに飛びかかり、
モンチは倒れた。
倒れたちょうど顔のところに、ご飯のお皿が。
モンチはお皿に顔を突っ込みながら体勢を建て直し、
お皿に残ったカリカリを食べ始めた。
殿はそんなモンチをただじっと見ていた。

藤の花の落ちたのを拾って帰る。
猫たちはくんくん匂いを嗅いだ。
ビーはそのうちパクッと口に入れてしまった。
殿はいつまでも匂いをかいでいた。

この土日は、ビーを何度もだっこした。

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ぶふう~

2005年04月24日 | 日々のこと



どうにゃ!モンチはこんなとこもこれるにょにゃ!



でもここ、ちょっとたいくつ

起きたら2時! 
いい天気。掃除してからうちを出る。
駅まで、いつもと違う道を歩いたら、
初めての道を見つけた。
真っ赤なツツジの鉢植えがあった。

デパートでお金をおろしてフルーツタルトを買い、
スーパーで買出しして帰る。
帰り道も違う道を通ったら藤が咲いていて、
木の下に甘い香りが立ち込めていた。

家に戻ってメールチェックしたら、ダー宛に「至急連絡」メールが。
朝帰ってから寝っぱなしのダーを起こして
「メール見て」というと、飛び起きて問題解決のために
あちこち電話をかけ始めた。
なんとか解決はしたものの、
ズゥンと仕事のことがのしかかってる様子。
校了疲れをとる暇もない様子。
ぶふう~ぶふう~と喉をならすモンチを膝に乗せて、
「大変だねえ、ダーは。私たちはぶふう~ぶふう~なのにねぇ~」というと、
「Nちゃんたちはぶふう~ぶふう~でいいんだよ」

私はハンバーグを作る。
めちゃイケ、エンタ(ドランクドラゴン面白かった)、リチャードホール。
フルーツタルト、桃の紅茶を淹れて。

殿が肘をかみかみするので、
膝に乗りたいのかと思って膝をたたいて「おいで」というと、
乗ってたまるか! なめるな!と去る。

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Friday evenimg!

2005年04月24日 | 日々のこと



おきにいり羽根布団



われ鐘もそろそろ終わりで、天高く舞い上がりそうなほど気分がいい。
Jah guideもあり、ラララ~。
駅までの道、スキップしたいほど気持ちいい。

「細雪」のあと、いろんな本を手にとってみたけどしっくり来ない。
谷崎はお腹いっぱい、しばらくいいやと思ったばかりなのに、
「猫と庄造と二人のおんな」を手に取る。
地下鉄で読んでる時、庄造が猫に小鯵をあげる場面で、
ぶふっと笑ってしまった。かゆいところに手の届く描写。

仕事でお世話になってる人に頼まれ、
某朗読ビデオに出て一言だけしゃべる。
ネットの掲示板がもとになってるセリフで、
まるで意味がわからず、2行なのに覚えられなかった。
甘木さんが会社に来て、仕事ぶりを眺める。なかなかカッコイイ!

Cが「体重がまずい」というのでジムに行くことに。
晩御飯にモチ3つ食べた後、未明にやきそばUFOを食べたら太ったらしい。
花が咲きはじめてからというもの、花を見るのが最優先で、
ジムはサボって当たり前になっていた。これではいけない。
「パリ部のため、と思っていこうよ」
「パリ部のためにしては、めんどくさいってゆうか」
「ダメダメじゃん」「ダメダメ? ダメダメか!」

Cも谷崎を読んでいた。
「細雪」は色のある小説で、
その色はちょうど春先に見た緋寒桜の赤い色で、
この小説の後では、たいがいの小説は色が薄くて物足りない、といってた。

月がだいぶ太っている。
すぐ近くに金星がピカピカ光っている。日曜が満月らしい。

お給料日前なので、晩ご飯はモスをテイク。
一体何をしてたのか、ジム前に着くと閉館10分前になっていた。
車を停めて、ジム前の大きな八重桜を見る。
「今日はここまで来れたから」「きっと次は中入れるよ」「次は絶対行こう」
家に向かう。BGMはチャカプラ。二人揃って絶好調。
コハルは旧と新の話をひっぱっていた。

うちで桃の紅茶、ゆず茶。スタワンを聞く。
殿はCにべったり。膝に乗りながらも、
キリッとりりしいお顔をしてるのはさすが殿。
ビーは別の部屋で「ニャーウー!」と私を呼ぶ。
「モンチは雲に乗ってフワフワしてるような子ねぇ」
アニプラ見たりして、気がつくと1時。

ダーは校了ファイナルで帰らず。

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スタワンな日々

2005年04月23日 | 日々のこと



あちょぶの?



ちがうにょか

朝、Tくんの作ってくれたSTUDIO ONEのコンピを聞く。
スタワンのトラックはどれもいい! 
ちょっとエコーのかかった音もいい。

日が射してるので洗濯したら雲行きが怪しくなり、
軒下に干して家を出ると、大粒の雨。
その雨が止むと、また晴れ上がった。

駅までの道に色とりどりの草花。
チョウセンレンギョウ、ハマダイコン、菜の花、
ヒメジョオン、ツツジ、オレンジ色のケシの花。八重桜が満開。

神田で、ガングロ女の子の取材。帰りにラーメン。
サービス券があったのでおにぎりも買って社に戻って7時半まで仕事。

三茶に寄って猫草、カリカリ、猫缶、トリートメント、
金物鋏を買ったらお金が無くなった。

四足になって猫の視点で練り歩くと、部屋の汚れがよくわかり、お掃除にはまる。
スタワンかけて、ときどき踊りを交えながら。
リビングの棚の整理して、その上の壁に貼るポストカードを選ぶ。
ここ最近行った美術展、ピカソ、マティス、ゴッホのポストカードから、
選んだのは2枚ともマティス。
ピカソと同時期で印象薄かったけど、家に飾るならマティス。

本棚の整理。掃除をするとテンションが上がるモンチが、
本棚の中に入ろうとがんばっていた。
(どうちても!)と鳴くので、押入れの中を一回り歩かせてあげる。
漫画を好きな順に並べようと思って、
ワンピとジャガーさんを並べたところで面倒になってやめた。
内舘ドラマ、はまりそうな気がしてきた。かなり怖い。
SATCシーズン5の7と8。恋話は停滞してるけどやっぱり面白い。

ダーは2日ぶりに1時過ぎに帰り、ヘロヘロの様子。
「ファックス来るまで寝れないんだ~」といってたのに、
ご飯を食べた後その場で寝てしまった。携帯が何度も鳴るので起こすと、
「わかってる、うん、鳴ってるの俺のだから」とねぼけっぱなし。

私の晩ご飯はおにぎり2個。
夜になるとうすら寒くて、お茶を何度も淹れて飲む。ス
トロベリーローズティー、桃と花の紅茶を各2杯、
さらに緑茶を4杯くらい飲んだら、
さすがにカフェイン取りすぎで寝ようとしてもなかなか寝つけなかった。

ベッドに横になってるとファックスが届き始める音。
一緒に寝てた殿が飛び起きてファックスのもとへ。
いつものミッション、用紙を切るカッターにちゃい!と手を出そうとしたらしく、
「殿! 殿! 危ないよ! 何してるの!」とダーの声が聞こえる。
モンチは怒鳴られたらすぐに逃げるけど、
殿は怒鳴られると俄然やる気を出すので、
しばらくファックスの音が鳴り止むまで、
「殿! 危ないから!」と制する声が聞こえていた。

おビー、前足を私の腕の上に乗せて寝る。

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細雪読了

2005年04月21日 | 日々のこと



今日はわれ鐘ピークで雨降り。
こんな日に仕事に行くってだけでも偉いのに、
取材で板橋まで行くなんて偉すぎる。
これ以上何もしなくていいよ、今日は。風呂に入って早く寝なさい、といいたい。
ドンちゃんに夜ご飯に誘われたけど、
「ちょっと具合が」といったら察してくれたみたい。

晩ご飯のことを考えるのも億劫なので、
帰りに渋谷で通りすがりにコロッケ、メンチカツを買って帰る。
でもご飯たくのも億劫だし、キャベツも買ってこなかったし、
揚げ物ばかり買ってはみたもののどうしよう、って考えるのも億劫。
とりあえずコロッケを一つ食べて、後でまた、適当に。
こんな日は、膝に猫2匹乗せてSATC。
シーズン5の3~6話。女の友情話続く。

「細雪」読了。
下巻も終わりが近づくと、勿体無くてちびりちびりと読んだ。
美しい花を打ち眺めるように楽しく読んだ。
こいさんのイカサマくささはなかなかのもの。
でも幸子の家を出るとき、窓の外を眺めながら一人涙を流すところは、
こいさんの芯の白さが美しかった。
雪子も美しいけど、処女だけあっていらいらさせられることもあった。
幸子は、雪子を想う気持ちが美しい。
貞之助は超いい旦那なのに、谷崎にちっとも褒めてもらえない。
女のことはこれでもか、と褒めちぎるのに。
この後、雪子の結婚生活はどんな感じなのか、
妙子にも落ち着くときがくるのか、
結局キャバリアのとこに戻るんじゃないのか、
ってゆうか目下の問題、雪子の下痢は式の邪魔にはならなかったか、
とまだずっと読んでいたかったけど、
ここで終わってることが、余韻と名残惜しさをめいっぱい残してくれるのよね。

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ガラーンゴローン

2005年04月20日 | 日々のこと



日射しにとろけそう

月曜日、仕事が早く終わって、明るいうちに家に帰る。
いつもはダッシュで出迎えにくる猫たちも、
少し間をおいてから出てきた。
ご飯をあげた後、ビーとモンチは寝室に引っ込んで寝ていた。
殿は膝でぐっすり。
昨日も一日中私が家にいたし、今日も家にいる時間が長かった。
そんなときは、ビーも(外に出せ)と大騒ぎすることがないような気がする。

ジャンプ。ロビンの話をナミから聞いて、力が戻ったルフィが復活! 
この島についてから、どこまで盛り上がるんだ、ってくらい盛り上がりまくり。
でも話は中盤あたりかな。

晩御飯はトマトのパスタ、タラバガニとアボガトのサラダ。
キムタクの月9、鬼武者少し、あいのり。

火曜日。仕事でミスを連発して笑っちゃうほどトホホ気分。
われ鐘勃発。ヨガに行くつもりでS駅スタバでショートモカ。
Cんちで一服しつつ、今週のあいのりのビデオ。
ブクローとおーせがしゃべってるとこをわざわざ巻き戻し。

気が付くとヨガの時間が過ぎていた。
今朝からのわれ鐘は時間とともに大きな音に。
ジェイコブ・ミラーの声が甘く聞こえるほどに頭はパララ~と軽いのに、
下半身がガラーン…ゴローン…。重い腰をあげてジャスコへ。
お惣菜と猫缶を買って帰る。帰り道C「夏に金子賢!」
何もしてないのに帰ると12時過ぎていた。
少しするとダー帰る。買ってきたお惣菜など食べながら、2日分の話。

今月はマイルドであまりイライラしなかったけど、
鐘前夜~鐘初日は感覚が鈍っていて、
せいぜいジャンプ読んだり、あいのりみたりが関の山。
恐ろしいのは2日目の明日が大雨だということ。

モンチは今だに人にじっと見られると、
パニクり顔で逃げようとすることがある。
そんなとき、ソファの下に前半身を突っ込んでおちりだけ出して
じっとしてることはよくあったけど、
最近は頭だけソファの下に入れて、
肩から後ろは全部丸見えになってることがある。
あれで隠れたつもりな?

リビングの真ん中に置いたダンボールの爪とぎが
近頃モンチのお気に入りで、よく抱きついている。
殿がその爪とぎの端を触っただけで、
モンチは殿に飛びかかってパンチして、
「あたちの爪とぎ」を死守。
殿も怒って喧嘩になる。
モンチったら、小面憎い(「細雪」に出てきた言葉、
かわいさ余って憎たらしい。モンチにぴったり)んだから。

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のんびり

2005年04月18日 | 映画の話(ネタばれ)



あったかいにゃ

月~金まで仕事に行って土曜も出かけたので、
日曜は何もしないで家にいることに。
天気がいいので布団を干して、毛布、シーツなど洗う。

「サイモン・バーチ」、続きを見る。
アーヴィングの原作を読んだのは7年くらい前。
ストーリーは忘れてるけど、
登場人物はなんとなく覚えてるイメージそのまま。
とくにジョーは、優しい感じのハンサムで、
ママもおとぎ話に出てくる美人風でよかった。
サイモンも、ちょっとつぶれたかん高い声がよかった。
物語のクライマックスに入って嗚咽。きた、これもきた、と涙が止まらない。
声が出るほど泣くのは久しぶり。
ストーリーより複線に泣かされる。
アルマジロ一つでアルマジロが出てきたシーンが蘇るし、
ミシシッピってことばだけで、二人の川のシーンが浮かぶ。
小説にはもっと複線が多かった気がするけど、映画はこれで十分。
ジョーが司祭に挨拶した後ベンの手をとるとこが好き。

派手にヒック、ヒックしてたら、膝に乗っていた殿が(何事か?)と
驚いていやいやするので、泣きながらポンポン。
するとご機嫌でまた寝た。
ダーも涙をふいてた。

晩御飯は出前インドカレー。
いつものアルー・マター、チキン・マサラに加え、バター・シュリンプも。
ちょっと食べ過ぎたので、お風呂上りにパワーヨガを1セット。
終わったところでFila Brazilliaの3rd.をかけてストレッチ。

ビーは干した毛布の上で気持ちよさそうに居眠り。
モンチはソファに寝転んで本を読んでると必ず来て、くっついて丸まる。
丸まってたのが次第に伸びて、私はソファの端に追いやられ、
落っこちそうになりながら読書。
モンチも大きくなったな、こんなに場所とるなんて。
殿は私の膝とダーの膝を行ったり来たりして漫遊。

ガキ使(次長課長の七変化は笑った)、
ダーが仕事を始めたので、いただきものの鬼武者3を少し。

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あらくれ

2005年04月17日 | 映画の話(ネタばれ)

恋するときは命がけ、安定なんてつまらなくてイラついちゃう、
でも妾なんてまっぴら御免! というビッチ女の一生。

最初の男のときは秀子さんもまだヒヨッ子で、
どうしようもない男をどうにもできない。

次の男。雪国の旅館。屋根の雪が落ちて、自分の中のビッチに目覚める。
この男もろくなもんじゃないけど、
彼はビッチ女の虜になって優しさを見せる。
でも妾は嫌だから東京へ。

加東大介が出てきて、映画のトーンが変わる。
加東大介はどの映画でもそう。
「浮雲」でも、物語の真ん中あたりの伊香保のシーンで登場し、
陰鬱なトーンを変える。
加東大介なしであの映画を見続けるのは辛いかも。
「秋刀魚の味」でも、英治郎のラーメン屋の侘しい空気を一変させる。

で、「あらくれ」では、ビッチ女の旦那に!
「こいつは月のめぐりで…」といってぶつあたりで、
ついに旦那を持ったか、と思う。その後水をかける秀子さん。
やり手ビッチは旦那を持つと、やり手オヤジになっていく。

遠くで聞こえる太鼓の音、虫の声、雅楽みたいな音楽、
よく晴れた日に車を止めて大介と秀子が一服するシーン、
口喧嘩しながら二人でかき氷を食べるシーン、
2階の借り部屋で再開した二人が火鉢の上で手を握り合うシーンと二つ並んだ下駄、
ハイカラな服を着て自転車で走る秀子さん、
大介と秀子のとっくみあいの喧嘩がよかった。

かねてから恨みをかっていた女との喧嘩もすごい。
そこにこっそり靴をとりにきて、
喧嘩を止めずに逃げる加東大介は笑えるんだけど、
そんな彼とは、ずっと別れることはなさそうだ。

ラスト、颯爽と歩き去る後姿。明るい雨が降っていた。

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ゴッホ展 (国立近代美術館)

2005年04月17日 | 日々のこと

絵が見えないくらい分厚い人だかり、
人いきれ、ざわざわ話し声で、絵を見る環境じゃない。
いっそ入場制限して欲しかった。そしたら出直すのに。
人の頭越しに絵を見るなんて無理。空いてる絵から見る。

○悲しむ老人の絵…スゥエット上下で頭をかかえる老人。
基本がバッドな感じであまり悲しんでるようには見えず、なぜか親しみがわく。
○ミレーの模写…暖かい光に包まれた幸せそうな夫婦。
暖炉の前のニャンコがいい。
○モネのチューリップ畑…ひどい鑑賞環境でイライラする私たちを
癒してくれたポワンポワンな絵。
○労働者の食事風景…テーブルの下のお行儀のいいニャンコがいい。
○本の絵(3種)…家の中にあるものの調和。色がきれい。
○作者の名前がゴッホ(?)な花の静物画…赤い花がぼとぼとしてるのが
半月すぎの私たちにぴったり。
○窓のある風景…労働者が仕事をしている暗い室内から見た窓の外の光。
○テオに送った手作りの本…ボール紙で丁寧に表紙を作ってある。きれいな字。

閉館のアナウンスが流れてからようやく人が減りはじめ、
それまで人が多すぎて見れなかった絵を見る。

○レストランの中を描いた点描=写真…そこにあるテーブルやイス、
花瓶の花、後ろに張ってある絵、地図、すべてがかかわいくて美しくて、
世界は喜びに満ちている。
○グラジオラス(?)の花瓶の静物画…花と花瓶の白、赤の色がきれい。素晴らしい。
○黄色い家…海が出てこないのにビーチハウスみたいな光をたたえた建物の壁、
青い空の対照。
○夜のカフェの絵、夜の公園の絵、アイリスの絵…世界は美しく、素晴らしい。
○糸杉の絵…この辺りの絵は、じっくり見てると泣きそうになる。
隣には療養所の庭の絵も。
○マロニエの木…これも海は描かれてないのに、海の気配があった。
マロニエの木を一度見てみたくなった。
○夕暮れの絵、昼間の緑の絵…いろいろな人の影響を受け、
模写してきたゴッホだけど、ゴッホはゴッホ以外の誰でもない、
誰がみてもゴッホな筆致を編み出した。

後半、行きつ戻りつゆっくり見てたら最後集団になっていて、
後ろで係員たちが前の部屋に戻れないように人で壁を作りだした。
こんなことは初めて。
「閉館時間を過ぎています、ご退場ください」はともかく、
「帰ってください」といわれてCはキレて「うるさいよ」。
その後、立ちはだかる係員たちの壁を挑戦的に押しのけて、
戻って糸杉の絵を覗きこむCを見たらふき出してしまい、
手で口を押さえて前に進む。

本当にひどい展覧会だった。以下、問題点をいくつか。
○人を入れればいいってもんじゃないでしょ。入場制限するか、
上野の某美術館みたいに臨機応変に閉館時刻を遅らすか。
1500円っていうのは絵画展にしては高いのに、
見たいだけ見れないなら、日を改めた方がどれだけいいか。
○絵と絵の間隔が狭いせいもあり、
人の群はベルトコンベアーみたいに流れに乗って絵を見る。
目の前の絵に飽きてもそこからどかず、
次の絵を気にしながら列が流れるのを待ってる。ありえん。
人の歩調で絵を見る気がしれない。
点数は少なくてもいいから、絵の間隔を広くとって、
ベルトコンベアーを作らせないようにすべき。
○半分はゴッホの絵じゃないなら、「ゴッホ展」でなく
「ゴッホとその周辺」的タイトルにしてくれないと気構えってもんがあるのに。
テーマ性も感じられず。
○カップルの男のトンチンカントーク。
一緒に来てる人は後にして、目の前の絵と、
その絵を描いてる画家と対話したいのに、うるさいよ。
○係員(学芸員?)、疲れきって怖~い顔、あれが客に見せる顔? 
あまりにあからさまで笑っちゃったけど。

それもこれも皆ゴッホが大好きだから。
存命中は、絵が1枚しか売れなかったゴッホ。
生きている間に今ほどの爆発的人気を得ていたら、
彼はどんな絵を描いていたのか。今となっては誰にも分からない。
テオは、こんな日がくることを想像したことがあったのか。
きっとあったと思う。兄を信じて愛し続けたテオならば。

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偏頭痛

2005年04月16日 | 日々のこと



土曜日。雨予報なのに晴れ。
掃除、洗濯、ゆっくり朝ご飯。
食べ終わる頃CSで「サイモン・バーチ」が始まってはまりかけたけど、
ダーは仕事、私はCと待ち合わせなので途中からビデオにとってでかける。
最初の30分で、2人とも2回くらいホロッときていた。
ジョン・アーヴィングの原作を読んだのはだいぶ前なので、
ストーリーは覚えてないけど、ラストで大泣きしたのは覚えてる。
アーウィングはだいたい泣くけど、一番泣いたような記憶がある。映画は初めて。

大手町で待ち合わせてゴッホ展(別項)へ。
皇居沿いには八重の桜、柳の新緑。
あの行列、何だろうといってたらゴッホ展。
20分で入れるというので、待って入る。

帰り、はがきを買おうとしたらお金が200円しかない。
Cに借りにいったらCも500円しかない。100円借りて3枚買う。
駐車場に行ったら、駐車代が100円足りない。
Cが駐車場のおじさまになんとかしてもらって、
中にいた奥様、「あんた若い子だからって甘いんだから~」

半月(はんげつ)過ぎの月のめぐりに、
カチンときたゴッホ展、
雨が降りそうで降らない厄介な低気圧が重なって偏頭痛が始まる。
大手町でお金をおろしてスタバでコーヒー飲んで落ち着く。
Sちゃんちに寄って麻布十番まで送った後、
某警察へ寄って私は駐車場で「細雪」。
見合いの断り状の文一つ一つに長々と文句をつける場面で頭痛に後押し。

渋谷ゴールドラッシュ。
もう帰るだけだし、そろそろシーズンオフの店だしで、
以前から気になっていた「ガーリック」を注文。目が回った。
Cは一口食べて汗を噴出。私はキツイながらも完食。
あまりのガーリックに偏頭痛は小康。
C「今日一番の豪傑はあんたよ」
「えっ、さっきのゴッホ展のあんたの仁王立ちでしょ」
今週し忘れていたあいのりトークの後、細雪ごっこしながら帰る。
「うちはくだしてしもてんのに、ほっそいみなりでけろりとしてはるねんなぁ」
「なんや、Bたらんかいな」
「そうや、ちょっとこいさん、注射たのむわ」
「きあんちゃん、やったげて」「ふん」

9時半頃家に帰ってから4時過ぎに寝るまで、
猫が3匹とも元気に、居眠りもせずに起きていた。
花の中国茶を入れて、
電気を消してろうそくつけて成瀬「あらくれ」見てたら、
ビーが(おちょと~)と鳴くので、
何度もビデオを一時停止してビーのところへ行った。
ビーとオモチャで遊ぼうとするとモンチが横取りに来て、
ビーが(ふん)、となるので、最終手段、
寝室の戸を閉めて、ビーと二人きりになって遊んだ。
そのうちビーは遊ぶのをやめて、
私の肩に飛び乗り、くるるるるる、ふるるるると喉を鳴らした。
戸を開けると、2匹が待構えていたので、フォロー。
成瀬映画のろくでもない男どもと、
愛しいビーのおかげで偏頭痛はピークに達した。

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