なぎのあとさき

日記です。

鶯鳴いて一週間

2014年03月25日 | 日々のこと



庭の沈丁花、まだ咲いてる。

3月24日、建長寺と目黒川で、

桜が咲いてるのを見た。
ヤッタネ!
今年も、鶯鳴いて一週間。

お寺では紅木蓮も咲き始め、
感慨にふけってたら
横の桜の、まだ蕾ばかりの木の上に
カラスがとまった。ミック(仮)だ。
桜よりオレを見よ!
山をのぼっているとミックが誘導するように現れては、
嘴を電線でカンカンといでキメポーズ
その後を心配そうについていくのは彼女だろう。

リスもいっぱいいて忙し気に
走り回ったり、木を登ったり。
ゲタゲタいうし、鶯やほかの鳥の声も聞こえるし、
活気がすごい。例の木も艶やかに漲り出した。

ミックはまたお堂の上から滑空して
Cの目の前を通って(私はお参り中)
杉の木の枝に止まって、彼女と並んで
今度はこっちを向いてイチャイチャ。

ヨコスカにもミックみたいなカラスがいて、
何やらフワフワの毛の束をくわえて
目の前の枝に止まり、
いつまでも自慢そうにしていた。

葉山の海は、彼岸時化が過ぎて
また潮がよく澄んだ。
鎌倉は、ちぎれ海藻がこれまで見たことないくらい
波打ち際に山になっていた。磯のいい匂い。


海の駐車場の経営が変わるそうで、
いろいろとお世話になったおじさん2人とお別れ。
Cの配慮でお花を1本ずつプレゼントしたら、
とても喜んで、お礼にチャーシューの塊をくれた。

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いいともに、オザケンが!
全然変わってない、オザケンだった。

BSでは久々にディランの30周年コンサート。
ギターを弾くクラプトンもミックみたい。
ダ「リア充がにじみ出ている」
彼に
Don't think twice,it's alright!
といわれるとちょっとイラッとくる。
人懐こくて明るいいい人なんだろうけどね。
ディランはアンコールの北国の少女で涙。
どこかで会った猫たちのことを思って聴く。

ある人の怪我が治ったという知らせを、
夢で受け取ったのか、
と思ってたら現実だった。
立春から桜咲くまで長かった。

今朝は、ジャンプするとそのまま滞空していられて、
「私もついに空を飛べるようになった、
でも人前でやるのは目立ってマズイ!」と、
部屋で飛ぶ練習をしている夢を見た。
私くらい天狗たちと仲良くしてれば
飛べるようになっても不思議はない、
と夢の中で思っていた。

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feel Jah spirit!

2014年03月24日 | 日々のこと



春分の日、弟の引っ越し祝いで
久々に家族全員集合、の後で
小杉でパパたちと飲み、の後で
Kのお命日でヨコスカへ。



お墓周りはママがきれいに
掃き清めてくれていた。
いい天気で、
お墓の前で一服しつつ
ボブの歌をメドレーで歌っていて、
ママが供えていた鰹節
(風で飛ばないよう石で押えてあった)を見て、ふっと、
鰹節を食べるKの姿が目の前をかすめて、
涙が。また会おうね。



お墓の木はちょうどお花が咲いたところ。





山まわりでは、八重の梅が満開。

池のほとりでクレソンを摘んで
公園の水道で洗って食べたら
体にしみわたる濃い味。



海は青くて、彼岸時化が落ち着いて、
ほぼ凪、風波少し。ちぎれコンブとワカメが増えて
磯の香りは東京湾にも戻っていた。

おにぎりの後、いい感じの竹の破片で
岩場の合間の砂を掘ってみたら、
感動のアサリスポットを見つけた。
ママが5こ見つける間に私は20こは見つける。
やはり、海と心が通じ合ってるからだろう。
無駄な殺生はあかんので、
二家族のお味噌汁分だけいただいて終了。
小さいカニがいっぱいいて、驚かせてしまった。
通りすがりのおじさんに、「採れますか?」ときかれて
感動のアサリスポットを人に知られたくないので
「あんまりいないですねぇ」とトボケた。
「採れませんねぇ」とママもトボケた。

「じゃあ、ワカメでもとったら?」
「ええ、ワカメもいただいて帰ろうかと」
しばらくするとおじさんは、
岸から離れたところのきれいなワカメをひと束
自前のナイスな道具で刈り取って、
私たちに持ってきてくれた。
ナイスバイブスのおじさんだった。
「タコをとって帰っても、
カミさんに嫌がられるんですよ」


橋の上からは、子フグの群がきらきら。
親フグもいた。

アサリの味噌汁もワカメサラダも、
とおっても美味しかった。

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咲いた!

2014年03月18日 | 日々のこと



河原の桜、3月2週目。






ハマダイコンもやっと咲いた。
中洲の緑も少しずつ戻ってきた。



球根植えっぱなしのこの子も
可愛く咲いた。
名前忘れちゃったけど、
クロッカスの仲間かな。





そして、寒いうちからどんどん蕾を
立ち上げるクリローちゃん。
うつむきかげんのお花の上に、
リボンみたいな葉っぱをつけて。

クリローがかわいくて、
今年もいっときクリローのことで
頭がいっぱいな数日間があって、
2株ほど購入。
“ニゲル”と“サクラピンク”。
近所のおうちの軒先やお庭にも、
いろんな品種のクリローが年々増えていく。

クリローと合わせて、
さんざん考えてなんとか10こにしぼって苗を注文。

ゆっくり植え付けよう、と思ってたけど
やり出したら止まらなくて1日で完了。
オルラヤのこぼれ種らしき芽を二つ見つけた。
枯れたのかと思ってたクレマ“ムーンビーム”にも芽が!!
クレマチスは“アイアムレディQ”がこの春仲間入り。
オドリバの新芽に早くもアブラムシ。


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3月の2週目後半から海が荒れて
ちぎれコンブやワカメが増えて
磯の匂いが戻ってきた。
コンブをよく見ると
海牛、ウツボまで。

この時化が春の嵐だったみたいで、
お寺に行くとスミレ、レンギョウ、
ユキヤナギが一気に開花!
コブシもほころび出す。

満月は出始めは春らしいおぼろ月だけど、
天頂に上がる頃には冬らしく
カッキーンと光って、
双子、牡牛の間にいる木星を従えている。
そして寒さも冬並み。

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おばちゃん魂

2014年03月13日 | 日々のこと

バレエを観るので、
ママと現地で待ち合わせ。
ママはその前に友達のDさんと会うのに、
私へのお土産に手作り惣菜を
持って来るという。
荷物になるからいいよ、
と言ってもきかない。

バレエは「三銃士」。
三銃士は友情のため、
ダルタニアンはコンスタンスのため、
ミレディは枢機卿のため、
アンヌ王妃はバッキンガム公のため、
愛が人を踊らせる
パリらしいお話。
唯一、権力を目的にもつ
枢機卿には踊るシーンがない。
ダルタニアン役のロシア人ダンサー、
イヴァンくんの明るさ華やかさが
舞台全体の雰囲気になっていた。
ジャンプもとてもきれい。
男性ダンサーの見せ場が多かった。
ミレディの登場シーン、
酒場ダンスのシーンも良かった。

バレエの後でママたちに会うと、
Dさんは私へのお土産に柿の葉寿司2箱、
ママにあげようとプラセンタ1ケースを
持って来ていて、
ママより荷物が重かった。
ママ「おばちゃんていうのはね、
人の喜ぶ顔が見たいのよ!」

で、ママと一緒に家に帰り、
柿の葉寿司は美味しくてダーもビーも大喜び、
ママの持って来た黒豆やらおから、
実家の庭で採れたブロッコリー、
実家近くの海の新ワカメなどなど
どれも美味しかった。
ワカメはとても柔らかくて、
子供のころから大好きな味。

口蓋隆起の手術を終えたママは
やっとふつうにご飯を食べられるようになった。
手術前はビビり倒して
パパがつきそいで一緒に行くのに、
私も来てくれたらうれしい、
と言っていた。
私も歯医者があったし行かなかったけど。

次の日、ママの誕プレを探してぶらぶら。
ピンクの春ニットと、肩掛けをプレゼント。
お店にあった四つ葉のクローバーの鉢を見て、
ママは一目ぼれしてそれも買い、
帰りもすごい荷物になっていた。

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ネイルケア

2014年03月12日 | 猫トーク



よくある組み合わせ。



珍しい組み合わせ。 

よくある組み合わせ。

ビーの前足の爪が伸びて太くなって

先が肉球に刺さっていてびっくり!
ビーはいつも自分で噛んでひっぱって
爪を整えていたので、気付かないでいた。
鋏と爪切りで切っている間、
ビーは全然嫌がらない。
痛いわけでもなさそうで、
本人は気にしてないみたいだったけど、
爪の太さが衝撃的で目に焼きついた。
爪のいらない部分をはがすのは楽しい。

本を読んでて、猫が水を飲んでる音が
聞こえてて、でも音がちょっと重い?
とテーブルを見ると、
晩のおかずに作ってあったえのきバターを
ビーがむちゃむちゃ食っていた。
舐めてただけかもしれない。
残りは私とダーで食べた。
あまりいい気はしなかったけど。

ダーの「きゃー」という声が聞こえるときは
床に猫のウン○が落ちてるのに遭遇したとき。
昨晩は3連続で聞こえて、
3か所に落ちてたらしい。
寝室にいた私にダーがその報告をしにくると、
布団の中で毛づくろいしてたビーの動きが止まった。
気まずいらしい。レレイとして、
あまり触れられたくない話題らしい。
次の朝もダーがその話を蒸し返すと、
ビーはそそくさと部屋を出た。
「レレイを恥ずかしめるの、やめて!」

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空気が冷たくて、
冬のMAXと寒さは変わらないのに、
日射しだけは強くてジリジリくる

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早春に見る“夏のオレ”

2014年03月11日 | 日々のこと

お寺にいつもいるカラスのミック(仮)。
いつも嘴を磨いではキメポーズで見せつけたり、
カーカー鳴いて美声を披露したりしている。
うっかりミックの存在に気づかないでいると、
イライラして騒ぎ出す、ミックは夏のオレ。
色の黒いのも共通点。

オレが好きすぎて、
この何年か彼女のできる気配がなかった。

ミックに会って、
「彼女できないねー」と言ってた一週間後、
お寺の下、山のふもとの木にとまり、
「カー!カー!」(オレ、ここ!)
山をのぼると先まわりしたミックはお堂の上にいて、
「カー!カー!」(オレ、ここ!)
からの目の前を滑空(オレの飛ぶ姿!)
大きな杉の木の枝にとまると、

なんとそこに、彼女が待っていた。

夕陽の方を向いて並んで、
中睦まじいミックと彼女。
彼女の方がミックに寄りそったり、
首元の毛づくろいをしてあげていた。
「カー!」(オレの彼女!)
ミックおめでとう!お幸せに!

しばらくイチャイチャを見せつけた後で、
ミックは一人で飛んで山を降りて行った。
次のオーディエンスを探しに行ったのか。

スミレちゃん(仮)のおとうさんは
黄色の花束、たぶんレンギョウを抱えて
山を上っていた。
やっぱり挨拶する方が自然だと思って、
挨拶することにした。

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ジムのプールガードにも夏のオレの生き残りがいて、
ジャグジーに入ってる人をオーディエンスにして
プールガード用のメッシュのタンクトップをあえて着ないで、
日に焼けたシックスパックを意識しながら
せっせと床のブラシがけをしていた。

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いとしのビーたま

2014年03月03日 | 猫トーク



ビー、こっち向いて



ちらなーい

白い紐が最近のビーのお気に入りで
追いかけて遊ぶ。
ジャンプは子猫の頃から変わらない
両前足開きジャンプで、
そんなとこにかわいさの絶対王者たる
ゆえんがあるので、
なんとかカメラにおさめようと
右手に紐、左手でカメラを構えると
遊ぶのをやめて、プイッと顔をそらす。
写真撮るのを諦めてカメラを置くとすぐに
紐に集中して遊び出す。

ビーは流しから、少し離れた
冷蔵庫の上へのジャンプもひらり。
身体能力は若々しいけど、
体型は少しずつ変わる。
お尻周りの肉が落ちて下半身が細くなった。
パンパンで骨がどこにあるかわからなかった頃の
ビーもかわいかったけど、
今の肉が少したるんだビーの動きには、
これまでの13年間のビーが残っていて、
今は今でますますかわいい。何層にもかわいい。

庭に来るヤマバトは、
雪の日も雨の日も来て
しばらく物干しの上にうずくまっている。
よっぽど居心地がいいみたい。
ビーをだっこして近くまで行っても、
30㎝くらいの距離まで行かないと
逃げない。ふてぶてしい。
ハトも3匹の誰にも似てない。

また寒くなって、雨が降ったり止んだり。
太陽がどこにあるか分からない日も、
海に行って水にる。
別に「入ろう」とか思わなくても
自然とブーツを脱いで入っている。
入る前は爪先が冷えていて、
入った後は足先が何かに包まれてる感じ。
お寺もミスティで、冬の寒さとは違って
過ごしやすい。

「月光/暮坂」
一つの文の中でも
どこにいるのか分からなくなる。
といってもこの短編集は
わりと読みやすい話が多かった。
そばきりの後の漱石、広がる。

「夜の果ての旅」(下)
戦争のくだりは上巻の最初だけだったけど、
全編を覆っているんだろう。
下巻で、病院の助手に落ち着いてからも、
パリの遊園地にいても常に悲惨。
バリトン、ロバンソン、パラピーヌの
キャラがたってる。

「ゴドーを待ちながら」
あるのは今だけ。いい感じ。

「砂の本」
初ボルヘス。
入れる話は面白い。

「流れよわが涙、と警官は言った」
ウサギがかわいい。
ディック大好き。

電車で、
一心不乱にタブレットに見入ってる人を見て、
電気羊の「共感ボックス」を思い出した。
ディックの未来のどんより感が、
その辺に漂ってる。

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