セーヌ手前の公園で一服しつつ、
ダーがお土産選びもフランス語も私に任せきりなのでキレる。
身体も頭も疲弊が限界にきていた。
ぎゃう~とキレてから仲直りして、サンルイ島へ。
美しい町並みに、
雑貨屋、花屋、調味料のお店がちらほら。
ジャンボンフロマージュのサンドイッチと、
フランボワーズのタルト、お水を買ってまた公園に寄って、
ノートルダムを裏から眺めながら、ひと息つく。
ダーがお土産選びもフランス語も私に任せきりなのでキレる。
身体も頭も疲弊が限界にきていた。
ぎゃう~とキレてから仲直りして、サンルイ島へ。
美しい町並みに、
雑貨屋、花屋、調味料のお店がちらほら。
ジャンボンフロマージュのサンドイッチと、
フランボワーズのタルト、お水を買ってまた公園に寄って、
ノートルダムを裏から眺めながら、ひと息つく。
お土産が全然足りてないので、
買い物メインでSt.Paul村へ。
日本テイストな雑貨屋さんに入ると、
日本びいきな男の人が、
フランス語で「フットボール見た?
やったよ、決勝進出だ!」と話しかけてきた。
話しかけられるのも、
フランス語で答えるのもとっても嬉しいけど、
旅の後半に入って頭が疲弊してきた。
木のろうそく立てを一つ購入。
ぐるぐるにラッピングしてくれた。
南仏リネンのお店では、
テーブルクロスも購入。
感じのいいマダムが少し負けてくれた。
もう一軒雑貨屋さんに寄って、
自分たちのお茶碗、
パパに灰皿などを買う。
ここのマダムもがんがんフランス語で話しかけてくれて、
理解しようとするのが疲れてきて、
もう適当に思いつくことを返していると、
「あなた達はフランス語がうまく話せないけど、
私はあなた達が大好きよ。また来てね」
最後の力をふりしぼり、
「お店もあなたもとっても素敵!また来るわ!」
買い物メインでSt.Paul村へ。
日本テイストな雑貨屋さんに入ると、
日本びいきな男の人が、
フランス語で「フットボール見た?
やったよ、決勝進出だ!」と話しかけてきた。
話しかけられるのも、
フランス語で答えるのもとっても嬉しいけど、
旅の後半に入って頭が疲弊してきた。
木のろうそく立てを一つ購入。
ぐるぐるにラッピングしてくれた。
南仏リネンのお店では、
テーブルクロスも購入。
感じのいいマダムが少し負けてくれた。
もう一軒雑貨屋さんに寄って、
自分たちのお茶碗、
パパに灰皿などを買う。
ここのマダムもがんがんフランス語で話しかけてくれて、
理解しようとするのが疲れてきて、
もう適当に思いつくことを返していると、
「あなた達はフランス語がうまく話せないけど、
私はあなた達が大好きよ。また来てね」
最後の力をふりしぼり、
「お店もあなたもとっても素敵!また来るわ!」
アジア料理屋で甘めのお酒を飲んで、
ほろ酔い気分でシャンゼリゼに戻ると、
試合前のスノブな空気がうそのように、
パリ中の人が凱旋門に集まって、
花火は上がる、発炎筒はたかれる、
機動隊まで出てくるの大騒ぎ。
みんなフランスの決勝進出を祝い、
観光客も混ざってジズゥー!と叫び、
肩を組み、歓喜の笑みを交し合っていた。
フランスのMTVでかかってた、
流行のW杯応援ソングを、輪になって歌ってる人たち、
国旗をくぐらせる人たち、
街灯によじのぼる人も。
1台の車に何人も乗って、
パパパパー、ププププーとクラクション鳴らしまくりながら、
凱旋門の周りをぐるぐる回る。
発煙筒の赤い煙に包まれた凱旋門の上に、
大きい打ち上げ花火が上がる。
騒ぎは夜じゅう続いて、
次の朝には、いつものスノブなパリに戻っていた。
ほろ酔い気分でシャンゼリゼに戻ると、
試合前のスノブな空気がうそのように、
パリ中の人が凱旋門に集まって、
花火は上がる、発炎筒はたかれる、
機動隊まで出てくるの大騒ぎ。
みんなフランスの決勝進出を祝い、
観光客も混ざってジズゥー!と叫び、
肩を組み、歓喜の笑みを交し合っていた。
フランスのMTVでかかってた、
流行のW杯応援ソングを、輪になって歌ってる人たち、
国旗をくぐらせる人たち、
街灯によじのぼる人も。
1台の車に何人も乗って、
パパパパー、ププププーとクラクション鳴らしまくりながら、
凱旋門の周りをぐるぐる回る。
発煙筒の赤い煙に包まれた凱旋門の上に、
大きい打ち上げ花火が上がる。
騒ぎは夜じゅう続いて、
次の朝には、いつものスノブなパリに戻っていた。
シャンゼリゼにつく頃、
ポルトガル戦が始まっているはずなのに、
通りは今までと変わりなく、
何の盛り上がりもない。
ユニフォームを着た若者は二人だけ、
その二人は国旗の端と端を持ち、
通りをぶらぶらしてる人に、
国旗をくぐらせていた。
雑貨屋でマニキュアを探したけど、
あまりいいのがない。
ネイルは日本ほど流行ってないみたい。
そのまま歩いていたら、
サッカー中継をしているカフェもあって、
周りには人だかりができていた。
ヴィトンの脇のジョルズサンク通りに入り、
アジア料理のお店のテラスで、
ゴイクン、トムヤムクン、チキンなど適当に頼んでビール。
日は暮れかかり、空の低いところに月が出ていた。
お店の奥でサッカー中継をしていて、
ときどき声援が聞こえ、
試合が終わると、皆ぞろぞろ、
半分の人は笑顔で出てきた。
残り半分は平生の落ち着いた顔だったけど、
試合はフランスが勝ったらしい。
ポルトガル戦が始まっているはずなのに、
通りは今までと変わりなく、
何の盛り上がりもない。
ユニフォームを着た若者は二人だけ、
その二人は国旗の端と端を持ち、
通りをぶらぶらしてる人に、
国旗をくぐらせていた。
雑貨屋でマニキュアを探したけど、
あまりいいのがない。
ネイルは日本ほど流行ってないみたい。
そのまま歩いていたら、
サッカー中継をしているカフェもあって、
周りには人だかりができていた。
ヴィトンの脇のジョルズサンク通りに入り、
アジア料理のお店のテラスで、
ゴイクン、トムヤムクン、チキンなど適当に頼んでビール。
日は暮れかかり、空の低いところに月が出ていた。
お店の奥でサッカー中継をしていて、
ときどき声援が聞こえ、
試合が終わると、皆ぞろぞろ、
半分の人は笑顔で出てきた。
残り半分は平生の落ち着いた顔だったけど、
試合はフランスが勝ったらしい。
コメディ・フランセーズの後は、
メトロでオペラに移動。
暑さですぐに喉が乾くので、
カフェのテラスでコーラ。
ご飯を食べていなかったダーは、
カルボナーラ。普通。
カフェで食べるなら、
他国の料理より、
フランスのメニューの方がハズレが少ない。
日本人の多い地域だけあって、
ギャルソンのおじさんも、
カタコトの日本語を話していた。
カフェを出て歩いていると、
大きな袋を抱えた肌の浅黒い女が、
袋から化粧品を次々にばらまきながら、
血相を変えて駆けてきて、
後ろから3人くらい男が追いかけてきて、
女はすぐにつかまり、
「no-n!」と悲痛な叫び声をあげていた。
オペラからヴァンドーム広場を通り、
テュイルリー公園、コンコルドを越えて、
結局シャンゼリゼまで歩く。
美しい建物、街並みが次々現れるので、
歩くのがやめられない。
日本でいえば、赤坂見附~渋谷くらいかな。
グラン・パレ近くの公園のベンチで、
納得いくまで語らう。
ロメールの映画の恋人たちみたいに。
パリに来て雑念の消えた私は、
愛し愛されることだけを求めていた。
メトロでオペラに移動。
暑さですぐに喉が乾くので、
カフェのテラスでコーラ。
ご飯を食べていなかったダーは、
カルボナーラ。普通。
カフェで食べるなら、
他国の料理より、
フランスのメニューの方がハズレが少ない。
日本人の多い地域だけあって、
ギャルソンのおじさんも、
カタコトの日本語を話していた。
カフェを出て歩いていると、
大きな袋を抱えた肌の浅黒い女が、
袋から化粧品を次々にばらまきながら、
血相を変えて駆けてきて、
後ろから3人くらい男が追いかけてきて、
女はすぐにつかまり、
「no-n!」と悲痛な叫び声をあげていた。
オペラからヴァンドーム広場を通り、
テュイルリー公園、コンコルドを越えて、
結局シャンゼリゼまで歩く。
美しい建物、街並みが次々現れるので、
歩くのがやめられない。
日本でいえば、赤坂見附~渋谷くらいかな。
グラン・パレ近くの公園のベンチで、
納得いくまで語らう。
ロメールの映画の恋人たちみたいに。
パリに来て雑念の消えた私は、
愛し愛されることだけを求めていた。
オルセー美術館の後は、
また橋を渡り、カルーゼル凱旋門、
ルーブル美術館を通って、
コメディ・フランセーズまで歩く。
さすがに観光客が多く、
怪しい免税店なんかもあってごみごみしている。
コメディ・フランセーズの辺りで、
ダーが仕事の打合わせをしてる間、
カフェのテラスで、一人で過ごす。
お茶、コーヒーとお水、ハーブの、綺麗なオムレツ。
街ゆく人を眺めたり、「スワン家の方へ」を読んだり。
ちょっとトイレに立った隙にマイセンライトが消えていた。
この辺りのカフェは、高くてあんまり美味しくないという噂で、
確かにちょっと高かったけど、
カフェの中にいたスーツの店長らしき人が、
アラン・ドロンのようないけめんだった。
ブルーグレーの瞳で、甘い微笑みを浮かべて、
とろけるようなフランス語で「トイレは階段の下です」といわれ、
ポーッとなった。
パリはいけめん率が高く、
どこにいても、視界に常に最低でも1人は、
多ければ2、3人、俳優レベルのいけめんが。
それも、昔ながらの、
髪ファサー…みたいな王子系のいけめんだ。
お茶に飽きると、サントノレ通りをぶらぶらして、
セレクトショップ、コレットに行ってみた。
soldes中とはいえ、ちょっと手の出ないお値段。
ショップの店員さんがまたゴージャスないけめん揃いで、
特におしゃれブラダは究極だった。
また橋を渡り、カルーゼル凱旋門、
ルーブル美術館を通って、
コメディ・フランセーズまで歩く。
さすがに観光客が多く、
怪しい免税店なんかもあってごみごみしている。
コメディ・フランセーズの辺りで、
ダーが仕事の打合わせをしてる間、
カフェのテラスで、一人で過ごす。
お茶、コーヒーとお水、ハーブの、綺麗なオムレツ。
街ゆく人を眺めたり、「スワン家の方へ」を読んだり。
ちょっとトイレに立った隙にマイセンライトが消えていた。
この辺りのカフェは、高くてあんまり美味しくないという噂で、
確かにちょっと高かったけど、
カフェの中にいたスーツの店長らしき人が、
アラン・ドロンのようないけめんだった。
ブルーグレーの瞳で、甘い微笑みを浮かべて、
とろけるようなフランス語で「トイレは階段の下です」といわれ、
ポーッとなった。
パリはいけめん率が高く、
どこにいても、視界に常に最低でも1人は、
多ければ2、3人、俳優レベルのいけめんが。
それも、昔ながらの、
髪ファサー…みたいな王子系のいけめんだ。
お茶に飽きると、サントノレ通りをぶらぶらして、
セレクトショップ、コレットに行ってみた。
soldes中とはいえ、ちょっと手の出ないお値段。
ショップの店員さんがまたゴージャスないけめん揃いで、
特におしゃれブラダは究極だった。
1階クールベ部屋のバンビの絵は、
前にも見たことをよく覚えてたけれど、
同じ部屋に女性の股間アップがあったことは記憶にない。
東洋人のおっさんも西洋人のおっさんも、
次々にデジカメで抑えていた。
毎日の歩き疲れが腰に来て、
オルセーも最悪のコンディションでまわっていたけれど、
ゴッホ部屋に入ると腰の痛みがパッと消えていた。
自画像、アルルの寝室、家のキッチンに飾ってある
花畑の絵に釘づけ。
ゴッホ部屋は人が一番多かった。
前にも見たことをよく覚えてたけれど、
同じ部屋に女性の股間アップがあったことは記憶にない。
東洋人のおっさんも西洋人のおっさんも、
次々にデジカメで抑えていた。
毎日の歩き疲れが腰に来て、
オルセーも最悪のコンディションでまわっていたけれど、
ゴッホ部屋に入ると腰の痛みがパッと消えていた。
自画像、アルルの寝室、家のキッチンに飾ってある
花畑の絵に釘づけ。
ゴッホ部屋は人が一番多かった。