なぎのあとさき

日記です。

桜はゆっくり満開に

2019年03月31日 | 日々のこと
桜が咲いて一週間経っても花冷えが続いてて、ポッカポカ陽気はどこへやら。
 
殿はカリカリをよく食べてる。
銀スプとゼッピン。
ウエットも、忘れた頃にむしゃむしゃ食べてる。
体重も3.5に戻ったし、今は指ご飯やらシリンジ飯を休んでも大丈夫そう。
いろいろ食べててもやっぱりキッチンでキラキラおめめで見上げるので、サーモン刺身も切りますとも。
 
殿はかっこよくて高貴な子だから、かわいいってあんまり書かないけど、ほんとはかわいい。
 
ビーもずっと下痢もなくて、ご飯もよく食べてる。
カリカリ一気食いからの吐き戻しはたまにある。
 
一日中、二人ともよく寝る。
元気に食っちゃ寝してくれればいい。
この先何年でも。
 
早くもっとあったかくなるといいね。
 
モンちゃんは、いつもキラキラの目で私を見ていて、愛くるしくて、光のような存在だ。
 

ここで同じポーズをとっていた神の子モンチが、モンちゃんをうちに送り込んだ。
 
木曜はダーが休みだったので、駅で待ち合わせてお義父さんの誕プレを買った。
今年は、ネルシャツとTシャツ。
 
その後、きらくの出店が近所にきてたので行ってみた。
味は似てるしおいしく食べたけど、やっぱりまろやかさと深みが本店には及ばず、本店では丸飲みするスープが少し残った。
5ミリくらいだけど。
 
--------
 
土曜は最高気温14℃曇り、神田川の桜を見に行った。
高田馬場で待ち合わせて、目白方面へ。
川沿いの道を歩いても歩いても桜の木が現れて、川に伸びる枝いっぱいに花が咲いて、重なりあって、曇り空でもきれいだった。
花冷え長いせいか、ピンクの濃い花が多い。
まだ蕾も多い。
川は澄んで、カモ、鯉、コサギも飛んでた。
 
椿山荘あたりに着く頃、散歩じゃめったに疲れない私が、けっこう疲れた。
まだ酒が抜けてない?
てか、たぶん寒さのせい。
軽いアウターでも重かった。
 
K池くんは私より3つくらい上なのに、全然疲れてなかった。
2月にフルマラソン2回完走してるだけのことはある。
 
馬場に戻って札幌系の味噌ラーメン(うまし!)とチャーハン食べて、お茶。
田中一村の画集を見せてくれた。
オナガやルリカケスなどの鳥がかわいくて、アダンやソテツの木は大きくてフレームにおさまらない面白い構図で、花がきれい。
いつか実物を見たい!
奄美の黒糖焼酎のラベルになってるそうな。
 
この前日曜美術館で見た、小原古邨の版画も実物見たい。
 
---------
 
スワンの恋は、苦悩が激しくなってくる。
 

◯スワンの心は悲しみに沈み、いつも泣き出す直前のような、何か背筋が寒くなるような感じがつきまとう。

 
サン・トゥーヴェルト夫人の音楽祭で、ヴァントゥイユの小楽節に再会して、またも音楽についての大ウネリがくる。
 
◯私たちはいずれ滅びるだろう。だが私たちは、これら神聖な囚われ人(音楽や夢)を人質にさており、その囚われ人たちもまた私たちと運命を共にするだろう。このような囚われ人を道連れにすると思うと、死もなにかそれほど苦しいものでない、それほど不名誉でない、そしておそらくは、あまり起こりそうでもないものに見えるのだ。
 
これはスワンじゃなくて語り手の考えたことだと思うけど、スワンの恋の部分は人称がよくわからなくなっている。
 
スワンはいっそパリを離れよう、とかオデットが死んでくれればいいとか思い始める。
そんな中、「オデットには愛人が何人もいて、売春宿に出入りしてて、女性とも関係を持っている」と匿名の手紙がとどき、さらにスワンはどん底に。
 
--------
 
バイキングの、ドミューンを誰も知らないって話、ダサかったなー。
ワイドショーってほんとしょーもない。
これまではどうでもよかったけど、これからは見ない。
コメント

大花見

2019年03月29日 | 日々のこと


月曜にビーの検診に行って、もう金曜。

3月になって急に一週間が早くなった。
寒が戻りっぱなしで、夜は10℃きって寒い。
そのせいか、桜はゆっくりゆっくり満開に近づいていて、まだ蕾ばかりの木もある。

殿ビーの様子は変わりなし。
殿はモンプチゴールドの缶を、今日はたべた。
ビーは朝、銀スプカリカリを一気に食べて吐いた。

モンちゃんは、さっき夜の庭を一人で散歩して、15分くらいで帰って、今はおとなしい。
最近はまた、ビーにちょっかい出すことが多くて、バックハグしてはビーに「ニヤヤヤン!」(やめろアホ!)って言われてるけど、ビーは顔はそんなに嫌そうでもない。

--------



水曜に恒例の大花見@代々公。
この日だけは、寒もやわらぎ、日射しも出てた。
毎年、花見なのに桜のない、桜は遠くに見える丘でやるのはなんでだろう、と思ってたら、60人とか集まってバカ騒ぎしたら、ほかの花見客に悪いから、という巨匠の心づかいだった。
確かに、12時から日没まで大バカ騒ぎで、ギターやハープも登場してた。
ミュージシャンや小説家や画家、漫画家、絵本作家、詩人、俳優、学生、編集、よく分からない人、どう見ても怪しい人など、いろんな人がいて、共通するのは巨匠をリスペクトしてることくらいで、それだけでみんなすぐうちとけて楽しくて、巨匠ってやっぱりすごい人だ。

久しぶりのIさん、その日の新聞にプルーストのこと書いた、というので、今ちょうど読んでる、というと、それは偶然じゃなくて必然です、といってた。
本読んでるとそういうことがあって面白い。
ちょうど読んでる二人も来てたから、小楽節やステンドグラスの話もできた。

ケータリングは安くて美味しいし、めちゃうまいマッコリがあってここ最近ないくらい飲んで、ワインも飲んで、二日経っても酒が抜けきらない状況。

Yさんとも久しぶりに猫トークできた。
Yさんのギター弾くの初見で、かっこ良かったぁ、もっと聴きたかった。

Sちゃんはその日、ベビーな事件直後のわりにいつもと変わらないふてぶてしさで、日没後は残ってたみんなを薄暗い店に案内してくれた。そこも大盛り上がり。
いつも以上に下ネタが炸裂し、かわいこちゃんMが横にいてご満悦。
年下が増えて私は姐さんと呼ばれ出した。
姐さんキャラじゃないけど年齢的に避けられない。

--------

この日はダーが休みで家にいたから安心だった。
帰ると殿はダーにぴったり寄り添っていた。

コメント

ビーの3月検診

2019年03月26日 | 猫トーク

25日の月曜日、花冷えはまだ続いてるようで、けっこう寒い。
殿は食べる量が少ないまま、一日ほとんど寝てた。

ビーは3週間ぶりの通院。
血液検査はなし。
ステロイド2日に1回を5週続けて、下痢はほぼしなくなった。反応よし。
体重は2.9で、先生は「3いっててほしかった」、とちょっと不満そうだけど、ビーはよく食べてても、甲状腺亢進になってから、なかなか3キロ越えない。
問題はなく、ビーは元気だけど、ステロイドはこのままさらに3週間続けることになった。
3週間後には3日に1回に減量できると思う。
整腸剤はこれにてストップ。
薬減って嬉しいよね、ビーたま。

この歯が抜けそう、と先生。
まだそんな歯があったとは!
自然に抜けるといいけど、気にとめとこう。

あと、青っパナが少し。
いつも春先は鼻炎の症状出るんだよね。
ひどくなったら抗生物質ね。

薬だらけで猫の身体を重くしたくないんで、必要な時を見極めるからね。



お財布を忘れて、仕事行く途中のダーが届けてくれて、病院に入ったとたんにビーの「ニャーッ 、ニャーッ、ニャーッ」が聴こえたそう。
触診や聴診されてる時はおとなしいけど、先生の手が離れると途端に私によじのぼって、かわいいんだから、ビーはぁ。

--------

待合室で、美形のアビちゃんを連れた奥様が、ビーを「元気そうね」と見てた。
アビちゃんは16歳で、喉に腫瘍ができて、呼吸がしづらくなっていて、家では酸素室にいるそう、病院での処置の後だったので、その時は元気そうだったけど。
腫瘍が小さくなることを祈る。
消えることもあるのだ、Hちゃんのように!
本当にきれいな子だった。

--------

スワンの恋はそろそろ終盤、サン=トゥーヴェルト公爵夫人の音楽会へスワンは出かける。
ここで初めて社交界や貴族の人々が出てくるんだけど、語り手は彼らを馬鹿にしたような口調で描写するのでコメディみたいに面白い。
夫人たちは、自分がどう見えるかばかり気にしている。これって、今でいう承認欲求?
承認欲求ってここ最近よく聞くようになった言葉だと思ってたけど、昔から人によく見られるため、いいねされるために生きてる人はいたってことか。
スワンはスワンで、従僕や召使いを、美術館にある絵のように眺めていて、これも面白い。

人によく見られたい、なんて思うほど、私は人に重きを置いてない。
海や山の自然のもとで、自分がそこにふさわしいか、ってことのほうが大事だ。
魚や動物たちには嫌われたくない。
野の花の似合う人でいたい。

--------

ダーのかけた、オザケンの曲が良くて、一緒に口ずさんでたら朝からうるっときた。

♪何度も君の名前を呼ぶ
本当の心捧げて呼ぶ
この愛はメッセージ
僕にとって祈り
僕にとってさす光

心を捧げる相手がいること、日に何度も、特に用がなくても、名前を呼ぶ相手がいることは、どんなに幸せなことだろう。愛は祈りであり光であり、猫である。

オザケンの声で聴くより、自分で歌うほうがいい歌に聴こえてジーンとくる、なんて言ってもオザケンのファンなら怒らないだろう。

-------

火曜日、殿は食欲ボチボチだけど、体重は3.4キープしてる。
良かった。
あれもこれもいりま宣言するわりに、しばらくするとインテグラ牛も銀スプカリカリも食べてる。

そしてモンちゃんは、、


どーん!
ついに8キロ。
コメント

花冷えの週末

2019年03月25日 | お散歩
大島桜、横須賀にて

土曜日、まだこんなめに合うのか、という寒さ。いわゆる花冷え。キンタが旅立ったのも、今思えば花冷えの日だったかもしれない。春の陽気がきた後で、冷たい雨のふる夜だった。
それから25年か26年が過ぎた花冷えの日、海に行った。2週間ぶりの海なのに、寒いし雨降るし。

ヴィゴでパンを買って由比ヶ浜へ。雨は止んで、空はわりと明るく青空も出た。太陽はなくて寒いけど、そんな日の海もいい。
海藻がたくさん打ち上がり、磯の香りが濃くて、カラスが漂流物を物色してたけど、海藻ばかり。

トンビがたくさんいて、パンを食べてると偵察に来た。Cも私も慣れっこなので、トンビに持ってかれることはない。ダークチェリーのデニッシュ美味しかった。

潮は冷たいけど、空気よりは温かい。気温は8℃きってた。



海でも「失われた時を求めて」。スワンは、オデットの側を離れたくなくて、春のコンブレーに行くこともできない。
◯彼の心に引き起こされた動揺と、つきまとって離れない熱に浮かされたような不快感とは、自然の姿に感動するためのなくてはならない基盤である落ち着きと安楽とを彼から奪っていた。

夜会に行ったらオデットは帰った後で、スワンはオデットを探しにいく。この夜から、スワンの恋心は激しく燃える。が、オデットはスワンの知らないところで別の男とも会っているらしい。

オデットはそこまで魅力的な女だとは思えないし、スワンもそれをわかってるようなのに、会いたい衝動、嫉妬、恋心をおさえきれない。

お寺の参道の桜は、もう五分くらい咲いていた。小雨がまた降ってきて寒い中、お堂の屋根の下で紅木蓮の大木の満開を眺めた。花つきがものすごくて美しかった。

バナナの木はツボミがいっぱい。いろんな木の芽吹きが始まった。

鳥居に入るとウグイスが鳴いて雨が止んで寒さが消えた。
何年か前まて春の楽しみだった猫柳はあとかたもない。

--------



日曜は、キンタのお墓参りで横須賀へ。パパママは同時に数年ぶりに風邪をひいて、一緒に散歩できなかったのは残念だけど、お弁当を作っておいてくれた。

ついてすぐ庭のお墓参り。お墓は石のまわりに緋寒桜が積もって、かわいく彩られていた。春分の日の当日には、ママがおかかとシラスをお供えしてくれた。
桃の花が咲き始めていた。

坂の上の池にはもうおたまじゃくしがうじゃうじゃいた。花の広場はピンクの桜が満開だったので、そこでお弁当。これから咲きそうな桜は、たぶん大島桜。風が冷たいけど、日射しは春らしくてポカポカ。



山にわけいって、蓮の池の公園に出た。蓮の小さい葉がたくさん出ていた。クレソンも。
海に出てすぐ、フグを見つけて、今日は久しぶりに魚がいそうだ、と話してたら、その後本当にたくさんの魚を見れた。ダーも熱心に魚を探していた。

潮干狩りポイントで水に入ると、由比ヶ浜よりだいぶぬるかった。潮はひいてなくて、アサリには会えず。

防波堤の上から、イワシかコウナゴの群が二種類見えて、キラキラ。冬の間ほど澄んでないけど、群はよく見えた。クラゲもいた。傘の深い白っぽいクラゲ。

K崎でソフトクリームを買って浜から海に伸びるでっぱりの上でお茶。そこには茶色でお腹の丸いおたまじゃくしみたいな稚魚が無数にいた。

T浜も日のあるうちについて、そこでお茶と一服。橋の上からも、イワシらしき群と、フグに似てるけど泳ぎ方のちがう6、7匹が素早く泳ぎ去った。

早く海に入りたい。

具合悪いならご飯は作らなくていいよ、って言ってたけど、ご馳走を用意してくれてた。私の顔を見たら鼻水がぴたっと止まったそうだ。

キャベツの葉を皮にしたシュウマイ、牡蛎のグラタン、手羽先のネギ塩焼き、など。お食事はタケノコご飯とゴボウのお吸い物。

パパはもうすぐ誕生日なのが嫌そうだった。



花冷えで殿の食欲が心配なので6時半には出て、乗り継ぎよく特急で帰った。

電車でも「スワンの恋」。
スワンは「やりきれない連中」(社交界の人)であることをヴェルデュラン夫妻に知られて、嫌われて、旅行や夜会に呼んでもらえなくなる。オデットに会える時間も減ってしまう。この状況がまた、彼の恋心を燃え上がらせる。
スワンが燃えれば燃えるほど、オデットは冷めて、スワンに冷たくして、スワンはますます激しく燃える。
スワンの恋の描写は、長々と続いてしまいにはうんざりしてくる。ロマンティックかというとそうでもなく、お金やプレゼントでつなぎとめるのってやっぱりオヤジくさい。
コメント

春分の日

2019年03月22日 | 猫トーク

春分の日、キンタの天国年齢は26歳になる。天国の時間がどうなってるかわからないので、まだ10代のままかもしれないし、子猫に戻ってるかも。お墓参りは、ダーも休みの日曜に行くことに。


木曜は風が強かったけど暖かくて、河原で試しにパーカー脱いでキャミ一枚になってみた。肩や背中に太陽や風を直に感じるのって気持ちがいい。体も軽い。こうでなくちゃ!

風が強くてチャリを進めるのもままならない中、土手に降りて川に近づいてみた。
私はこの何年か、無意識に、寒さや強風、雨や多少のウネリに負けない強い人になろうとしている。宮沢賢治の境地なのか、トムなのか。
メンタルがそんなだと、スカートとかレースとか着れない。



土手で、「失われた時を求めて」スワンの恋へ。
◯この年になると、幾つかの恋の記憶を持っていて、未知の宿命的な法則でひとりでに進展していくものではなく、私たちの方が恋にかけつけて、記憶や暗示でこれをでっちあげるのだ。
相手が出だしのところを歌ってくれれば、続きの文句は見つけられる。

社交界には相手にされないヴェルデュラン夫妻の夜会には、コタール医師のような憎めない人や、画家やピアニストたちが集まる。オデットとスワンも、そこで楽しい時を過ごす。

ここでは、スワンが以前に通りすがりに聴いたある小楽節のことから、音楽について大いに語られる。ソナタの狂気は論理的脈絡のない狂気で、馬や犬の狂気と同じ、とか、印象が形成される前に逃げ去る楽節のことなど。

土手はハマダイコンと菜の花が咲き乱れ、花びらに日射しが透けてキラキラ、その向こうの川面もキラキラ。見るというより目を奪われる眺め。カモたちもいた。



土手に降りる前、駅向こうの河原にも行ってみたけど、急に人が増えてせわしない雰囲気だったので移動した。土手は人がいないから、自然と一体になれるしタバコも吸える。


靖国開花の日で、近所の桜もちらほら咲き出した。今年の春も、殿ビーが一緒にいてくれて嬉しい。殿は昼間に室外機の上で日向ぼっこして、ビーは夜にモンちゃんより長く外を散歩してきた。

殿はササミとサーモンをまたたくさん食べるようになったけど、3.3キロになって0.1減った。
0.1なんて誤差だし、そんなに気にするほどでもないかもしれないけど、気になる!


日にちはわからないけど、今月はモンちゃん満3歳の誕生日。モンちゃん4年目の春。
すくすくのぶりぶりのデカネコに育ってくれた。



モンちゃんは冬の間も超元気だったけど、あったかくなってさらにパワーアップ。外に出たくてアンワー!アワー!と鳴き出したら、すごいしつこい。だんだんボリューム上げる。ほかの子は適当なとこで諦めてたけど、モンちゃんは一向に諦めないので、必ず外に出すことになる。三茶時代の殿やビーに比べたら、帰ってかるのは早い。殿はよく朝帰りしてたしね。ビーもメシ以外は外に出っぱなしの頃もあった。
---------
水曜はダーが休みだったので用賀で待ち合わせて、ニトリを見に行った。ペンダントライト買いに。お値段以上。

ダーは家のことで自ら動くことがほとんどないのに、あーだこーだいうから、ニトリではじめはマジ喧嘩になったけど、OK行ってとん茶食べる頃には仲直りしてた。
私は仕事の後だったのでビールがうまかった。

私がイラついてたのは仕事が忙しすぎたせいもあった。ストレス発散のため、ネットで春物カーディガンやらロンTやらタンクトップやらシュガースクラブやらいろいろ買った。たまにはね。

春らしいおぼろの満月。



コメント

ビーと私ほかつれづれ

2019年03月20日 | 猫トーク

よくあることだけど、今朝もビーが、寝てる私の顔を自分のほうに向けるため、私の頭をカシャカシャ爪で軽くひっかくので、ビーの方に顔を向けたら、ビーは私の首に乗ってあごを私の鼻と口に乗せて寝始めた。

その後は苦しくて寝れないけど、ビーのあごの裏の匂いをいっぱいにかぎ、モフモフを顔で感じるのは至福の一時で、寝直すのがもったいない。

私は猫に対してだけ、ドMの変態なわけだけど、ビーは私にちょうどいいドSで、猫の中でも最高の相性だと思う。ビーのおならやチッコの匂いも好きだし、枕にウンすじがついてても気にせず寝ちゃうし、スカトロの気もあるかも、猫に対してだけ。知らない境地へと導かれる。
猫に対する愛情に比べたら、人への愛情はいたってノーマルだ。

あらゆる場所に花束が、って小説があるけど、ダーが「あらゆる枕にウンすじが!」って騒いでて笑。

ビーはよく食べるし下痢もゲロもないので体重測ってないけど、触った感じ片手で持ち上げた感じ、明らかに重くなってる。

モンちゃんは、なぜか私の腹の上で寝ようとする。表に骨のない部分だから柔らかくて気持ちいいのだろう。

火夜も殿と二人でリフレ。殿は終わるまでじっとして、微動だにせず。針を刺す瞬間ですら。
キャットタワーからリフレの様子を見てたモンちゃんは、終わるとテーブルに飛んできて、アルコール綿をクンクンかいで、ペロッと舐めて、ラリり顔。

その後、ダーがいないのにアンワー!アワー!と叫ぶので、抱っこ庭。膝に乗せて私は岩のように無になってる間、クンクンクンクン、激しく空気の匂いをかいでた。春だもんね。
歩いてるとまだ、沈丁花の香りもする。ハナニラもどんどん咲きだしてる。





--------

「失われた時を求めて」1(第一篇前半)読了。
◯突然、一つの屋根、一個の石の上にきらりと光る太陽の光、ある道から立ち上る香りが、特別な喜びを与えて、私の足を止めさせるのだった。こういったものは、目に見えるものの向こうに何かを隠していて、それを捉えるようにと私に呼び掛けていて、しかしどんなに努力してもそれを捉えることはできなかった……
これらの印象は、わけもわからぬある快感を、一種の豊かさとでもいった幻想を私に与え、……

ここからマルタンヴィルの鐘塔の背後に隠れていたものを言葉にしていくところは、すごい。小説に大きいウネリが来る。

--------

あげ損ねてたママの誕プレに口紅を買った。リクエストがオレンジと赤の間、自分じゃ選ばない色、迷ってるうちにわけがわからなくなった。春分の日に上大岡まで来てもらって一緒に選べば良かった。

--------

瀧のニュースがこんなに長引いてて驚き。Uh-huh、ですむような話なのに。90年代、ロックがふるわなくなってた頃、電気や卓球のおかげでテクノと出会えた者にしてみれば、CDの回収はどうかと思う。嫌な人は買わなきゃいいだけなのに。

そういえば、この前飲み会でNくん似の男の子に、27過ぎて生きてる人はみんなルーザーだ、って言ったら、そのとーりですールーザーです!と瞬時に同意してた。見た目だけでなく、しゃべり方服装まで似てた。
ジミヘンやジャニスやブライアン・ジョーンズの音楽がなかったら、今の私はない。意識を変えるほどの音楽は、作り手をすでに越えたものだ。

--------

そんなニュースと比較にならないくらい、ジュゴンが日本の海から消えてしまいそうなことが悲しい。
住める場所がなくなったイノシシが瀬戸内海の冷たい海を泳いで渡ってるのを目撃された、というニュースがずっと気になってて数が月後、やっとたどりついた島の商店街に迷いこんだイノシシが猟友会に撃たれた、というニュースも悲しい。胸がきりきりする。今年は亥年なのに。

コメント

ガラコンサート

2019年03月19日 | 日々のこと


庭のピンクユキヤナギも咲いた。

キッチンの電気スイッチを修理してもらうついでに、寝室、倉庫部屋の電気も修理してもらって、一気に電気環境がまともになった。

寝室は、勝手に消える、倉庫部屋は、全く点かないという状況だった。
全部で1万4000円。まとめてだったので、多少は安くできたみたい。
 
電気屋のおじさんがいろいろしてる間、モンちゃんはうろうろして様子を見ていた。
殿ビーは全く無関心に昼寝。
 
-------
 
日曜はバレエがあって、今週は海に行けず。
バレエも文京区だし、最近はそっち方面に出かけることが多い。
電車では、「失われた時を求めて」。メゼグリーズの方とゲルマントの方への散歩が語られている。スワンの娘を初めて見かけるところ、サンザシ愛、隣のピアノ教師の娘と女友達との関係、農家の娘に出会いたい話。
睡蓮の風景の描写は、まるでモンチのいる天国の風景だった。大空に睡蓮が咲いてるよう。
 
モンチといえば、河原の早咲き桜を見に行ったら、モンチ状態(美しさとかわいさのMAX)をもう過ぎていた。
満開だったけど、少し散りはじめ。残念、また来年。
 

アプリを入れたせいで最近、変な加工をしがち。写真加工好きじゃないのに。そのうち飽きると思う。
 

バレエは、カラフルな衣装のパドシス、ドン・キ三幕は踊りも音楽も楽しい。
K滝くんのジャンプはさすがで、Aさんのキトリは可愛かった。I田くんは外国人ダンサーのような華とスタイル。
みんなどんどん顔小さくなって手足長く全体細くなってるなー、今の若い人。
 
よしき伴奏の曲では、よしきさんが長めに舞台挨拶をしてて、ささやくようなのに声量のあるいい声だった。
平成一年にバンド結成して、平成の終わる年にバレエと共演してるなんて考えもしなかった、って言ってたけど、平成一年、高校のクラスでXJAPANが大流行りしてた頃、平成の終わる年に生でよしきの演奏を聴いてるなんて考えもしなかった。
曲はよしきらしくてバレエと合わせてかっこよかった。前の方のいい席で、顔までよく見えた。
ラストのボレロは、曲がかっこいいし、ダンサーたちが肉体美をこれでもかと表現、ブラヴォ。
________
 
モンちゃんが私の横にデカデカと横たわり、その向こうでビーがごろんしながら私の顔を睨んでいた。
慌ててビーの横に行ったら、ゴロゴロ。
ビーったら、かわいんだからぁ。
 
 

 

コメント (2)

奇想の系譜

2019年03月18日 | 日々のこと


夜はまだ10℃を切るので、すっかり春という感じでもない。

猫たちの様子は変わりなし。殿は偏食のままだけど、日によってササミをよく食べたり、サーモンをよく食べたり。ウエットは銀スプの国産マグロのレトルトだけ。国産のやつしか食べない。エナジーちゅーると総合栄養食ちゅーるを指ご飯したり、カロリーエースの液体タイプをシリンジご飯して補助。体重は17日3.4キロ。
ビーはモンプチのとろーりシリーズを、毎食1缶と、カリカリもよく食べる。

キッチンでやることが多くなってる中、キッチンの電気がつかなくなった。スイッチが壊れてる。

近い!

土曜日は奇想の系譜@都美。
財布を忘れたことに駅で気がついて、ダーに借りて過ごした。
上野公園は、オオカンザクラが満開。


若冲は、象も鯨も素晴らしい屏風の絵をまた見れた。鶏の屏風絵、雄鶏図も何枚かあって、みんな生き生きして、色といい、姿形といい、それはもう美しい。古今東西、こんなに鶏の美しさに迫った画家はほかにいるだろうか。若冲は庭で数十羽の鶏を飼いはじめて、すぐに写生するわけじゃなく、まず徹底的に観察した。朝から晩まで鶏を見続けて一年、ついに鶏に「神気」を見いだし、鶏を自在に描けるようになったそう。そこから、様々な動植物の神気を捉えて描いてたそう。生き物を愛し、生き物に愛されてることが絵から伝わる。

曽我蕭白は鬼や仙人、妖怪?のニヤニヤした顔に引き込まれる。お釈迦様の子供時代、雪山童子図は、鬼の青がきれい。長沢芦雪(ろせつ)は、屏風の象も牛も美形で、牛に寄り添う子犬がかわいくて、今回グッズにフィーチャーされまくっていた。猿の絵も良くて、掛け軸は主役の動物だけでなく、添えられる四季折々の花、枝、葉などもうるわしく、背景とはとても言えない。画家の自然リスペクトが強くて嬉しくなる。
禅宗のお坊さんでもある白隠慧鶴の達磨図は、大きくて迫力があった。鈴木其一(きいつ)は、百獣百鳥図も楽しいけど、『貝図』のデザイン性の高さ。すごい。この人の絵、もっとまとまって見たい。国芳は言わずもがな、楽しい。有名な骸骨の絵、鯨、大鯉の絵、猫だらけの絵もきてた。

画家たちは龍と虎を対で描くことが多い。身近な動物に比べると虎はデッサンが怪しいけど、爪とかポーズとか、猫をモデルにしてたかもしれない。


美術館を出ると、一雨降った後だった。「傘持ってると雨降らないから、お守りがわりに傘持ってく」というダーのいうとおり、雨にあたらずにすんだ。

不忍池に出ると、柳の木が明るい緑の小さな葉と一緒に花も咲かせていた。

お土産スイーツ買って、トンカツ屋へ。ビール飲んでトンカツにアジフライもつけてご飯大盛ですごい量なのに、満腹にならなかった。漬物がちょっと足りなかった。

夜は久しぶりにダーと私が揃ったら、殿もビーもダーに横付けしてポンポンされていた。
私一人だとおとなしいモンちゃんも、アンワー!としつこく叫んでエントランス散歩に連れて行ってもらった。

モンちゃんは8キロ手前まできてうちの猫体重記録更新してるけど、まだまだ子猫らしくジャンプして、ふすまにドーン!

私も体重増えっぱなし。食後のお菓子もいつのまにか復活してるし。

コメント

殿の三月検診

2019年03月14日 | 猫トーク

3月2週目。ウツギも芽吹いて、日に日に春らしくなってる。

ビーはほんと元気でよく食べて下痢もしてない。
殿は食べるものがどんどん減ってきてる。
お刺身も鶏肉もウエットフードもちょっとしか食べないし、ふやカリまで食べなくなった。
代わりに銀スプカリカリと懐石ゼッピンカリカリを食べるけど、これはビーとモンちゃんも好きだから、食べてる量がわからない。
毎食指ご飯もして、体重はキープできてはいるけど。

今日(木曜)は休みだったので、みんな外に出て散歩して、おのおの、土の上で日向ぼっこしてた。ビーが最初に戻り、殿もゆっくり戻り、モンちゃんは1時間くらいは外にいた。
昼くらいまで、私もタンクトップで日向ぼっこ。午後はだんだん気温が下がった。






家の前の通りの白木蓮、今年は花数が少なくて、花が大きい。

Tカフェにて、今月の群像は、山下公園で海に落ちて、ワンちゃんや元気いっぱいのPちゃんが出て来て、鎌倉から江ノ島の海沿いの風景になって、と、めっちゃ楽しかった。

河原にも出て、土手で読書。
「天然知能」は、毎日3ページとか5ページとか、少しずつ読んでる。
自分から見て判断する一人称的な人工知能と、科学的根拠から判断する三人称的な自然知能に対して、外部に何かある、何だろう、と判断はしないで様子を見る1.5人称的な天然知能、と書くと簡単ぽいけど、難しい。海の魚や猫に対する私は天然知能だと思った。

クロダイは成長するとみんな雌になる、というのは自然知能で、でも沖へと誘いに来たり、イワシの群に案内してくれるクロダイを兄さんと呼んで慕うのは、天然知能のなせるわざ、なのかな、よくわからない。哲学っぽいのは苦手だけど、最後まで読みたい。

つづけて「失われた時を求めて」は、子供時代の夢うつつの回想が終わり、何年かすぎて、プチマドレーヌを食べてコンブレーの記憶が一気によみがえる有名なくだりを過ぎて、鐘楼の描写、遊び人の叔父の登場も過ぎ、河原の木の横でちょうど読んでたシーンは、コンブレーの庭の木陰で読書しながらベルゴットのことを考えるところで、本を読んでる自分とかぶり、ベルゴットがそのままプルーストだった。

鴨が大小大勢いて、おしゃべりしたり、飛んでは着水したり。

夕方、殿の定期検診で、腎臓値は全て標準値、体重は前回より増えていて嬉しいのもつかの間、心音に若干問題ありとのこと。

まだ気にとめるくらいでいいけど、肥大型心筋症のおそれがあり、心臓の下の壁が普通6ミリなのが10ミリを越えて厚くなってくると、血液を送り出す量が減り、いずれは血栓症のおそれがある、とのこと。

まだ心臓の薬を飲むほどではないけど、血栓症の予防は始めてもいい、と。
―少し調べたり考えたりしてからでもいいですか?
―それでいいんです、僕も早めに言ってますから。
―腎臓よくなったと思ったら別の問題かあ。
―もうすぐ19歳ですもんね(笑顔)

血栓。私もピル飲んでたとき、タバコの本数制限が守れずいつも血栓のおそれがあったけど、大丈夫だったし!

できれば薬を増やしたくない。
殿が何より嫌がるのが投薬だからね。
調べるのはちょっと気持ちに余裕のあるときにしよう。

今日は殿は外に散歩に行って、手触りも毛並みも良くて、撫でるとブルブルいってる。
余計な心配はしたくない。

昨日からダーの仕事の時間が遅くなり、帰りが2時頃なので、昨晩は一人で殿のリフレをした。
「わるいけど、私一人なんだ、たのむね、いい子にしててね」というと、殿は最後までいい子でじっとしててくれた。いつもそうだけどね。
コメント

風香る春

2019年03月11日 | 日々のこと



10日の日曜日は晴れて、初めてウグイスの声を聞いた。Eちゃんは2週間くらい前に聞いたって言ってたから、今年はずいぶん早い。

雨が多くて見逃してたけど、気づいたら白木蓮や、こぶしも咲いてる。

お昼頃にまた殿は作業台の上で昼寝。ビーとモンちゃんは隣の隣の雑草の多い庭まで歩いて、戻ってきた。

午後は海へ。由比ヶ浜につく頃には日が陰り、水平線の上に一筋雨雲があった。海は明るいけど濁りはじめて、春の海らしくなってきた。啓蟄はプランクトンの活動も始まるのか。潮の匂いが濃くなり、風は少しあるけど寒くない。

前の日の酒が残っていて全身ちょっと痛くて、私はやっぱりアルコールのアレルギーで酒が筋繊維を傷つけてるような感覚があったけど、海にいたら消えた。潮はもうそんなに冷たくない。

お寺に向かってるときにさっと雨が降り、雨と土と、花の匂いで空気が濃くなった。傘をさして鳥居の中まで行くと、雨は止み、ウグイス、ガビチョウ、フクロウの声が聞こえた。

梅はほぼ終わりだけど、まだ香りが濃い。犬のオシッコみたいな匂いの、通称犬ション水仙が満開。バナナの木の蕾が膨らみ、紅木蓮の蕾も膨らみ、ミツマタが咲いて、桜まであと2週間。

ベンチでストレッチ。お寺を出る頃には酒疲れが全部消えた。3週間海に来れなかったCも、体が完全に伸びた、と。今、体重記録更新中だそうで、確かに貫禄が増している。

恋すれば一発で肉落ちるんだけどなー、ご飯食べるの忘れちゃうような恋したいなー、だよねー!とか話しながら、ポテトとナゲットむしゃむしゃ。

月曜もいい天気で、庭でひとしきり猫たちと日向ぼっこした後、河原に出た。増水してて、テトラが水没してた。ちょっと来なかった間に、菜の花や浜大根がたくさん咲いてた。黒いカモはまだいる。


「色のない島へ」読了。ソテツは2億5000万年前からあって、環境への適応力が素晴らしい。ちなみに動植物の中でトップクラスに精子が大きくて肉眼で見ることができる種類もあるそう。

○ロタのソテツの森を歩きながら、私は自分の感覚が拡大し、まるで新しい感覚、時間の感覚が私の内部で生まれ、秒や分という短い時間を理解するのと同じくらい簡単に、1000年や10億年といった途方もなく長い時間を理解できるようになる気がしたのだった。

誰にでもすすめたくなる面白い本だった。やっぱり河原での読書は集中できる。途中でトレーナーすら暑くなり、ヒートテック一枚になっていた。そろそろヒートテックも脱ぐとき。


太陽が小さい雲に入ったとき、太陽の回りに丸い虹が出た

続いて、満を持して、というか、結婚した頃に読んでて、新婚旅行先のパリでも読んで、第二部まで読んでフェイドアウトしてた「失われた時を求めて」を頭から読み直すことにした。出だしは2度目だけあってすいすい読めて、もう面白い。ママンのおやすみのキスだけが楽しみな子供時代、美しい祖母、浅はかな大伯母、家族の唯一の友人らしいスワン。

コメント

花粉注意報

2019年03月11日 | 猫トーク

また一回り大きくなったクリローちゃん

みんな日陰で立派にそだってくれる

濃い色の花も次々開花

どんどん暖かくなってきて、今年は冬なんてあったっけ?なんていえる日がくるとは。

花粉の人は大変みたいでダーも朝から「窓開けないで!」「目が腫れてる!」と騒いでる。
東京は杉花粉がとくに多いみたい。三浦半島もダーの実家付近も杉はそんなになかった。



殿が外に出たくて鳴くので、窓を開けたら作業台の日向でお昼寝してた。殿の毛に花粉がたっぷりくっついたのか、夜に殿を撫でまくったダーは、「手が腫れてる!」うっすら赤く。
「猫アレルギー発症?」
「そんなのたぶんとっくになってるよ」
わりとアレルギー体質のダーは、昔から鼻炎になったり、咳が止まらなくなったりして、漢方を常用してる。猫アレルギーの可能性は十分。
それでも毎晩、三匹にぴったり寄り添われ、撫でまくりポンポンしまくり。えらいぞ。

モンちゃんも庭ブラ

気圧が下がりはじめに殿は吐くことが多かった。吐き止め必須。
ササミとサーモンまで飽きたみたいで、食べる量が減って体重は0.1キロ減ってる。
ネギトロ用のマグロならよく食べる。

ビーはこの一週間で1回軟便しただけ。立派なタワー建立するようになってる。

なんだかんだ、毎日のようにみんな庭に出ていて、モンちゃんもその辺走って帰ってくる。雨の日は軒下から出ないで外を見てる。

---------

9日土曜は、巨匠のトークライブⅡ。今回がっつりメモりながら聞いてたら、前回よりついていけた。内容はまた、追々。面白かったし、また読みたい本がたくさん増えて、世界が拡がる。打ち上げも終わりまでいて、ちょっと酔っぱらったりもしつつ楽しかった。帰りは渋谷まで来てくれた。

コメント

サックス先生の本

2019年03月07日 | 読書メモ


3月はじめの週。

庭の沈丁花が満開で、空気は甘い匂い。
クリローも次々咲いて、枯れてた庭が正気を取り戻してる。
月曜と、水曜夜は雨。一雨ごとに緑が増える。

にゃんこたちは変わりなし。
このところ毎朝、ビーが肩から顔の上にいて、肩が痛くて、鼻と口はビーのあごでふさがれて目が覚める。
メルカゾールを減らしてから、ちょっと大声で鳴くようになってはいるけど、本人がつらそうなことはないし下痢もないから、このままでいいと思う。

--------

サックス先生の本が隅々まで面白い。訳注まで読みごたえ充分。今年はたくさん本を読み、メモっていこうと思う。

「レナードの朝」
流行性の脳炎にかかった患者たちが、ある夏、特効薬とされていた薬で何十年かぶりに一時的に目覚めるが、その後、様々な副作用に見舞われる、症例がまとめてある。同じ病でも人によって症状が全然違っていて、病の過酷さ、人の脳の複雑さ、わからなさ、ふしぎさ、人間とはどういうものか、に近づいていく。
著者で神経科医のサックスは、医師としての腕前や洞察力、幅広い知性はもちろん、人間への敬意、愛情に溢れていて、魅力的。過酷な状況の中でこの人自身が救いだったように思える。
まだ半分くらい。

「色のない島へ」
こちらは、サックスがミクロネシアの島々に出かけ、一つの島内に多く発症する難病を調査する。私たちが見ると島はほとんど緑色だけど、色盲の島民たちは、同じ緑も光り具合、濃淡などで違って見える。視覚だけではなく、手触りや匂いなど、五官を使って考える。

人間への愛情と同じように、島の自然に対しても愛情があふれ、島の地形や生態系、歴史まで掘り下げていく。ダーウィンやメルヴィル、クック船長、コペルニクスにヴィトゲンシュタインなどなど、先人たちの足跡や言葉も織り交ぜて。やたら好まれるスパムと、太平洋の島の食人習慣の話も面白い。

グアムの一番美しいビーチは、スペインの宣教師や大戦時の日本兵に住民を虐殺されて占領されて、その後は米軍の基地になってもともとのチャモロ人は入ることもできない。
グアムは外来種のきのぼりヘビが鳥という鳥を食べて、鳥の声がしない。

グアムとロタの話は、ソテツの話で、ソテツには、脳神経を壊す毒素があるらしくて、日本に占領されて食べ物がソテツくらいしかなかったチャモロ人は、ソテツを食べて脳炎になった人が多くいた、けど、わかっていないことも多い。

調査の途中で釣りやシュノーケルに出かけるサックス先生。グアムでは一日の大半泳いでる、という女性と海に潜って珊瑚を眺める。大量のナマコすら、サックス先生は愛情をこめて見ている。ダーウィンですら、ナマコをディスってたけど。

ソテツは恐竜時代から生き残ってる植物で、ロタ島のソテツの森は人類誕生前の風景を感じることができるのに、日本人がゴルフ場を建設するため森を破壊してるそうで、、原生林がなくなると地下のリーフに酸性の雨が流れて珊瑚が死んで生態系が崩れてしまう。(ナマコの大発生は珊瑚の死と関係がある)
こんなの、大戦時の日本人とやってること変わらないじゃんね。
無知は罪だ。

コメント

ビーの3月はじめ通院

2019年03月04日 | 猫トーク



4日、月曜日も雨。
お昼に、ビーの通院。ビーはすっかり元気で食欲モリモリ、いつもどおりなので何の心配もないけど、ステロイド2日に1回にして2週間目の経過を見てもらうため。

体重が2.94に増えたので、先生も「良かった、という印象」
たまにゆるうんするのと、今日の触診もちょっと柔い感じらしいので、あと3週間は2日に1回を続けることになった。

ステロイドが腸管や腸粘膜の全体に効いてると思う、ステロイドによる不自然な多食でお腹にご飯がたまってることもなく、ちゃんと消化されて全体に脂肪が戻ってる、というような話。
(もっときちんとした言葉を使ってた)

鼻炎が急に悪化するようなことがあったら、連れてきてね、とのこと。そんなことはないであろう。

ビーは今日も元気にニャーニャー、病院に行く道すがらも、待合室でもよく鳴いてた。
診察中は、今日は先生にお耳の中をきれにい拭いてもらって、さすがに気持ちよかったみたいで大人しくじっとしてたけど、終わると「もうかえゆわ!」と診察台から棚に逃げようとした。

昔は、通院でニャーニャー鳴くのは怖くて鳴いてると思って申し訳なかったけど、今は怖いわけじゃないけど、ただ「やだ!行きたくない!」という感じ。私も申し訳ない気持ちに全然ならない。
待合室でかごに両手入れてなでなでしてると落ち着く。

殿は、部屋で私と二人でいたら、私の横に来てドゥルルルと体を鳴らしていた。私のハラムネの上にのっけたら、しばらくいてくれた。もうフミフミはしてくれないけどね。18歳なんだから、赤ちゃんを卒業するのもむりない。

銀スプカリカリに続いて、懐石ゼッピンもけっこう食べてくれるようになった。
あんなに食べてたサーモンとササミをちょっとしか食べなくなったので、今日はエナジーちゅーるを指ご飯したらよく食べた。指を入れやすいようにちょっと口を開けてた。
指ご飯されてるときは、赤ちゃんみたいにかわいい。

あと、去年より、唾のにおいがくさくなくなった。お水をよく飲むようになって、腎臓の調子は良さそう。


-------

「レナードの朝」「色のない島へ」のサックス二本立てに「天然知能」も届いて三冊を並読中。
コメント

ヨコスカへ

2019年03月04日 | 日々のこと

くるしゅうないぞ

2月は月末が短くてサクッと3月。1日の土曜は、やっと横須賀に帰れた。年末から殿とビーの体調が整わなくて、なかなか帰れなかった。2月の後半になって、二人とも元気な日がつづくようになったので、今度こそ帰ろうと、実家に連絡しておいた。

が、この週末はまたちょっとビミョーで、金土の明け方?に殿が盛大に吐いたみたいで、日曜は急いで病院にセレニアを買いに行った。
すぐ飲ませたけど、吸収前にまた吐いちゃった。

ビーも日曜の朝は、ご飯の後で吐きもどし。

土曜は天気良くて暖かかったけど、日曜は朝から雨で気温も低くて、私もボワボワの耳鳴りするし体も重い。殿には前日セレニア飲ませるべきだったのに、きれてた。反省。

二人ともンチの調子はいいけど吐いたので、気合い入れ直してご飯チェックしないとね。

体重は変わってないから良かった。
--------


横須賀は、2時頃に着。
U駅はうららかな春の日射し。日陰が、東京の
日陰に比べると2℃くらい暖かい。花の広場は小さい河津桜が満開をすぎて、菜の花畑が満開。
桜はほかの種類がこれから咲く。

芽吹きも、山アジサイやイチゴみたいな花の咲く木はもう始まっていた。シダのフサフサした新芽も出てた。

ママがフキを探してたけどまだほとんどなかった、けど、フキノトウを3つ見つけていた。
ツクシ谷のツクシも、クレソンもまだで、春はこれから。

お弁当食べる場所を探してるうちに海に出た。H川丸のおばあちゃんに網戸ごしに会って、海苔をもらった。網戸が開けられないのは猫がいるからで、濃いグレーのきれいな猫がいた。


潮干狩りスポット近くの岩の上
トンビは降りてこなかった

岩の上はあったかくておにぎりが美味しかった。海の青が濃くて、よく澄んでたけど魚は全然見えず。

レストハウスまで歩き、ソフトクリーム。さらにT浜まで行って足だけ海に入った。
橋の上から見ても、小さいフグが少しいるだけ。


T浜につくころには日がかげってた


潮はけっこう冷たい

フグがちょっといるだけ


家の近くの小川、梅も咲いてる

家の庭は、沈丁花が満開で、緋桜が咲きはじめていた。ベビーリーフ、ルッコラがたくさんあって、えんどうも立派な苗がいくつかあって白い花が咲いてた。

夕食に、さっそくフキノトウの天ぷら。春の味。初めて食べる長芋の天ぷらも美味しかった。ちょうどひな祭りなので、チラシ寿司と貝のお吸い物も。



パパもママも元気で良かった。
パパは月曜日から働きに出るそうな。ママの腰も去年に比べたらだいぶいいみたい。
タバコはふつうに復活していた。

--------

金曜に鐘が鳴ったとこだったので、夜までお腹痛かった。

朝方、うつぶせで寝てて目が覚めて、下腹部が重くて苦しくて動けない、と思ったら尻の上にモンちゃんが乗っていた。

コメント