なぎのあとさき

日記です。

シルバーウィーク

2021年09月28日 | 日々のこと


こうして見るとだいぶ大きくなったマオちゃん

シオ対応なのは変わらないけど、なにしろ顔が、顔が可愛いのでシオでも何でも可愛いあたち


あまくみにゃいで!


あいつはおこちゃまだから、きにゃがにやるんだにゃ!


ホトトギス満開

シルバーウィークは忙しかった。
月曜日は前の日記の海。
火曜日はTの仕事が終わった深夜12時すぎ、散歩に出て河原の公園で満月を見た。高くのぼった仲秋の月は光が強くて、月の周りの薄い雲に丸い虹?彩雲が出ていた。晴れ渡ったり、雲がかかったり、いろんな顔を見せた仲秋の名月。

水曜日は新宿にて、最後に残ってた挨拶まわりを終え、Mさんと二人で西新宿をぶらっとし、喫茶店で食べたかぼちゃのプリンと焼きリンゴがたいそう美味で、こういうの嬉しいねー、としみじみ。



とらぬ狸なんだけど来年の展望を話してるうちになぜか二人とも笑いが止まらなくて意味不明。「キープしてプールしてペイしてバックして」とか私たち何いってんの。
家に戻ると、新宿ぶらついてる場合じゃなかった、、というメールが来ていた。

木曜は海。
晴れてて暑くて、Cが車を止めに行ってる間は水着のまま海に入って、浮かんで見る空が青くて、ツクツク鳴いて、夏や。


ギラギラ~

2ラウンド目、下ラッシュ上タッパーで岩まで。濁っていて魚はあまり見えず。岩に久しぶりに上陸。マダムもやってきて少し話した。いまだに私たちを覚えてはいない。
岩から戻るときにCはギンカクラゲを見てさっさと上がっていた。
帰りも車取りに行ったりで遅くなり、お寺は行けず。葉山の道の駅のコロッケを買う。

金曜は見積書作りをしてから、15時すぎにそっと家を出て河原へ。Hぐみの面々は先月ズームで何人か顔は見たけど、集まるのはお花見以来。夏のような日差しの中を下流のほうに歩いていくと、すでに飲んでるみんながいて、かけつけビール。今回は年齢層高めの9人ほど。
途中、トイレから戻ってきたHさんが、遠くから見るとなんかすごくいい、家族みたい、といってた。
家族みたいなメンツだったのでHさんに猫の具合を聞いたら、強制給餌も吐き出すようになって食べるものが減っているそうで、会の間も気が気じゃなかっただろう、どうか盛り返してご飯を食べてくれますように。
いろんな猫やカメ、魚、○山田氏、Mちゃんとは川やキンモクセイの話など、みんなとたくさん話してあっとゆーまに日が暮れた。楽しくて酒がまわって帰ってぐったり。
夜、謎の雨が降り、気温がさがった。

土曜日はブドウを買って横須賀へ。
潮干狩りポイントに直行したらすでに満ちてきていた。お弁当を食べてから、Tは執念でアサリをいくつか見つけて、名人のママはすでにお土産分くらい採っていた。私は磯のみなさんとふれ合っただけ。
大きい貝もあったけど、3~5ミリくらいのベイビーアサリがたくさんいて、小さいけどちゃんとアサリの形をして可愛らしい、もちろんベイビーは砂に戻す。



K崎は謎の時化で泳ぐのはムリかー、と思ったけど、T浜まで出たらわりと凪いでいて、橋の上からはイワシの大群が見えた。ならば、とパパにシュノーケルを届けてもらって橋の下で潜ってみたけど魚影はほとんどなし。小さい可愛いメバルがいた。



いったん帰ってひとっぷろ浴びて山にも少し。


コスモス満開


ジンジャーも満開

ジンジャーはママが家じゅうに生けていて、とてもいい香りがしていた。

夜はご馳走。近所の人がスダチのお礼にくれたというメバルの唐揚げ、真鯛の中華風サラダ、角煮など。



実家は物々交換がさかんで、頂き物のマドレーヌやらとうもろこしやら、私にもいろいろお裾分け。北海道から来たほやの塩辛だけは、みんなに不評。

日曜も謎の雨。
謎というのは、前線もないし低気圧も離れてるのになんなん?ていう。
ぶきみな16号もまだ遠く。
例によって、逗子インターは通行止めなので手前で降りて追浜経由で葉山に出て、駐車場が封鎖なので離れた民間駐車場に停めに行く、というひとくだり。

小雨が降っていてテンションは上がらなかったけど、潮はぬるいのでウエット着て岩を一周。Cは寒いといって入らなかったので、一人で。
潮はまあまあ澄んでクロダイ、大きいメジナ、イサキ、黒っぽくなったソラ、ベラ、黒のチョウチョウウオ、ゴンズイ。
浅いところでは大きいボラが跳ねていた。

この日も遅くなって直帰。
日没がもう5時半だなんて聞かなかったことにしよう。

Cは泳ぎもしないで、マーロウのプリン、道の駅のコロッケ10こと栗まんじゅう、ヴィゴのパン山ほどなど食料を爆買い。

マーロウのカボチャプリン、カボチャカボチャしてるけどカボチャくささはなくて美味しかった。自分でカラメルソースを多めに作ってひたひたにかけて食べた。
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仲秋つれづれ

2021年09月21日 | 日々のこと


真夏に雨が多かったせいでバラは葉っぱが残り少なくて切っていいのか迷ってたけど、小山内さんのYouTubeを見たら葉っぱなくても大丈夫、切ってよし!とこのとなので、私もバラの夏剪定を思い切りしてみた。本当は9月上旬までがいいらしいけど、一度秋バラが揃って咲くのを見てみたい。これまで夏剪定を意識してやったことなかった。つぼみがつけば咲かせていた。
剪定は1日ですべての枝に入れるので、ヘトヘトに疲れた。
切って、少ししたらリキダスと液肥、新芽が出たら芽薬をあげる。


切ったバラはビーのお供え花に


ヴァネッサ ベルは茎が細いわりにに丈夫で花芽が次々出て来て、どんどんツポミがつく


新苗なのについつい咲かせたレイニーブルー

伸び放題の宿根草の切り戻しもした。梅雨を乗り越えた草花も、8月の長雨に消えた方たちがけっこうあった。セントランサスや、アルケミラモリス、フロックスなど。


ユーパトリウムとホトトギスは爆増え中。グレコマも伸び放題。
草の整理してたらあっとゆーまに45リットルゴミ袋がいっぱい。


いいてんきにゃー

庭仕事中、モンちゃんは塀際の日陰で監督然として、私を見守っていた。
私がブタクサを摘むとすかさず日陰から出てくる。

マオちゃんは、私とモンちゃんが外にいるのが気になるのか網戸によじのぼり。高いとこまでのぼれたのが楽しかったみたいで、その日は夜も何度かよじ登っていた。
あたちのぼれるにょー!
モンチみたい。

しかしモンチは名前を呼ぶだけで身をくねっくねっとよじらせて喜んでたものだが、マオちゃんは呼んでもつーん!と無視。せめて自分の名前くらいわかってほしくて、マオマオ~と日に何度も呼んでいる。つん!

殿ビーに比べるとゆとり世代?というモンマオちゃんだが、モンちゃんは自分の名前はちゃんとわかっている。
草を食べてウン切れがわるくてトイレの外にンチを落としてそのまま立ち去ろうとしたモンちゃんに、T「モンちゃん!ンチ落としてんじゃん!」
モンちゃん、(あ、これね、すんません)と戻ってきて砂をざっざっとトイレの外にかけようとし、
T「モンちゃん!いいよいいよ、かたづけるから」
モンちゃん、すぐにざっの手を止め、(そお、んじゃよろしく~)と立ち去った。

今年は宿根草を秋植えしてみたいけど、スペースを作るにはまだまだ整理しないと。
蚊はまだいるんだけど、今年は蚊の音が聞こえない。モスキート音が聞こえなくなった?刺されてから、あ、いたんだ。

9月も気付けは下旬。
富士山が冠雪したのに台風が九州あたりにちょろっと上陸。昨今の異常気象を思えば、〈富士山が冠雪したら台風が(8割がた)上陸しない〉説をあてにはしないけど、この話聞いてから今まで本当に上陸していないし今回も関東に来る前には温帯低気圧に変わっていた。富士山が見える圏内には上陸していない。とか思ってたら富士山の冠雪は溶けたんだそうだ。溶けることもあるんだ、なんでもありやな。

ワクチン2度目が終わり、副反応を覚悟してたのに何ともなかった。ちょっと節々が痛いような?なんかぼーっとするような?って思ったけどたぶん気のせい。50くらいが副反応出る出ないの境目のようだが、全く出ないというのも、なんとも。
Tはモデルナで、次の日は派手に風邪の症状出ていた。

まあ、これで重症化リスクはないだろうから気がらくに。Eちゃんは化粧品アレルギーでひっかかって打てていない。
そういう人も多いんだろーな。

先週はアンカーのスピーカーが届いてSpotifyでいろんな音楽を聞きまくっていた。
最近のヘビロテは、マーヴィン ゲイ、
フェラ クティ、サン ラのベースラジオ。JAZZがどんどん好きになってきた。
邦楽はスタッツとかレイ ハラカミとかブダモンクとか。

それと、Cくんの新作小説が届いて2回読んだ。相当な読みにくい小説だけど面白かった。まじめに感想を書いて送ったらとても喜んでいた。

Cからはシャインマスカットと巨峰が届いて初ぶどう。うまし。

まだタンクトップでいけなくもない夜、真夏にやりそびれた花火をした。いい年齢の大人二人でも楽しくて、特に緑、ピンクに光る花火がきれいで大袋ぜんぶ、ろうそくの火がすぐ消えて何度も点けなおしつつ

河原は雨の次の日には澄んでいる。9月下旬でも28℃くらいあれば入れるので、水陸両用の服で行くべし。
魚がいっぱいいて、川べりからでもメダカのようなチビッ子群から、小型、中型、大きいのまで群が見えてキラキラキラキラ。



日曜日、温帯低気圧が去ったあと

月曜日。海は、台風の後だからか濁っていた、が、手のひらサイズのイカ2匹が私の顔の前に現れ、私のほうをじーっと見る。体を折り曲げたり、足を開いたり、閉じたり、2匹でシンクロしたりするのを追いかけて、しばらく一緒に泳いだ。
体は明るい山吹色~オレンジ色に光っていて、潮が濁って周りが見えなくてもイカだけははっきり見えた。

潮温はあまり高くなくて、イカを追ってるうちに冷えた。
浅いところでボラがよく跳ねた。
一度上がってラッシュガードの上にタッパーも着て、浅いところで少し泳いだ。

日が沈むにつれて富士山がはっきりした。Cが車を取りに行ってる間、一人で夕暮れの水面と空を見てる時間も至福。スマホは海に持って出ないので写真はとれない。


車がきて、荷物積んだあとに道路から撮った一枚

帰り道、ミニスでほぼほぼ満月の月の出、逗子のカーブで振り返ると夜の海が月影に照らされていた。
西の空には金星が大きく、東に向かって土星、木星、月。
仲秋の明るい月だった。
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誕生日見直し

2021年09月13日 | 日々のこと


にゃつはおわってにゃいぜ
つくつくぼうしだってないてる

ビーの命日である10日は久しぶりに晴れて夏が戻り、30℃越えの真夏日になった。


お花は秋色。



マオちゃんの誕生日をこの日にしようとしてたけど、ビーをじっくり思うのと、マオちゃんを祝うことを1日でするのは無理があると当日になって気付き、マオちゃんの誕生日は見直し。
やっぱりビーの誕生日の8月31日にしようかな。

マオちゃんをビーの生まれかわりというのもかなり無理がある。
バイブスがビーはどーん、ばーん、としてて、マオちゃんはチャカチャカ、ぱきーん!

どーん、ばほーんな感じは、むしろモンちゃんが近い。ひとつも緊張のない、信頼しきった感じ。
マオちゃんもその域にきたら、そうなるかもわからない。

だいたいその日は仕事もあって新宿の先まで行ってて、1日ゆっくりビーを思ってられるわけでもなかった。ただ久しぶりに太陽が出て夏が戻った、と同時にそこらじゅうでキンモクセイが香りはじめて私はいい気分だった、というのはビーが天国で楽しくやってるしるしである。ネズミや魚の精霊たちを追いかけたり、殿と寄り添ったり、狛江の猫たちとも再開して

ビーの保護主、つまりモンチとモンちゃんの保護主でもあるOねーさんも、今は天国にいるので可愛がってもらっているであろう。
(私はOねーさんがこの世を去ったことことを知らなくて、新猫探しのときに久しぶりにFacebookを見て、親戚の方の上げた記事を見て知ったのだった。病気があったことは知っていたけど驚いた。
最後に会ったのはモンちゃんを引き取りに行った時で、もう5年前か。その後もねーさんはビーの同期猫や、ほかの猫たちが旅立つと私にLINEをくれてたけど、いつからか途絶えていた。そのだいぶ前から、ねーさんは新しい猫を自分では迎えなくなっていた。一人で何匹も送っていたねーさんは病に疲れた頃、早く自分もみんなのとこにいきたい、といってた気がする。
会えばいつも一緒によく笑った、猫の話で)

ビーにはお花のほかに好物のナマリを買ってきて、モンちゃん、マオちゃんにふるまった。
マオちゃんはナマリ初めてで、ぶきみがって食べなくて、モンちゃんがぜんぶ食べた。久しぶりで、一口食べたら「あー、これこれ、うまいんだよにゃ」と美味しそうにばくばく。

一年前はこの寂しさに慣れる日が来るとは思えなかったけど、一年経った今、寂しいとは思わない。私はいつもビーに包まれてる気がしているし、モンちゃんマオちゃんがいて、花が咲いて鳥が渡り月が出るから。

そういえば2週間くらい経つけどリーペリーが宇宙へお還りになった。宇宙のバイブスが上がってビーたちはますます楽しくなるだろう。


マオちゃん、エキナセアをちゃいちゃいして、風車みたいにぐるぐる回している。メルヘンすぎるやろ~。

リンゴが今年はとぎれない。小さめで安い品種がいろいろある。スムージーに入れるのにちょうどいい。


まだまだ咲いてる庭のエキナセア

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土曜日は3週間ぶりにCと海へ。
今回の第5波は患者数も忙しさもこれまでの比じゃなかったそうで疲れていた。

潮きれいに澄んだ。冷たくない。岩陰から大きいシマダイが出て来て続いて同じくらい顔の大きい白っぽいまだらの魚が出て来て、体がいつまでも続いてウツボだった。大きい体をうねうねさせていた。一度顔を上げて私を睨んできた。

チヌも多くて兄さんの息子たちも兄さんのようにふるまっていた。
タカノハ、フグ、ソラ、大きいイワシの群。
まつりですか?というくらいゴンズイもいた。

またしてもシュノーケルがなくなってたので、Cにときどきゴーグルだけ借りて潜った。

浅いところではボラがあちこちで跳ねていた。潜って見たら大群がいた。追いかけて一緒に泳いだ。

Cが車を取りに行ってる間一人海と空を眺めてて、日が入ってすぐ富士山の周りの空が文字通りの赤になった。鮮血のような赤。すぐ暗くなった。
つるべ落とし。
にじんだ三日月、この月が太ったら仲秋だ。
お寺でストレッチ。

帰り、都筑でもキンモクセイが満開だった。多少寒くてもあれだけ香る花なので、気温も湿度もあるこの日の匂いようったらなかった。あまーい!

今年は例年より25日早く、もう富士山が冠雪。これで台風の心配がだいぶ減った。
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1年

2021年09月10日 | 日々のこと


よーしよし


いーこいーこ


よーしよしよし

水陸両用のワンマイルウエアを揃えよう!とサーフパンツなど注文したらいきなり涼しくなってしまった。
サーフパンツは2回ポチってたみたいで同じのが2枚届いた。

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近所のとんかつ屋の話。
チェーン店でとんかつ自体は美味しいんだけど、付け合わせの漬物2種、赤だし、キャベツのドレッシングすべてが甘酸っぱい。単品で頼んだアジフライのタルタルも甘酸っぱい。アジフライは醤油派なんだが、醤油がテーブルにない。
だいたいとんかつのソースも甘酸っぱいので、すべてが甘酸っぱいのだった。
同じチェーンでも和幸なんかだと、漬物はきゅうりやナスで塩味だし、味噌汁はしじみ汁で塩味が効いてる。とんかつの付け合わせには塩味がほしい、胡麻はいいから。いき届いているようで残念
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9月10日、一年が経つ。
今年はプルーストの生誕150年だそうで、文芸誌で特集が組まれたりして、《眠るアルベルチーヌの胸に手を置いて、上下に波打っているのを感じる》場面を読んで、いつもそうしてビーの体に手を置いていた感覚がパッと蘇る。
その頃の《私》は、心情的にはアルベルチーヌに憂いていて、そこは全く反しているが、物理的な描写になると読みながらいつもアルベルチーヌにビーを重ねていたので、文章自体が記憶のトリガーになってるみたい。
心情の部分にしても、語り手はこんなこといってるけど、私はこうだ!といちいちつっかかって読んでいたので読書の時間が濃かった。
前半部分は河原で読むことが多かったけど、アルベルチーヌと部屋で過ごす《囚われの女》はずっと部屋で、ビーのそばで読んでいた。《逃げ去る女》に入った頃、ビーは空へと逃げ去っていた。
一年前、夕方の風に初めて秋を感じた日だった。
今年は、9月1日から秋らしかった。残暑の戻りが伸び伸びで、9日の今日も雨。明日は晴れるだろうか。
ビーは天国で楽しくやってるかな。

そして、9月10日はマオちゃん1歳の誕生日でもある。
マオちゃん1歳おめでとう!元気いっぱいで誕生日を迎えられたことに、万物のすべてと猫神様に感謝。

8月の終わり~9月のはじめが誕生日と聞いていて、ビーの誕生日8月31日と迷って、生まれかわりの可能性は捨てられずに9月10日に設定。マオちゃんの年齢とビーの天国年齢は同い年。

1歳になったマオちゃん、まだまだ子どもらしく、フルスロットルでよく遊ぶ。さんざん走り回っても息が切れない。
体重は4キロ弱で成長途上。ご飯にガツガツはしてないけど、よく食べて、少しずつ大きくなっている。

好物はよくわからないけど、ロイカナのレトルトが好きなのと、鶏肉も魚も何でも食べる。

子猫カリカリは卒業し、今はモンちゃんにつきあってダイエットカリカリが標準食。といっても半分は、モンちゃんの好きなゼッピンや銀スプを混ぜたもの。おかかふりかけも2ぴきとも好き。

お昼寝中のマオちゃんを見に行くと、目を開けて「ニャアオ」と、語尾を少し上げ気味で鳴くのが異常に可愛くて、キュン死させられそう。


洗って乾かしてた米びつにいつの間にか入ってたマオちゃん。
キュン死させられそう。

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天気が良くなくてコロナまっさかりの9月上旬、本はいろいろ読んでいた。
「東京の昔」は明治のはじめ頃、戦争に敗ける前の東京・本郷や銀座をぶらぶらしてる人の話で、自転車のブレーキを発明しても、量産して工場なんか作ったら忙しくて今の生活ができなくなるから困る、というようにお金にがっつかないのが当たり前で、人も町の空気ものんきで、いい。

「神戸・新神戸」はうって変わって戦時中の話で、神戸のホテルに身を寄せる邦人・外国人ともなりふり構わず生きようとするが、空襲でホテルが全焼して死体が山になっている。女性は身を売るのが当たり前だし、語り手も女に頼まれて子どもの種付けをするなどカオスなのだが、出てくる人は生き生きしていた。

「キャ◯テンサンダーボルト」一気読み。イーストウッドのサンダーボルトが久しぶりに観たくなったけど、dvd行方不明。捨てたかな。
二人の主人公はそれぞれ今の自分にうんざり、小学校の自分に合わせる顔がない。が、あるのかないのか分からない宝を目指して、銀髪の怪人を出し抜きながら進んでいく。二人に同行してる黒いカーリー犬の扱いが素晴らしい。映画館で老婆にもらうご飯が、わざわざオーガニックフードであると書かれていて好感がもてる。犬の表情から推察される犬のおしゃべりも秀逸で、ここぞという時に活躍してかっこいい。

「追い◯かれた者たち」これも止まらず一気読み。中上のようなクーリンチェのような、やり場のない若さ。登場人物の誰一人として共感できないし、こんなふうに人はしゃべらないだろう、という語りが長いのだが、読ませる!圧倒的。
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もうひとつの夏

2021年09月02日 | 日々のこと


ここだけはゆずれにゃい

キャットハウスの上の段がお気に入りのモンちゃんは、マオちゃんがそこにいるとマオちゃんに降りてもらうため、下の段に入ってごそごそ音をたてたり、その辺のオモチャをちゃいっとしてマオちゃんの気を引く。
マオちゃんは気になって、たやすく上の段から降りる。するとモンちゃんはしらっこい顔で、上の段にぴょん。
モンちゃん、先を見越して頭を使うんだから、賢い子。
伊達に殿ビーの弟やってない。
しかも無理やり押しのけて蹴り落としたりせず、もめずに丸くおさめる。

マオちゃんは上の段をとられたことに気づきもしないし固執もない。
オモチャに飛び付いた時点で過去のことは頭にない。また上の段に乗りたくなったら、新たな気持ちで遠慮なくぴょんして、モンちゃんを押しのけようとする。

そもそも、モンちゃんがマオちゃんをなめてあげるのも、高まって落ちつかないマオちゃんをなだめているようで、ただ気ままになめてるのではなく、意味のある行動に見える。モンちゃん、平和主義で争いを好まないみたい。

モンちゃん、いいお兄ちゃんになったし、一手先を読む賢い猫になった。ビーは3、4手先を読んでたけどね。

こないだ読んだ「火星の‥」の動物学者が、遊んだり話しかけたり刺激を与えて育てた豚は明るい性格になる、といってた。

マオちゃんはどんな子になっていくんだろう。今のところ、ツンデレぶりが突出してる。殿はかっこつけデレでツンではないもんね。

マオちゃんは疲れ知らずでさんざん一緒に遊び倒した後でも、マオちゃん、と呼ぶと、ツン!


あまくみにゃいで!

あまく見るわけないよ。キジの女の子は私の知る生き物でヒエラルキーのトップですから。


あたちはモンにーたんがいればいいにょ


にーたんといるとあんちん!


たくまちいせなかにゃの


かーちゃんのうでもたくまちいにゃ

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9月に入った日は朝から雨で、止んだらなんとも涼しいのね。道行く人は長袖なんか着てるのね。夜の空気がしんしんとしてるのね。

仕事はやっと落ち着いてきて家作業に戻ってきて、仕事前にTSUTAYAカフェぶらぶらして本見て歩いたり、公園で本読んだりできて、仕事の後はプールで泳いで、そのままチャリでOKまで買い物に行ったり。体を動かしてると仕事にまつわる雑念が徐々に消えていい。特に坂道をびゅーんとチャリで飛ばすと雑念も飛んでく。いつもと違う大きいスーパーに行くのも気分転換になる。これもととのい。

前までは、やらされてる感がハンパなかったとMさんがいってたけど、今は二人で自らやらなくちゃ、で仕事していて、後者のほうが責任はあるけどストレスは少ない。

しゃちょーの病気は進行が早くてもう起き上がることはおろか話すことも、LINEをうつこともできない。脳からの命令が筋肉に届かなくなる難病で、考えることはできてもコミュニケーションをとれないので、仕事の引き継ぎもまともにできず、PCのデータを見ながら手探りでやってきた。もともとしゃちょーは秘密主義なので必要な情報も隠されてたし、パスワードやら何やら分からなくて大変だった。6月の終わりに急な閉鎖が決まって2ヶ月、今は新会社の社名も定着してきて、クライアントさんも皆継続してくれている。 もともと制作は私とMさんでやっていたので、制作面に不安はない。

しゃちょーは自分から何も発することができないのは、想像を絶する辛さだろう。人の話聞くより自分の話したい人だったから。この病は鬱や認知を併発すると言われてるけど、あの状態で鬱にならないほうが難しそうだ。神経系の病気になるとアイデンティティを一から再構築して適応していくとサックス先生がいってたけど、コロナにも適応できてなかった人がどんな気持ちでいるのか、全くわからない。
家族以外、会いたくないかもしれない。家族だけは、一緒にいて自分から何も言わなくてもいい、気にならない存在だ。空気のような存在って、いざというとき本当に大切だ。
しゃちょーは家族に恵まれている人なので良かった。

しゃちょーがそんな辛い状況なので、しゃちょーの経費使い込みの記録を見ても、あらゆる嘘が分かっても、私たちは見てみぬふりをして残務処理を笑顔でこなした。こなしながら、嘘ついたりなんでも秘密にしたりって、よくないなーと何度も思った。悪い気が滞る。急に動けなくなって周囲の人にいろいろ知られて、居心地もわるかろう。わるいところばかりの人ではないんだけどね。外部スタッフKちゃんは騙されやすくていいところを拡大するのでしゃちょー大好きだし、パートナーのMさんは元々しゃちょー大嫌いだし、その狭間にいていろいろなことを思う夏でもあった。
私は好きも嫌いもなく、長いことつながりのある人が、日に日に弱っていくのを見るのはいやで、会った日は複雑な思いでどっと疲れた。わーわーやりあってた頃が懐かしい。
もう少し時がたてば仕事を残してくれたことに感謝して、いいところだけ思い出せるようになるであろう。

私とMさんは何でもオープンにして嘘はつかないでいようと言っている。風通しのいい流れを作って、悪い気がたまらないように。
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猛暑の戻り

2021年09月01日 | 日々のこと


サルスベリは暑ければ暑いほどきれいに咲く


エキナセア チェリーフラフ


ボックセージも真夏が得意みたいだけど、花は小さくなってる



おれもなつがとくいなんだ
あー、いいかんじにゃ!


あたまだけ、ひかげにはいるのにゃ!おれってかちこにゃ

日陰にずるずる入り、35℃の外に1時間くらいいたたモンちゃん。戻ってきたモンちゃんの毛皮はひんやり。涼しいところを見つけたんだね。

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8月31日はビーたま誕生日。20歳のプレゼントをもらってから1年。これからもずっとめでたい日。


おねえちゃん、すてきなねこにゃんだって

ビーのことを思いながら、なでなできるマオちゃんがいて、ありがたい。

あたちもすてきよ!

マオちゃんが胸に乗っかって、あごの裏を見ていると、ビーのあごの角度や、食べカスがいっぱいくっついてたことを思い出す。

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実家に泊まって次の日は、9時半には家を出てT浜に向かう途中の橋の手前で泳いでみることに。
白砂で水もきれいだけど、駐車場がないせいか、昔から泳いでる人は少ない。駐車場がないと団体さんが来ないので、のどかでいい感じ。

初めて泳ぐ場所なので、凪でも慎重に、まずはボード片手に地形調査。ほどよく岩場あり、アマモの森ありで生き物が住みやすそう。
クロダイの子ども、大きいボラたち、大きいイワシ群、タナゴ群、ベラやキュウセン、大きいガザミもいた。ちっこい水クラゲも少々。

泳いでは上がって休み、お弁当を食べてまた泳いで、とやってたら、イカがにも会えた!イカはタナゴをくわえこんでのご飯中で、近くでじいっと見ていても逃げなかった。ご飯で忙しくて、私のことは気にせず、体の色は紫っぽいままだった。

ボラとはしばらく一緒に同じところをぐるぐる。わりとすぐに深いけど、澄んでいて底が見えるので怖い感じもなく、泳ぎまわった。

2日連続の海、パパママはきついかな、と思ったけど2日目のほうがよく泳いでいた。
いつの間にかパパがいない、と思ったら、タバコを買いに行っていた。腰が痛い、疲れたって言ってても、タバコ買いに行く時だけは元気なんだそう。
その後も折り畳みの椅子やら氷やら取りに行ったりして元気。
海でもぼーっとはできない性分みたいでずっとYouTube聞いてた。パパがスマホばっかり見てるのが、ママはイラつくらしい。ママも前の日より元気で2回海に入っていた。海に入れば身体からすーっと熱が抜けるので熱中症の心配がない。

サップヨガやってるおじさんがいて、この辺でそんなオシャレな人珍しーと思ってたら、後で、「この辺はいいところでしょう」と、声をかけられた。近所の人ではなかったけど、サップで海の上から家のほうまで帰れるらしい。サーフとヨガやってたら78歳でも背筋ぴんとして筋肉ついて若々しかった。おじーさんに見えない。

T浜は潮目が変わるところがあって毎年流される人がいるから気をつけて、といってた。噂はほんとだったのか。潮の変わり目は、水面をよく見ればわかる。

1時頃まで泳いで気がすんで、シャワー浴びてから帰宅。海辺の空気とは別れがたかった。東京の空気は暑いだけだからな。
8月をやっと堪能できた週末だった。

仕事もテレワークだし、猫も若くて通院ないし、夏は横須賀に住むのもアリじゃね?
留守中、Tは猫の世話も掃除も完璧にやってくれていた。

早めに戻ったのは17時からズームのイベントがあったからで、1時間の予定だったけど、ズームの制限時間の40分を2回延長したくらいから飲み会になり、3時間以上つづいた。早く会って飲みたいな。

実家にたくさん生ってたスダチで、はやりのスダチそうめんを作ってみた。美味しかった、これが。

月曜も休みで猛暑、3時頃に河原へ。
浅いとこに鮮烈な赤の幼虫がうようよ、わーキモ!わーキモ!とひとりごち。調べたらユスリカの幼虫っぽいけど、すごい赤なんだもん。

虫からなるべく離れて、浮かんだ。海とは比べられないけど、多摩川も気持ちいい。川の上の空気はきれいだし。

いつでもザブンできるよう、夏のワンマイルウエアはすべて水陸両用にしておきたい。

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「結婚式のメンバー」読了。
◯緑色をした気の触れた夏の出来事で、フランキーはその時12歳だった。

メイドのベニレス、いとこの男の子ジョン ヘンリーと過ごす何も起こらない台所。ベニレスはなかなかいい女たまけどフランキーにはそんなのわからないし、ジョンはアホの子。父親は存在感なし。
12歳の少女から見た世界は、いいことなんて全然なくて、イライラするばかり。その小さな世界かぬけだそうともがくフランキーの思い。猿使い、兵士、結婚式。真夏の屋外でも読める本。
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