ビーはいつも呼べば造作もなく戻るから、
呼んでも姿が見えないとマジあせる。
10分くらいでもやたら長く感じる。
あの畑にトラバサミが仕掛けてあったら
とか、いろいろ考えてしまう。
少し前にもビーは、
洗濯物干すんで庭に出入りしてたら
私の足元をくぐりぬけて外に出た。
最初気づかないでいたら、
ビーは気づいてほしそうに窓の前に立っていた。
閉めだされると困るので。
私が気づくと、安心して走り出すのだった。
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海は、最近Cとはもっぱら葉山。
キンキンに冷たくなって、
いつまでも慣れない。
それでも気持ちいい。
太陽さえ出てれば。
お寺は、部活の子たちが半袖で
汗かいて走り回っていた。
上まで行ってもしばらく明るい。
今のCと私はいろんな意味で対象的。
逆の方へと進んでいるけど、
ときどき重なったりもする。
腹かかえて何度も笑ったけど
何を話したかまるで覚えてない。
何度か周りを見渡して「ここお寺だよね?」
鳥居の中の白い梅がついに咲いた。
江の島まで行ったけど
鐘が激しくて温泉はやめて帰る途中で、
やっぱり入れば良かった、と思った。
鐘は押して遊べ!
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1月の最終週は、
わりと暖かい日が続いて
アウターもダウンじゃなくてOKだった。
ニャンコたちも気温に敏感で、
外に出たがる。だっこしてお庭。
今年も1月は長かった。
如く5。
一人でカラオケに行って
遥の歌に「はるかー!」と
合いの手を入れる桐生ちゃんがかわいかった。
冴島の「ばかみたい」で
曽田地が何度も出てくると
笑っちゃって失敗する。
桐生ちゃんだと写真がかわいすぎて失敗する。
「延長だ」
(かに道楽にて)
秋「よく桐生さんが一人暮らしなんか許したよねぇ」
遥「はい。
社長が説得してくれたから。
それに」
「何?」
「少し離れて暮らした方が良かったんです」
「なんで」
「おじさん、
しょっちゅう飲みに行くんですよ、
キャバクラに」
「遥ちゃん、キャバクラ嫌いなの?」
「嫌いじゃないですけど」
「へー。
そうなんだ。
つまりヤキモチ?」
「違います!
たとえば、自分の父親がキャバクラ通いしてても、
嫌じゃないのかな」
「そう?」
「って、秋山さんに言っても無駄でした。
自分でも、
よく分からないんです」
「あの人への気持ちが?」
「秋山さんは、どうなんですか?
花さんと」
「ぶっ」
「まじめにおつきあいする気はないんですか?」
「まじめに?ハハハ。
んっ、この焼き蟹うまいよ」
「ホント、美味しい!」