なぎのあとさき

日記です。

梅咲く

2014年01月28日 | 日々のこと

ビーはいつも呼べば造作もなく戻るから、
呼んでも姿が見えないとマジあせる。
10分くらいでもやたら長く感じる。
あの畑にトラバサミが仕掛けてあったら
とか、いろいろ考えてしまう。

少し前にもビーは、
洗濯物干すんで庭に出入りしてたら
私の足元をくぐりぬけて外に出た。
最初気づかないでいたら、
ビーは気づいてほしそうに窓の前に立っていた。
閉めだされると困るので。
私が気づくと、安心して走り出すのだった。

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海は、最近Cとはもっぱら葉山。
キンキンに冷たくなって、
いつまでも慣れない。
それでも気持ちいい。
太陽さえ出てれば。

お寺は、部活の子たちが半袖で
汗かいて走り回っていた。
上まで行ってもしばらく明るい。
今のCと私はいろんな意味で対象的。
逆の方へと進んでいるけど、
ときどき重なったりもする。
腹かかえて何度も笑ったけど
何を話したかまるで覚えてない。
何度か周りを見渡して「ここお寺だよね?」

鳥居の中の白い梅がついに咲いた。

江の島まで行ったけど
鐘が激しくて温泉はやめて帰る途中で、
やっぱり入れば良かった、と思った。
鐘は押して遊べ!

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1月の最終週は、
わりと暖かい日が続いて
アウターもダウンじゃなくてOKだった。
ニャンコたちも気温に敏感で、
外に出たがる。だっこしてお庭。
今年も1月は長かった。

如く5。
一人でカラオケに行って
遥の歌に「はるかー!」と
合いの手を入れる桐生ちゃんがかわいかった。

冴島の「ばかみたい」で
曽田地が何度も出てくると
笑っちゃって失敗する。
桐生ちゃんだと写真がかわいすぎて失敗する。

「延長だ」

(かに道楽にて)

秋「よく桐生さんが一人暮らしなんか許したよねぇ」
遥「はい。
社長が説得してくれたから。
それに」
「何?」
「少し離れて暮らした方が良かったんです」
「なんで」
「おじさん、
しょっちゅう飲みに行くんですよ、
キャバクラに」
「遥ちゃん、キャバクラ嫌いなの?」
「嫌いじゃないですけど」
「へー。
そうなんだ。
つまりヤキモチ?」
「違います!
たとえば、自分の父親がキャバクラ通いしてても、
嫌じゃないのかな」
「そう?」
「って、秋山さんに言っても無駄でした。

自分でも、
よく分からないんです」
「あの人への気持ちが?」
「秋山さんは、どうなんですか?
花さんと」
「ぶっ」
「まじめにおつきあいする気はないんですか?」
「まじめに?ハハハ。
んっ、この焼き蟹うまいよ」
「ホント、美味しい!」

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大寒まわり

2014年01月23日 | 日々のこと

毎年のことだけど、
つるバラの踊りくるう枝を前に
途方にくれる今日この頃。
夾竹桃も思い切って
小さくすることにした。
ピンクゆきやなぎをよく見えるようにするため。
もう小さな新芽がいっぱい出てる。

鋸を片手に夾竹桃と格闘する間に、
和室の窓の鍵がかかってなかったらしく
窓を開けて殿ビーが外に。
「いえーい」と隣りの庭へ。

12℃を越えると暖かい。
庭仕事してて手がかじかむこともない。
遠くでビーの声が聞こえる。
ものすごいうなり声。
殿は隣りの隣りの庭で、
声のする方を見てる。

フェンスに巻きついた
つる雑草もやっとはがす。
作業中ときどき蝋梅がふわっと匂う。

ビーが姿の見えないところまで
行くのは久しぶりなので、
心配がつのり出す。
殿は先に家に戻った。
ビーの声がまた遠くで聞こえる。
ほかの猫に出くわしたみたい。
別の猫の声も聞こえる。
ビーの声は高くてかわいい。

夾竹桃をコンパクトにして、
鋸で腕の筋肉が疲れて、
部屋に戻って一服してたら
ビーがそそくさと戻った。怪我もなく。
「ビー、心配したじゃん」と
情感をこめて何度もいう私を、
ビーはちらちら見る。
膝をパンとたたくとビーは膝に乗り、
ふごふご言って甘えた。

毛皮が粉っぽくなってた。

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海は凪でよく澄む。
大寒の日も太陽が出ていて、
ヨガの後で水に入った。
早く膝の上まで入りたい。
白い富士山が正面に見えた。
干潮で、テトラに行ったら、
イワシの大群がいた。
何か食べながら体を横に倒し、
銀色にキラッと光る。
うじゃうじゃいた。

お寺も上の上まで。
息がきれていい感じ。
その後温泉とサウナ、プール。
炭水化物を湯水の如くとってたせいで、
この1ヶ月で2キロ太った。
動いても筋肉になるだけ。
温泉の後、外に出ると寒くなくて、
「寒くない!」と何度も言う。
言いたい。
車の温度計をみたら12℃だった。

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たぶん葉山の海で、
5mくらいある大きい白い流木を見つける夢。
スラリとした女の人の脚の形で、
とおってもきれい。
海もきれいだった。

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猫の頭数とウン数が
あってないことがある。
立派な2本セットが一日に4回の日があった。

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「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」

ロマンチストで芸術家の夫と
聡明で美人な妻のイケてる夫婦が、
ご飯食べたり、
家族が訪ねて来てひともんちゃく起きたり、
ごくふつうの日常。小津の映画みたい。
音楽とか、タンジールの夜とか、
テスラを応用した送電システムとか、
センスの塊、ジャームッシュ。
宇宙の端と端にいても響き合うという
量子絡み合いの話はもっと詳しく聞きたかった。
妹のエヴァは猫みたいでかわいい。
貯蔵場所をチェックしようとするとこ、
モンチみたい。
にしても、せっかく集めた機材とかレコードとか、
あんなに簡単に捨てられるのか。
まー、何百年も生きてる人の気持ちなんて
わかんないけど。

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トンビビ

2014年01月16日 | 日々のこと

ご飯を食べてると
ビーとモンチが周りを旋回。
ビーは顔がトンビそっくり。
膝に乗って、私の口元に視線をロックオン。
唐揚げ食べてたら、
私の口にじぶんの口をくっつけてきた。
猫にキスを迫られるとは。

年明け最初の帰郷で、
海でお弁当食べてたら、
ママがゆで玉子をトンビに取られた。
私の頭上を掠めた。
その感じがなんか良くて、
私も焼きシュウマイを
ひと口食べてから少し顔から離して持った。
それで久しぶりにトンビに取られた。
やられた感がいい。
トンビの起こす風を浴びた。
メンドクサイおっさんが、
トンビのことを悪者のようにいうんで、
「お前は何様だ!」と大きめの声でいっておく。

猫公園の猫たちはいい感じに太った。
寒い季節は太らなきゃね。
猫オジサンに「かわいがってやって」といわれ、
得意の猫マッサー。

橋の上からは、子フグの大群が見えた。
年末よりは大きくなった。
海は凪できらきら、澄みまくり。
チンチンに冷たいけど超気持ちいい。
鵜たちはじっとしていた。
山はハゲちょろけてるんで、
海からはなれずに来た道を戻る。
日向はいいけど、日陰は寒い。

モンチが隙をついて、
ダーの皿の鯵をくわえた。
モンチは何でも食べる病で、
煮物の大根も食べるし
焼き芋も食べる。

殿は萩の蒲鉾をあげると
姿勢を正した。

ビーは目元をかきむしって
左目の周りがハゲ気味。
ぼろぼろの野良猫みたいな顔。
体の毛並みはつやつや。

鎌倉はまだ人が多い、
と思ったら成人式。

気温が底に。
もうどーしたらいいのか、
そんな今だけのお楽しみといえば如く5。
アッキー見たさに一章、二章は駆け足で。
桐生ちゃんは話がややこしくなると頭に入らなくて、
殴れない相手にいろいろ言いくるめられてタクドラに。
高速を飛ばしてけっこう楽しくやっている。
冴島は章のはじめから真島とデートで、
真島タンはかわい子ちゃんの極み。
桐生ちゃんは真島を冴島にとられた上に
遥まで冷たくてちょっとかわいそう。
塀の中生活はルームメイトがいい奴ばかり。
マタギ生活は寒かった。
巨体のヒグマ相手にして、
この先怖いもんなんかあるのか。
あとキャバ嬢のレベルが上がった。
で、遥のアイドル修行。
曲がけっこういい。
途中でアッキーが出て来て、
久々だけどほんと、服がダサい。
神室町のゾンビ的センス。
敵キャラの方がまだおしゃれ。
ダンスもっと見たい!
品田の話になって、
今度は風俗ライター!
女子を遠ざけたいんだろうか。
私は全然かまわないが。
哀川の存在感!
置き手紙のシーン良かったな。

「青春の夢いまいづこ」
冒頭の変なダンスは必見。
応援団に見えない。
笠の無邪気な顔ったら。
喜八っつあんも出ててふざけた役。
田中絹代はこけしみたいな顔。
変な花火のカットは使いまわしだろうか。
主人公が斉藤をボコるとこも
やりすぎで変。

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気持ちの上では春なんです

2014年01月06日 | 日々のこと

目をはなすと
モンチは自分のご飯を食べ終えて
ビーの皿に向かい、
ビーは殿の皿に向かい、殿は退く。
この動きがスムーズ。

お風呂に入ってると
殿がドアを開けて入って来て
バスタブに前足をかけて立って中を覗く。
お湯を飲みたそうだけど、
バブが入ってるので
ボウルにきれいなお湯を入れてあげる。
そのうちビーも来る。
ダーの風呂には誰も来ない。

海に向かう途中の
コンビニの駐車場にTエツ!

太陽に薄い雲。凪、ほぼ無風。
水に足をつけて一服。
潮よく澄む。水の中に見入る。
太陽が出て、砂浜でごろごろ。
フワフワ。
森戸へ、魚影はフグ1匹と
メジナ風1匹。
日が伸びた。水仙。
年が明けたら気分は春で

BGMは“harder they come”と
Fila“Dick”。

八幡様周辺は人が多かった。
Cはクリスマスに続いて
お正月にも毒づいていた。
お寺の裏路地で、甘い匂いをキャッチ。
蝋梅が咲いて、熟した蜜柑みたいな香り。
上まで行ってみんなに挨拶。
例の木にはアケビがぶら下がる。
リスたちが活発。日が伸びた。
道に迷いに来たようなカップルが数組。

温泉、サウナ、プールは
泳ぎ足りなかったけど仕上がる。

この日の未明、
ある人と宇宙旅行中の夢。
バスタブみたいに小さい宇宙船で。



お正月休みの最終日は、

神保町で小津「出来ごころ」
二十ちょい年ぶり、ラスト意外忘れてた。
弁士&生演奏付き、混んでた。

食べすぎで寝込んでる突貫小僧が
お正月に寝込んでた私と同じだった。
泣きながら勉強机に向かう突貫小僧、
かわいい。
喜八っつぁんは父親としてはドイヒーだけど
前半の、恋で何も手につかないとこ、
好きだ。かあやんもかわいい。
次郎さんはいい男。
にしても、あの花火とか
やっぱり小津って変。面白すぎ。

もう一本見るという某さんと別れて
甘木くんと静かなカフェでお茶、
彼にはついいろいろしゃべりすぎる。
小早川家と秋刀魚の変さかげん、
あの二本は、この世とあの世をいっぺんに映している。

ベテルギュースが去年までより赤い気がする。
火星やアンタレスに負けないくらい。

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ネコ(み)正月

2014年01月05日 | 日々のこと

大晦日はお蕎麦にあわせて天ぷらを初めて作った。
近所の神社にお参り。
ふるまい酒が冷やで、手を出さないでいたら
子ども用の焼き芋をくれた。

天ぷらを揚げすぎて食べすぎて、
食あたりで元旦から寝込む。
子どもの頃作りすぎたシュークリーム以来。
モンチの腹を私が引き取ったってことで
モンチが完璧に治ってくれるといい。

動けなくて毛布にくるまってると、
にゃんこ3匹が乗り上げたり、
毛布の中に入ったり、私を巣に。
お腹いたいのに殿がフミフミするのに耐える。
ダーがときどき見かねて下ろす。



おれをどかすとは何さまのつもりだ!

二日にやや回復してお雑煮を大量に作ったけど、

餅は一つがやっと。ダーはひたすら餅生活。
河原のスタバでココア。
夕暮れ、日が出てるのに熱を感じない。
風は冷たいけど、気持ちいい。

三日にはだいぶ回復。猫たちとお庭。
部屋に戻ってから、窓の外に白い影。
神様かと思ったら殿だった。
殿は寝室の網戸ストッパーを怪力でずらして、
外に出ていた。



さむくても出るのよ!
(写真は夏のころ)


三菱美術館へ。都内すいてる。

色のない季節、ピサロやシスレーの絵がしみる。
モネの絵、見惚れる。


クロード・モネ《草原の夕暮れ、ジヴェルニー》1888年 油彩/カンヴァス 三菱一号館美術館寄託

セザンヌの、果物がまん丸になる
ちょっと前の静物画もあった。

そして、ルドン多っ!

ロートレックも良くて、
ロートレックの絵がほかのポスター作家と違うのは、
描く対象に対する愛とリスペクトの強さだと改めて思った。
文字の配置とかはけっこう雑。
でも、踊り子たちや男たちの動き、パリの夜。
愛は時間そのもの。


アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《メイ・ミルトン》1895年 リトグラフ/紙 三菱一号館美術館所蔵

で、またルドン!
ルドン、ルドン、ヴァロットン、ルドン、ドニ。

ルノワールは、欲望がリスペクトを
越えちゃってる気がする。

ロブションでカフェオレ。
中庭には小さい花の桜が咲いてた。
花の咲いてる木にイルミネーションのコードをつけるのは
花がもったいないのでやめて欲しい。
皇居の方に出てお堀を歩く。
日が長くなった、と何度も言う。言いたい。
お堀には黒いカモがたくさんと白鳥が2羽いて、
みんな人に慣れてるらしく、
身を乗り出して見てたら
一斉にこっちに向かって来た。
夕陽の映る水面に線をつけながら。
みんなと目が合って、
めちゃめちゃかわいかった。
白鳥は殿によく似てる。

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龍の背

2014年01月02日 | 日々のこと

ママと2人で温泉&岩盤浴。
東京湾の灯りと星空、天頂に牡牛。
合間にビールとカマス唐揚げ。
極楽、凝り全部とれる。

次の日、朝のうちに港、橋の上。
潮澄み、べた凪、子フグがきらきら。
チビの群も。
太陽キラキラ、暖かい。
水仙のベンチで一服。ららら。

H駅に弟たちを迎えに行ってファミレス。
甥っ子(小2)は久々に会って照れて、
挨拶できない。
「なんだよー」と
ちょっとつつくと、
ニタッとするのがかわいい。

姪っ子(1歳10か月)はかわいさ大爆発!
おしゃべりは、鳴き声みたい。
膝にのせると喜んで、ぴょんぴょん跳ねる。
うれちくてたのちくて、すぐ笑う。
ずっとご機嫌だった。

お墓参り、いい天気。
雪の富士山が大きく見えた。
花の国の坂道で甥っ子はすぐ走り出すんで
付き合って一緒に走ってたけど、
全然疲れないし寒くなかった。
上着も脱いじゃって、
「子供は新陳代謝がいいから」
甥っ子「チンチンタイシャ?」

茶白の猫がいて私が取次をし、
子どもたちに頭を撫でさせてもらった。
よくできたニャンコで撫でさせてくれた。
姪っ子はいつまでも撫でようとしてたけど
猫に迷惑だといけないので2撫でで終了。

広場では姪っ子が
滑り台でエンドレスで遊びだした。
女の子2人が自己紹介してきて一緒に遊んだ。

夜には弟嫁のYちゃんも来て、
カニ、すき焼。パパもご機嫌。
パパのパパが作ったすき焼きの話したり、
テキーラ開けちゃったり。

「ダーくんは?」
「猫番」
「かわいそうに」
「かわいそうじゃないよ!
ビール片手に天皇杯(サンフレ勝ち中)見て
猫たちに囲まれて」

次の朝、庭でキンタのお墓参りしてたら甥っ子も来た。
2人で橋を通って海へ。チビ群。
陽射し強めで海はブルーグリーン、風波少々、
さっさと水に入る。アウターも脱ぎすてて。
甥っ子もすぐ靴とズボンを濡らしてしまって裸足に。
いい調子でジャブジャブ遊んでると
弟、パパも来たけどなぜか
砂浜には出ないで階段の上にいる。
2人を見上げると濃い青の空をバックに面白い絵面。
私はヨガもやって満喫。
鐘二日目だったけど、太陽と海で全然OK。
ママたちが替えのズボン持って来た。
甥っ子はママに文句を言われると、
「海でリゾートしてたの」

岩場回って猫公園に行ってパン。
寝起きで不機嫌、という姪っ子も、
私と目が合うと笑う。
私は老人だけでなく子どもにもモテる気がする。
トンビが低いところにも高いところにもいて、
甥っ子は巣の場所の目星をつけていた。
トンネル通って、観音崎の海にも寄る。

帰りも甥っ子と2人になって歩いていると、
幼なじみのY子家族に会った。

家でチラシ寿司を食べて、
浦賀、久里浜の海も見て、逗子へ。
駅でCに会って長者が崎。
東京湾からの相模湾。

風波、潮にごる。

Cは時間を龍に例えていた。
年の瀬は龍の背で背びれの際の部分だそう。

若宮王路で犬の散歩のおじさんが気になって、
役所の工具好きの話になって、
やはりシモトークへ。
お寺は上まで行ってお参り。フワフワ。

東京に戻り、かわい子ちゃんちへ。
Cはかわい子ちゃんの行動パターンを
今回も完璧に読んだ。

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