現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

アクセス数 400件台まで回復

2012-02-21 20:19:47 | 虚無僧日記
毎日見ていただいている方(アクセスip数)が、昨年の
お盆前は 600件台でしたが、一週間、福島へ行き、
ブログをお休みした後、300件前後までダウン。その後
半年かかって、ようやく 400件台まで上がってきました。

このブログを 見ていただいておられる方、ほんとに
ありがとうございます。何に興味を持って見ていただいて
いるのか判らないので、とにかく、いろいろ書いています。

とりあえず、私の関心テーマは次の通りです。

1. 「虚無僧って何?」
   いつどのように発生したのか、
   社会にどのように受けいられてきたのか。
   さまざまな文献を漁り、自らの体験で虚無僧の真相に迫ります。

2. 「自分のルーツ(先祖)探し」
   父方の先祖は三河から紀州藩、そして会津藩へと転籍。
   母方は千葉から信州高遠そして会津です。そして 樺太、
   沖縄、台湾にまで、先祖の足跡があります。
   
3. 「定説、常識の嘘を正す」
   「尺八は長さが1尺8寸だから」に始まり、世の中で
   「定説、常識」とされていることの洗い直し。

4. 「人間の生き様(ざま)」
   社会問題や健康、文化、経済を通して「死への不安、
   長生きすることの不安」を考えます。

それぞれ、「カテゴリー」を設けていますので、「カテゴリー」
から選んで見ていただければよいかと思います。今後とも
ご贔屓(ひいき)賜りますようよろしくお願いします。

日本史を研究するなら外国で?

2012-02-21 11:34:35 | 虚無僧日記
私は、子供の頃から歴史が好きで、親の意向を
“無視”して、慶応の文学部史学科に入ってしまった。
英語が嫌いで、日本史なら日本語だけだろうと思って
いたら、とんでもはっぷん。

ある講座は「バタヴィア文書」の解読だった。
「バタヴィア」とは、今のインドネシア。ここに
オランダは「東インド会社」を設立し、日本と交易を
行っていたのだ。その膨大な記録が、インドネシアと
オランダ・アムステルダムに保管されている。
英語どころじゃない、いきなり「オランダ語」の
翻訳だった。一語一語単語を辞書で引いての悪戦苦闘
でした。

また、ルイス・フロイスの「イエズス会日本通信」や
「日本史」は ポルトガル語。日本とマカオとの交易も
「ポルトガル語」の解読が 授業だった。

福沢諭吉もそうだったように、慶応の授業というのは、
「先生から教わる」のではなく、自分で「原書」を
探しだしてきて、独学で解読し、問題を見つけることだ。

「音吉」の戸籍と墓がインドネシアで見つかったという
ニュースがあったが、「バタヴィア文書」では、江戸時代
初期に日本から追放された「ジャガタラお春」の記録まで
残されている。あの膨大な資料の中から「Haru」の名前を
見つけた先人の努力には頭が下がる。

『完訳フロイス日本史』全12巻が 2000年に出された
ことにより、明智光秀の「本能寺の謎」も紐解かれた。

日本人の中だけで信じこまれてきた「日本史」が、
世界的視野から覆されていく。ああ快感。