日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

VOGUE NIPPON側からコメントが無いのは、なぜだろう?

2010-10-09 13:58:26 | 徒然
現在発売されている「VOGUE Nippon」11月号に掲載されている、写真が今問題になっている。
問題となっている写真と言うのは、蓮舫行政刷新大臣が国会議事堂で撮影したものだ。

この問題で、蓮舫行政刷新大臣が陳謝したりしている。
蓮舫行政刷新大臣が、陳謝をし反省の弁をするコトに、違和感は無い。
国会議事堂という場所では、商業雑誌の撮影自体禁止されているようだからだ。
ただ、自民党の片山さつきさんも、以前ファッション誌に国会議事堂で撮影をした経験があるらしいと言う話から察するに、厳密に禁止されているのかは???ではある。

確かに、雑誌の撮影クルーが大勢で押しかけて、国会議事堂で写真撮影をすると言うのは、周囲に迷惑が掛ることだと思う(撮影は休会中に行われたようだが)。
そのために「コーディネーター」と呼ばれる、撮影場所を探したり交渉したりする人がいるのだ。
もちろん、取材対象者(今回の場合は蓮舫さん)自らが撮影許可を取るようなことはさせない。

それが高級ファッション誌として、実績のある「VOGUE NIPPON」が、そのような基本的なコトを怠ったとは思えない。
思えないと言うより、基本的なコトを確認せずに撮影をしたとすれば、蓮舫さんよりも問題だと思うのだ。

ところが、今回の件に関してVOGUE側からは何のコメントも出てきてはいない。
撮影に関しても、著名なファッションフォトグラファーを起用しているコトを考えれば、それなりの準備期間があっての撮影だったはずだ。
個人的には、蓮舫さんのコトよりもそちらのほうが気になるのだ。

一部国会議員さんの中には、蓮舫さんが着用している服が高級ファッションブランド品で、140万位しており、今の社会状況には合わないと言う指摘をされる方もいらっしゃるようだが、多くの場合は「レンタル」なのだ。
と言うよりも、衣装提供をしたブランドからすれば、良い広告宣伝なのだ。
蓮舫さんが、自腹で買ったモノではないだろう。
そんな指摘をするために、衣装の値段を調べる時間があれば、もっと他のことに時間を使っていただきたい。

それにしても、蓮舫さんの国会写真よりも、もっと重要なコトがあるんじゃないの?国会議員の皆さん。
そして追求をするのであれば、もうひとりの当事者である「VOGUE NIPPON」の関係者を呼ぶべきだと・・・。
こんな問題をサッサと片付けるためにも、「VOGUE NIPPON」側から何らかのコメントを早く出して欲しいモノだ。