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日本のワインが、フランスのコンテストで金賞を受賞した!

2012-06-21 11:32:53 | アラカルト
サントリーのサイトをチェックしていたら、とても気になるニュースリリースがあった。
フランスの国際ワインコンクール“レ シタデル デュ ヴァン”で「登美 ノーブルドール 1992」が「日本ワイン特別賞」「金賞」ダブル受賞

元々ワインそのものに余り興味が無く、当然味や香りと言ったコトも無頓着。
当然のことながら、その知識もない。
今現在は、お酒全般を控える生活をしているので、ますますワインのこの様な賞の位置づけが判らない。
判らないのだが、何となく凄い賞を受賞した、と言う印象が有る。

このサントリーの「登美の丘」と名付けられたワインだけでは無く、フランスでも日本のワインは、相当認知されているだけでは無く、評価もされている様だ。
でなければ、「日本のワイン部門」という部門を創設してまで、コンテストを開催しないと思う。
今回サントリーが受賞した一つの部門が、この「日本のワイン」という部門。
イメージ的には、「日本代表」というトコロだろうか?
そこまでなら「日本代表」というコトなので、本場フランスのワインには勝てないんだ・・・と言うコトで終わってしまう。
ところが、「金賞」も受賞しているのだ。

この「金賞」の上に、まだ「特別金賞」のような賞が有るのかも知れないが、いずれにしても日本のワインが、本場フランスで「日本代表」として認められたのでは無く、フランスを始めとする他の国の代表ワインと競っても、十分高い評価を受けるだけの実力が有る、と言うコトになるのでは?と、思ったのだ。

しかし、街中のリカーショップに行くと目に付くのは、海外のものが中心。
もちろん、国内ワインのコーナーもあるのだが、その扱いはチョット寂しいモノが有る。
ワイン専門店に行けば、その状況は違うのかも知れないが、ワイン専門店の前を通っても海外のワインの入荷などを知らせるPOPはあっても、日本のワインの入荷や何かしらの情報というのは、見たことがない。
毎年話題になる「ボジョレーヌーボー」にしても、「ワインの新酒」と考えれば、日本産ボジョレーヌーボーが話題になってもおかしくは無いと思うのだが、話題になるのは輸入されるモノばかり。
ワイン専門店なら、「勝沼産ボジョレー入荷」などの産地名のあるPOPがあっても良いと思うのだが、そんなPOPを見たこともない。

日本のワインの評価は、国内では無く海外のほうが高いのかも知れない。
なぜなら上述した通り、ワインのコンテストで「日本のワイン」という部門が有る程なのだから。
とすれば、私たち生活者ももっと日本のワインに注目しても良いのでは?

サントリーの今回の受賞は、そんなきっかけになれば良いと思う。
全国に有るワイナリーの人たちにとっても、自信となる受賞だと思うし、その快挙に拍手を送りたい。