日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

チョット視点を変える

2012-06-14 22:24:52 | ビジネス
今年の梅雨は、割合と過ごしやすい様な気がしている。
と言ってもこれから本格的な雨シーズンとなり、その後にやってくるのは暑い夏だ。
ドラッグストアに行くと、そんな本格的な夏の到来を前に「デオドラントシート」の売り場が、拡充されている。
その多くは女性用のもので、無香タイプから石けんや夏らしいトロピカルフルーツ、数年前から人気のバラやリリーと言ったフラワー系の香りなど、ひとりで何種類か購入し、TPOに合わせて使う様な感じのラインナップになっている。
もちろん、男性向けの「デオドラントシート」もいろいろあるが、中心となるのは「爽快感」の強いミント系の様だ。

ところで、その様な「デオドラントシート」を使っていて、不便なコトは無いだろうか?
私も出先などで使うコトが有るのだが、使う場所がトイレというコトもアリなるべくなら水に流したい!と言う気持ちが有る。
ただ残念なコトに、その様な「水に流せるタイプ」というのが、とても少ないのだ。
それだけでは無く、大きさもやや小さめ。
体を拭くには、チョット物足りなさを感じる。
香りについても、無香というか余り香りが強くないタイプのほうが良いのだが・・・と、考えると、なかなか自分に合ったモノが無いコトに気づく。

そんな時、フッと思い浮かんだのが「赤ちゃん用おしりふき(水に流せるタイプ)」とか「介護用体ふき(水に流せるタイプ)」などだ。
パッケージを見ると、一般的な「デオドラントシート」に比べると、大きく使い勝手が良さそうだ(と言っても、私個人の印象)。
使われてる成分も、元々が「おしりふき」なのでアルコールなどが含まれていない為、刺激が少なそうだ。
とすれば・・・「デオドラントシート」を購入しなくても、若干パッケージに難ありだが「赤ちゃん用おしりふき」や「介護用体ふき」でもOKなのでは?と、思ったのだ。
「爽快感」や「香り」を求めたり、「銀で消臭」などの機能を求めるのであれば、その様なモノを選べば良いと思う。
でも、時には市販されている商品に不満があれば、視点を変えて見るコトも良いのでは?
もしかしたら、そこから違う発想のビジネスチャンスが生まれるかも知れない。