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マイクロソフトに続く日本へのAI投資を考える

2024-04-15 21:50:00 | ビジネス

先日発表された、マイクロソフトの日本への4400億円の投資。
そして、今日OpenAIが新たに日本の半導体での日本企業との連携を模索する、という趣旨のニュースが出ている。
日経新聞:Open AI AI半導体で日本勢との連携模索 COO表明

Open AIについては、このAI半導体だけではなく、日本語に最適化されたGTPの為の日本法人を設立、というニュースも出ている。
BE (IN) CRYPOT:OpenAIJapanが設立 日本語に最適化されたGPTを提供 

Open AIだけではなく、マイクロソフトがAIデータセンターを日本に投資する、ということを「投資先に選ばれて、良かった」で終わるのではなく、「なぜ、今日本なのか?」ということも考える必要があると思う。

先日、マイクロソフトの投資についてのエントリでも書かせていただいたが、一つの理由として考えられるのは円安による「対費用」という点があると思う。
円安という状況であるため、マイクロソフト側は当初の投資額よりも少なく済む、という考えもあるだろう。
それだけではなく、AIに対する認識が欧州等に比べると緩いというか積極的である、という点だ。

そして今日、Open AIが日本支社を設立し、日本語に最適化されたGPTの提供を考えているということに、マイクロソフト側も同様のことを考えているのでは?と、感じたのだ。
YouTubeにアップされている動画だけではなく、途中に挟み込まれる広告動画等も、AIによる音声ではないか?と、感じるモノが増えてきた。
なぜそう感じるのか?と言うと、話す言葉に違和感があるからだ。
抑揚であったり、漢字の読み方の間違い等、明らかに「人が読み上げていない」と、感じる内容のモノが増えているからだ。

よく「日本語は難しい」と、言われる。
その理由はいくつかあるのだが、
①漢字一つに複数の読み方がある
②同じ発音であっても、指すモノ・コトが変わってくる。
 例えば、橋と箸と端など
③方言によるイントネーションの違い
④かな1文字に対して、1音の発音であるにもかかわらず、言葉になると意味を持つ
⑤文章のあいまいさ
等があるのでは?と、考えている。
構文そのものも難しいという指摘もされるゆえんだろう。

ラテン語から派生し、発展した欧米の言葉ではわからない、難しさが日本語に刄あり、おそらくAI化することそのものが大変なのでは?ということなのだ。
視点を変えれば、日本語という独特な言語をAI GPTの実用化することで、より多くの言語対応ができる足掛かりになるのでは?と、考えると、日本への積極的な投資もわかる気がする。

「日本への投資」という経済面だけで、良かった良かったというのではなく、「なぜなのか?」ということを考えると、その事業の目的が分かり、より誘致の為の企画に反映できるのではないだろうか?



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