北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

令和六年度三月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2025.03.08-2025.03.09)

2025-03-07 20:02:12 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 三月は別れの季節だ。

 入間基地一般開放、3月8日、今週末の自衛隊関連行事はこの一つとなっています。一般開放、航空祭ではありませんので飛行展示もありませんし、模擬売店なども無いということですが、今年は、というよりも今月は別れの季節でもありますので、その点で注目でしょうか。

 ランウェイウォーク、例年であれば入間基地は滑走路を特別に開放しまして歩くというイベントを実施しているのですが、C-1輸送機最後の年、1970年にいまのC-1FTB試験機が初飛行してから実に55年間、頑張ってきた輸送機のフィナーレということですので、特別なのやも。

 C-1輸送機、今回の基地一般開放ではC-1輸送機とEC-1電子戦訓練支援機が特別公開されるという意味で注目です。C-1輸送機は002号機が現在運用中ですが、このC-1はいよいよ今月に迫った退役をまえに特別塗装を施していまして、これをみることもあとわずか、となっている。 

 雨天決行、ポスターには”半世紀の活躍に込めた想いをのせて”とありますので、C-1さんも。航続距離が短いとか8tしか搭載できないとはいわれていましたが、短距離離着陸性能がたかく小回りと云いますかF-104に空中戦で勝てるとかいろいろい伝説を残した名機でした。

 入間基地一般開放は、時間に注意です、1300時から1600時まで。航空祭なのだ、と早合点して0500時から並びますと、最前列を確保できるのかもしれないけれども基地のまえで八時間並ぶことになりますので、一般開放であり航空祭ではないという認識が重要でしょう。

 一般開放では、基地修武太鼓部創設30周年記念演奏会がおこなわれるということ。意外に凄そうなものでして、滝ヶ原雲海太鼓、松本アルプス太鼓、熊谷桜舞會、浜松龍武太鼓、陸上自衛隊と航空自衛隊の太鼓部がけっこうなかず、集まるようで、C-1輸送機の最後を飾るようですね。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・3月8日:入間基地一般開放

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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ウクライナ情勢-ロシア軍クピャンスク近郊にて兵力集中,ウクライナ軍はポクロフスク近郊で反撃

2025-03-07 07:01:19 | 防衛・安全保障
■防衛情報-ウクライナ戦争
 冬季戦なのだけれどもWeblogに載せられる冬季っぽい話題がないので三重県での懐かしい写真と共に。

 ロシア軍はクピャンスク近郊において兵力を集中させている、ISWアメリカ戦争研究所が発表した3月2日付ウクライナ戦況報告によれば、ウクライナ軍ホルティツイア軍集団報道官の発言としてロシア軍は冬季に氷結した道路と水路を利用して兵站輸送を強化させているとのこと。この地域ではウクライナ軍も反撃を強めているとしています。

 報道官によればこの戦域ではポクロフスク近郊のピシュチャネにおいてこの数日間の間にウクライナ軍が反撃に成功、ロシア軍を圧迫し押し出す事に成功したとしています。成功の背景として、ロシア軍が打撃力として重視している滑空爆弾および無人機の運用がウクライナ軍電子戦によりかなりの割合で妨害に成功しているとも発表しました。

 トレツク近郊の戦いでは、ウクライナ側発表とロシア側ミルブロガーとの発表が一致しておらず、ロシア側ミルブロガーの発言として、トレツク周辺にはロシア軍第132自動車化狙撃兵旅団が周辺を防衛しており、ウクライナ軍に排除されたという発表は誤りと主張、この部隊は旧ドネツク人民共和国部隊で戦闘を継続しているとも主張しています。

 ルハンスクでの戦闘について。やはりこの地域でもクピャンスク周辺と同じ様にロシア軍は兵力を集中させており、ルハンスク軍集団報道官によれば、ロシア軍はクピャンスク北方に戦闘部隊を集結させ新たな構成を準備しているとしています。現在一時的に悪天候に見舞われ、無人機攻撃がロシア具ぬクライナ軍共々制約されている状況があるという。

 地面の氷結は装甲車両の運用を容易としている、いずれの戦域についても、ウクライナがわの情報源をもとにロシア軍の機械化部隊が動き始めているとしていて、また地面の氷結が舞台の集結を容易化しているとも説明しています。また同時に、装甲車両の運用が始まっているものの、その前進も容易ではないとしています。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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