■航空祭-突然の近隣火災
航空祭の最中に現実の対領空侵犯任務措置スクランブル緊急発進という事は過去に経験していましたが。
百里基地のF-2戦闘機、その背景に立ち上る黒煙が。とうとう始まったか、という風景に見えますが、これは、残念ながら実際の火災という。航空祭の最中に基地の近傍で火災が発生した、という状況です。もっとも自治体HPを見ますと現場は10km程先だとか。
UH-60J救難ヘリコプターが救難飛行展示へと進みます。百里救難隊、火災の最中ではありますので、これはもしかして飛行展示に影響があるのではないかと危惧してしまったのですけれども、実はこの火災は百里基地も航空祭が行えるのか、情報取集は行っていた、と。
F-2戦闘機の背景にこうも火災の煙が重なりますと、防衛出動のような情景になってしまうのですが、百里基地SNSによれば消防当局の対応などから航空祭を継続した場合でも消防活動の妨げにはならない、という事が確認できたために航空祭は予定通り進められました。
百里救難隊の飛行展示とともに、しかし火災、この情景、台湾海峡有事が現実の台湾有事へと展開し、これに対オス得るためにアメリカが対応し、且つシーレーンを寸断されれば日本は1945年の状況となる為、自衛隊も周辺事態として対応した場合は、この情景が。
専守防衛を堅持する日本が台湾有事という際、台湾が中国へ武力併合される場合には、例えば国運を掛けて北極海航路を開拓してシーレーンを北方に切替えるとか、アジアから日本への航路をスエズ運河パナマ運河経由に切り替えれば、影響は回避できるかもしれない。
しかし現実的に可能なのか。悪影響に全て目をつぶれば可能なのかもしれないが、それは十年単位で日本経済の衰退を意味する。電力は足りるとして東日本大震災を契機に日本御原発を全て停止させ電力不足と電気代高騰を招いた結果、低成長から抜け出せていない。
経済の為に戦争するなんて、という発言は日本が高度経済成長時代、何しり年間10%の経済成長を維持すると7年でGDPは二倍になるのだ、飢えを知らない時代の驕りのような言葉に思えてしまうのです。戦前のような飢えの懸念、今の世代の同胞は耐えられるのか。
F-2戦闘機。石破防衛庁長官時代に国民に説明できないものは調達しない、として調達が中断されたものですが、これも今振り返ればポスト冷戦の時代、日本掲示が世界第二位だったころの驕りにしかみえないのですよね、日本が望めば平和は達成できる、平和は買える。
支援戦闘機として開発されたF-2戦闘機の模擬対地攻撃が開始されました。そう、支援戦闘機と呼ばれていた時代が有るのがこのF-2戦闘機です。わたしなどは相当あとまでF-2戦闘機をF-2支援戦闘機、と呼んでいました。要するに多目的戦闘機なのですけれども。
F-2戦闘機、快晴で良かったと言い切れるような情景なのです。この生産縮小が驕り、と云いましたのは元々130機生産する計画を98機に抑えてしまった為で、計画通り製造していればF-4後継機問題やRF-4後継機問題でRF-15開発失敗の際に代替策を提示しえた。
RF-2偵察機、という訳ではないのですが、例えばフランスのラファールなどは低調であった者の時間を掛けて改良し続けた事で今や輸出市場で異例の販路を拡大している、もちろんF-2は輸出を想定しない航空機であったのですが、改良型の余地が有れば選択肢になる。
そして、現状戦闘機は充分なのか、と云えば中国の空軍力、第四世代戦闘機は勿論第五瀬愛戦闘機の独自開発と早期警戒機の増強という現状を観れば十分足りているとは言い難い訳で、ここにF-2製造終了により戦闘機製造基盤を畳んでしまった不利益は大きいと思う。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
航空祭の最中に現実の対領空侵犯任務措置スクランブル緊急発進という事は過去に経験していましたが。
百里基地のF-2戦闘機、その背景に立ち上る黒煙が。とうとう始まったか、という風景に見えますが、これは、残念ながら実際の火災という。航空祭の最中に基地の近傍で火災が発生した、という状況です。もっとも自治体HPを見ますと現場は10km程先だとか。
UH-60J救難ヘリコプターが救難飛行展示へと進みます。百里救難隊、火災の最中ではありますので、これはもしかして飛行展示に影響があるのではないかと危惧してしまったのですけれども、実はこの火災は百里基地も航空祭が行えるのか、情報取集は行っていた、と。
F-2戦闘機の背景にこうも火災の煙が重なりますと、防衛出動のような情景になってしまうのですが、百里基地SNSによれば消防当局の対応などから航空祭を継続した場合でも消防活動の妨げにはならない、という事が確認できたために航空祭は予定通り進められました。
百里救難隊の飛行展示とともに、しかし火災、この情景、台湾海峡有事が現実の台湾有事へと展開し、これに対オス得るためにアメリカが対応し、且つシーレーンを寸断されれば日本は1945年の状況となる為、自衛隊も周辺事態として対応した場合は、この情景が。
専守防衛を堅持する日本が台湾有事という際、台湾が中国へ武力併合される場合には、例えば国運を掛けて北極海航路を開拓してシーレーンを北方に切替えるとか、アジアから日本への航路をスエズ運河パナマ運河経由に切り替えれば、影響は回避できるかもしれない。
しかし現実的に可能なのか。悪影響に全て目をつぶれば可能なのかもしれないが、それは十年単位で日本経済の衰退を意味する。電力は足りるとして東日本大震災を契機に日本御原発を全て停止させ電力不足と電気代高騰を招いた結果、低成長から抜け出せていない。
経済の為に戦争するなんて、という発言は日本が高度経済成長時代、何しり年間10%の経済成長を維持すると7年でGDPは二倍になるのだ、飢えを知らない時代の驕りのような言葉に思えてしまうのです。戦前のような飢えの懸念、今の世代の同胞は耐えられるのか。
F-2戦闘機。石破防衛庁長官時代に国民に説明できないものは調達しない、として調達が中断されたものですが、これも今振り返ればポスト冷戦の時代、日本掲示が世界第二位だったころの驕りにしかみえないのですよね、日本が望めば平和は達成できる、平和は買える。
支援戦闘機として開発されたF-2戦闘機の模擬対地攻撃が開始されました。そう、支援戦闘機と呼ばれていた時代が有るのがこのF-2戦闘機です。わたしなどは相当あとまでF-2戦闘機をF-2支援戦闘機、と呼んでいました。要するに多目的戦闘機なのですけれども。
F-2戦闘機、快晴で良かったと言い切れるような情景なのです。この生産縮小が驕り、と云いましたのは元々130機生産する計画を98機に抑えてしまった為で、計画通り製造していればF-4後継機問題やRF-4後継機問題でRF-15開発失敗の際に代替策を提示しえた。
RF-2偵察機、という訳ではないのですが、例えばフランスのラファールなどは低調であった者の時間を掛けて改良し続けた事で今や輸出市場で異例の販路を拡大している、もちろんF-2は輸出を想定しない航空機であったのですが、改良型の余地が有れば選択肢になる。
そして、現状戦闘機は充分なのか、と云えば中国の空軍力、第四世代戦闘機は勿論第五瀬愛戦闘機の独自開発と早期警戒機の増強という現状を観れば十分足りているとは言い難い訳で、ここにF-2製造終了により戦闘機製造基盤を畳んでしまった不利益は大きいと思う。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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