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【京都幕間旅情】嵯峨野観光鉄道DE10ディーゼル機関車,トロッコ列車はトキ25000形無蓋貨車改造客車

2024-10-27 07:00:32 | コラム
■かわりゆく車窓
 車窓というか車両というべきなのかもしれない。

 嵯峨野観光鉄道、全長7.3kmの山陰本線旧線を利用した観光路線です、単線で非電化、最高速度も35km/hと嵐電よりもゆっくり、1989年に廃線になった路線を1991年に再生させた路線です。保津峡で昔、悲しい出来事がありましたので縁の薄い路線ですが。

 DE10ディーゼル機関車とトキ25000形無蓋貨車改造の客車を利用して観光輸送に活躍し、年間輸送は、100万、休戦は保津川がすごくきれいでCOVID-19新型コロナウィルス感染症の頃でさえ46万もの輸送実績を維持していたというのだから凄いものです。

 観光列車ですが、時として特急まいづる号と並ぶことがあります、山陰本線ダイヤとともにDE10の加速力故に偶然醸成される奇跡のような情景なのですが、ちょっとこの日は定刻通り、定刻通りで杞憂の顔をしても怪訝に思われるのですが、巡っては来ない。

 まいづる号、昔は183系特急まいづる号よりも比較的新しいKTR-8000系のタンゴディスカバリー号ばかり選んで乗車していたものだけれども、思い返してみればもうすこし183系についても利用しておけば良かったなあ、と振り返ったりもするのですが。

 タンゴディスカバリー号も過去のものとなった、というよりもむかしは山陰本線と謂えばおんぼろの113系がごうんごうんボックスシートにお客をのせて走っている印象が、221系の快速電車導入と続いて気づけば223系の時代になっていて世代交代を果たしている。

 183系は懐古の時代になってしまいまして、そう、旧線の方は残っているのですが新線切り替えのころに頑張っていた車両たちはもう過去の思い出となっている、トロッコ列車をながめたあとでふと、時代の経過というものを、感じてしまったのですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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