街道を歩く

今まで歩いた街道、町並み、これから歩く街道、町並みを散文的に紹介

羽衣縷紅草

2012-11-01 00:18:13 | 朝顔 花

 退院して帰ってすぐしたことは 入院する前に気になっていた朝顔、羽衣縷紅草だった。残念ながら朝顔が全くもって咲いてなかった。今年の暑さで駄目だったのかもしれない。近所では三軒のお宅が朝顔を育てていたのだが、全然咲かなかったということであった。ただ、こ真紅の花は待っていてくれた。
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病院食考

2012-11-01 00:15:03 | 入院手術

病院食考
 病院食に文句を言っているのは私だけではなく、同室の方々も常々私と同じ思いでいたのである。
 ある日の夕食に鱒のような切り身が出てきたのだが、見るからに木切れである。いわゆる「木っ端」である。それを一欠けら口にした。
 驚くなかれパサパサである。いやそれを通り越している。何と表現するべきであろうか。その言葉すら思いつかない。
捕らえた魚をこれでもかと言うぐらいに切り身にしてさらに湯掻きまくって、油分、旨味の殆どを取り去って、取り去った上に乾燥・・・とまではやらんのかもしれぬが、極力水気を切ってそれを焼き身にするのである。そうしてそれがやっと夕食の一部になって登場してくるのである。
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手品師見舞いに来る

2012-11-01 00:11:17 | 入院手術

 手品師見舞いに来る 
 「レントゲンを見ますとねこことここに棘の様なものが出てるでしょ。柔道かなんかやってましたか」
 「はあ、柔道やってましたね」
 「そうですか。どうもやりすぎたようですね。」
 「そうなんですかね」
 「背中を開いてこの棘を削ってこことここが動かないように金属で固定する方法があるんですよ」「ただこの時にですね」
 「はあ」
 「この時にこの神経を傷つけたら下半身不随になりかねないと言うことですね」
 「いやそんな手術ならしないほうがいいでしょうに」
 「まあそうなんですがね。それなら普段から腹筋や背筋を鍛えて、歩くことを心掛けて下さいね」
 こんなやり取りだったし、医者も真剣に手術を勧めた訳ではなかったからまあ大したことではなかったようだ。それから何事 もなく17年が過ぎたのである。
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