古墳が密集しているので小さな墳丘の波がうねっているように見える。また、綺麗に整備されており、園というに相応しい。
哲学者アリストテレスだって爽やかな海風に吹かれながらある一点を凝視するようなことで地球が丸いのだと認識するようなことはしなかっただろう。
アリストテレスの時代、地球が丸かろうが平たかろうがそんなことは重要ではなかっただろう。そんなことよりまだ重要なことがあった。それは平たい大地の天空を太陽が横切り、月や星、惑星が漆黒の闇に彩りを添えなければならなかった、所謂天動説という宇宙観であった。宗教の思考は宇宙の中心には必ず平たい大地がなければならかった。
そんな紀元前4世紀から1800年も経たなければ地動説のコペルニクスは出てこない。
さらにまたコペルニクスから100年が経たなければケプラー、ガリレオは出てこないのである。
「それでも地球は動いている」と捨て台詞を吐いてもなお天動説は覆らなかったと言うことは歴史の事実である。