リスペクトコラムです。
「もう遅いわ」と思わせるニュースが、今朝早々に飛び込みました。J1柏で加藤監督が解任され、岩瀬コーチが後任監督に就任したそうです。もう1ケ月早く動けなかったのかと、ファン・サポーターの誰もが思ったのではないでしょうか。柏は過去に監督人事に失敗し、2度J2に降格しています。その時の記憶が蘇るシーズンとなりました。どうしてこのような失敗を起こすのでしょうか。
【監督交代】
「加藤 望監督を解任し、岩瀬 健コーチ 兼 アカデミーヘッドオブコーチが今季の残り公式戦の指揮を執ります。
【岩瀬 健(いわせ けん)新監督 プロフィール】
■生年月日: 1975年7月8日(43歳) ■出身地: 千葉県
■選手歴:
1991~1993年 市立習志野高 1994~1998年 浦和レッドダイヤモンズ 1999~2002年 大宮アルディージャ
■指導歴・経歴:
2005~2007年 浦和レッドダイヤモンズハートフルクラブ コーチ
2008~2010年 浦和レッドダイヤモンズユース コーチ
2011~2012年 浦和レッドダイヤモンズジュニアユース U-14監督
2013~2014年 柏レイソルU-15 コーチ
2015年 柏レイソルU-15 監督
2016年 柏レイソルアカデミーダイレクター
2017年 柏レイソルトップチーム ヘッドコーチ
2018年~ 柏レイソルトップチーム コーチ兼 アカデミーヘッドオブコーチ」
引用:J1柏公式HP
【柏が加藤望監督を解任し岩瀬コーチが残り2戦指揮】
「柏レイソルは10日、加藤望監督(49)を解任し、岩瀬健コーチ兼アカデミーヘッドオブコーチ(43)が今季の残り公式戦の指揮を執ると発表した。」
「岩瀬健コーチ兼アカデミーヘッドオブコーチは、1994年(平6)から98年まで浦和レッズ、99年から02年まで大宮アルディージャでプレー。05年に浦和の育成年代のコーチとして指導者を始め、浦和の下部組織のコーチを歴任した後、15年に柏の下部組織U-15監督に就任。翌16年にはアカデミーのダイレクター、17年にトップチームのヘッドコーチを経て、今季から現職を務めていた。」
引用:日刊スポーツ
報道によると、監督交代について、滝川社長のコメントとして「川崎戦以降、迷いがあった。チームの雰囲気を下降していた。選手が監督のやっていることに疑問を持っているように感じた」と交代の理由を語ったとか。最終的には昨晩、加藤監督に解任を伝え、選手に今日の練習前に伝えたとか。加藤監督は今年5月に、解任された下平前監督の後任としてヘッドコーチから昇格。就任時には11位だったチームの立て直しを託されたが、以後のリーグ戦は5勝12敗1分けと大きく負け越し。残り2試合の時点で自動降格圏の17位に位置。
個人的な印象として、加藤監督は選手達と距離感が遠かったと思っています。得点シーンで監督に駆け寄る選手が観られなかったのがその象徴。加藤監督は信頼できる監督経験が無いため、選手達に高圧的にあたり、選手達と距離が開き、一体感が低かったのではないかと推測します。特にラインを保てず、オフサイドが取れなかったDF面は致命傷だったのではないかと。
思うに、監督人事の迷走は今に始まった事ではなく、ネルシーニョ後からではなかったかと。吉田監督からメンデス監督、下平監督とずっと迷走していた気がします。監督交代の見極めが一番難しいですが、今回は判断が遅かったと思います。残り2試合、選手側の意向が強い戦術が出てくると思いますが、すでに遅し。他力本願にわずかに望みを託す状況。
岩瀬新監督は全く馴染みがありません。たぶん残り2試合のみの代打的登板でしょうが、問題は次の監督です。個人的な理想の一番はネルシーニョ第二次政権です。あとは噂のある西野監督や井原監督(福岡さんがJ1に昇格できなければ退団という噂を耳にするため)ですか。当ブログでは、西野監督に対してはネガティブな論調でしたが、それは代表監督としてのもの(日本人監督が反対)であり、クラブの監督はまた別です。実績もあるし、2人とも加藤監督よりは全然いいという考えです。
仮に来季J2暮らしになっても、1年でJ1に戻ればいいのです。過去2度の時と同様に。2回目の時はJ1昇格即優勝という偉業を成し遂げました。ただ、当ブログはシーズンの前半から、何となく入れ替え戦に出るのではないかと予感はありました。さて、明日町田さんを応援せねば。
加藤監督就任時記事:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180516