リスペクトコラムです。
少し遅れましたが、前節に川崎さんが連覇を決めました。おめでとうございます。J1のビッグクラブ入りを果たしましたね。アウェー戦の負け試合で優勝を決めてしまったというのが、「らしい」なとも感じました。今季は、昨季みたいにギリギリのミラクルな決め方ではなく、しっかり勝ち切った内容でした。親企業はありますが、川崎さんは立派な「市民クラブ」。社長さんも尊敬できる方。東京五輪まで出向中の天野部長さんも感慨ひとしおでしょう。連覇に至る情報を報道からいくつか拾ってみました。
【川崎「J1連覇」の3大要因 史上5チーム目の快挙導いた「堅守」と「王者の風格」】
〔苦しいシーズンを乗り切り優勝の原動力となった「負けからの学び」〕
「2試合を残してリーグ優勝が決定。J1史上5チーム目となる連覇を達成した。今季の川崎は、決して順調なスタートを切ったわけではなかった。」
「苦しい戦いが続いていた。それでも最終的に連覇という目標に到達することができたのには、少なからず理由がある。一つは、『負けからの学び』を大事にしてきたことでチームとしてブレずに戦い続けてこられたこと。」
「『去年は去年、今年は今年。勝ち点の取り進め方も違うし、競っている相手も違う。変に気にしすぎても仕方がない』と割り切ると意識も変化。勝ちながら進めていくことが一番ではあるが、敗れた時に「このままではダメだ、もっとやらないといけないと感じながらやってきた」ことで、自分たちから崩れる試合が減っていった。」
〔リーグ最少失点の守備「迫力やスピード感が変わった」〕
「また32試合26失点というリーグ最少失点が示すように、「守備力の向上」も連覇の要因の一つに挙げられる。昨季に鬼木達監督が就任したことで球際の強さやハードワーク、攻守の切り替えといったサッカーの基本的な部分をより突き詰めてきた川崎は、今季も守備面の規律を徹底。奪われた瞬間の切り替えのスピードはピカイチで、相手に簡単にボールを渡さない守備は向上の一途を辿っている。またブロックを敷いた時の組織的な守備も練度が上がっており、簡単に隙を見せないチームへと進化している。」
「川崎の魅力はもちろん攻撃にあるが、その攻撃を支える守備を向上させることができたことは、間違いなく連覇を支える要因の一つとなった。」
〔選手を突き動かした「もう一度、頂点に立ちたい」という思い〕
「そして3つ目の要因として挙げたいのが、昨季に優勝を手にしたことで純粋に『再び優勝したいという思いが強まったこと』だ。」
「誰もがもう一度、優勝を成し遂げようと努力を続けてきたからこそ、連覇という結果を手にしたのである。ただ、今回の優勝に昨季のような涙はなかった。もちろん、敗れたうえで優勝が決まったこともある。だが、その事実を含めてもっと自分たちに“伸びしろ”があることを理解しているからだ。」
引用:Football ZONE WEB
【データ分析/攻撃編】川崎、連覇の要因は? 驚異的な大島の数値、パス成功率で上位席巻】
〔チームの心臓として機能する大島、リーグトップのパス数とパス成功数をマーク〕
「J1リーグ連覇を飾った川崎といえば、パスワークをベースとしたボールポゼッションと得点力を看板に掲げているチームだ。具体的に言えば、中盤の心臓であるMF大島僚太にボールが集まり、MF中村憲剛、MF家長昭博といった攻撃陣がフィニッシュワークの味付けを行い、FW小林悠が最後に仕留める。そんな攻撃のイメージが強いことだろう。そしてその印象は、おおむね正しいと言える。」
パスワークの中心にいるのが中村と大島であるのは、データが示すとおりだ。中盤で舵取りを行うボランチの大島の総パス数は2445本でリーグトップの数字を記録(※データはすべてJ1第31節終了時/データ分析会社InStat社)。さらにトップ下の中村も4位となる2184本。中盤の一角として君臨し続けている家長も1963本で7位に入っている。
彼らの特徴は、相手のプレッシャーが多少きつくても、そのプレスを外す動きをしてしっかりパスの受け手になれる技術にある。出し手になっても、外す動きをした味方のタイミングを逃さずに強く、速いボールを正確に出し続けることができる。なかでも大島はリーグ最多のパス数を誇り、パス成功もリーグトップの2232本を記録。成功率こそMF藤田直之(ヴィッセル神戸/パス成功率:92.06%/パス本数:1939本/パス成功数:1785本)やDF中澤佑二(横浜F・マリノス/パス成功率:91.84%/パス本数:1299本/パス成功数:1193本)に次ぐ3位となったが、両者の成功率はともにパス数2000本未満での数値である。」
〔「中盤でボールを握り倒す」スタイルを実現 中村と家長がビッグチャンスを創出〕
「ボールをじっくりと握りながらハーフコートマッチに持ち込む。そうやって守備組織の穴を探すのが、川崎の攻撃の定石となっている。そこからのフィニッシュワークを担うのは、攻撃陣の仕事になる。ビッグチャンスクリエイトでは、トップ下の中村と右サイドを主戦場とする家長が、それぞれ1位(15回)と3位タイ(11回)にランクイン。そこにMF阿部浩之、小林を加えた前線4人の並びが川崎の「鉄板」だが、彼らはポジションにとらわれることなく、流動的に動きながら見事な呼吸で相手ゴールを攻略していく。
その狙いを示すように、ファイナルサードへのパス成功数も他を圧倒している。家長(1位:748本)、中村(2位:736本)、大島(3位:630本)の3人が上位を独占し、ベスト10にはサイドバックのエウシーニョ(8位:429本)や新人ボランチの守田(10位:421本)も名を連ねる。」
〔「最後は小林」の必勝パターンは今季も健在 2位のシュート&枠内シュートで脅威に〕
「とはいえ、仕上げに最も多く関わるのは、やはり小林になる。昨年の得点王であるエースストライカーは、今季もフィニッシャーとしてコンスタントに得点を重ねた。シュート数と枠内シュートはパトリックに次ぐ2位を記録し、相手ゴールに脅威を与え続けている。「最後は小林に点を取らせる」という必勝パターンは、今季も健在だった。」
引用: Football ZONE WEB
こうしてデータを見ると、川崎さんの多くの選手の技術が高く、しかも中盤から前線へと役割もしっかり決まっているという事。まさにJ1屈指のポゼッションサッカーで、今季の川崎さんは優勝すべくして達成したチームという事がよくわかります。
昨季の優勝時に中村選手が、地域貢献活動を積極的にやっているから優勝できないような言い方をされたが、これで地域貢献活動をやるから優勝できた事を実証したというコメントがありました。連覇で更にその実証性が高まりましたね。これからは、地域貢献をやるチームほど優勝に近いという事になります。
当ブログでのJクラブの付加価値として評価が高い、湘南さんも同じように「親企業のある市民クラブ」で、ともに今季はタイトルを獲られました。当ブログの評価価値観も正しい事が実証されてうれしいです。川崎さんはこれからも地域貢献やイベント力で、J1の最先端を突っ走って欲しいと思います。本当にJ1連覇おめでとうございます。
J1川崎関連:77|76|75|74|73|72|71|70|69|68|67|66|65|64|63|62|61|60|59|58|57|56|55|54|53|52|51|50|49|48|47|46|45|44|43|42|41|40|39|38|37|36|35|34|33|32|31|30|29|28|27|26|25|24|23|22|21|⑳|⑲|⑱|⑰|⑯|⑮|⑭|⑬|⑫|⑪|⑩|⑨|⑧|⑦|⑥|⑤|④|③|②|①