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スポーツ文化の素晴らしさ110

2021-03-06 00:30:28 | スポーツ文化・その他

 リスペクトコラムです。
 以前の記事でテニスの大坂選手の記事を書いた時に、テニスにそんなプロリーグができているという事を初めて知りました。スポーツ文化の発展のためにいい事だとは思いますが、イメージ的にはTリーグが上手くいっているからテニスもやろうという発想なのかなと。
 公式HPを観に行ってもまだ「未完成」感が残っていますね。先月にプレイベントが開催されたそうですが、まだ正式に開幕していない様子。現在はスポンサー集めに集中されているのかもしれません。ネットで探しましたが、少ない情報の中でできる範囲でリスペクトしたいと思います。
   
【PTL プロテニスリーグ発足】
「国内でプロテニスリーグを!」という想いのもと、プロテニスプレーヤー、テニスファン、テニス従事者の有志により2020年に設立された一般社団法人プロテニスリーグ機構が、2月21日(日)に第1回プレイベントを開催することを発表し、同イベントの開催資金を募るクラウドファンディングを開始した。
 プロテニスリーグは、国内でポイントが取れるオフィシャルなトーナメントとは別で行われるプロテニスプレーヤーによる男女混合の団体戦を開催。試合時間の短縮や、音響を積極的に用いたエンターテイメント性を重視し、テニス未経験者でも気軽に観戦できる環境を作る。
 また、新規のテニスファンを開拓することで、減少し続けるテニス人口に歯止めをかけ、プロテニスプレーヤー、テニス従事者の社会的地位向上を果たすことも目的としている。理事の中には現役プロテニスプレーヤーの江原弘泰も名を連ね、日本におけるテニスのさまざまな課題を解決していく手段としてプロテニスリーグに期待が寄せられている。
 2月21日に開催される第1回プレイベントは男女プロ選手による男子シングルス、女子シングルス、男子ダブルス、女子ダブルス、ミックスダブルスの計5試合で行われる団体戦を実施し、江原弘泰、片山翔、中川直樹、森田あゆみ、美濃越舞、林恵里奈らの出場が発表されている。」
引用:テニス365

 PTLか・・・ネーミングもやや苦戦したのかな。卓球と同じ「Tリーグ」という訳にもいかないでしょうから。プレイベントの開催資金を募るクラファンという事は、まだスポンサーも安定していないのかな。大会形式は何となくわかりました。Tリーグと同じダブルスとシングルスを混ぜた5ゲームですが、大きく違うのは男女混合という点。確かにTリーグでは男子はたっぷり観ましたが、たまには女子も観たいと思っても、会場が遠いなと思っていました。PTLなら男女、単複いずれも楽しめます。気になる点をいくつか。
・世界ランキングが高い選手は極めて一握りで、他は低い選手ばかり、世界ランクが付いていない選手も結構出るのではないか。そのために話題性が低くくなるのではないか。
 →プレイベント出場選手の世界(ATP・WTA)ランク(過去最高ランク:シングルス・ダブルス):
  松井俊英選手(261位・130位)、江原弘泰選手(330位・422位)、片山翔選手(489位・374位)
  中川直樹選手(531位・726位)、森田あゆみ選手(40位、65位)、美濃越舞選手(255位・344位)
  林恵里奈選手(322位・210位)

・この大会では、国内で(ランキング)ポイントが取れないかもしれない。
 →有名選手が来ないかもしれない。
・プレイベント出場選手の顔ぶれの知名度が低い。
 →世間的に浸透せず、知名度が上がらないかもしれない。当ブログも森田選手くらいしか存じ上げません。
・そもそも参加対象選手が少ないかもしれない。
 →下記に記述。
   
「MATCH FORMAT
 今までにない男女混合の団体戦方式  全国に展開するホームタウンチーム戦  毎年4月~10月の通年シーズン
 5マッチのチーム戦  男子シングルス 女子シングルス 男子ダブルス 女子ダブルス MIXダブルス
 平日夜にも楽しめる  全試合で2時間程度のマッチフォーマット
 主に国内上位ランキングの男女プロが出場するプレミアなリーグ」
「団体概要
 法人名  一般社団法人プロテニスリーグ機構 Professional Tennis League - PTL-
 設立  2020年
 発起人・理事  江原弘泰 河合陽太 増田吉彦 その他理事4名
 リーグ機構チェアマン  未任命」
引用:PTL公式HP

 大会フォーマットを見てみました。まずは「全国に展開するホームタウンチーム戦」というのが気になります。プレイベントでは関東の2チームでしたが、全国にチームを設けていくのでしょうか。というか全国にそれくらいプロ選手がいるのか。地方で観戦できる試合を開催して、集客ができるのか。「毎年4月~10月の通年シーズン」とありますが、Tリーグのような土日開催(まぁそうでしょうが)になるのか。
 もう一つ、「リーグ機構チェアマン 未任命」ですが、プレイベントが始まる時点でプロリーグの顔が未定というのも珍しい。成り手がいないのか。個人的なイメージはTリーグが開幕して3季目に入った。卓球ができるならテニスでもプロリーグを運営したい。とりあえずは手弁当で初めてみたが、コロナの影響もあって、当初の見込みよりも下回っていた。じゃあ企業スポンサーに加えて、個人向けにクラファンをやってみよう、そんな動きなのかな。
 ただ、ホームタウンチームはいい響きです。岡山は実はテニス処。軟式テニスは岡山が発祥の地と聞いた覚えがあり、Tリーグ同様にチーム結成の声がかかる可能性は低くありません。県営グラウンドやマスカット球場のコートで、プロリーグの試合興行が行われる・・・夢みたいな話ですね。そうなれば、長く低迷しているテニス界にも再びブームが訪れるのか。

 あと、そもそもプロテニス選手とはどうなのか、テニスナビというサイトに載っていました。
「日本テニス協会の定めるeラーニングを受講し、プロフェッショナル登録申請を提出し、受理されるとプロテニス選手として認められます。基本的にはプロテニス選手を名乗りたい人が申請をして協会に認められればプロになれます。」
「プロフェッショナル登録を必要とする条件を確認していくと、テニスの競技活動を通して一定の収入を得ている人がプロと定義できるかもしれません。」
 との事なので、申し訳ありませんがプロ基準が「緩い」と言わざるを得ません。厳しいプロテストの狭き門でやっとの思いで勝ち取ったライセンスではなく、研修を受けて競技で一定の収入があれば「プロ」と名乗れるようです。そういう競技でプロリーグと言われても説得力を感じない人も多いのでは。日本人プロテニス選手で賞金だけでまともな稼ぎを得ているのは5人ほどしかいないそうです。
 なのでネガティブなコメントになりますが、このPTLが世の中の認知を得るには時間もかかるし、理想的な運営が進まないのではないでしょうか。簡単に言うと中途半端。まだ様子見が強く、退路を断てていなのではないかと思ってしまいます。一見順風漫歩のように見えるTリーグも財務面で不安、リベッツも昨季と比べてパワー不足の運営の印象を持っています。しっかり現実面を注視して頑張って欲しいです。
PTL公式HP:https://www.ptl.or.jp/
PTLクラウドファンディングページ:
https://www.makuake.com/project/ptl/
テニス関連⑫(大坂選手④):https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210226
  〃  ⑪(大坂選手③):https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200914
  〃  ⑩(望月選手):https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190727
  〃  ⑨(大坂選手②):https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180910
  〃  ⑧(大坂選手①):https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180321
  〃  ⑦(伊達選手):https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170914
  〃  ⑥(錦織選手):https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140911
  〃  ⑤(岡山総合グラウンド):https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070304
  〃  ④(ZIPアリーナ):https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070226
  〃  ③(テニスの日):https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060923
  〃  ②(岡山国体):https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051027
  〃  ①(岡山国体):https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051023
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

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