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Jリーグファミリーの資格100 

2021-03-25 00:01:09 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 いろいろ記事づくりをしていく中で、いわゆる「ネタ帳」があり、そこから「今一番伝えたい事例」をその都度セレクトして記事にしています。時々「書き溜めているのですか?」と聞かれますが、全クラブ調査など中身が濃い記事以外はその日その日で書いています。やはり、自分で書きたいもの順に最新情報を伝えたいもので。そんな中で、ネタ帳を見ていたら、鹿島さんのネタが溜まっている事に気付きました。鹿島さんはまたオリ10ならではの「重さ」を感じます。30周年になるそうですが、一番歴史があるグループなので一味違います。なので、一気にお届けします。
 
【アントラーズホームタウンDMO】
概要
 アントラーズホームタウンDMOは、鹿島アントラーズのホームタウンである鹿行地域内にスポーツツーリズムを核とした鹿行地区の観光プラットフォームを確立し、交流人口拡大や雇用の創出、地域経済の活性化を行うために設立されました。観光客誘客のための「着地型旅行事業」と新電力販売や地域商社といったDMO自走化のための「収益事業」を二本柱に、「地域の稼ぐ力」を向上させるための事業を展開します。
組織概要
 名称 一般社団法人 アントラーズホームタウンDMO  英文名 Antlers HomeTown DMO
 設立 2018年(平成30年)1月30日   住所 〒314‐0034 茨城県鹿嶋市鉢形1527-4」 
引用:アントラーズホームタウンDMO公式HP

 この組織の役員構成や参画団体は以下のとおりです。
役員
代表理事  鹿嶋市長
副代表理事  ㈱鹿島アントラーズ・エフ・シー マーケティングダイレクター
専務理事  ㈱鹿島アントラーズ・エフ・シー 地域連携チームマネージャー
理事
 潮来市長、神栖市長、行方市長、鉾田市長、㈱なめがたしろはとファーム常務執行役員、ザ・ロイヤルゴルフクラブ支配人、関社長関彰商事㈱社長
監事  ㈱なめがたしろはとファーム事業推進役、鉾田市副市長
事務局長  ㈱鹿島アントラーズ・エフ・シーより出向
参画団体
 鹿島アントラーズ、ザ・ロイヤルゴルフクラブ、なめがたしろはとファーム、関彰商事、鹿島市、潮来市、神栖市長、行方市長、鉾田市、鉾田市

 代表理事の挨拶で「鹿行地域が抱える定住人口の増加や地域経済の活性化という課題を関係団体と連携して地域資源の魅力発信力を高め、ブランディング及びマーケティングにより効果的な誘客策を講じることによって解決していく」とありました。
 また、「地域にはスポーツを楽しむ環境や豊かな農水産物、悠久の歴史・文化などの魅力的な地域資源を、エンターテイメント(価値の再定義、新たなストーリー)として有機的に結び付け、地域外の人に来たい又は戻りたいと思わせる仕組み作りに取り組んでいく、また地域内の関連事業者や市民とは共にプロのおもてなしを追求し、来たい又は戻りたいと思った人たちの受入体制を万全にしていくとあります。この組織では新電力(アントラーズホームタウンDMOでんき)の推進もやっているようですね。
 素晴らしい組織だと思います。地域課題の解決のために、ホームタウン行政と連携組織を作り、観光や地域資源のプロモーションを図るところはよそから見ればうらやましい光景。地域的には人口が少ない「田舎」の地域ですが、30年間トップチームをキープしてこられた事は本当に評価が高いようですね。
   
【鹿嶋市×鹿島アントラーズ 鹿嶋市内の小学校でのプログラミング教育の推進事業】
「鹿嶋市、株式会社メルカリ(本社:東京都港区、代表取締役CEO:山田進太郎)、鹿島アントラーズは今年2月、スマートシティー事業の推進などによる地域課題の解決を目的とした「地方創生に関する包括連携協定」を締結し、本事業は同協定における教育分野での新規事業となります。
 鹿島アントラーズのクラブパートナーであるユナイテッド株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 早川 与規)の連結子会社であるキラメックス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:樋口 隆広、以下「キラメックス」)が運営する小中高校生向け実践的プログラミングサービス「TechAcademyジュニア(テックアカデミージュニア)」を活用し、オンラインによるプログラミングの授業を実施します。
1.目的
 鹿嶋市内の小学生の「自ら考える力」「創造する力」を醸成し、次世代のIT人材の育成を目指します。
2.背景
 IoT、ビッグデータ、ロボット、AI(人工知能)等による技術革新が進むにつれ、IT人材の必要性がより高まります。今年度より小学校でのプログラミング教育が必修となり、2021年度は中学校、2022年度は高校でのプログラミング教育が始まります。そうした中、鹿嶋市は学生自らが課題を設定し、協働で課題を解決する力を育むアクティブ・ラーニングに取り組んでいます。
3.取り組みの概要
 キラメックス社が運営する小中高校生向け実践的プログラミングサービス「TechAcademyジュニア」を用いたオンラインでの指導のもと、生徒がプログラミングの基本を学びます。子どもたちに人気のサンドボックス型ものづくりゲーム「Minecraft(マインクラフト)」を活用するほか、鹿島アントラーズにちなんだ平面作品、立体作品づくりに挑戦します。
■対象
・豊津小学校 ・波野小学校 ・大同西小学校 ・中野西小学校 ・三笠小学校(以上全て鹿嶋市)の4〜6年生(学校によって異なる)
■期間  2020年10月22日〜2021年1月下旬(学校によって異なる)」
引用:J1鹿島公式HP

 期間は終わっているので、過去の事例になります。この子ども向けのプログラミング教室は、先日川崎さんでもやっていましたね。親会社がメルカリになって、こういう事業をやりやすくなったのでしょうか。それにしても鹿島市と、スマートシティー事業の推進などによる地域課題の解決を目的とした「地方創生に関する包括連携協定」を締結したというのはすごいですね。覚悟が違います。
   
【事業アイデア大募集! 新しい地域づくりにチャレンジするためのピッチコンテスト「Pitch & Match」】
「鹿島アントラーズは1月27日、アクセラレーションの機会(PoC、実証実験など)を提供するピッチコンテスト型のプログラム「Pitch & Match」を開催することを発表した。
 この取り組みは、プロサッカークラブならではの経営資源を活かし、テクノロジーを使って新しいエンターテインメントの見せ方やまちづくりを、多くの事業者様と進めていくことを目的としている。」
「募集制限はなく、様々な企業とともに地域づくりを進めていくつもりだ。カシマスタジアムを始めとした鹿島アントラーズのホームタウンである鹿行地域に、少し先の未来のテクノロジーをテスト導入する=ラボ化(研究室)することで、新たなライフスタイルの実証実験が行われることを目指していく。30周年という節目に、テクノロジーが交わる新しい地域づくりに向けた、新たな挑戦が始まった。
■「Pitch & Match」について.
 本イベントは、鹿島アントラーズがアクセラレーションの機会(PoC、各種実証実験等)を褒賞として提供するピッチコンテスト型のプログラムとなっている。」
「募集テーマ
1.先端的な技術が実装されたスマートシティ、スマートスタジアムの実現※
2.技術を用いたエンターテインメントの実現
3.ヒト・モノ・コトをつなぐカシマスタジアムという場を活かした取組み
4.プロスポーツクラブを中心としたサステイナブルな地域づくり
5.地域コミュニティにおけるウェルビーイングの向上
6.そのほか鹿島アントラーズをハブとした課題解決に向けた取組み」
引用:J1鹿島公式HP

 これも時期は過ぎています。J1鹿島や鹿嶋市などと共同で事業の実現をしたい企業・団体からの応募や事業アイデアを待っていたようですが、いいコラボ先は見つかったのかな。メルカリさんらしい、デジタルなテーマですね。メルカリさんが少しでも地域に溶け込みたい、一員になりたい、貢献したいという気持ちが伝わってきます。先日、トヨタ自動車の同じようなまちづくり計画が発表されましたが、似たようなイメージですね。そのまちづくりをトップチームを中心に進めていくというのはいいと思います。
   
【「鹿行の『食』を届けるプロジェクト」再開】
「鹿行地域の魅力的な「食」を販売する事業者と外出を制限されている消費者を結び、地域のPRと経済の活性化、活力アップを図ることを目的として、本プロジェクトを再開いたします。各店舗の紹介ページに加え、より多くの店舗が広く販売機会を得られるようなプロジェクトとすべく、準備を進めております。
 通販・テイクアウト・デリバリーでの購入が可能な地域の店舗・企業の商品を公式サイトにて公開、広く周知いたします。前回より掲載している店舗・企業につきましても、ご要望に応じて掲載内容の更新を順次進めていきます。掲載料は無料ですので、たくさんのお申込みをお待ちしています!
■掲載対象
 鹿島アントラーズのホームタウン(鹿嶋市、潮来市、神栖市、行方市、鉾田市)及び近隣地域の企業及び店舗
■お申込み方法
 下記特設フォームよりご確認ください。特設フォームはこちら
■掲載日
 お申込みいただいた店舗(企業)から順に、特設サイトへ掲載いたします。」
引用:J1鹿島公式HP

 このホームタウンの飲食店紹介企画は前からありましたが、そのテイクアウト版のようですね。よく「地方創生」 の推進企画を口にされるところがあるようですが、鹿島さんのようなレベルの事を実施しないと、地方創生や魅力アップにはつながらないと思います。自分達目線ではなく、地域目線でものを見ないと言ってみるだけ、コラボ商品を作ってみても盛り上がりを欠けたまま、いつの間にか販売打ち切りになっていたというパターンかもしれません。その点、鹿島さんは地域目線、ホームタウン目線で考えているから成功するでしょう。という事で今日はアントラーズまつりになってしまいました。
J1鹿島関連: / /  / /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers

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