リスペクトコラムです。
またかいなという報道が今朝早く流れました。何年かに一度出てくる観測気球的な情報だなと当ブログではすぐに直感しました。過去にもホームタウン地域撤廃など、当ブログのように長いファン・サポーターならすぐに反対するような情報が出ていましたね。当ブログのアーカイブ(記事最下部参照)でリスペクトできています。最初に聞いた時に今回はスルーしようかと思いましたが、Jリーグ公式HPでコメントが出たので、記事にする事にしました。全く・・・またプチ騒動で終わるのにと。まずはそのスポーツ報知の元記事です。
【来季からJリーグクラブ名称に企業名「解禁」へ 発足から30年 収入増へ改革実施 19日にも正式決定】
「Jリーグが、スポンサー企業名入りのクラブ名称を認める方向で最終調整に入ったことが12日、分かった。19日に開かれる理事会で承認されれば、来季から施行される。1993年のリーグ開幕から、地域密着を打ち出すために企業名を入れることを認めていなかった。複数の関係者によると、開幕から30年が経過し、Jクラブのあり方が周知、理解され、コロナ禍明けで苦しむクラブ経営のメリットを拡大する狙いがあるという。
Jリーグが企業名入りクラブ名称の“解禁”に踏み切る。関係者の話を総合すると、クラブ経営のメリットを増やすために議論されてきた同案は、すでにJリーグ、各クラブの代表者間で協議され、実施の方向で合意に達したという。実施時期については最終調整中だが、早ければ来季からクラブの権利として認められる可能性が高くなった。」
「関係者によると、Jリーグは今後、制限されている外資企業によるJクラブスポンサー参画条件を緩和する見通し。外資が日本市場に名前を広めるメリットを感じれば、今回の変更が動機づけの一つになる。海外の大きな資金力を持った企業が、Jリーグに参加することにもつながりそうだ。」
最初のスポーツ報知が2時0分。今朝、X(旧ツイッター)で鹿島さんの小泉社長と水戸さんの小島社長が引用投稿して否定していました。そして今日11時30分にJリーグから声明が発表になりました。いつもながら、いいタイミングで情報が出るよなぁと個人的に思いました。ライターの村上氏が「スポーツ新聞が飛ばし記事を出す→鹿島・水戸の社長が否定する。Jリーグの様式美ですね」とコメントされており、当ブログと見解がちょっと似てるなと思ってしまう。両社長が昨日から知っていたとは思いたくありませんが、村上さんの気持ちもわかるかな。
【一部報道について】
「本日、スポーツ報知より、『Jリーグが、スポンサー企業名入りのクラブ名称を認める』との報道がありましたが、本件は、実行委員会や理事会でも全く検討されていない内容であり、事実無根です。
Jリーグでは、Jリーグ規約にて『チーム名および呼称には地域名(ホームタウン)が含まれているものとする』と定めており、今後も地域と一体となったクラブづくり、サッカーの普及、振興につとめてまいります。
■Jリーグ規約 第31条〔Jクラブの名称等〕(抜粋)
(1)Jクラブの法人名、チーム名および呼称(以下総称して『名称』という。ただしチーム名および呼称には地域名が含まれているものとする)ならびにホームタウンは次のとおりとする」
今までは即日ではなく、1日か2日経ってからJリーグ側の否定表明が出ていたと思いますが、今回は早かったですね。まぁ、観測気球と思えば納得できるかな。過去の同じようなプチ騒動(Jプレミアやホームタウン撤廃構想等)でも、少しメディアで盛り上がって、いつしか消えていきました。でも火の無い所に・・・というのもあり、Jリーグの理事なり、実行委員に企業名を出したいと思っておられる方が着実にいるのでしょう。
【本田圭佑は賛成!Jリーグクラブ名称の企業名解禁報道に鹿島社長「根も葉もない」】
「明治安田生命J1リーグ・鹿島アントラーズの小泉文明代表取締役社長が、『Jリーグクラブ名称』に関する一部報道に反応。ネット上で注目を集めている。」
「小泉社長は13日未明にX(旧ツイッター)を更新。『全く根も葉もない」と報道内容を否定。『1ミリも実行委員会でも理事会でも議論が出てないですし、この記事が何を根拠に出たのか不思議でなりません。本当に解禁されるなら、僕らクラブ経営者は全く知らない話しです』と綴ると、ファン・サポーターからクラブ名称に関して様々な意見が寄せられている。」
本田氏のコメントは省略させていただきました。深読みしすぎかもしれませんが、Jリーグ実行委員会で14日に、全60クラブに「賛同する」「賛同しない」「継続的に議論すべきことがあり賛同できない」から選択して投票し、その結果を受けて19日の理事会で最終決定する予定だそうですが、否決されるかもしれない可能性が出てきたため、ならばという事で、親企業がある数クラブで観測気球を打ち上げていたりしてと、ちょっと推測してしまいました。結果はそうならないのはわかっているのに、とりあえず反応を見てみましょうと。
やはり親企業のあるJ1の主要クラブは、欧州と見比べてみて、歯がゆさを感じて、何かJリーグが大化けできないかと、いつも考えているのではないでしょうか。とにかく結果はともあれ、今月は何か賑やかですね。どういう結果になっても当ブログは今後もJリーグをリスペクトしていきます。
Jリーグ組織関連(Jプレミア制騒動):https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210411
〃 (ホームタウン緩和・ネーミングライツ騒動):https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20211202
#がんばろう日本