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バスに乗って30分ほどで到着
いよいよ、安平地区を堪能していきます
まずは超有名スポット安平樹屋を目指します
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バス停からちょっと歩いたところに発見
安平樹屋を見るには、セットになっている洋館「徳記洋行」に入ります
チケットの絵柄は共通のようで、以前に赤崁楼に行ったときと似た図案であります
入館料 50元を支払って早速入る
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入り口すぐに、洋館の離れだったと思しき建物があります
ここが、書家の家だったのか、書道教室だったのか
中に書にまつわる展示があるので早速入っています
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こんな感じで、石版の机に水で字を書く練習ができるようになっておりました
ガラス戸に隷書の彫り物がしてあって、それが透けているんですが
これをなぞりながら練習するのかと思ったら、ただの飾り窓のようで
みんな黙々と自分の名前なんかを書いていました
久しぶりに毛筆を握ったけども、なかなか楽しい
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十分に遊んでから、今度は本丸の洋館に移動します
白亜の豪邸を地で行くというか、そもそもこういうものを言うんだろうと
そう思わされる洋館であります
ここは、イギリス人の商館だったそうでありまして、
清朝の頃に建てられたものなんだそうな
貿易の拠点として活躍していたようで、その頃の貿易品なんかも展示されている
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個人的に興味深いと思ったのがこの陶磁器でありました
ベトナムの安南焼に近い染付けでありました
清朝の頃というので、割と新しいものでありますけど
素朴な味わいがステキと見入ってしまったのであります
そうこうしながら、洋館もいよいよ後にして本命の安平樹屋に移動
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じゃーん、なんて音をつけたくなる
これが有名な安平樹屋(アンピンシューヤー)であります
榕樹の樹に食い破られた倉庫でありまして、
自然の凄さというか、ラピュタ的なものを彷彿とさせるものであります
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壁面を伝う榕樹(カジュマル)
本当にもう、ラピュタっぽい
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屋根を突き破って伸びる枝、凄い迫力である
どこから樹で、どこから倉庫なのか、ほとんど見分けがつかないほど
縦横無尽に枝が張っているという印象でありまして、
見学するのに、専用の通路みたいなのがさらにこしらえてありまして、
そこを上り下りしながら、全体を見渡したり堪能できたのでありました
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内部はこんな感じで、天井から枝が降りてきている
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もはや屋根も吹っ飛んでいる
と、まぁ、有名観光地だけあるなという高い満足感を得た次第
ただ、樹を見ただけといわれればそうなんだけども、
これはなかなか見ごたえのある建造物というか、スポットだと感じました
年々台風とかにさらされて、倉庫部分が朽ちていっているそうなので
ひょっとすると、そのうち見られなくなるかもしれないと思えば
早いうちに見られてよかったと思うのでありましたとさ