誰が音楽をタダにした?──巨大産業をぶっ潰した男たち 著:スティーヴン・ウィット
1990年後半から、2008年頃までに音楽業界に起きた変動、
その内幕といってもよい、ギーグたちのことを探った本でした
凄い面白かった、まさにその当時、同じようにアングラを
少しだけうろうろしていた身分には、非常に楽しい、
ある種の懐かしさも感じるような内容でありました
題名から、ジョブズ的な話かと思っていましたが
そうではなく、扱っているのは「MP3]についてでありまして、
日本でも古くは「もせ3」とか読んでたそれである、
Warezとか、そういったものの黎明期から
興亡を描いていました
内容は、特に音楽に関してというところで、
MP3という技術が開発されたこと、
その知られざる苦悩ともいうべき、音楽業界で
学者さんがうまいこと商売できなかったお話から、
このMP3を使うために、Winampがリリースされるあたりだとか
もう、楽しくて仕方なかったのでありました
最も興味深かったことは、
あれだけ氾濫していたMP3たちのほとんどが、
ごく一部の人物たちによって作られ、世に出されていたというのが
衝撃的といっていいのか、MP3を放流するスキームを支えていた
謎の集団が居たという事実が面白すぎたのであります
金にもならないのに、そこにある
誰よりも早くリークしたなんていう、しょーもない称号のために
あれやこれやとやっていたというのも
なんとも面白かったのでありました
大きくは、MP3の開発者たち、Warezを行うものたち、音楽業界の重鎮たちと
3つのシーンから当時を描いていて、正直あんまり興味ない業界なので
出てくるアーティストとかはよくわからなかったんだが、
それぞれに成功者と落伍者とが出ていて、
歴史があったんだと思わされる内容でありました
CDという産業が滅びていく様と、
それにしたがって、ショービジネスが台頭していく、
フェスやライブが主体となっていくことなんか、
経済的にといっていいのか、非常に興味深い変遷だなと感じたりしながら
思った以上に楽しめる一冊だったと思うのであります
1990年後半から、2008年頃までに音楽業界に起きた変動、
その内幕といってもよい、ギーグたちのことを探った本でした
凄い面白かった、まさにその当時、同じようにアングラを
少しだけうろうろしていた身分には、非常に楽しい、
ある種の懐かしさも感じるような内容でありました
題名から、ジョブズ的な話かと思っていましたが
そうではなく、扱っているのは「MP3]についてでありまして、
日本でも古くは「もせ3」とか読んでたそれである、
Warezとか、そういったものの黎明期から
興亡を描いていました
内容は、特に音楽に関してというところで、
MP3という技術が開発されたこと、
その知られざる苦悩ともいうべき、音楽業界で
学者さんがうまいこと商売できなかったお話から、
このMP3を使うために、Winampがリリースされるあたりだとか
もう、楽しくて仕方なかったのでありました
最も興味深かったことは、
あれだけ氾濫していたMP3たちのほとんどが、
ごく一部の人物たちによって作られ、世に出されていたというのが
衝撃的といっていいのか、MP3を放流するスキームを支えていた
謎の集団が居たという事実が面白すぎたのであります
金にもならないのに、そこにある
誰よりも早くリークしたなんていう、しょーもない称号のために
あれやこれやとやっていたというのも
なんとも面白かったのでありました
大きくは、MP3の開発者たち、Warezを行うものたち、音楽業界の重鎮たちと
3つのシーンから当時を描いていて、正直あんまり興味ない業界なので
出てくるアーティストとかはよくわからなかったんだが、
それぞれに成功者と落伍者とが出ていて、
歴史があったんだと思わされる内容でありました
CDという産業が滅びていく様と、
それにしたがって、ショービジネスが台頭していく、
フェスやライブが主体となっていくことなんか、
経済的にといっていいのか、非常に興味深い変遷だなと感じたりしながら
思った以上に楽しめる一冊だったと思うのであります