CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【映画】関ヶ原

2017-08-28 19:50:17 | ドラマ映画テレビ感想
久しぶりに映画を見てきました
昨年に近所で撮影があるのでエキストラというか
手伝い参加したりして、個人的に大変思いいれがあったので
わくわくして見てきたのでありますが
これがまた、予想以上にといっていいのか、
よく考えたら原作読んでないと気付いたんだけども
ともかく、面白い戦国ドラマでありました

司馬遼太郎原作で、関ヶ原を三成側から描いたと
そういう物語でありました
ここのところというか、これまで随分と戦国ものの物語を見ていたおかげで
非常に楽しいというか、個人的にはひとつの集大成として
この映画を見られたように感じられて、
なんだか感動ひとしおでありました(きわめて個人的な感傷である)

さておき、原作を知らないからどこまで忠実だったか
さっぱりわかりませんでしたけども、
関ヶ原時の各隊の動きというか、その裏側なんかが
かなりのダイジェストなのに、凄くわかりやすくて
なんというか見ているだけでわくわくする
本当、久しぶりに楽しんだ映画でありました
合戦シーンは最後のほうだけなのだけども
そこまでの謀略というほどでもないが、三成と家康とのやりとりや
策謀なんかが、司馬語りのナレーションとともに進んでいって
これもまた、見る小説みたいな感じで
個人的にツボでありました、面白かったな、こういう按配で
ほかにも見てみたい、国盗り物語とか

ちょっと早足なので、前提に関ヶ原のことを知ってないと
難解というでもないけど、人間関係がややこしくも見えるなと
感じたりしたのでありますが、
大河ドラマで鍛えられていると、この数年の分を
一気に復習できるようで楽しく見終えられるのであります

豊臣内における、尾張派閥と近江派閥という
そんな見せ方なのが、個人的には新鮮でありまして
あったのかもしれないし、どうだったのかなと
ちょっと考えさせられたのであります
また、最近は持ち上げられっぱなしの大政所さまが
割と悪いというか、まぁ立場上仕方ないけども
家康側つまり、敵側で描かれているのも
なかなか新鮮に写って面白かったのであります
何よりも、秀吉役の滝藤さんの名古屋弁がよくて、
さほどに登場しないのに、短時間で年食った演技に変えないといけないし
それでいて迫力をと難解なところを見事に演じられていたように見えて
感心しきりでありました

見所は様々にあったようにも思うのですが
やっぱり合戦シーンの作りこみというか、
久しぶりに軍勢というか、軍馬入り乱れる合戦風景を大画面で見られて
感激だったのでありました、あれだけで見る価値があったと
個人的には満足なのである
相当の馬のスピードでぶつかったりしてたし、
槍の扱いも上から叩いていたしと、なかなか面白くて
見逃せないという感触でありました

また、馬上殺陣を遺憾なく主役の岡田さんが演じていて
というか、嬉々としてやってるようにしか見えなくて
流鏑馬めいたシーンとか楽しそうだなぁすげぇなぁと
あっけに採られてしまったのであります

あとは、左近役だった平岳大さんがお父さんそっくりになってしまって
なんというかな、血は争えないものなんだなと
演技の感じは違うのだけども、姿に面影を見つつ
見事な迫力で楽しかったのでありました、素晴らしい

兜や旗を見てるだけでどの武将がどう動いていてと
やっぱりこのあたりが一番面白いところだったのでありますけども
個人的に、わざわざ関ヶ原を歩いてまわった甲斐もあって
見ているシーンが、どこだったのかとかそのあたりが
ありあり浮かぶようでもあり、なんとも楽しくて仕方なかったのでありました
南宮山あたりの撮影風景も見たことあるところだとか
なんか、いつもと違うテンションで見てしまったんだが
ともかく、全体的に楽しめた
非常によい映画だったと思うのであります