アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

クマガイソウ(熊谷草)の花

2008-05-02 | 動物

西光院のクマガイソウ(熊谷草)が満開になっていた。
クマガイソウ、アツモリソウの名は、膨らんだ形の唇弁を昔の武士が背中に背負った母衣(ほろ)に見立て、がっしりした方を熊谷直実(くまがいなおざね)に、優しげな姿の方を平敦盛(たいらのあつもり)にあてたものだそうだ。
ラン科 アツモリソウ属
(撮影2008年4月25日午後3時頃)

クリックで拡大します


 花弁は細い楕円形で緑色を帯び、唇弁は大きく膨らんだ袋状で、白く、紫褐色の模様がある。
唇弁の口は左右から膨らんで狭まっている。


 皆揃ってこちらを向いて咲くクマガイソウ
葉は対生するように2枚付き、それぞれ扇形で特徴がある。


 クマガイソウの姿。


メモ

・クマガイソウの地下茎は節間が長く、全長はしばしば1m以上になる。しかも硬く柔軟性に欠け、普通の植木鉢に収めることは難しい。また、先端の生長点は鉢の内壁などに当たると枯死するため、鉢植えに適さない。
・栽培技術が確立されていないので、自生地は乱獲により、絶滅寸前。環境省のレッドデータブックで絶滅危惧II類 
  フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より