アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

イシミカワ(石実皮)の花と果実

2010-09-08 | 植物

大堀川緑地沿いの荒れたままになっていた民有地が開墾されて畑にかわりつつある。一部荒地になっている場所に、沢山の野草の中に、イシミカワ(石実皮)を見つけた。葉柄に鋭いトゲが下向きについているので、触ると引っ付かれる。
タデ科 イヌゴケ属
撮影2010年9月5日午前6時ころ
画像クリックで拡大します


  イシミカワ(石実皮)の蔓の先に丸い皿状の苞葉に乗る形で花が見える

 


  イシミカワ(石実皮)の蕾と果実
萼に色がついて果実を包んでいる。細いものが花だが、花弁はなく、3ミリくらいの萼が5深裂する。今回萼が開いている花は撮れなかった。

 

メモ

・日本全土の河原や道端などに生えるつる性の1年草。
・茎には下向きの刺があり、長さ2m以上になる。
・葉は三角形で葉柄は葉身の基部近くに楯状につく。
・つけ根に皿状の托葉がついて茎を抱く。
・花穂は短く、枝先に丸い皿状の苞葉に乗る形でつく。
・花弁のない花は小さくて目立たないが、果実がブドウの房のようにかたまってつく。
・萼は長さ3mmほどで、深く5裂する。
・果時には萼が藍色の肉質となって果実を包む。
・イシミカワの果実は緑→赤紫→コバルトブルーに変色する。
・花期は7~10月。
参考文献 山渓「日本の野草」


2006年10月撮影のイシミカワ(石実皮)