ザムザ阿佐ヶ谷にて、今日、劇団金子第三回公演「喝采に嗤うダリア -煌煌心中箱-」を見てまいりました。
ラスト日の昼の部でしたが、会場は満杯で多くの人、そして老若男女(お子様はいませんが)で埋め尽くされていた事に、ご贔屓劇団ゆえに嬉しさを感じました。
トップにてお知らせ掲載させていただいてきましたが、もし、それにてご興味を持っていただけた方がいらしたら、この場を持ってお礼を言わせていただきます。ありがとうございました。
ここまでやっていると、さながら関係者のようですが、そうではありません。ただこの劇団を応援したくなる理由があるのです。さながら子供を思うようなものです。だからなのか、結構見方も厳しくなってしまうのですよね。ちょっとだけちょっとなと思うことありました。もちろんそれについては書きませんが、一点だけ願望的なものは書かせていただきました。お許しあれ。
とは言っても、お話はサスペンス、かなり面白かったです。
「身毒丸ー復活」のパンフレットの中に、蜷川さんの「幕開き三分が勝負」という言葉があって、私はその言葉がいつもお芝居を見るときに思い出されてしまいます。
それで言うと、
「今、見ていますか?」
とヒロインが爽やかに監視カメラに呼びかけるシーンは、掴みはo.kと言ったところでしょうか。ぐっと来ました。
「今、見ていますか。」
この言葉って、意外と切ない。今私の事を見ていて欲しい、思っていて欲しい、着ぐるみを脱いだ本当の私を見て欲しい・・・・
着ぐるみ・・・
みんな、みんな何かの着ぐるみを着て生きているでしょう。それを外したときの私を見て・・・
なんてね。
おいおい、最初の一言目のセリフでこんなに書いてどうするんだ。
演出が斬新的でした。監視カメラと言う設定もあって、映像を上手く使っていましたね。
効果的な部分や心に食い込んでくる部分もあったのですが、だったら、最後辺りの逃走劇の部分も、もっと上手く活用して欲しかったなあと思ってしまいました。利用して緊迫感をもうちょっと・・・・ムニャムニャ
あそこ、高山さんのかっこいい見せ場でもあり、それと狂気の人が襲ってくる恐ろしい場面でもあり・・・・
でも主人公の青年の気持ちを映像で語らせて、ヒロイン失踪と言う切り替えは上手いなと思いました。と、その時大概のミステリー好きには犯人は分かってしまうと思います。ゆえにその後の展開が切ない。
ミステリーの醍醐味は、あらかじめ立てた予想にパズルが当てはまっていくと言うところにあると思います。
パズル嵌め、なかなか面白かったですね。
あのセリフもこれもフムフム・・
だけど伏兵がいて、混乱させる・・・
そして11体目のマービィの秘密、急に止めてしまった前任者の秘密などなど物語全体のパズルが当てはまって行く面白さもありましたね。
と言ってもですね、隣に座っていた母などは、とんでもない時に
「あの子は犯人じゃないよね。」と、分かったように独り言。
分かったのはそこか・・。
思わず「しっ!」と強く言ってしまった事は家に帰るまでの私の反省点です。
母上殿、すまぬ。
と、それはともかく、私が劇団金子のシナリオと馬が合うのは、ラストの〆にラストドリームを使うからかもしれません。
夢は私にとってもテーマなので、心に食い込むのです。
ラストドリーム、その心中箱を開けてみたら、そこには。
そう、夢はいつだって明るくて、夢の中では辛い気持ちも抑えて、彼女の為に言ってあげる事が出来たのに。
高山の好きなドリンク剤の名前。
そして余ったからくれた、ついでのようなドリンク剤。でもそれは本当に彼女が青年にくれたもの。
心中箱の中身は指であったか髪であったか。
でも受け取った者には、それはどんな重みがあったのだろう・・・
青年の涙には、ちょっとジーンとしましたね。
ついでですが、多くの人と絡んで仕事をするということは良い事だなと思いました。
またもオマケですが、阿佐ヶ谷は面白そうな町でした。阿佐ヶ谷から高円寺までなんとなくぶらぶらしてみたい感じです。いつか実行しようと思います。もちろんその時のテーマソングは吉田拓郎の「高円寺」
だって~、毎日電車に・・・♪
ラスト日の昼の部でしたが、会場は満杯で多くの人、そして老若男女(お子様はいませんが)で埋め尽くされていた事に、ご贔屓劇団ゆえに嬉しさを感じました。
トップにてお知らせ掲載させていただいてきましたが、もし、それにてご興味を持っていただけた方がいらしたら、この場を持ってお礼を言わせていただきます。ありがとうございました。
ここまでやっていると、さながら関係者のようですが、そうではありません。ただこの劇団を応援したくなる理由があるのです。さながら子供を思うようなものです。だからなのか、結構見方も厳しくなってしまうのですよね。ちょっとだけちょっとなと思うことありました。もちろんそれについては書きませんが、一点だけ願望的なものは書かせていただきました。お許しあれ。
とは言っても、お話はサスペンス、かなり面白かったです。
「身毒丸ー復活」のパンフレットの中に、蜷川さんの「幕開き三分が勝負」という言葉があって、私はその言葉がいつもお芝居を見るときに思い出されてしまいます。
それで言うと、
「今、見ていますか?」
とヒロインが爽やかに監視カメラに呼びかけるシーンは、掴みはo.kと言ったところでしょうか。ぐっと来ました。
「今、見ていますか。」
この言葉って、意外と切ない。今私の事を見ていて欲しい、思っていて欲しい、着ぐるみを脱いだ本当の私を見て欲しい・・・・
着ぐるみ・・・
みんな、みんな何かの着ぐるみを着て生きているでしょう。それを外したときの私を見て・・・
なんてね。
おいおい、最初の一言目のセリフでこんなに書いてどうするんだ。
演出が斬新的でした。監視カメラと言う設定もあって、映像を上手く使っていましたね。
効果的な部分や心に食い込んでくる部分もあったのですが、だったら、最後辺りの逃走劇の部分も、もっと上手く活用して欲しかったなあと思ってしまいました。利用して緊迫感をもうちょっと・・・・ムニャムニャ
あそこ、高山さんのかっこいい見せ場でもあり、それと狂気の人が襲ってくる恐ろしい場面でもあり・・・・
でも主人公の青年の気持ちを映像で語らせて、ヒロイン失踪と言う切り替えは上手いなと思いました。と、その時大概のミステリー好きには犯人は分かってしまうと思います。ゆえにその後の展開が切ない。
ミステリーの醍醐味は、あらかじめ立てた予想にパズルが当てはまっていくと言うところにあると思います。
パズル嵌め、なかなか面白かったですね。
あのセリフもこれもフムフム・・
だけど伏兵がいて、混乱させる・・・
そして11体目のマービィの秘密、急に止めてしまった前任者の秘密などなど物語全体のパズルが当てはまって行く面白さもありましたね。
と言ってもですね、隣に座っていた母などは、とんでもない時に
「あの子は犯人じゃないよね。」と、分かったように独り言。
分かったのはそこか・・。
思わず「しっ!」と強く言ってしまった事は家に帰るまでの私の反省点です。
母上殿、すまぬ。
と、それはともかく、私が劇団金子のシナリオと馬が合うのは、ラストの〆にラストドリームを使うからかもしれません。
夢は私にとってもテーマなので、心に食い込むのです。
ラストドリーム、その心中箱を開けてみたら、そこには。
そう、夢はいつだって明るくて、夢の中では辛い気持ちも抑えて、彼女の為に言ってあげる事が出来たのに。
高山の好きなドリンク剤の名前。
そして余ったからくれた、ついでのようなドリンク剤。でもそれは本当に彼女が青年にくれたもの。
心中箱の中身は指であったか髪であったか。
でも受け取った者には、それはどんな重みがあったのだろう・・・
青年の涙には、ちょっとジーンとしましたね。
ついでですが、多くの人と絡んで仕事をするということは良い事だなと思いました。
またもオマケですが、阿佐ヶ谷は面白そうな町でした。阿佐ヶ谷から高円寺までなんとなくぶらぶらしてみたい感じです。いつか実行しようと思います。もちろんその時のテーマソングは吉田拓郎の「高円寺」
だって~、毎日電車に・・・♪