今年はほとんど映画館に足を運ぶことが出来ないでいて、これが今年5本目でほぼ二か月ぶりになってしまいました。
最初の方の場面でスノードームの中の雪が舞った時、瞳が濡れました。
それはドライアイ防止のための自己防衛と言うわけではなく、乾いていた心にゆっくりと水が注がれたような感じです。
― 好きなもの、それに触れる事は自分に水をあげる事。
私はそう思いました。
「キングスマン」。
予備知識なし。
空いている時間に見る事が出来る映画がそれだったのです。
でも気にはなっていました。
ネット徘徊で出会った感想では、皆が褒めていましたから。
やっぱり私はツイています。
それしか見る事が出来なかった映画がこの「キングスマン」だったなんて。
メッチャメッチャ面白かったです。
なんたってコリン・ファースがかっこ良すぎでしょう。
ワタクシ、ホラーもアクション映画も大好きなのですがスプラッタも残酷シーンも苦手と言う自己矛盾を抱えていて、時々支払ったお代金のいくらかを、目をそらすと言う行動にてどぶに捨てていると思うのです。
とあるシーンでは、私的にはちょっと限界でかなり右を見たり左を見たり。
この映画を見た人は、「へえ、あの程度で。」と思われることは間違いないと思います。
でも右を見て真正面のコリンさんを見て、左を見て真正面のコリンさんを見る。
いつでも彼はカッコいい~。
家に帰って来てから、またまたいろいろなサイトに出掛け、いろいろ読んでしまいました。
そしたら、なーんだ。
「キックアス」の監督の作品だったんですよ~。面白いはずです。
コリンがトレーニングをして、あのキレキレのアクションシーンを見せてくれたと言うのも読んでなんだか嬉しかったのですが、ワタクシ、「るろうに剣心」の志々雄真実の殺陣をふと思い出してしまいました。
人の心を揺さぶるものって、物語の内容ばかりではなく、人のウゴキにもあるんですよね。スポーツの美学のようなもの。
そして人に心が躍り血が沸き立つような想いをさせるそのアクションって言うのは、その人の陰の努力の積み重ねによる結果に他ならないんだなと思ったのでした。
えっ?
このような映画の感想なのに、硬いねって?
そうなの。
なんたって、私、真面目な人なもんだから、何でも真面目に考えちゃう・・・・
・・・・なんちゃって。
本当は
うっしゃほ~♪
と言うテンションで見た居たのですが^^
〈以下、ちょっとだけネタバレ感想です。〉〈一番下に予告編を載せておきました。〉
押してね♪ ↓
コリン演じるハリーが映画で何かを例えようとしても、ゲイリーは見ていなくてほとんどわからないのに
「マイフェアレディみたいなものか」
「あれは見たのか。」の反応。
その反応の仕方に、何かリメイク版か何かで出ているのかなと思ったら、2016年の舞台で、コリン・ファースは「マイフェアレディ」をやる事が決定しているんですってね。
残酷シーンは苦手と言いましたが、あの頭花火のシーンはシュール過ぎてO.K。
と言うより、「ざまあみさらせ」って思ったわ。
新人のタロン・エガートンもかっこ良かったですね。スーツに身を包んで眼鏡を掛けたら、なんかハリーに似ていたのでトキメいてしまいました。
とにかく出演者は、嫌味な野郎も、みんなみんな良かったですね。
悪は悪に徹し、嫌な人は嫌な人に徹し、同情の余地がないのも小気味が良かったです。
上記に書いた「とあるシーン」と言うのは、教会のシーンです。
カフェのシーンはホレボレとするばかり。
最後にゲイリーがそこに戻っていく所も、凄く良い。
既に続編決定とか。
次は日本でのシーンもあるみたいで・・・・
って、この先は知りたくない人もいるかもしれないので、今は違った意味のシーンかな。
映画『キングスマン』予告編