東京で紅葉が遅れていると言うニュースを聞きながら、心のどこかで邪な私のろくでもない声が囁きました。
― フフフ。私がお出掛けするのは「渓谷」と言う所なんだから、きっと気温も東京よりは少々低くて、私は紅葉を見ちゃうもんね。
ああ、悪しき心は罰せられるものなのです。
養老渓谷に着いてみれば、ホテルの食事時に感じた予感は完璧に当たって「紅葉は何処?」状態。それに加えて前日までの雨のせいで水までも濁っていました。足元もさながら粘土の上を歩いているようでした。
11月26日にお出掛けした「久しぶりのはとバスツアー〈ホテルでお食事〉」の続きです。
じゃあ、私と友達ががっかりしてしまったのかと言うとー。
私も友達もポジティブ思考の人間。
ポジティブ人間、なめてはいけません。
トップ画像は、唯一と言うわけではありませんが、一番綺麗だった紅葉ポイントです・・・・〈これでも^^〉
そして粘土のような道を歩いてきた私たちが見たこの風景ー美しい形の風景ーは思っていた紅葉の風景を見る事が出来なかったとしても、満足の行く景色だったのでした。
そこは「弘文洞跡(こうぶんどうあと)」と言う場所です。それについては→ここ
私の記憶が定かならば「養老渓谷」は、凄く綺麗な所なのです。
下の画像も、もし晴れていて光などがきらきら当たっていたら。とっても綺麗だと思います。
思わずネット検索してみたら、下の画像の場所なんか、本当に「びっくりぽん」な場所だったのですよね。
あまりに赤くなくて「びっくりぽんや」。
でもこういう何気ないトンネルの風景、好きなんです。
「養老渓谷」に来たのは、実は二回目。
「びっくりぽん」と言ったら、ここには初めて来たら、そう言いたくなるような場所があるのです。それは置き石の橋。
途中で貧血とか起こして、ふらっ~なんて決して出来ない橋なんです。
前に来た時に、お婆さんがあと一歩で岸に上がると言う時に落ちてしまったんです。振り向いたお連れ合いの人が、そこで一言。
「なにやってるんだ!!」
なんて酷い事を言うんだと思ったと同時に、周りの女性陣からガミガミガミと雷が四方八方から落ちました。
いやいやいや、女性を敵に回したら怖いと言う事が言いたいのじゃなくて、落ちる人もいるんだと言いたかったのです^^
しかも今回は水量が増えて・・・・・。
水が石にかかってしまっています。
以下は出口近くにある出世観音に至る道。
時間などの都合で、橋を渡ったり石段の途中まで上ってみたりしただけでしたが、面白かったです。
こうようはないよう。
って、言ってみたかっただけ。あっ、くだらない^^;
でもこれ、11月の26日の事ですから、今頃は凄く綺麗な「養老渓谷」かも知れません。
1時間近くの散策を終えバスに戻ってくると、私は言いました。
「ここはここで楽しかったな。」
「うん、私も。」
「特に、あの置き石の橋が。」
「そうそう、あそこが一番楽しかったね。スリルがあったよね。」
「うん、緊張したわ。」
もう少し水量が増えたら、ここでの散策には制限が付いてしまったかもしれません。
だけれどあの水量であったらがこそ、あのスリルは生まれたのだと思います。
なんかラッキーだったんじゃないかしら。
次回はドイツ村。