上の囲みは、昨年の12月17日に投降した記事です。昨年の今頃は洗濯機が壊れ、そのために右往左往した毎日を数日過ごしていました。半強制的ではありましたが、何気に12月をお片付け強化月間と考えると、それなりに頑張っていたように思います。
今年も、実は地味にやっています。
11月に初めていらっしゃるお客様をお迎えしたので、ちょっと気合を入れてお片付けをしました。その後もちょっとずつやっています。普通の家事は好きではありませんが、お片付けは楽しい。
いっきにやりたい気分になる時もありますが、12月は仕事の量も微かに増えてちょっとした外出も多かったものですから、いっきにやるのは難しい所です。加えてセカンド猫ちゃんを迎えました。この猫ちんがまた頗るやんちゃで、まだ10日しか過ぎていないのに私はヘトヘトです。
ー 孫は若いうちじゃないと看る事が出来ない。
そう言うけれど、きっとそれ本当ですよ。猫でこんなに疲れてしまうのですから。
そうなんです。最近の私は少し疲れています。今日も電車に乗っている時に、自分の中に命の塊のようなものがあるとすれば、それがきゅっと小さくなっているように感じました。
人はそんな感覚を繰り返し老いていくのかしら。
その命の塊って、生命力と言うものだと思うのです。
その生命力を培うものって、もちろん健康と言うのが第一なのですが、毎日の生活とちゃんと向き合って感謝しながら生きると言うことかもしれないなと思いました。
好きなものがたくさんある私の毎日。
花の飾りを習いに行ったり、下手なピアノを猫に聴かせたり、お芝居を見に行ったり絵画展に行ったり、友達とお食事して楽しい会話に花を咲かせたり、仕事を介して若い人や子供たちと会話をしたり、私の毎日ってなんて贅沢なんだろう。
それなのに時々、私、一人の部屋でとってもつまらない顔をして座っています。そしてなかなか立ち上がれないでいます。それはきっと今の生活よりも先の不安で心が満たされているからじゃないかと思うのです。
見えない未来の不安より今の自分の生活をしっかりと受け止め感謝することにいたしましょう。
だけど、見えない未来を想うことは決して悪い事じゃないとも思うのですよ。
先日夢を見ました。
いつも夢は長いのです。でも覚えているのはたいがいラストの所だけです。
「スターウォーズ」の新作の試写会に当たった夢です。観に会場に向かうと奇想天外な事件に巻き込まれ〈かなり面白かったのに覚えていません。。〉とうとうその映画を見る事は出来ませんでした。諦めてラウンジのレストランに一人で来ました。
どの席も埋まっていて、やっと大きな花瓶の横に空いている席を見つけました。二人席と、カウンターでもないのに椅子が一つしかない席と。
私は一人でしたが二人席に座ろうとしました。
「お客様。」
その時お店の人が焦ってやって来て、そちらの一人席に移って欲しいと頼まれたのです。
仕方がないなと席を移ると、お店の人は言いました。
「すみません。ここにジョージ・ルーカスがインタビューを受けに来るものですから。」
「ええっ!!じゃ、もしかしたらここはカメラさんの席でしたか?」
「いいえ、違います。そのおひとり様の席はラッキー席なんですよ。」
― えっ、それ、企画のひとつかな。じゃ、話しかけてもいいんじゃないかしら。新作、見ましたとか言っちゃう?あっ、新作、彼が監督じゃないじゃん。じゃ、「私はあなたの映画のファンです。」でいいか。それ英語で言うと・・・・
本当にワクワクしました。
夢は彼が来る前に覚めてしまいました。でも私はその日はずっと幸せな気持ちでいたのです。
朝、目が覚めて一日が始まると、それはジョージ・ルーカスが隣の席に座る・・かも知れない素敵な一日の始まり。
明日も素敵な一日でありますように。