WOWOWで放送し録画してあったものを、1月の最後の日に観ました。
このお芝居、劇場でやっていた時もとっても気になっていたので、WOWOWで放送が決まった時は本当に嬉しかったです。
だけど、これは、私は劇場に行かなくて良かったと思いました。
そのラスト、私は声をあげて泣きました。
劇場ではできない事だったからです。
この時の公演数はどのくらいあったのだろうかと私は思いました。
あのお芝居を、その公演数だけ繰り返したのかと思うと、心が震えました。
映画も好きだけれど、やっぱりお芝居は「凄まじさ」と言うものを感じさせます。
これはネタバレでは詳しく感想は書けないと思います。
なぜなら2月19日から27日まで有料配信されるからです。チケットは今日5日から販売されています。
詳しい事は→ここです。
気にはなっていたけれど、全く情報を持っていませんでした。せいぜい主演は高橋一生さんで白石加代子さんが出るくらい。もちろんNODA・MAPのお芝居。そのくらいの情報量。橋爪功様ごめんなさいと言う所ですね、まったく。
その他にも川平慈英 伊原剛志 前田敦子 村岡希美 野田秀樹 。
私的には、前田敦子さんは好きな女優さんです。
これから見られる予定で、ほんのちょっとの内容でもピーンと来てしまう方は、以下は見られてからまたご訪問下さい。HPに書いてあるあらすじ程度しか書いていませんが、ある種のネタバレはしているかもしれませんから。
誰もいない森の奥で、大木が誰も聞いてないのに、大きな音を立てて倒れる。その時天から神の声が落ちてくる。
舞台は恐山でイタコの白石加代子の元にダブルブッキングしてしまった男が二人尋ねてきます。
男たちは誰なのか。
神の声が入っている箱は何なのか。
途中で、私は「ああ、そうか。あの箱はあれだな。そして・・・。」と気がつきました。いや誰でも気がつくことなのですが、その気がついた途中からの感情移入度が凄く、このお芝居に「面白い」と言う言葉は不謹慎なような気もしてしまうのですが、確かに面白かったのです。
そしてラストは、本当に凄まじかったです!!
永遠プラス36年の意味。
「頭を下げろ!!」と言う威嚇のように言う言葉の意味。
だけど、本来は違った意味で使われたその言葉が、最後に違う意味を持って、私たちにエールを送ってくることが、また心から素晴らしく思えました。
「頭をあげろ !
頭をあげろ ! 」
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