多くの兵を持つ上総広常(佐藤浩市)を取り込むために、和田義盛(横田栄司)と共に義時は使者として彼の元に向かいました。
「どんな得があるのか?」と言う彼の問いに、義時は最初は上手く応えられません。
今の時点では、何の得もないからです。
だから義時は正直に、自分の気持ちを伝えます。
兄の想いを伝えて「凄く面白いと思うんです。」と。
「頼朝は担ぐに値する男か。」の問いに、義時はそこに居合わせてしまった梶原景時の顔を見ながら、
「鎌倉殿は今までどんな苦難も乗り越えて生き抜いてきた、強運の持ち主なんです。」と答えます。
その後、上総の家の前で立ち去ろうとする梶原景時を呼び止め、頼朝を見逃してくれた事の礼を言うのでした。
その時梶原景時は、なぜ頼朝を見逃したのかの理由を語ります。
それを聞いて、「良かった。」と思った私。
前回の「鎌倉殿の13人 第6話「悪い知らせ」」の中でそのシーンについて触れたからですが、メチャクチャな事は言ってはいませんでしたのでホッとしたのでした。
誰もが分かるシーンだったかもしれませんが、こういうのって思い込みも多々あるので、「やっぱし」と思えたら嬉しいものですよね。
「マンガ日本の古典 吾妻鏡」を読み終えたばかりですが、千葉常胤(岡本信人)の涙の為の沈黙や、頼朝が「これからそなたを父とぞ思うぞ。」と言うシーンは、実際にその中にあるシーンでした。
上総広常の遅参の話もそうで、ある意味今回のハイライトだったかもしれません。
あそこで欲しい兵の数に、遅参を見逃す様な男だったら、頼朝の首を取って大庭に土産に渡すと思っていたと言うのですから、やはり頼朝危機一髪でしたね。
「よくぞ言いましたね。」と安達に褒められると、頼朝が
「顔が怖いだよ・・・」みたいな事を言ったのは、たぶんアドリブですよね(笑)
ハイライトと言えば、遅参のシーンよりも、夜討ちの情報を得た広常がそれで頼朝の強運を試すシーンの方が面白かったです。
政子は頼朝の無事を知って泣いて喜んでいたと言うのに、頼朝ったらさ、旅先で早速女に手を出して、まーったく !! と、言う所なんですが、この亀の夫が乗り込んできて、逃げたところに夜討ちの輩が来て、またも危機一髪でしたね。
その他のお話としては、八重は父・伊藤祐親の所に、千鶴に立派なお墓をたてていただきとお礼(嫌味)に伺い、そして別れを言い放つのでしたが、情報が流れてしまうのは困ると幽閉されてしまいます。八重はその時、夫の江間の顔を見るのですが、立場的に八重の行動の報告はしても仕方がない事ですよね。
そして政子の所には、頼朝の腹違いの弟、阿野全成が尋ねてきます。
奥州では、義経が藤原秀衡と別れ鎌倉に向かいます。
と言うわけで、次回は「いざ、鎌倉」、楽しみです。
(だけど、ここでこのタイトル・・・ちょっと違和感があるなぁ・・・・独り言です^^)