かつてカータンさんのブログの愛読者でした。だけど彼女がブログを書く場所を変えた時から、あまり訪問はしなくなっていたのです。
だけどある日、ずっと彼女のファンだった友人が、今のカータンさんの介護生活の事を教えてくれたのです。
検索して、この本を見つけました。
ぜひ読みたいと思いました。
もしもこの本を数か月前に読んでいたら、私はそんなには感情移入はせずに、カータンさんのおうちの出来事として、もっと客観的に読んだのではないかと思いました。
だけど今この本を読むと、いちいち状況が見たかのように分かるのです。
そして役に立ちました。
彼女のお父さんは目の病気で老いてから失明してしまいました。
それまで面倒を見ていたお母さんが認知症になってしまったのです。
そこから姉妹の奮戦記が始まります。
私の父は10年以上前に亡くなってしまっているわけですが、それでも施設に入るお話は参考になりました。
コロナ禍での施設に入所した父と、その家族の関わり合い方にも深く胸を打ちました。
私も常々思っていることですが、認知症の人との関わり方は、少し突き放して見てみると、悲劇ではなくまるでコメディの様にも感じるなということなんです。
カータン家のお母さんとお父さんの介護も、明るく元気な介護で、いろいろと声を出して笑ってしまいました。
だけどこの先の事を書けば、大いなるネタバレになるので書けませんが、2022年は私も妹を失い夫も兄を失って、とんでもない一年に感じていました。
だけどその年が大変な年であったのは、我が家のみならず彼女の家もそうで、大きな出来事が二つあったのです。
本当にハラハラと涙が落ちました。
(注:主に漫画です。故に分かりやすく構えずに読めました。)
トップ画像は、マンションの花壇に咲いていた百合の花です。
////